脱毛でホクロが増える?
脱毛をしてシミやホクロが増えるという噂を聞いたことがある人もいるはず。
美しい肌を目指すための脱毛なのに、そのような副作用が出てしまってはたまりませんよね。
薄くなることはあっても増えることはない
結論から言うと、サロンや医療レーザーによる脱毛でシミやホクロが増えることはありません。逆に、回数を重ねるごとに薄くなることもあるほどです。
隠れていたシミの表面化や毛穴の火傷の可能性
サロンや医療レーザーによる脱毛でシミやホクロが増えたと勘違いされやすい原因は4つあります。
- 加齢によるシミ
加齢や紫外線のダメージによってできたシミがたまたま脱毛施術後に出てきてしまったのを脱毛のせいでのシミだと勘違いすることがあります。 - 隠れていたシミの表面化
レーザーの刺激によって、肌の奥にあったシミが出てくることがあります。ほとんどが一時的なもので時間が経過すると自然と消えていきます。とはいっても、このシミに紫外線を多く当ててしまうと本当のシミとして定着していますので注意しましょう。 - 毛穴のやけど
脱毛は毛穴の組織を破壊することで毛が生えてこなくなるようにします。そのため、まれに毛穴が軽いやけどを負うことがあります。このやけどがシミやホクロに見えてしまう場合があります。 - 保湿不足
脱毛を行った肌は非常にデリケートな状態となっています。保湿を怠ると肌が過敏な状態なのを放置してしまうことになるので、紫外線のダメージを受けやすくシミができやすくなります。
医療レーザー脱毛で小さいホクロがとれた?
医療レーザーでの脱毛に広く使われているアレキサンドライトという機械はもともとシミの除去治療に使われていたものを脱毛用に応用しているそうです。
そのため、回数を重ねるごとにシミやホクロが薄くなることがあります。小さいものだとポロっととれたという話も聞きます。
回数を重ねることで薄いホクロやシミは薄くなることも
医療レーザー脱毛は黒い色素に反応するようになっています。毛穴の中に入っている黒い毛に反応して、その部分だけに作用し毛根を破壊します。そのため、黒い色素によるシミやホクロにも反応し、薄くなったり消えることがあります。
しかし、本来シミの改善に使われる場合と脱毛の場合は出力も異なりますのでかならず消えるわけではないということを覚えておきましょう。
小さいものだと施術を続けるとポロツととれたりして完全に消えることもありますが、ある程度大きさのあるものだと輪郭がぼやけるような形になりますので、薄くなることで逆に目立ってしまう場合もあるようです。
大きなホクロやシミには避けて照射し火傷を防ぐ
1㎝を超えるような大きさのものは反応が大きく痛みが強く出る場合もありますのでシールを張るなどして避けながらレーザー照射を行います。
フラッシュ脱毛はシールでホクロ保護
サロンで行われるフラッシュ脱毛もホクロやシミに反応しますが、万一の事故を避けるためにホクロやシミをよけて施術する機関が多いようです。
フラッシュを通さないシールを張ったり、意図的にその場所を避けて施術するなど方法はサロンによって違います。
エステは医療機関ではないので万が一の火傷を懸念
エステサロンは医療機関ではありません。何か肌トラブルが起こった場合に対処ができないため、最新の注意をはらいながら施術を行います。そのため、サロンではホクロやシミの大小を問わず、シールなどで保護したり避けたりして施術することが多いです。
広範囲をフラッシュ脱毛、ピンポイントはニードル脱毛
現在はフラッシュ脱毛が主流になってきていますが、昔の主流だったニードル脱毛は現在も使われている方法です。
レーザー脱毛は一気に広範囲の脱毛ができることと痛みが少ないことが最大のメリットですが、黒い色素に反応するため日焼けした肌やシミ・ホクロのある部分には使用ができません。
ホクロやシミが多く施術ができないという場合はニードル脱毛を行うことをすすめられます。ニードル脱毛は長い歴史をもつ脱毛法で、フラッシュ脱毛と違い永久脱毛効果があるとされています。
ただ、針を刺して毛根を破壊する方法なため非常に痛みが強いことと、広範囲の場合はかなりの時間とお金がかかってしまうことがデメリットとしてあげられます。
ホクロも薄くしたいならエステではなくクリニックで
脱毛を行うことで必ずホクロが薄くなるわけではないですが、ついでに薄くなってくれたらいいな~という気持ちで施術を受けるのであればクリニックでの医療レーザー脱毛を受けるのが良いでしょう。
ホクロ除去後やニキビがある場合の脱毛は可能?
ホクロを除去したり、ニキビができているなど肌に炎症を起こしてる場合の脱毛は可能なのでしょうか。
化膿していなければ照射可能
ニキビのできやすい人は顔だけでなく背中やデコルテなど様々な部分にできてしまいますね。また、大きなホクロを除去した後も傷が残っている状態となりますが、こういった場合でもひどく化膿していなければ施術を受けることができます。
事前カウンセリングで判断と確認
施術を受けることができるかというのはクリニックやサロンの施術者による判断となります。脱毛を行う前には必ずカウンセリングがあると思いますので、その時に素直に話すようにしましょう。肌に何か問題が起こってからでは遅いですよ。
ホクロがあっても脱毛はできる
ホクロがあることで脱毛ができないということは滅多にありません。あまりにも大きなホクロの場合は施術を行う前に確認をするようにしましょう。
ホクロやシミが薄くなるといった話も多くみられましたが、必ず薄くなるわけではありません。脱毛と一緒に薄くなってくれたらいいなー☆といった軽い気持ちで受けるようにするとよいでしょう。