食事・食べ物で女性ホルモンを増やすには?美容やバストアップのための食生活とメニュー |

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食事・食べ物で女性ホルモンを増やすには?美容やバストアップのための食生活とメニュー

食事は関係あるの?そもそも、女性ホルモンって何?

自律神経失調症

プロゲステロン

美容には女性ホルモンが大事ということはテレビや雑誌でもよく言われているので、女性ホルモンを増やせば美しくなれることはわかっていても、女性ホルモンはどうやって増やせばいいのでしょうか。

女性ホルモンを増やせる食べ物もあるのですが、女性ホルモンを増やすには何を食べればいいかご存知ですか。女性ホルモンを増やすとされていることで有名な大豆イソフラボン以外の食べ物はなかなかイメージがしづらいですよね。

また、女性ホルモンが増えると美しくなるとは言っても、身体に実際にどのような影響があるのかも気になるポイントですね。

女性ホルモンについて理解するために、まずはそもそも女性ホルモンとは何なのか、女性ホルモンの特徴、女性ホルモンは女性の身体のどこに影響があるのか、などについて知っておきましょう。

女性の卵巣から分必されるホルモン

女性ホルモンは女性の身体の状態に影響を与えるだけでなく、肌、脳、心にまで影響してくるので女性にとってとても大事なホルモンです。まず、女性ホルモンには「エストロゲン」と「プロゲステロン」というホルモンがあります。

女性ホルモンについて理解するためには、エストロゲンとプロゲステロンの働きを理解しておく必要があります。「エストロゲン」は美に関わるホルモンで、女性らしさを作るので増やしたいホルモンです。

骨や血管を丈夫にする、卵子を育てる効果、子宮内膜を厚くする効果、記憶力アップ、新陳代謝を促す、肌に潤いやハリが出る、など多くの効果があります。「プロゲステロン」は、妊娠を維持する働きがあるホルモンで、別名「母のホルモン」と呼ばれています。

卵胞の発育を抑制、子宮内膜を厚くする、新陳代謝を遅らせる、水分を溜め込む、皮脂分泌を活発にする、などの効果があります。女性の身体はこの2つの女性ホルモンによってコントロールされています。

「エストロゲン」と「プロゲステロン」は通常バランスよく分泌されているのですが、この2つのバランスが乱れると身体に不調が出てきます。

例えば、生理不順、ひどい生理痛、生理前のイライラ(PMS)、疲れやすい、たるみ、しみ、シワ、皮脂分泌が増えてニキビができる、太りやすくなる、などです。

これらの不調の原因も女性ホルモンのバランスの乱れからくるので健康と美容のためには、女性ホルモンを増やして女性ホルモンのバランスを乱さないことが大事だということがわかりますね。

40代から減少し始める

女性ホルモンは8~10歳の頃から少しずつ分泌されるようになり、分泌量のピークは30歳頃です。そしてその後40歳前後で減少しはじめ、40代後半~50代になると急激に減少していきます。

年齢を重ねるにつれて、女性ホルモンは自然に減ってきてしまうので、その分を食事で補わなければ、女性の美と健康に悪い影響がではじめるようになります。

食事から女性ホルモンを補うことで、美しさを保ち、健康に暮らせるので女性ホルモンを増やすように日々の食事を意識的に行うことが大切です。

エストロゲンはバストアップに重要

美のホルモンと呼ばれるエストロゲンは、乳腺を発達させるのでバストアップにも効果があります。エストロゲンは女性らしさを作るので女性らしい体つきになります。エストロゲンのバランスが良い女性は魅力的な体をしています。

バストは脂肪と乳腺とクーパー靭帯の3つで主に構成されています。そして、エストロゲンと関わりのある乳腺は胸の中にあって、母乳を作る組織のことです。

乳腺の数がバストの大きさを決めるのですが、エストロゲンは乳腺の数を増加させる作用があるのでエストロゲンによって乳腺が増えるとバストアップするというわけです。

女性は、思春期〜順調にエストロゲン分泌がある30代までのエストロゲン分泌量で乳腺の数が決定するので、しっかりエストロゲンを意識して摂るようになるとバストアップ効果がえられます。

また、乳腺が発達すると胸の脂肪が増えるのでバストが大きくなります。バストのほとんどは脂肪でその割合は脂肪9で乳腺1の割合です。脂肪には乳腺を保護する役割があり、乳腺が多く発達している人の方がバストに脂肪がついています。

ですから、エストロゲンによって乳腺が発達すればするほど、脂肪がついてバストアップするのです。エストロゲンは乳腺の数を増やすだけでなく、間接的にバストに脂肪を増やして胸を大きくしてくれます。乳腺と脂肪を増やすことで、より女性らしい体つきができるのです。


食事が悪影響?女性ホルモンが崩れるとどうなるの?

女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンのバランスを崩さないことが大切です。エストロゲンが分泌されるのは、排卵前までで、排卵後はプロゲステロンが増えます。脳からの指令で2つの女性ホルモンは卵巣から分泌されて1ヵ月毎に月経がくるのです。

脳からの指令によって女性ホルモンのバランスが左右されるので、脳の指令のやり取りがスムーズに行われるということが女性ホルモンがバランスを保って分泌されるためには重要な鍵になります。

しかし、女性ホルモンには脳が指令を出すために、ストレス、不規則な生活習慣、偏った食事、などの影響を受けやすく、ストレスなどで脳が正しい指令を出せないようになってしまうと女性ホルモンが乱れてしまいます。

女性ホルモンが乱れてしまうと女性の身体に様々な悪影響が出るのですが、どのような症状が具体的に現れるのか気になりますね。最近調子が悪い原因は女性ホルモンが原因だったという場合もあるので、女性ホルモンの悪化で起こることを確認していきましょう。

生理不順やPMS・生理痛

女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは女性の身体に大きく関わっていて、働きが乱れると生理不順や生理痛を引き起こします。

エストロゲンとプロゲステロンの分泌が少ないと無月経や過少月経、頻発月経になることがあります。月経が8日以上続く過多月経もホルモンバランスの乱れが原因です。

シミ・ソバカスなどの肌荒れ

女性ホルモンバランスの乱れはシミやソバカスの原因の1つです。女性ホルモンは、ストレスや生活習慣など、毎日の生活の影響を受けやすく、ホルモンバランスも乱れやすいので、注意が必要です。

女性ホルモンは、エストロゲンとプロゲステロンの2種類があり、プロゲステロンはメラニン色素を増加させてしまうので、ホルモンのバランスが崩れてエストロゲンが減ってプロゲステロンが増加すると色素細胞であるメラノサイトを刺激してシミのもとメラニンを増加させてしまうのです。

ホルモンバランスの乱れで発生するシミの中で多いのが肝班(かんぱん)です。これは、眉上、頬、目尻下、などの場所にできてぼやっとした輪郭と色は薄い褐色で、治りにくいのが特徴です。

また、妊娠するとシミや肝班ができやすくなるのは妊娠によってプロゲステロンが優位に働くようになるからです。

そのほかにも、エストロゲンが減ると肌のバリア機能が低くなるので、ストレスや紫外線のダメージを肌が受けやすくなり、それによって色素沈着が起きてシミやそばかすが増えます。

さらに、プロゲステロンは肌の新陳代謝を遅らせるので、古い細胞が肌にとどまるようになり、それがシミやソバカスを悪化させてしまいます。

自律神経失調症

ホルモンバランスが乱れると自律神経にも影響します。結果、倦怠感、不定愁訴、めまい、ふらつき、動悸、息切れ、手足の冷え、発汗、のぼせ、頭痛、不眠などの症状などを引き起こします。


女性ホルモンを増やす食事や食べ物とは?大豆やオリーブオイルが効く!

女性ホルモン補充

女性ホルモンを増やす食事のポイントは、エストロゲンと似た働きをする成分を摂取することと、エストロゲンの分泌を促進させる成分を摂取することです。

エストロゲンは体内だけでしか作られずエストロゲンを食事から摂ることはできないので、エストロゲンに似ている成分を摂取して、更にエストロゲンの分泌を促進させる成分を摂取することで、結果的にエストロゲンを増やすことになるということです。

エストロゲンが増えれば、美肌、老化防止、細胞の若返り、バストアップなどメリット尽くしです。

イソフラボンやオレイン酸が決め手

女性ホルモンを増やす食べ物と言ったら大豆と思い浮かべる人は多く、女性ホルモンを増やす食べ物として大豆は有名です。大豆には、ポリフェノールの一種である大豆イソフラボンが豊富に含まれていて、女性ホルモンであるエストロゲンと似た働きをします。

大豆製品なので、豆乳、豆腐、納豆、きな粉、味噌、でもイソフラボンを摂ることができます。大豆イソフラボンは摂りすぎもよくないので、摂取量には注意してください。大豆イソフラボンの1日の摂取量は約70mg前後です。

例えば、豆乳コップ1杯(200ml)中41㎎、木綿豆腐半丁42㎎、厚揚げ2分の1枚37㎎、絹豆腐半丁38㎎も入っているので、これに納豆や味噌汁も摂取していたら、摂取量目安を超えてしまいます。

足りないと思っていても和食を食べている人は意外と食事からの摂取量で十分足りている場合が多いので、豆乳飲料やサプリなどプラスで摂取する時は、大豆をどれくらい摂ったか考えてから摂取しましょう。

次に、オレイン酸です。オレイン酸はオリープオイルなどの良質な油に含まれています。食事から摂取した油は体内でコレステロールに変わって、それが女性ホルモンに変化するのです。

普通の油や何回も使い回して酸化した体に良くない油を摂取すると、悪玉コレステロールが過多になりすぎて、血がどろどろになってしまいます。

油には注意が必要なのですが、オレイン酸の含まれているオメガ3脂肪酸が含まれた油は、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールが女性ホルモンに変化するので女性ホルモンのバランスを整えてくれます。

また、オレイン酸は脂肪燃焼効果が高いのでエストロゲンの減少してしまう更年期の女性は代謝が低下するので、脂肪が燃焼しづらくなっていますからとても嬉しい食材ですね。

魚は強い味方!

女性ホルモンの代謝を活発にするために必要なのはビタミンB6です。ビタミンB6は魚に多く含まれていてその中でも特にマグロの赤身に豊富に含まれています。マグロの他にはバナナにも多く含まれています。

ビタミンB6は、女性ホルモンがうまく代謝されるようにサポートする作用があるので、マグロの赤身やバナナを食べることで女性ホルモンが代謝されてエストロゲンが効率よく働くようになります。

ビタミンB6の女性ホルモンを促進する作用は月経前症候群(PMS)を予防してくれますし、その他の効果としては美肌効果もあって皮膚、粘膜の健康を保ってくれます。

小腹が空いたらナッツを食べよう!

普段の食事に気をつけるだけでなく、おやつにも気をつけるとさらに女性ホルモンをふやすことができます。お腹が空いて間食をしたいと思った時には、アーモンドやナッツ系のおやつを食べましょう。

ナッツは卵巣、脳下垂体に働きかけて女性ホルモンの分泌をコントロールしてホルモンバランスを整える働きと、高い抗酸化作用があるので美容効果もありおすすめのおやつです。

ナッツ類はビタミン、ミネラル、鉄、亜鉛なども含まれているので栄養も豊富です。血糖値のバランスを整えることは、女性ホルモンバランスのバランスを整えることになるので、ナッツには血糖値のバランスを整える効果もあるので小腹が空いた時にはナッツを食べる方が良いです。

ナッツにはいろいろな種類がありますが、ピスタチオはビタミンB6をたくさん含んでいて、ナッツの女王とも呼ばれています。ビタミンB6は、マグロの赤身やバナナにも含まれると書きましたが、エストロゲンの代謝を促進し女性ホルモンのバランスを整えてくれますね。

また、オリーオイルに含まれるオメガ3脂肪酸はナッツにも含まれています。女性ホルモンの減少を防ぎアンチエイジング効果もあるので、ナッツを摂るだけで実に多くの栄養と、女性ホルモンに効く栄養がとれるというわけです。

食事のお供は煎茶

煎茶は、緑茶に分類されるお茶の1つです。日本で日常的に飲んでいる緑茶の代表が煎茶です。ですから、スーパーやコンビニに並んでいる緑茶の多くは煎茶です。

煎茶には、ビタミンEが多く含まれています。ビタミンEは老化を防止するアンチエイジング効果のあるビタミンとして有名です。ビタミンEは女性ホルモンを作る卵巣を元気にするので、女性ホルモンをふやすためにはぜひ摂取しておきたい栄養素です。

煎茶の他には、アーモンド、モロヘイヤ、かぼちゃ、大根の葉、アボカド、などに多く含まれていますのでこれらの食品からとってもいいのですが、煎茶で摂れば調理の必要もなく、すぐに飲めるので手軽な点がおすすめです。

煎茶はビタミンEだけでなくカテキンが豊富で、これは抗酸化作用が高く、アンチエイジング効果があります。

ちなみに、ビタミンEは水溶性ビタミンなのでいつまでも体内にとどまらずに排出されやすい傾向があるので、食前に飲むよりも吸収されやすい食後に飲んだ方が効果的に煎茶のもつビタミンEやカテキンの効果をえられるでしょう。


インスタント食品の食事は女性ホルモンの敵!その副作用は?

インスタント食品は、美味しいと感じるものも増え、種類も豊富で手軽に食べられるので女性も頻繁に食べるようになってきていますが、インスタント食品を食べると女性ホルモンのバランスを崩す原因になってしまうので、避けた方が体のためにはいいです。

インスタント食品は手軽に食べられますがその分、よく分からない添加物が多くふくまれています。添加物の中には多く摂ることで体に悪い影響が出るものも少なくないです。

もちろん女性ホルモンにも影響を及ぼしてしまいます。インスタント食品を食べることで、女性ホルモンにどのような影響が出るのか見ていきましょう。

化学調味料がミネラルを奪う

インスタントラーメンやカップ焼きそばなどのインスタント食品は化学調味料を多分に用いています。科学調味料にはリン酸塩が含まれていて、これが体内のミネラルを奪います。

ミネラル不足になると、イライラしてキレやすくなったり、ひどい例だと骨を溶かすので尿管結石になったりしてしまいます。

成長ホルモンの分必を妨げる

インスタント食品の中にはリン酸やシュウ酸が多く入っています。なぜ入っているかというと、食品の保存性を高まる、色と見た目がよくなる、からです。インスタント食品が成長ホルモンの分泌を妨げるのは、リンを過剰に摂取してしまうことが原因です。

リンはミネラルで、骨を完成させるために必要な栄養素です。インスタント食品を頻繁に食べると食品添加物の中に多く含まれているリンを過剰摂取してしまい、カルシウムや亜鉛と化学反応を起こして吸収を邪魔して体外に排出させてしまいせっかく取り込んだカルシウムや亜鉛も意味がなくなってしまうので、それが原因で成長ホルモンの分泌を妨げてしまいます。


手軽な食事で女性ホルモンを増やす!おすすめコンビニメニュー!

女性ホルモンをふやすためには食事が大事だということがわかりましたね。ですが、毎日食事を作る時間がない場合や、手軽に女性ホルモンを増やしたい場合、頼りになるのがコンビニの商品です。

コンビニの商品もうまく組み合わせることで、女性ホルモンの分泌に必要な、大豆イソフラボン、オレイン酸、ビタミンB6、ビタミンE、などの栄養成分をとることができます。ここからは、女性ホルモンをふやすコンビニメニューを紹介します。

納豆巻き+ツナサラダ+煎茶+アーモンドチョコ

「納豆巻き+ツナサラダ+煎茶+アーモンドチョコ」の組み合わせは比較的dのコンビニにも常備されているメニューでコンビニですべて変えますし、調理の必要もなくすぐに食べられるので便利です。もちろん女性ホルモンを増やすメニューなので、合わせてとると良いです。

納豆巻きは大豆イソフラボンが豊富なので、女性ホルモンに似た働きをします。ツナサラダのツナの油にはビタミンEが豊富に含まれていて女性ホルモンの分泌を促進してくれます。

また、サラダに入っているキャベツはボロンという成分が含まれていて、これも女性ホルモンに働きかけてくれます。バストアップ効果や、免疫力アップ効果もあるのでツナサラダは女性ホルモンの強い味方です。

そして、煎茶はビタミンEが豊富ですから、ツナ同様女性ホルモンを分泌しやすくする効果がありますので、飲み物は甘いジュースや炭酸飲料ではなく、煎茶を選びましょう。

アーモンドもビタミンEが豊富なのでアーモンドチョコは、ただのチョコだけを食べるよりも女性ホルモンをふやすのでおすすめです。

ネギトロおにぎり+ひじきの煮物+おでん

次は「ネギトロおにぎり+ひじきの煮物+おでん」の組み合わせです。これも、女性ホルモンに似た働きをする成分と、女性ホルモンの分泌を助ける成分の両方が含まれていて、効果的に女性ホルモンが増やせるコンビニメニューですね。

ネギトロはマグロが含まれているので、ビタミンB6が摂取できます。ひじきの煮物には、大豆が入っているので大豆イソフラボンが摂れます。

ひじきは大豆イソフラボンだけでなく鉄分、カルシウム、マグネシウムも豊富に含まれていて、これらの成分は血液を作り、血流をスムーズに流すので、血流がよくなることでホルモンバランスが安定するのを助けます。

女性は月経があるので、鉄分不足になりやすいですから、ひじきの鉄分は有効です。

おでんにはいろいろな具がありますが、女性ホルモンを増やす食材も多く含まれています。まずは厚揚げです。厚揚げは女性ホルモンと似た働きをする大豆イソフラボンだけでなく、ビタミンB群、ビタミンEも合わせて摂取することができます。

卵もエストロゲンを増やし、コレステロールが女性ホルモンの材料となります。また、ミネラルの一種ボロン(ホウ素)は女性ホルモンの分泌を促してくれるので、海藻類の昆布巻きや、ロールキャベツを選ぶといいでしょう。