疲れた時に感じるフラフラ感は自律神経失調症からきてる?! |

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疲れた時に感じるフラフラ感は自律神経失調症からきてる?!

疲れやすくてめまいがする

若いころは、仕事で頑張ったり、夜更かししたり、クタクタになるまで遊んでも一晩寝ればすっかり疲れもなくなってまた元気に過ごせたのに、40代過ぎたころから疲れがぬけず、何をするにも無理ができなくなったと感じていませんか?

歳だから仕方ないと思ってはいても、あまりにも体がだるかったり、フラフラ感があったりすると心配になりますね。

病院に行ってもこれといって悪いところもなく、自分はどうしちゃったのんだろうと不安になったりしていませんか?

こんな症状は自分だけなのでは?と心配する必要はありません。40代以降になると女性は更年期と呼ばれる時期に突入してしまい、多くの同年代の人が同じような症状を訴えるようになります。

こんな不快な症状の原因と、少しでも和らげる方法を紹介しているので参考にしてください。

疲れてフラフラするのはなぜ?

自律神経失調症

疲れた時のふらふら感の原因には自律神経が関係している場合が多いです。

自律神経とは「自律」という言葉通り、何の意識をしなくても体がちゃんと動くようにコントロールしてくれる神経です。

例えるなら航空機の自動制御装置のようなものですね。自律神経の役割は血流をよくしたり、栄養を吸収してくれたりと、体にとってなくてはならないものです。

また、自律神経は以下の2種類の状態に特に左右されるので、この違いを理解しておいたほうがいいでしょう。

自律神経の種類

  • 交感神経・・・・活動している、緊張している、ストレスを感じている時に働く
  • 副交感神経・・・休息している、リラックスしている、眠っている時に働く

交感神経

交感神経は基本的に日中の活動時に働きます。心拍数を増やしたり筋肉をかたくしたり血管を収縮したりと、適度に緊張状態をキープしてくれていろいろな活動に備えさせてくれます。つまり体を「活動モード」にします。

副交感神経
副交感神経が優位

副交感神経は夜に活躍します。睡眠中や食事の時、お風呂タイムなど体がリラックスしているときに働きます。

心拍数を落としたり筋肉を緩めたり、血管を拡張させたりして、体の疲労回復をしたり傷を治したりと、体を「回復モード」にしてくれます。

交感神経と副交感神経は、シーソーのように交互に働いています。交感神経が働いている時は、副交感神経は働いていません。

昼間は交感神経が働いて活動しやすい状態にして、夜間は副交感神経が働いて昼間の活動での疲労やダメージを回復しています。2つの神経が交互に働くことで、健康を維持しているわけなんですね。

また交感神経と副交感神経は、体が良い状態にあるときはバランスよく働きあってくれます。しかし自律神経が何かの原因で乱れると、体に不調が現れます。

交感神経ばかりが働くようになると、筋肉が硬くなり血流が悪くなって、結果脳に十分な血と酸素がまわらずにフラフラしたりします。

交感神経が優位な状態が常に多い生活をしていると、副交感神経が滅多に働かないので良質な睡眠をとることができずに十分な疲労回復ができずに、「疲れが取れない」ということになります。こうして自律神経の乱れが原因となり、疲れがとれずにフラフラすることが起きます。

自律神経が乱れる原因とは?

自律神経の乱れにはいろいろな原因があります。

体がだるい 原因

自律神経の乱れの原因

  • ストレスがたまっている
  • 悪い生活習慣や食生活
  • 更年期による体の変化

更年期は40代~50代の閉経の前後5年の10年くらいのことです。この時期になると、女性の体では女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌が急激に減ってしまい、脳にある視床下部という場所が「もっとエストロゲンを出しなさい」という命令を出します。

しかし体にはそれに十分に答える力がなくなっているのでエストロゲンを分泌することができません。エストロゲンの減少が原因で視床下部が混乱してしまいます。

視床下部は自律神経をコントロールしているところなので、ここが混乱すると自律神経も自動的に混乱してしまいます。40代以降の更年期をむかえた女性が、自律神経の乱れで、いろんな不快な症状がでるのは、こうしたプロセスが大きな原因なのです。

手っ取り早く自律神経の乱れを整えていくには3つの対策法があります。

大豆イソフラボン

エストロゲンの減少対策

  • ホルモン補充療法を受ける
  • ストレスをためない生活をする
  • 大豆イソフラボンを毎日定期的に摂る

ホルモン補充療法は、飲み薬、貼り薬(貼付剤)、塗り薬(ジェル)でエストロゲンを直接補充する方法です。

ホルモン剤 ピル

副作用として不正出血・乳房のハリや痛み・おりもの・下腹部のハリ・吐き気などがありますが、主に産婦人科の医師と相談しながら薬の頻度や量を調節することで改善できます。治療に慣れてくる1~2ヶ月後までにはほとんどの治まります。

ストレスは、更年期障害を悪化させる原因になります。ストレスに影響を受けやすい人は「更年期障害」になりやすい人と言えます。ストレスを溜めやすい人は、神経質で几帳面な人が多いので要注意です。

特に頑張り屋さんで若いときからずっと頑張ってきた人が突然、自律神経のバランスを崩すということがよくあります。大切なのは、心身をリラックスさせることなんです。1日のうちの数時間は、完全に脳も体も休ませ、リラックスさせて息抜きする時間を持つことです。

ストレスは、目に見えないもので、まだまだ身体は大丈夫、と思ってついつい頑張りすぎて、夜中まで、忙しい思いを毎日していると、たまったストレスは軽減できず、どんどんためてしまいます。

体がパンクしないうちに、ゆっくりする時間を持つという意識をしていきましょう。

また、大豆イソフラボンは「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。毎日定期的に摂ることで更年期障害のつらい症状を和らげるのに、効果的です。

大豆イソフラボンが入っている食品には、納豆・豆腐・豆乳など大豆製品といいますが、なるべくなら発酵しているものを選ぶのがポイントです。手軽にできる方法として大豆イソフラボンが配合されたサプリが注目されています。

キッコーマンの「基本のサプリ」は代表的なサプリです。「アグリコン型」という、より効率的に吸収されるタイプの大豆イソフラボンを配合していて、体の内側からアンチエイジングしたい人に向いています。

サプリなら、毎日定期的に適度な量を無理なく摂取できるので、上手に活用するといいでしょう。

イソフラボン増やすお豆腐の効果とは?