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【眠気と頭痛が同時に起こる】病気かも?症状別の原因と対処法

眠気と頭痛が同時に起こる原因と対処法


夜、寝るべきでない時間に眠気に襲われることや、睡眠を十分とっているのに日中眠気が襲ってくることはありませんか。この時、慢性的に頭痛が伴っていたりはしませんか。


「頭痛」と「眠気」、これらはそれぞれ全く別の症状で関係がなさそうに思われますね。これらを同時に引き起こしている原因とはどんなことなのでしょうか。


睡眠不足が原因


睡眠不足になると交感神経と副交感神経の反応で、脳の血流が低下します。すると、普段頭痛がない人でも頭痛になることがあります。この血流が低下する理由は脳を保護するための身体の反応です。


睡眠不足の時の脳は疲労が蓄積した状態になっています。この疲労した脳に更に疲労を蓄積させないよう保護するため、眠気や頭痛、時には耳鳴りなども症状として現れます。


睡眠不足の対処法


頭痛薬を飲めばそれなりの効果が期待できますが、強制的に血管を広げ、頭痛を抑えているだけなので、あまり身体によくありません。


健康的な対処法として、15分程度目を閉じることです。短時間でいいので、目を閉じることで脳を休ませることができます。睡眠不足を解消するための生活習慣の見直しをしてみましょう。


朝、日光に当たることで脳内物質のセロトニンが増えて睡眠のリズムを整える効果があります。寝る前のカフェイン摂取やスマホなど電子機器のブルーライトは脳を覚醒させてしまうので睡眠の質を低下させてしまいます。まずはこれらを改善してみましょう。


それでも慢性的な睡眠不足や頭痛がある場合は、「睡眠時無呼吸症候群」や強い疲労感や倦怠感のある「睡眠不足症候群」の可能性がありますので病院へ行くことをおすすめします。


酸素不足


激しい運動や高い山の登山で体内の酸素が不足してしまい低酸素の症状を起こしますが、運動や登山をしていなくても酸素不足の症状を起こすことがあります。


一年のうち、季節の変わり目や梅雨の季節などは気圧変動が著しい時期です。この気象の変化が酸素不足を招き、頭痛と眠気の症状が強くなります。


天気予報で「低気圧」と「高気圧」をよく聞くと思います。「低気圧」がくると天気が悪くなると言われていますね。この「低気圧」が頭痛や眠気などの症状を起こさせます


「気圧」とは地球上の空気の圧力のことを言います。そして「低気圧」とは、周りより気圧が低い状態のことを言い、空気が中心に集まって上空へ流れていく上昇気流という自然現状が起きているのです。


すると地上の空気が薄い状態になります。同じように空気中の酸素濃度も薄くなるので、運動や登山をした時のような酸素不足状態に陥るのです。


通常ではほどよい気圧により、リンパや血液の流れは正常な状態ですが、気圧が下がると人体を押している空気の圧力も減るので、バランスが乱れて脳の血管が拡張したりリンパの流れが悪くなってしまいます。


それで眠気と頭痛が同時に発生することがあるのです。梅雨の季節にこの症状が多いのはこの「低気圧」などの気圧変動が原因と言えます。


酸素不足の対処法


気圧変動は一時的なものなので、その自然現象が過ぎれば身体は元に戻ります。まず、深呼吸をして呼吸を整えます。肩を大きく回す・ストレッチをするなど、ゆっくりと軽い運動をして、体内の血行の改善を促しましょう。


頭痛薬に頼りすぎると身体の負担になることもあるので、このような軽い運動をしてみることをおすすめします。


また予防として、日ごろから血流やリンパの流れを促進させることを心がけてみましょう。それには有酸素運動を定期的に行うことがおすすめです。日常的に有酸素運動を行うと、毛細血管が発達して体内の血流が改善されるので気圧変動の影響が少なくなります。


ホルモンバランスの乱れ


ホルモンバランスの乱れによる原因の頭痛と眠気は主に女性に当てはまります。これは月経周期に関係していて、生理前から生理後までホルモンバランスが変化することが頭痛と眠気に深く関係するからです。


生理前~生理中は月経前症候群(PMS)として知られるようになりました。月経前症候群による頭痛と強い眠気は生理が終わっていくと症状はだんだんと軽くなります。


しかし、生理後の頭痛は「月経関連偏頭痛」と呼ばれ、痛みの強い偏頭痛のことをいいます。とても痛みが強いので、吐き気やめまいなどの症状も引き起こされることがあります。脳内の血流も悪くなり、眠気を引き起こす原因でもあります。


これは女性ホルモンのエストロゲンが血管の収縮と拡張を調整していて、この分泌量が生理前と生理後に減り、血管が収縮して頭痛が引き起こされるからです。特に生理後の3日間が偏頭痛が起きやすいといわれています。


ホルモンバランスの乱れに対する対処法


ホルモンバランスの乱れを完全に自身でコントロールするのは難しいですが、冷え対策運動不足を解消することで頭痛と眠気の症状を緩和することができます。


下半身の冷えはホルモンバランスの乱れをさらに助長させてしまいます。お風呂で身体を芯から温めたり、腹巻や靴下、背中にカイロを貼るなどしてしっかりと冷え対策をしましょう。


ノンカフェインのハーブティーが眠気をおさえ、リラックス効果もあります。レモングラス・ペパーミント、他にチェストツリーは頭痛にも効果があります。これら温かいハーブティーを飲んで体を温めましょう。


運動不足もホルモンバランスの乱れの原因ですので、定期的に軽めの運動をおすすめします。一日10分のウォーキングから始めて、慣れたら時間を増やしていくと続けやすいでしょう。



眠気と頭痛が同時に起こる症状が考えられる病気とは?


眠気と頭痛が同時に起こる時、実は病気が原因であることも考えられます。これらの症状が慢性的である場合は原因を解明することが改善の近道となるので、病院を受診して検査をしましょう。


脳梗塞


脳梗塞とは、血液の巡りが悪く血栓ができて、それが脳の血管に詰まり酸素や栄養が運ばれなくなり、脳が壊死する病気です。充分寝ているのに眠気がひどく、一日中眠気の症状が出ている時は脳梗塞の前兆の場合があります。


また45歳までに発症する若年性脳梗塞の場合は偏頭痛が脳梗塞の原因になることもあるといわれています。高齢者よりも頭痛の症状が多い報告があります。

脳の血管への影響として、偏頭痛の発作があるたびに血管に小さな損傷が生じます。発作の回数が多い人は脳梗塞になるリスクも高くなるといわれているので、頭痛を放置せずに頭痛外来など専門機関を受診しましょう。


ナルコレプシー


別名「居眠り病」といわれる病気です。人は通常、試験やスポーツの試合中など緊張している状態では脳内に興奮物質が分泌されて眠気を感じることはありません。


しかし、この病気では脳内の興奮物質が作用せずに眠くなってしまいます。これを「睡眠発作」と呼びます。この時、眠気だけでなく本当に眠ってしまいます。頭痛を伴いながら居眠りすることもあります。


ナルコレプシーは心身症やストレスが主な原因ですが、脳腫瘍が原因となることもまれにあるようです。もし、突然の眠気やそれに伴う頭痛があり、本当に眠ってしまう睡眠発作のような症状が思い当たることがあるならば、 大きな事故になる前に病院を受診しましょう。


うつ病


うつ病は強いストレスを受けたことなどが原因で発症することがあります。うつ病になると、夜に不安を感じて寝つけず、目を覚ますことが増えます。睡眠不足により、日中にひどい眠気や頭痛を誘発します。


他にも、倦怠感、気分が憂うつ、集中できない、悲観的になる、食欲不振、吐き気など、あらゆる症状が現れます。このような症状が外的な要因がなく長期に続いているようなら、うつ病が疑われます。


この場合、治療が必要となりますが、本人がうつ病を認識するのは難しいかもしれませんので、周りの人の気づきが大切です。



眠気・頭痛+倦怠感があるならストレスが原因かも?


しっかり寝たのに倦怠感がとれない、体が重いと感じるときは、ストレスが原因かもしれません。これはストレスや悩み事があると眠りが浅くなってしまい、睡眠不足のような状態になっています。眠気があり、頭痛がある時は、疲れがたまりそれが体から抜けないのが原因です。


ストレスで眠気や頭痛が起こる症状


ストレスで眠気や頭痛が起こるのは、ストレスが脳の神経に負担をかけているからです。また、ストレスのせいで睡眠不足になっている場合、うつ病になってしまうこともあります。


ストレスを少なくする方法


心療内科を受診することをおすすめします。病院に行きづらい人は、信頼している人に心配事を相談してみると気持ちが軽くなることがあります。ストレスの元となっていることを見つけて解消することが改善につながります。



眠気・頭痛+吐き気がある時に考えられる原因と対処法


仕事や人間関係など悩み事を抱え込んでいたり、旅行など日常とかけ離れた状況のストレスや、環境の変化に対応できない、生まれつき自律神経が過敏であってたりする場合、自律神経が乱れて体調が悪化し、眠気・頭痛・吐き気の症状が現れたりします。


また夏の猛暑による夏バテや熱中症が原因で脱水症状になり、吐き気を伴う頭痛と眠気の症状が現れます。


自律神経の乱れ


もともと頭痛持ちでもないのに突然の眠気と頭痛に吐き気を伴う時は、自律神経の乱れが原因の場合があります。


例えば夏の場合、熱帯夜など暑さで睡眠が不足すると眠気や頭痛が出やすくなります。睡眠が不足すると心のリセットがうまく機能できないため、自律神経が乱れやすくなります。


また、エアコンのつけっぱなしで身体が冷えて自律神経の機能が低下し倦怠感や眠気を引き起こすともいわれています。夏場に限らず、自律神経が環境の変化にうまく適応できず、過剰反応からこのような症状が現れることがあります。


原因が自律神経の乱れの時の対処法


自律神経は全身の器官をコントロールする機能があるので、バランスを崩すと全身に様々な症状が現れます。自律神経系は脳から首の後ろを通り、腰の背骨付近に通っているので、背中や腰を温めましょう。


神経周辺を温めることで、血行が良くなるので自律神経の乱れを整えることに効果的です。もし眠気と頭痛、吐き気の症状で日常生活に支障が出るほどであれば、深刻な事態になる前に病院を受診することが大切です。


脱水症状


夏の猛暑日など、夏バテや熱中症になると脱水の症状を引き起こします。室内でもエアコンをつけていなかったり、就寝中も暑さで眠りが浅くなると睡眠不足となり、昼間眠気が襲ってきます。


さらに、寝ている間に発汗して脱水していることもあります。こうなると頭痛と吐き気を引き起こします。


原因が脱水症状の時の対処法


猛暑による熱中症や脱水症状がある場合は、涼しい場所で身体を締め付けるものを緩めて安静にします。水分が摂取できるようであればスポーツドリンクや経口保水液などを飲ませます。


脱水症状がひどい場合、水分摂取ができなかったり、けいれんを起こしている時がありますので大至急病院へ行きます。移動が難しいなら救急車を呼びましょう。



眠気・頭痛+寒気がある時は妊娠?考えられる原因と対処法


「妊娠初期」と「風邪」の症状の判断は注意する必要があります。どちらも眠気・頭痛・悪寒の症状があります。頭痛や寒気があると、その後発熱があるのでは?と思って風邪薬などを服用しがちです。


特に妊活をされている人や、月経前症候群の症状をはっきり把握していてそれがいつもと違うと感じる時は念のため、妊娠の検査をおすすめします。


妊娠初期の症状


予定の生理が1週間以上止まっていて、風邪の症状、吐き気など胃腸の調子があまり良くない、月経前症候群のような不調、のぼせ、イライラ、少量の出血などの症状があります。頭痛、眠気、寒気も出ますのでさらに風邪と誤解しやすいので注意します。


原因が妊娠初期の時の対処法


妊娠の可能性がある場合は市販の妊娠検査薬を生理予定日の1週間後あたりに試してみます。検査薬の反応が陰性だとしても病院へ行き、きちんと診察してもらいましょう。


強い眠気を抑えたいからとコーヒーなどカフェインが含まれているものを多量に摂取するのは控えます。また、頭痛や寒気を抑えるために薬を服用することは危険ですので、必ず産婦人科を受診し、医師の指示に従いましょう。


妊娠初期の場合は状況が変化しやすく、だるさも感じるので安静に過ごすことが大切です。


風邪


風邪の時は体がウィルスと戦っています。体温を高くして体を守ろうとする時に脳は「温かい」よりも「寒い」と認識が強まるために、体温が高いのに寒気を感じるといわれています。


脈に合わせてズキズキと痛くなるのが風邪症状の頭痛の特徴です。ウィルスや細菌を排除するために白血球を増やして血液の循環を促すために血管が膨張します。血管の周りの神経を刺激するために脈を打つような痛みがあるといわれています。


原因が風邪の時の対処法


病院で診察を受けて薬を処方されたら指示通り服用して安静に過ごします。寒気を感じている時は、部屋を暖かくしたり重ね着をしたり、温かい食べ物や飲み物を摂取して身体を冷やさないようにしましょう。


湯船で体を温めるのは避けて42~45度の熱いお湯の足湯をすれば、血行がよくなり体が温かくなります。食欲があればおかゆなど胃腸に負担をかけないものを食べます。食欲が無くても脱水しないように水分補給に気を付けましょう。



禁煙中に眠気・頭痛がある場合は禁断症状の1つかも!?


禁煙をすると体調に変化が現れることが少なからずあります。これはタバコに含まれるニコチンの影響で、ニコチンの依存度(ニコチン依存症)は個人差があります。


禁煙することで体調が悪く感じる症状を「離脱症状」や「禁断症状」といいます。基本的に禁煙することで身体が良い方向に向かっているのですが、便秘、倦怠感やめまい、集中力がなくなる、不眠、強い眠気や頭痛など人によって様々な症状が現れます。


なぜ禁煙中に眠気や頭痛が起こるの?


喫煙中はニコチンが脳に送られることにより脳が刺激を受けて覚醒していたのですが、禁煙するとこの供給が途絶えます。脳はニコチンに覚醒を頼っていたので刺激される要素を失い眠たくなるのです。


これが10日ほど経過すると脳が自発的に活性する方法を思い出します。それまでの期間が禁断症状で眠気に襲われるといわれています。


また頭痛になるのは、脳にニコチンが届かなくなるので、脳が軽いショック状態を起こして筋肉が緊張することで起こります。つまり肩こりのようなものです。


もうひとつ頭痛に関して考えられる原因は、喫煙中には神経の伝達役としてニコチンがその役割をしていたのに、それが禁煙により伝達物質が途絶えることが考えられます。


禁煙中に禁断症状を和らげる方法


禁煙中の眠気は、ガムをかむ・冷たいものを飲む・カフェインを摂取するなどがありますが、可能であれば少しだけでも仮眠を取ることです。10分程度でも効果があります。


頭痛の時は、血液の滞りだといわれているので、肩を回したり首を回すなど、力を抜きリラックスするのが効果的です。少しぬるめのお湯で入浴して温まることも良いでしょう。


禁煙中の自分の気持ちに対応することでも禁断症状を和らげる方法もあります。禁煙とはニコチンを体内から追い出すことです。タバコを吸いたいと思ってムズムズ擦る時は、ニコチンが体内から消えていくサインなのです。


このタバコを吸いたいという気持ちを客観的に観察し、違和感があるのは自分の身体が回復に向かっていることで起こる生理的な現象だと理解することが大切です。安心を得ることで禁断症状を和らげることに期待できます。



原因が自分で分からない眠気・頭痛が同時に起こる時は必ず病院へ!


対処をしても症状が改善せず、やけに長引くようであれば病気が隠れている場合もあります。病院で医師に相談することをおすすめします。また、禁煙することで起こる眠気や頭痛も「ニコチン依存症は病気」と考えて、禁煙外来を受診し、治療を受けながら取り組みましょう。