プレ更年期とは?症状からサプリメント・漢方・薬による治療方法を知ろう! |

この記事が気に入ったらシェアしよう!

プレ更年期とは?症状からサプリメント・漢方・薬による治療方法を知ろう!

プレ更年期ってなに?

中年女性 エストロゲンの減少

「プレ更年期」という言葉を聞いたことがありますか?「更年期」についてはよくテレビなどで取り上げられていますよね。もしかしたらあなたも当てはまるかもしれない「プレ更年期」について詳しく見ていきましょう。

更年期とプレ更年期の違いは

「更年期」と「プレ更年期」の違いは何だと思いますか?まず更年期障害の症状の発症年齢に大きな違いがあります。両者とも症状は似ていても、原因や対策方法には違いもあるので注意が必要です。

更年期前の30代後半~40代前半に発症

更年期症状は閉経後10年程度の間発症する(50〜60歳代が多い)といわれていますが、近年では30-40代の女性にも増えてきています。このように、若い世代で更年期に似た症状が現れることが「プレ更年期」です。

50~60歳代の更年期は急激な卵巣機能の老化で引き起こされることが多いです。それに対してプレ更年期は、緩やかな卵巣機能の低下に加えてストレスなどの要因が合わさって起こる、自律神経失調のような症状です。

更年期の初期と似たような症状に

まだ更年期の年代ではないけれど、これまでとは違う症状が出てきた・・・そんな場合はプレ更年期の可能性があります!下記のような更年期初期と似た症状がある場合は要チェックです。

身体の変化
生理の出血量が減ってきた、生理周期が短くなった、疲れやすい、痩せにくくなった、冷えやすい、顔がほてる、動悸・息切れ、頭痛、めまい、肩こり、トイレが近い・漏れる、性交痛、肌の乾燥・たるみ・くすみ、髪の毛のつやがなくなる

こころの変化
イライラする、くよくよする、小さなことが気になる、憂鬱になる、涙もろくなる、意欲が低下している…等

ストレスによるホルモンバランスの乱れが原因にも

まだ更年期の年代ではないのになぜ・・・?その原因は知らず知らずのうちに溜まっている「ストレス」の可能性があります。仕事や育児など、忙しい毎日に体だけでなく、心も疲れてはいませんか?

ストレスの影響を受けやすい自律神経は、体の各器官の働きを正常にコントロールする役目があります。ストレスが自律神経の働きを邪魔することでホルモンの分泌が乱れ、更年期のような不快症状が表れてくるのです。


30代以降の生理不順はプレ更年期の場合も

40代 生理不順

およそ1ヶ月周期で来る生理ですが、この周期や長さがバラバラで困っているという声を多く聞きます。プレ更年期の症状の一つにも「生理不順」があります。

一般的な10代20代の生理不順の原因

無理なダイエットや睡眠不足、ストレスなど外的要因によって女性ホルモンの分泌が乱れて起こることが多いです。

30代以上の生理不順の原因

10代20代のような外的要因に加えて、緩やかな卵巣機能の低下も合わさりプレ更年期の症状の一つとして現れることがあります。生理不順だけでなく、身体やこころの変化も感じる場合はプレ更年期を疑ってみましょう。


漢方やサプリメントでプレ更年期対策

漢方薬で更年期障害対策

プレ更年期の症状を感じたらどうすればよいのでしょうか。閉経後など急激なホルモン量の低下がみられる場合はホルモン補充療法などがありますが、病気が原因でない場合、プレ更年期はまだそこまでの治療の必要はない場合が多いです。

漢方薬やサプリメントで、症状に対応した栄養素や作用を取り入れることでも改善したという声を多く耳にします。


プレ更年期用の市販薬は?

プレ更年期用に市販薬も販売されています。症状が気になる、仕事や生活に支障が出る・・・そんな悩みがある場合は取り入れてみても良いですね。

ルビーナ/武田薬品工業(第2類医薬品)

武田薬品工業が販売している漢方薬です。血のめぐりを良くして体を温める“四物湯”と、水分代謝や乱れた自律神経のはたらきを整える“苓桂朮甘湯”を組み合わせた漢方薬です。更年期障害、めまい、立ちくらみ、どうき、息切れ、貧血を改善します。

メーカー希望小売価格(税抜)180錠(20日分):3,080円

命の母A/小林製薬(第2類医薬品)

13種類の和漢生薬と各種ビタミンの複合薬です。CMでもよく名前を耳にしますよね。命の母Aは「三大婦人用漢方薬」をバランス良く配合してあるため、幅広い体質におすすめできます。

メーカー希望小売価格(税抜)3週間分(252錠):1,800円


プレ更年期で受診する場合どの窓口?

どうしてもプレ更年期の症状が気になる場合には、専門機関での受診をするという方法もあります。一人で考え込んだり我慢をせず、専門家の力をかりるのもひとつの手です。

迷った場合は女性科や婦人科へ

専門機関といってもどこへ行けばいいの・・・?プレ更年期はホルモンバランスの乱れが関係しているため、「女性科」や「婦人科」を受診するのがおすすめです。

婦人科は妊娠以外の子宮や卵巣、女性ホルモン・月経異常・更年期などの相談ができるため、産婦人科に比べてよりプレ更年期について専門的に相談ができる場合があります。

更年期障害外来受付がある病院もおすすめ

「更年期障害外来受付」がある病院もあります。精神面のケア、漢方療法、ピルの処方などを行い、身体と心のメンテナンスをすることで、更年期症状の改善を目指します。

症状や発症時期のメモをしておくと便利

いざ医師を前にすると、言おうと思っていたことや発症時期などをド忘れ・・・結局うまく伝えられなかった・・・そんなことはありませんか?専門機関にかかる際には、「症状」や「発症時期」など、医師に伝える事項を事前にメモしておくのがおすすめです!

まとめてメモしておくと良い項目

  • 症状
  • いつから始まったか
  • どのように経過しているか
  • 自分で思い当たる原因
  • 気になる質問事項

基礎体温をつけている人は、基礎体温表(できれば3ヶ月前からのデータ)を持参すると良いでしょう。

また、イライラ、頭痛、不正出血など体やこころの変化が起こった日を基礎体温表に書き込んでおくと、月経前症候群、無排卵性月経、黄体機能不全などの診断に役に立ちます。


普段の生活を見直してプレ更年期対策を

あなたはプレ更年期の症状に心当たりはありましたか?まだ更年期と呼ばれる年代ではなくても、プレ更年期の症状や原因、対処法を知ることで早期に異変に気がつき対処することは可能です。これを機に普段の自分の生活や体調を見直し、向き合ってみるのはいかがでしょうか。