脂肪肝にウコンは逆効果?ウコンの効用と肝臓への副作用について |

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脂肪肝にウコンは逆効果?ウコンの効用と肝臓への副作用について

ウコンの脂肪肝への効果と効能とは?

ウコンには、肝機能を活性化させる成分が含まれており、脂肪肝の予防に役立ちます。ウコンに含まれる有効成分が、脂肪の消化などを助けてくれるからです。では具体的にどのように脂肪肝や肝臓によいのか、お話していきましょう。

肝臓の働きがアップ

ウコンが肝臓によいとは一般的によく耳にしますが、一体どのようによいのでしょうか。よく聞くのは、二日酔いを予防するというもので、お酒を飲む前にウコンをとったりしますよね。これには、ウコンの種類の中でも一般的な、「秋ウコン」と呼ばれるものがお勧めです。

この秋ウコンには、「クルクミン」という成分が入っていて、このクルクミンに肝臓を強くする効果があり、二日酔いによいといいますね。二日酔いの原因である「アセトアルデヒド」という物質ですが、こちらを分解する働きが肝臓の役割のひとつにあります。

クルクミンは肝臓の機能を元気にさせてくれますので、このアセトアルデヒドの分解も助けてくれるんですね。また、クルクミンは胆汁の分泌を促してくれる効果もあり、肝臓の働き自体を助け、肝臓の弱った機能をよくしてくれるのです。

脂肪肝にも良いの?

このクルクミンですが、抗酸化作用もありまして、悪玉コレステロールの働きを抑えることも出来ます。秋ウコンに多いとされるクルクミンですが、ウコンには他にも春ウコンや紫ウコンなどがあり、こちらにもそれぞれよい成分が含まれているのはご存知でしたか?

特に、春ウコンや紫ウコンに含まれるエッセンシャルオイル成分の中の、「α-クルクメン」というものには、血中のコレステロールを溶かして、メタボリックシンドロームの主な原因となる、コレステロールの値を下げてくれる働きがあるのです。

このことから、脂肪肝にもウコンは効果があるといってよいでしょう。

ウコンの副作用とは?脂肪肝に悪影響?

このように、肝臓によいウコンですが、摂り過ぎると副作用もでてしまうので、注意が必要です。何らかの影響を体に与え、病気を予防したりする薬や健康食品は、使い方によっては体に悪さをすることは十分に考えられます。

ウコンには様々な栄養素が豊富に含まれており、適切な量を摂っていれば問題はないのですが、ウコンを摂り過ぎるとよくない方もいます。それは脂肪肝である人や肝機能が落ちた方です。

では、ウコンの何が、どう悪いのか、見ていきましょう。


ウコンで脂肪肝が悪化!原因は鉄分?

ウコンには豊富な鉄分が含まれています。脂肪肝とは、全体の肝細胞の3分の1が脂肪過多になっている状態のことを指すのですが、これが肝炎や肝硬変など様々な病気を招きかねない厄介なものです。

普段生活の中で食べ過ぎたりお酒を飲みすぎたりすると中性脂肪がどんどん肝臓に溜まっていき、知らず知らずのうちに脂肪肝になってしまっている人は多いです。そして脂肪肝からその先へと進んでいった場合、先ほど申し上げたウコンの鉄分が悪さをするのです。

結果的に、脂肪肝が肝硬変となってしまうことも考えられるのですが、なぜなのか、その理由をみていきましょう。

ウコンと鉄分の関係

ウコンに鉄分が多く含まれていますが、ウコン100gあたりの鉄分の含有量は41.4mgと、成人女性が1日に必要な鉄分の量である12mgを大幅にオーバーします。100gもウコンを食べる人はそういないとは思いますが、このように、ウコンの鉄分はなんとも豊富です。

ウコンの鉄分で脂肪肝が悪化?

この豊富な鉄分が、脂肪肝によくないといわれているのです。

肝臓では本来糖をエネルギーに変換してくれるミトコンドリアが働いているのですが、脂肪肝になって、肝細胞が脂肪で溢れてしまうと、ミトコンドリアが糖を取り込めずに、その代わりに脂肪をエネルギーに変えるようになってしまいます。

するとミトコンドリアは機能を停止してしまいます。そのことが肝機能の低下さえも招いてしまい、肝炎などの病気へと繋がってしまうのです。

中でも、お酒を飲まない人がなってしまう肝炎として「NASH」というものがあります。これは「非アルコール性脂肪肝炎」ともいわれ、肥満や糖尿病のほか、過度のダイエットもNASHの原因に挙げられています。

これらNASHなのど肝炎や脂肪肝になってしまうと、通常の肝臓よりも、鉄分を溜めやすい肝臓になってしまっています。溜まった鉄分は酸化してしまい、脂肪肝や肝炎の状態を更に悪くさせてしまうのです。

あなたの脂肪肝は大丈夫?

NASHは先ほども述べたように、お酒を飲まない人に多い肝炎です。わたしはお酒を飲まないから肝臓は平気よという方もおられると思いますが、こういった方も実は注意が必要なのです。

脂肪肝になっていても、肝臓が痛いなどの症状は現れません。よって、脂肪肝になっていることに気づかない人がほとんどです。お酒を飲まない人が脂肪肝になり、それが進行してしまうと、機能停止した肝細胞の中がコラーゲンで一杯になってしまうことがあります。

これがNASHです。

このNASHですが、進行してしまうと、溜まったコラーゲンが固まってしまい、肝硬変となってしまいます。肝臓は沈黙の臓器といわれる臓器で、痛みなどを感じることが少ないので、何か異変を感じたときには、もうかなり進行してしまっているということが多いのです。

そしてNASHは、進行してしまうと、肝硬変から肝臓がんになってしまうことも考えられる、とても怖い病気として今注目されています。こういったNASHや、またはC型肝炎を患っている方は、フェチリン値を測定してみるとよいでしょう。

フェチリン値とは、血中に貯蔵されている鉄の量です。血液検査で測定できます。その値により、ウコンを摂っても大丈夫かどうかがわかるのです。


脂肪肝でもウコンで肝臓を健康に!

ウコンにはご紹介した副作用もありますが、適量を適切なときに摂っていれば、肝臓にはよいとされています。また、肝臓を患っている人は、お医者様に相談するなどして、ウコンを適切に扱ってくださいね。

健康によいからといって、間違っても大量に摂ったりなどはしないでください。体に何らかの影響があって、副作用がないものなどは、水と空気くらいしかないのです。空気だって、大量に摂取すると体に異変が起こるくらいです。

悪玉コレステロールなどによいとされているウコンですから、適切な量を摂って、健康に一役買ってもらいたいものですね。