アマランサスの抜群な栄養・効果と食べ方とは?ダイエットしたい人にもおすすめ食材に解説 |

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アマランサスの抜群な栄養・効果と食べ方とは?ダイエットしたい人にもおすすめ食材に解説

NASAも認めるスーパーフード・アマランサスとは?気になる味やカロリーは?

注目されているヘルシーフードに「アマランサス」というものがあります。アマランサスは「スーパーグレイン(驚異の穀物)」と呼ばれるほど栄養が豊富で、アメリカ航空宇宙局NASAもその栄養素に注目して宇宙食にも取り入れられている擬似雑穀です。

南米原産のスーパーフード

アマランサスはヒユ科ヒユ属の植物の総称で原産は南米ペルーです。ヒユ科ヒユ属の植物の総称です。アンデス南部の山岳地帯でアステカ族が主食として栽培していたと言われていますが、16世紀に花の形状を理由に「邪神の穀物」として栽培を禁止されました。

その後「神の穀物」と呼ばれ、日本には江戸時代に東北地方に伝わったと言われています。

NASAの宇宙食にも利用

アマランサスは、ひえやあわなど雑穀の仲間で、アンデス高地に住む人が主食として食べていたものです。その成分をNASAが分析したところ、白米の何十倍も栄養価が高いということがわかりました。

さらに必須アミノ酸ポリフェノールミネラル分もたっぷりの含まれており「完全食品」とまで言われ、宇宙食にも採用されています。

グルテンフリー

グルテンフリーという言葉を一度は耳にしたことがあるかと思いますが、グルテンはパンやうどん、パスタやシリアルなどに含まれ、粘り、コシや膨らみ等を出す働きがありますが、このグルテンにはアレルギー反応を引き起こす可能性があります。

主な症状は腸への疾患ですが、重篤になると食べ物を食べても必要な栄養素を体に吸収できなくなるセリアック病を発症する危険もあります。

そこで考えられたのがグルテンフリーという食事療法で、アレルギー反応を引き起こすグルテンを取らないという単純ですが効果的な方法です。アマランサスはグルテンフリーなので、アレルギー体質で心配な方にも安心して食べることができます。

味や食感は?

味はほとんどありませんが、若干の苦み土っぽい匂いえぐみがあり苦手な方もいるようですが、きびやあわといったほかの雑穀とは違う、焼きたらこのようなプチプチとした食感が好きで食べる方も多いです。

カロリーは?

アマランサスは白米とほぼ変わらないカロリー量です。白米の100g 356kcalに対してアマランサスは100g 358kcalと白米より少しカロリーは高いですが、栄養は格段に違います。


ダイエットにもおすすめのアマランサスの効果とは?

栄養がたくさん含まれている、アマランサス。実はダイエットにもとても向いている食品なんです!栄養をとれて、更にダイエットにも良いなんて、嬉しいですよね。

アマランサスがダイエットにおすすめな理由

アマランサスにはダイエット効果もあります。ダエイットをすると不足がちになるカルシウムなどのミネラルが豊富ですし、炭水化物が分解され糖に変わるまでのスピードを現した数値であるGI値が44と穀物の中ではとても低い数値です。

GI値は高いほど太りやすい言われていて食パンは91、白米は88ととても高いんです!そして、GI値は低いほど腹持ちも良いので、栄養もあり腹持ちが良い事でアマランサスはダイエットにとても効果的です。

豊富な食物繊維で便秘改善

便秘解消効果もアマランサスにはあります!食物繊維白米の約15倍も多く含まれているため、便通や腸内環境でお腹周りが気になる方にはぜひオススメです。また、血糖値の上昇を緩やかにしてくるので、食物繊維が沢山取れるのはとても嬉しいです。

糖質がお米より少ない

穀物ですので、炭水化物(糖質)は普通の植物に比べれば多めに含まれていますが、その量は白米のおよそ5/6と若干少なめになっています。アマランサスの炭水化物(糖質)は白米や小麦よりも低くなっており、糖質が少ないとされるそばよりも少ない量なんです!

お米や小麦をアマランサスと置き換えて食べることにより糖質を抑えることができ、ダイエット効果が期待できます。

必須アミノ酸が多い

アマランサスには、体内では生成されない必須アミノ酸リジンバリンイソロイシンロイシンメチオニンフェニルアラニントリプトファンスレオニンヒスチジン9種類がバランスよく含まれています。

必須アミノ酸は1つでもかけるとたんぱく質を合成できません。こういったアミノ酸のバランスを「アミノ酸の桶」といい、バランス良く食品からとらなければいけません。そういった点でアマラサンスはとてもバランスのいい食品です

ダイエットで不足しがちな亜鉛や鉄分もしっかり摂れる

アマランサスは、栄養価が高くダイエットにより不足してしまう鉄分亜鉛がしっかりとれます!鉄分が不足で起きてしまう貧血酷い月経痛PMS(月経前症候群)などを軽減することができ、さらに亜鉛の成分により新陳代謝を促進皮膚や毛髪の再生を助けてくれます。


ダイエットだけじゃない!美容や健康にも効果ありの豊富な栄養素

ダイエットの手助けになる事は分かりましたが、それだけではないんです!無理な食事制限などでダイエットをすると、逆に不健康になりますよね。ですが、アマランサスを取り込めば、綺麗になりながら痩せる事ができるんです。

ビタミンEでアンチエイジング

アンチエイジングとして注目されるのは抗酸化物質です。抗酸化物質は老化の原因である活性酸素を除去してくれる効果があり、ビタミンEがとても活躍してくれます。

アマランサスに含まれるビタミンEはトコトリエノールと呼ばれ、シミしわ毛穴の改善などの美容効果をもつ、非常に抗酸化力に優れた成分なんです。

スクアレンで新陳代謝アップ

アマランサスには約6%脂肪が含まれていて、他の穀類よりも若干多いですが、その内の約7%ほど「スクアレン」が含まれています。

スクアレンはオリーブオイルなどにも含まれていますが、比較するとアマランサスには格段に多く含まれていて、代謝を活性化して美肌になる効果があるので、サプリメントや化粧品によく使われています。また、スクアレンには免疫力を高め抗ガン作用があると注目されている成分です。

必須アミノ酸で美肌と健康に

先程も書いた必須アミノ酸ですが、その中でもリジンはとても重要で疲労回復育毛効果脳卒中の発症予防ホルモン生産には欠かせないアミノ酸で、美容面でも肌への吸収率が高く肌を柔軟にしたりくすみの原因となる糖化を防いだりといった作用を持っています。

ビタミンCで美白に

ビタミンCは美容ビタミンであり、紫外線でつくられるメラノサイトの抑制効果(美白効果)、ハリツヤのある美しい肌の材料コラーゲンをつくるのに欠かせないビタミンで、ストレス喫煙などで大量に消費されるため、日々の摂取が必要とされています。

そしてビタミンCには老化の原因である活性酸素を抑える働きに優れていて、肌に弾力をもたらしてくれるコラーゲンの生成時には欠かせないビタミンであるのとともに、粘膜を正常に保つ働きがあります。

そのため、風邪などの時にはウイルスが侵入しにくい体にしてくれるなど免疫力向上に大きな役割を担っています!さらに抗アレルギー作用もあり、アレルギーによるかゆみに対しても有効な成分です。

たっぷりのカルシウムで骨粗しょう症の予防

アマランサスには、白米の20倍ものカルシウムが含まれています!カルシウムは不足すると骨を溶かして必要なカルシウムを確保します。

それにより骨密度が低下して骨粗しょう症になってしまうため、女性にとっては毎日摂りたい成分の一つです。豊富なカルシウムもアマランサスの魅力です。


アマランサスご飯の炊き方

1日の摂取基準の目安は男女とも100gくらいですが結構値段も高く、スーパーでは手に入りにくい食材ですので、毎日100gを摂取するのは正直辛いと思うので、毎日食べ続けられることが出来る量を摂っていくという点ではお米に入れて食べるという方法は簡単ですし、毎日続けやすいです。

アマランサスとお米の割合

アマランサスをご飯に混ぜる際の目安としては、研ぎ終えたお米1合に対して大さじ1くらいです。

白米と一緒に炊く時のポイントとしては、アマランサスはほんとに小さな1ミリくらいの粒であるため細かなゴミや土が選別されずに残っていることがたまにあるので、気になる方は調理前に目の細かい茶こしなどを使って軽く水洗いをしてください。

炊き方

1、目の細かいザル等でアマランサスを洗い、土やゴミを洗い流す。
2、洗った白米と水、そしてアマランサスを入れる。
3、炊飯器で白米を同じように炊く。
4、炊き上がったら30分ほど保温すれば出来上がりです。

アマランサスご飯を炊く時の水の量は炊飯器の白米の目盛りに合わせれば大丈夫です。


アマランサスのおすすめの食べ方は?

アマランサスは味自体がほとんどなく他の味付けを邪魔しないので、白米に混ぜる以外の食べ方としてはパエリア炊き込みご飯に入れたり、スープ和え物などに混ぜたりするとプチプチとした食感を楽しむことができます。

ドレッシングと混ぜてサラダに

オリーブオイル・塩こしょうで味を調えたドレッシングにアマランサスを加えて、全体を軽く混ぜて冷蔵庫で冷やすとアマランサスドレッシングができあがるので、いつものサラダがワンランクアップできます!ポテトサラダにいれても美味しいです。

ヨーグルトに混ぜて

レンジで5分ほど温めたアマランサスをヨーグルトにかけるとより栄養価がアップします!ただ、アマランサスは擬似穀物なので、加熱しないと消化に悪いので必ずレンジで温めてから使用してください。

炒めて料理のトッピングに

塩を振って炒めて、豆腐や厚揚げにたっぷりかけて食べるのもオススメです。アマランサスに含まれるビタミンB6が肝臓を守ってくれるのでお酒のお供に良いです。

他にも、ちりめんじゃこなどと一緒に炒ればふりかけになるので、チャーハンに混ぜたり、ほうれん草などのお浸しにかけるのもおすすめです。ふりかけにしておけば常備できる上に、ご飯少なめでも栄養がたくさん摂れます。