ワインのカロリーは高い?ダイエットには向いている?
ワインを楽しく飲んでいても、ふと気になってしまうのがカロリーですよね。お酒の席でもできるだけ健康的なものを選びたいですが、ワインはダイエットにも良いのでしょうか?
ワインの気になるダイエット効果やおすすめの飲み方について紹介していきます。
ワイン(100mlあたり)のカロリー
気になるワインのカロリーですが、赤ワインのカロリーは約73kcalで、白ワインも約73kcal。どちらも変わりがありません。赤ワインも白ワインも100mlあたりのカロリーですが、ロゼだと77kcalと少し高めになっています。
アルコール度数で違う
赤ワインと白ワインのカロリーには違いがないのですが、注意したいのがアルコール度数なんです。アルコール度数が高いワインであるほどカロリーが高くなっているため、カロリーや健康を気にする人は、アルコール度数もしっかりとチェックする必要があります。
ワインダイエットで気になる糖質は?
最近では、カロリー制限というダイエット方法の他にも、糖質制限をするのが効果的といわれるようになりましたね。
ワインでダイエットをする場合には、カロリーだけではなく糖質にも気を配ってみましょう。
ワインの糖質はどれくらい?
赤ワインの糖質は100mlあたり1.5gで、白ワインの糖質は、2.0gとなっています。ロゼワインは4.0gと少し多くなっていますので、ダイエット中は白ワインか赤ワインを選んでみましょう。
甘口ワインは糖質が多い
実は飲みやすいと感じる甘いワインには炭水化物である糖質が多く含まれているため太りやすいワインだといえます。甘いワインはついつい飲みすぎてしまいますし、ダイエット中は飲むのを控えましょう。
糖質の少ないワインの選び方
糖質の少ないワインを選びたいと考えるのなら、赤ワインの辛口がおすすめです。ワインには甘口辛口といった表記が書かれていることがあります。これは製造工程でどれだけ糖質が残っているかということで、それによって後味にも違いが出てくるのです。
すっきりとした味わいの辛口のワインは、ダイエット向きだといえます。
おつまみの糖質も知っておこう!
ワインに合う料理はたくさんあるので、ついついおつまみも食べ過ぎてしまっていませんか?おつまみの糖質にもやはり気をつけたいですよね。
スモークサーモンや生ハム、ソーセージやチーズといった食品は低糖質ですので、おつまみにもぴったりです。ラスクやジャーマンポテト、ピザやチョコレートは糖質が多く含まれていますので、ダイエット中は避けた方が無難です。
パスタやトーストといった主食に合うワインですが、ダイエット中は炭水化物の多く含まれている食べ物との組み合わせは避けたいですね。サラダやチーズをおつまみにしてワインを楽しみましょう。
デトックス効果が高いのは赤ワインより白ワイン!?
糖質が少ないのは赤ワイン(辛口)でしたが、白ワインに含まれる物質にはデドックス効果が期待できるんです。
どちらがダイエットに向いてるのかなんだか迷ってしまいそうですが、白ワインのデドックス効果と赤ワインの安眠効果についてもふれていきます。
白ワインのデトックスや便秘解消効果
白ワインに含まれている有機酸という成分は、便秘解消といったデトックス作用を持っています。
有機酸は果実にも多く含まれていて、腸内の環境を弱酸性に保つので悪玉菌の発生をセーブして、腸内環境を整えてくれるのに役立ちます。腸内環境が良くなることで排便がスムーズになり結果的には、デドックス効果もあがるということなんですね。
カリウムのダイエット効果
白ワインと赤ワインの両方ともに、カリウムという成分が含まれています。カリウムは体内に増えすぎた塩分(ナトリウム)を出してくれる効果があり、利尿作用もあります。また、体の中の水分量を一定に保つ働きもしてくれるので、むくみも解消するのに役立ちます。
体の中にある老廃物を排出し、体内の血行促進や新陳代謝を高めてくれるうれしい働きもあります。
ワインでむくみ解消
お酒を飲んだ日や翌日に気になるのがむくみですが、白ワインや赤ワインに含まれるカリウムがのおかげで、むくみ予防もできるというので、特にむくみやすい人は、お酒の席でワインを選ぶといいでしょう。
赤ワインの安眠効果
赤ワインの赤は、ぶどうの皮の色なのですがぶどうの皮に含まれているメラトニンという成分には、安眠効果があることが分かっています。また、メラトニンにはストレスを抑える作用もありますので、眠れない人は赤ワインを飲んでおくほうが睡眠にはよさそうですね。
ホットワインにすると眠り効果もあがります。
寝る前の赤ワインダイエットの効果が証明された!
ワシントン州立大学とハーバードメディカルスクールの研究で、赤ワインを寝る前に飲むとダイエット効果が期待できるといった研究が進められています。
気になるそのメカニズムについて紹介していきます。
赤ワインダイエットのメカニズム
赤ワインにはレスベラトロールというポリフェノールの一種が含まれています。このレスベラトロールは、皮下脂肪や内臓脂肪といった白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に換える働きがあるとして、注目されているのです。
レスベラトールは赤ワインに多く含まれているので、これを摂取することでダイエットの効果が期待できます。
脂肪を燃焼効果
レスベラトロールは白色脂肪細胞を褐色脂肪細胞に換える働きがあるのですが、褐色脂肪細胞にはエネルギーを消費したり代謝を良くするといった作用があります。褐色脂肪細胞は、脂肪燃焼に役立つために赤ワインの研究が進められています。
レスベラトロールの効果とは?
レスベラトロールの効果は、脂肪燃焼といったダイエット作用だけではありません。ポリフェノールの一種であるレスベラトロールには高い抗酸化作用があり、美肌を保ちたい人にもおすすめです。
長寿遺伝子を活性化させるという研究もあり、アンチエイジングや老化予防にも期待が高まっています。
寝る前の2杯で痩せる!お酒が飲めない人はぶどうジュースを
赤ワインダイエットの効果を期待するならば、寝る前に2杯飲むのがおすすめです。お酒に弱い人は注意が必要ですが、安眠効果も期待できるために寝る前に赤ワインを楽しんでみるのも良いでしょう。
もし、お酒が飲めないという人はぶどうジュースで代用するのも一つの案です。ぶどうの皮に含まれているメラトニンは、人の脳から分泌されるホルモンと同じ働きをします。
健全な睡眠サイクルを調節したり、抗酸化作用や免疫力を高める効果があるといわれているので、寝ている間にダイエット効果も期待できるかもしれませんね。
白ワインには製造工程で皮をとってしまうので、この成分がほとんどないと言われていますが、全くゼロではなさそうだし、有機酸という成分のデトックス効果も捨てがたいところですね。
赤ワインも白ワインもどちらにもダイエット効果はありそうですが、飲みすぎは逆効果になるので、注意してとるようにしましょう。