コラーゲンのアンチエイジング効果はあなどれない!髪や美肌を蘇らせる理由 |

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コラーゲンのアンチエイジング効果はあなどれない!髪や美肌を蘇らせる理由

コラーゲン効果に医学的根拠がなかった時代

コラーゲンは肌や髪にいいと言っても、本当に根拠があるのかは気になるところですね。テレビ・ネット等ではコラーゲンには意味がないと言っていたり、コラーゲンをとっても効果がないという口コミがあったりします。

以前はコラーゲンの効果には根拠がないと言われてましたが、現在では医学的根拠が認められるようになりました。

コラーゲンに医学的根拠がないと言われていた理由

コラーゲンを摂ってもそのままコラーゲンとして利用されず、バラバラのアミノ酸になり、体には吸収されないということで意味がないといわれていました。

コラーゲン商品を売りたい食品メーカーや、飲料、化粧品メーカーがコラーゲンブームに乗って自社の製品を売りたいから言っているだけだという否定的な意見もありました。

コラーゲンブーム時代に出回った粗悪品

2001年頃を中心に日本でもコラーゲンブームが起こりました。ブームが起こるとコラーゲン効果を謳った商品がたくさん出回りました。コラーゲン入りのサプリ、化粧品、ドリンク、コラーゲン鍋などがあります。これらの商品は本当にコラーゲン効果があったのでしょうか。

牛や豚、魚など数種類のコラーゲンを混ぜて作っている商品ではそれぞれのコラーゲンの働き具合が違うので、お互いを邪魔して効果を発揮しないものや、コラーゲンの入っている量は本当に少ないのにコラーゲン入りだからということで高額で売る粗悪品も見られました

コラーゲン配合とされている商品でもスーパーに売っているゼラチンと同じものを使っている商品もありました。粗悪品では、ゼラチン(1kg3000円前後)をコラーゲン(1kg1万~2万前後)で売っているサプリメントなどもあります。

コラーゲンゼリーとして販売していたものの中には、ゼリーにすることで水かさが増し量が増えた状態で販売できるので原価も下がることから、ゼリーもたくさん出回りました。

研究開発の結果見えてきたコラーゲンの効果

コラーゲンは体内に入るとアミノ酸になってしまい効果がないと言われていましたが、最近の研究開発の結果ではコラーゲンを加熱してゼラチン状にして、酵素分解して小さくした「コラーゲンペプチド」にコラーゲン効果があることがわかってきました。

コラーゲンペプチドは分子量がコラーゲンよりさらに小さいので体内でコラーゲンのまま吸収されやすいのです。

コラーゲンを体に取り入れてもコラーゲンのまま吸収されるというわけではないのですが、コラーゲンペプチドが血液に乗って全身の細胞活動を高めて、肌のターンオーバーを正常にすることで細胞が新しいものに生まれ変わり美肌に近づきます。

コラーゲンペプチドの一部はペプチドのまま体の血中の中に残るので、血液と一緒に体の中を巡ってコラーゲンの効果である肌の弾力を保つ指令を出すので、弾力のある肌を取り戻せるというわけです。


医師も認めたコラーゲン驚きの効果

最近の研究ではコラーゲンの医学的根拠が裏付けられて、医師もコラーゲンの効果を認めるようになり医療用としてもコラーゲンの使用が認められています。

以前は多くの人から意味がないと言われていたコラーゲンですが、研究開発が進んでここまで認められるようになったその根拠や驚きの効果はどのようなものなのでしょうか。

ヒドロキシプロリンを安定供給して得られる効果

コラーゲンはタンパク質の一種でいくつかのアミノ酸から構成されています。
グリシン」が3分の1、「ヒドロキシプロリン」「プロリン」「アラニン」が残りの3分の2を占めます。

グリシン」はコラーゲンを合成、保湿、活性酸素の除去効果があります。
プロリン」はコラーゲン合成の働きを手助けする役割と脂肪燃焼効果があります。
アラニン」は肝臓の機能を高めます。

肝臓は代謝を高める作用、解毒作用、アルコール分解効果、など重要な役割を持っているので健康・美容に効果があります。

コラーゲンには他のタンパク質にはなくコラーゲンにしかないアミノ酸が含まれています。
それは「ヒドロキシプロリン」です。

ヒドロキシプロリンは特殊なアミノ酸で、「プロリン」が体の中で化学変化して「ヒドロキシプロリン」になります。ヒドロキシプロリンがコラーゲン含有量の目安と言われています。

コラーゲンにしか含まれていないのがヒドロキシプロリンなので、この量を測定すればコラーゲンの含有量がわかるし、ヒドロキシプロリンを安定供給することでコラーゲンの美肌・美髪効果も得ることができるのです。

効果があるのは長期に渡って毎日摂取し続けた場合だけ

体は新陳代謝の影響で分解・合成を毎日繰り返しています。ターンオーバーが毎日繰り返されているので、コラーゲンも毎日摂取し続ける必要があります。

体の中ではコラーゲンが毎日分解され合成して新しい細胞に生まれ変わっています。コラーゲン分解量は1日で約1~4gほどで、分解されたコラーゲンは一部分は再利用されますが残りは分解されたまま無くなってしまいます。

コラーゲンは分解されて減ってしまうので、食事やサプリメントなどを摂取して毎日コラーゲンを摂った方がいいですね。理想は1日で約5gのコラーゲンを摂るようにしましょう。1日で約5gのコラーゲンを摂っても、毎日約1~4gは分解されてしまいます。

毎日摂るのを忘れてしまうと、需要と供給のバランスが乱れて、分解だけ進むようになり体の中のコラーゲンがどんどん減ってしまうのでコラーゲン効果を得たいなら、需要(分解量)に見合う供給(コラーゲンの摂取)が必要です。


効果大なコラーゲンは高分子化サプリ・低分子化サプリ?

コラーゲンはなぜ、医学的根拠がないと言われてきたのでしょうか。理由のうちの1つに、不足しているコラーゲンを食事だけで全て補うことが不可能だということです。

このことが原因で、コラーゲンを含んだ食事を食べても意味がないという結論の意見が多いです。コラーゲンは食事では補いきれないので、食事だけではなくコラーゲンドリンクサプリを食事と一緒に摂って補う必要があります。

分解されるので食事からでは吸コラーゲンドリンクやサプリの中でも効果が期待できるものに、高分子化・低分子化コラーゲンドリンクやサプリがあります。

コラーゲンを豊富に含む食品は高カロリー

コラーゲンを豊富に含む食べ物には高カロリーのものが多いので、美容や健康のためにと思ってたくさん食べた結果、食べ過ぎて太ってしまうということもあるので気をつけたいですね。

それぞれ100gあたり、スペアリブは約350kcal・うなぎは約300kcal・フカヒレは約350kcalです。実際に調理して食べる時は100g以上食べる場合が多いので、結構高カロリーですね。

コラーゲンは食品では摂取効率がよくないのでたくさん食べなきゃと思う人も多く、必要以上に食べてしまって太ってしまうということもよく起こります。

食品からコラーゲンを必要な分だけ摂りたいと考えるとかなりの量のコラーゲン摂取の必要があるので、カロリーを抑えてコラーゲンを十分に摂るならば、低カロリーで吸収効率のよいサプリメントやドリンクの利用が望ましいです。

高分子化・低分子化コラーゲンドリンク・サプリ

高分子化・低分子化コラーゲンドリンクは、分子の大きさの違いによって分けられ、大きいものを高分子、小さいものを低分子といいます。一般的に食品から吸収するコラーゲンは「高分子コラーゲン」です。

高分子コラーゲンは分子が大きく、体内に入ると胃でアミノ酸に分解されて、そのアミノ酸が原料になってコラーゲン生成を助け、結果としてコラーゲンが増えます。コラーゲンを摂っても体内でアミノ酸に変わるので、コラーゲンが摂った分そのまま増えるわけではありません。

分解されるので食事からでは吸収効率が悪く、年齢を重ねるにつれてコラーゲンも必要になってくる量が増えるので、効率的に摂取する方法としてドリンクサプリが開発されました。

ドリンクやサプリに含まれるコラーゲンは「低分子コラーゲン」です。低分子コラーゲンは分子が小さいので、コラーゲンのまま効率よく吸収されます。

アミノ酸では、コラーゲンとして使われるのはそのうちの一部で、体のどこのコラーゲンになるかわからないし吸収効率も悪いです。本当に効いているのか調べるのが困難で、医学的にも根拠がないとされていました。

低分子コラーゲンは、コラーゲンのまま吸収されるので効果もわかり吸収効率もいいので、低分子コラーゲンの商品の方がすすめられるようになりました。

コラーゲンドリンクは瓶やパック入りで、ジュースのようにいろいろな味があり飲みやすいものが多いです。そのまま飲むだけなので手軽で続けやすいです。サプリタイプのものは固形で、水と一緒に飲みます。

ドリンクタイプの方が液体で体に吸収されるスピードがはやく、即効性が期待できます。サプリは小さく軽いので持ち運んで飲めるのがいいですね。サプリを買う時は、裏の成分表示を見るようにしましょう。

コラーゲンドリンクの場合、コラーゲン以外にもたくさんの添加物が含まれていて肝心のコラーゲンの量は少ないものもあります。摂り続けて効果が出るものなので、毎日飲むので添加物は少ない方が体にもいいです。

選ぶ時は、コラーゲン含有量、その他の美容成分、価格、味、などにも気をつけましょう。コラーゲンは不足分である3~8を補えるかをみてください。美容成分としては美容成分の中にビタミンCが含まれていたらコラーゲン合成をサポートするのでおすすめです。

価格は毎日続けて効果を得るものなので、高すぎると途中で続けられなくなってしまうので自分に合う値段のものを探しましょう。味も今は多くの味が出ているのでいくつか比べて続けやすいものにしましょう。


「コラーゲン」特に効果が大きい年齢は40歳代以降

40代以降の女性は、コラーゲンが減っているので減っている分を補うと肌や髪に高い効果が得られます。コラーゲンは20代から徐々に減っていくので、10代~20代の人よりも40代以降の女性の方がよりコラーゲンの効果を実感できるのです。

コラーゲンは加齢とともに減っていく

コラーゲンは40代を超えると急激に減っていきます。加齢によって細胞やコラーゲン自体が傷がついたり劣化するので、コラーゲンを分解・生産するサイクル(代謝)がさらにゆっくりになります。

コラーゲン量の減少するし、質も低下します。コラーゲンは減少することよりも、劣化することの方が問題です。コラーゲンは思っているよりも減少してなくて、ピークの時と比べて約10%減るくらいです。

コラーゲンの代謝はとてもゆっくりですが、加齢と共にそのサイクルがさらにゆっくりになります。

分解と合成が遅くなると、古いコラーゲンがいつまでも排出されずに残るので、次のものが合成されずに分解量が合成量を上回り、サイクルが悪くなってしまいます。古いコラーゲンが肌に残って肌の老化になります。

コラーゲン不足による40代以降女性の髪の悩み・肌の悩み

40歳を越えると、肌や髪の衰えを感じる人が増えます。肌の悩みとしては、ハリがない・くぼみ・しみ・シワが目立ち、毎日疲れたような顔に見えます。コラーゲンはハリや弾力を保つのでこれらの悩みはコラーゲンが原因の場合が多いです。

髪もコラーゲン不足でハリ・コシ・ツヤがなくなります。頭皮の部分もコラーゲンが含まれているので、毛乳頭の部分のコラーゲンが不足することで髪も細くなってしまいます。


コラーゲンの効果で美肌・健康な髪を取りもどす

コシ・ツヤがなくなった・・・

コラーゲン配合の化粧品や、飲料、食べ物などコラーゲンが美容にいいのでなんとなく選んでいるけれど、コラーゲンはどんな成分で具体的にどんな効果があるのか知っているでしょうか。

髪の悩み改善とコラーゲン

年齢を重ねると、抜け毛、髪のボリュームかなくなった、髪が細くなった、コシやツヤがなくなったなど髪の悩みが増えます。加齢で髪が生える毛乳頭が細くなるので髪の毛が細くなってしまい、コシも弱く感じます。

女性は30代から徐々に細くなっていき、40代以降では髪全体の毛乳頭が細くなると言われています。髪の悩みを改善するためにはコラーゲンをとりましょう。 髪は頭皮にある毛乳頭と毛母細胞で成り立っています。

コシのある太い髪を作りたいなら、毛乳頭を太く元気にする必要があります。コラーゲンは血管を流れて頭皮の毛乳頭や毛母細胞を刺激します。そうすることで頭皮が活性化して細かった毛乳頭が太くなり、太い髪が生えるようになるのです。

コラーゲンは1度で効果が現れるものではないので、長期的に付き合うことが重要です。髪は代謝のスピードがゆっくりなので1ヶ月に1cmくらいしか伸びません。

コラーゲンの効果を期待したいならコラーゲンを飲み始めてから、最低でも半年~1年は様子をみるようにしましょう。

肌の悩み改善とコラーゲン

コラーゲンは加齢と共に減少、劣化、変性するので肌に弾力がなくなりたるみを引き起こします。代謝が悪くなり、シミ、くすみ、などの悩みが増えます。

皮膚の真皮のうち水分以外の約70%はコラーゲンです。皮膚の約40%をコラーゲンが占めます。肌の弾力を保つためにはコラーゲンが重要だということがわかります。

肌の真皮層で細胞間をつなぐ働きをしていて、これが肌の弾力のもとです。コラーゲンは皮膚細胞の新陳代謝をサポートするので、肌のターンオーバーが正常になり肌の老化を食い止めます。

即効性があってすぐに効果を実感できるのは美容皮膚科で行うコラーゲン注射です1回打つと半年~1年程効果を感じることができます。

ビタミンCの同時摂取は必要か

コラーゲンはヒアルロン酸とビタミンCと一緒にとるといいです。ヒアルロン酸が肌の土台であるエラスチンとコラーゲンを結んでくれて、ビタミンCがコラーゲン生成を助けてくれます。

ターンオーバーを利用して効果を高める

肌の新陳代謝をターンオーバーといいます。健康な皮膚は約28日周期でターンオーバーを繰り返します。このサイクルはストレス、食生活、加齢などによって遅くなります。

加齢、ストレスなどで新陳代謝が低下した40代以降の女性の場合、ターンオーバーに約45日もかかります。ターンオーバーが遅れると古い角質が残り、メラニン色素も皮膚の真皮に残ったままになるので、シミやくすみの原因となります。

コラーゲンには肌細胞の新陳代謝を活性化させる働きがあり、肌のハリやしみを取り戻します。ターンオーバーのサイクルを通常に戻すためにはコラーゲンを使うといいのです。

皮膚の真皮はコラーゲンが土台となっており、コラーゲンをとることで、ターンオーバーも正常になって、古い角質が排出され、シミやくすみがなくなり美肌になります。


その他のコラーゲンの効果まとめ

コラーゲンは肌や髪以外にも40代以降の女性にとって、健康や美容にいい効果があります。骨を丈夫にして骨粗鬆症予防効果があり、骨と骨の間にある軟骨に含まれるコラーゲンが関節を動かしやすくして関節炎を防ぎます。

炎症を抑える効果があるので自然治癒力が高まって傷も治りやすくなる、歯茎が強くなり歯周病予防効果がある、コラーゲンは血管を作る成分があり血管をしなやかに保つなどの効果があります。

コラーゲンの効果は医療分野でも使われていて、コラーゲンを使った再生医療が注目を浴びています。再生医療とは怪我、病気、加齢などが原因で失くなった組織や臓器の再生と機能回復のための医療です。

コラーゲンは体に取り入れてももともと体にあったものですから拒絶反応がないので再生医療に適しています。人工の皮膚や骨、血管、角膜などを再生医療で取り戻すために技術開発が進んでいます。

化粧品にもコラーゲン配合のものが増えていて、肌表面の保湿、シワ・乾燥対策に効果を発揮します。コラーゲンには肌に膜を張り、水分が蒸発しづらいので水分を保って保湿して肌表面がうるおいで満ちた状態になります。

肌表面へのコラーゲン効果だけでなく、真皮幹細胞でコラーゲン生成をサポートする効果のある化粧品作りが研究中です。体の内部からハリとうるおいのある肌になるので、コラーゲンにはますます目が離せませんね。

化粧品はコラーゲンだけでなくヒアルロン酸も一緒に入っているものを使うと、コラーゲンが細胞と細胞をつないで弾力を作る時にその間にヒアルロン酸が潤いを与えるので、相乗効果でもちもちと弾力のある肌になるのでおすすめです。