頭痛がして体調が悪いのに低体温ってなぜ?原因と治し方を解説 |

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頭痛がして体調が悪いのに低体温ってなぜ?原因と治し方を解説

頭痛がして体がだるいのに低体温 考えられる症状は

頭が痛くなってくると、風邪の引きはじめかなと慌ててしまいますよね。

でも、熱を計ってみたらむしろ体温が低かったという人は、なぜ頭痛が起きているのでしょうか?低体温の人に起こる頭痛について詳しく紹介していきます。

これから熱が上がってくる

もし、風邪やインフルエンザにかかっていた場合、徐々に熱が上がっていくこともあります。今は熱がなくても、夜になると発熱するということもあるので、悪寒がしたり、体のだるさを感じる人や安静にしておきましょう。

汗をかいて熱が下がったところである

汗は体温を下げるという作用があるので、汗をかいた後で熱が下がったのかもしれません。正確に体温を測るためにも、汗を拭いてから正しい角度で体温計を脇に挿し、熱を測るようにしましょう。

体の冷えにより体調が悪い

熱がなく風邪の症状がない場合には、体の冷えによって体調が悪いのかもしれません。平熱が低い人は増えているといわれていますが、低体温をそのままにしておくと病気を招いてしまうこともあります。熱がなかったとしても、平熱が低い人は注意が必要です。

体温36度以下の低体温が 頭痛の原因になる

冷えによって体調不良がひきおこされることがわかったところで、低体温と頭痛にどのような関係があるのかを説明してください。

体温を測ってみて、36℃以下しかないという人は低体温の可能性があります。低体温によって起こる体の不調には、頭痛といった症状も含まれます。低体温と頭痛の関係について紹介していきます。

血流が悪くなり脳に酸素がゆきわたらない

平熱が低かったり冷えによって体が冷えてしまうと、血管が収縮し体に酸素が行き渡らなくなります。脳に栄養や血液が行かなくなってしまうと、頭痛が起きやすくなってしまいます。

血行が悪くなり首や肩の神経が緊張状態になる

血行が悪いと、筋肉にも栄養や酸素が届かなくなってしまいます。そうすると、首や肩が凝ってしまったり、筋肉が緊張状態になってしまうのです。肩や首の筋肉が緊張していると、周辺の神経を刺激してしまい頭痛を感じることもあるんです。


頭痛やだるさだけではない 低体温がひきおこす症状

低体温によって起こる体の不調は、頭痛やだるいといった症状だけではありません。

冷えは万病のもとと言われますが、体温が低くなることによって起きる症状について説明していきます。

疲れやすくなる

冷えによって血行が悪くなると、血液の流れが滞ってしまいます。すると細胞の働きが鈍くなったり、老廃物が蓄積され疲労を感じやすくなります。

太りやすくなる

血流が悪くなると、基礎代謝が下がってしまうので太りやすい体質になってしまいます。また、冷えた内臓を守ろうと脂肪を蓄えるので、なかなか痩せないといった状態に。むくみも起きやすいので、ダイエットに冷えは大敵なんですね。

病気やアレルギーになりやすくなる

体が冷えると、細胞の働きが悪くなるので免疫力も低下してしまいます。また、アレルギーはアレルギー物質に対して過剰に体が反応してしまうから起きるのですが、これは自律神経が乱れているときが多いんです。

自律神経が乱れる原因の一つに、冷えがあるのでアレルギーや病気を予防するには低体温を防ぐ必要があります。

めまいや吐き気

冷えによって自律神経が乱れてしまうと、めまいや吐き気といった症状が起こることもあります。自律神経の乱れは、肩こりや頭痛、冷え、さまざまな症状を引き起こしてしまいます。体温が低いという人は、自律神経が乱れているサインかもしれません。

生理痛

体温が下がっていると子宮の働きも低下するため、経血を排出しにくくなってしまいます。子宮は経血を排出させようと収縮するのですが、そのときにプロスタグランジンというホルモン物質が多く分泌されてしまいます。

プロスタグランジンは生理痛の原因となるホルモンなので、嫌な生理痛が起きてしまいます。体温の低下は生理痛を悪化させてしまうので、体が冷える冬の方が重い症状を感じるんですね。


頭痛のほかにも日中眠いのは低体温が関係している

寝つきが悪かったり、朝の目覚めが良くないという人も低体温が原因かもしれません。

睡眠の質が悪ければ、日中眠たくなってしまったり疲労が回復していなくて、仕事が手につかないなんてことも。睡眠と体温の関係についても知っておきましょう。

人は体温が下がると眠くなる

夜リラックスした状態でベッドに入ると、副交感神経が優位に働き体温が少し下がることで人は眠りやすい状態になります。昼間は活発に働いている脳や体も、夜になると体温が下がり、疲労を回復させるため睡眠をとろうとします。

体温リズムが崩れると睡眠の質が悪くなる

体は体内時計やリズムによって体温を調節しているのですが、体温のリズムが崩れてしまうと睡眠の質が悪くなってしまいます。睡眠をしっかりとれないとますます代謝が下がり、冷えを感じるといった悪循環に陥ってしまいます。


頭痛やめまい、吐き気をひきおこす 低体温になる原因

体の不調に大きな影響を与えている低体温は、なぜ起こってしまうのでしょうか?

低体温になってしまう原因には、生活習慣が大きく関わっています。

運動不足

デスクワーク中心の生活や、運動をほとんどしない人は、低体温を引き起こしやすいんです。運動をしていないと基礎代謝が下がり、筋肉が衰えてしまうことから血行不良や冷えといったトラブルを抱えてしまいます。

睡眠不足

慢性的に寝不足の人や、昼夜が逆転している人は自律神経が乱れてしまうために冷えや頭痛といった症状を起こしやすくなります。しっかりと睡眠をとることで免疫力を上げることもできるので、体や脳をしっかりと休めましょう。

冷たい飲み物や食事の摂取

冷たい飲み物や食べ物ばかりを食べていると内臓を冷やしてしまいます。ジュースを飲むときも氷を抜いてもらったり、常温の飲み物を選ぶなど日ごろから工夫しましょう。

ビタミン・ミネラルの不足

ビタミンやミネラルといった栄養素の不足も低体温の原因です。ビタミンやミネラルには糖や脂質の燃焼を助けたり、免疫力を上げる効果もあります。これらの栄養素が不足してしまうと、食べ物をエネルギーに変換しにくくなり体温を上げることができないのです。

ストレス

生活環境の変化を感じたり、仕事が忙しいとストレスを溜めやすくなってしまいますがこれも体には良くありません。ストレスは自律神経を乱れさせるので、体が冷えたり、不調が続くといった症状を感じます


頭痛やめまい、吐き気をひきおこす 低体温の治し方

忙しい毎日が続くとゆっくりと寝ることができなかったり、ストレスを溜めてしまったりと知らない間に低体温の原因を作ってしまいます。

低体温の人は毎日の生活の中で体を温めるように意識することが大切です。

入浴して体を温める

時間があれば、シャワーだけではなく湯船にもつかってみましょう。40℃程度のお湯にゆっくりつかると、体が温まりリラックスすることができます。熱すぎるお湯は、乾燥肌や自律神経の乱れにもなるのでNGですが、体を温めるバスタイムを楽しみましょう。

足先から心臓にむかってマッサージをする

手足は心臓から遠いので、血流が滞りやすい場所です。ふくらはぎにある筋肉をマッサージすると、筋肉の老廃物が流れて血流が良くなります。お気に入りのボディクリームなどを使って、お風呂上りにマッサージするのがおすすめです。

生姜やネギなどをとり体内を温める

生姜やネギ、唐辛子といった食品には体を温める作用があります。スープや温かいお茶などに体を温める食品を入れて毎日摂取してみましょう。東洋医学では、冬の野菜も体を温めるとされています。意識的に体を温める野菜や食品をとるようにしましょう。

寝起きや就寝前に体を温める飲み物を飲む

寝起きや就寝前に温かい飲み物を飲むというのも効果的です。朝や夜に白湯を飲むと体を温め、お通じにも良いのでおすすめです。ダイエット中にもカロリーを気にせず続けられる白湯は、1ヶ月ほど続けることで効果があらわれてきます。

軽い運動をする

激しい運動よりも軽い運動を毎日続けるのが、低体温の人にはおすすめです。エレベーターを使わずに階段を上り下りするなど、毎日続けられる運動を取り入れて代謝を上げてみましょう。


低体温を改善して頭痛やだるさを解消しよう

低体温かもしれないと感じている人は、まずは生活を見直してみましょう。氷たっぷりのジュースを飲んでいたり、睡眠不足が続いているといった人は体が冷えているかもしれません。

体温を上げると免疫力が高まって、病気を予防することもできます。頭痛や肩こりといったトラブルを抱えている人は、ぜひ体を温めてください。

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