シミに漢方って効果があるの?その理由を解説
漢方の定義によると、シミができてしまう原因は「瘀血(おけつ)」だとされています。血の巡りが悪くなることで、生理機能が低下するからです。
悪くなった血の巡りを改善する漢方の力で、シミ・色素沈着は改善します。
漢方には、美白効果も!
通常、シミやくすみの原因といえば「日焼け」が考えられますね。紫外線や炎症で増産された黒色のメラニン色素が皮膚の中に蓄積したものです。一方、漢方の考え方ではシミの原因は瘀血、つまり「血」の停滞によるものなのです。
体質改善することによって、シミ・くすみの根本的な原因を改善し美白へと導きます。
血行を良くする漢方
血行が悪くなると冷え性や生理不順、疲労が溜まるといった症状が出てきます。漢方を使うことで体の内側から毒を排出し血行を良くできます。
漢方でストレスを抑制する
東洋医学では五臓のうち肝がストレスに関係してると考えられているため、肝のバランスを漢方薬で整えることによってストレスも緩和していきます。ストレスの緩和は、不眠症にも効果的です。
漢方で消したい肌にできたシミの原因は?
シミには色々な原因があります。紫外線が有名ですが他にも加齢、ストレス、肌荒れ、ニキビ、ホルモンバランスの異常などです。
これらは血行不良によって引き起こされる症状でもあります。
紫外線
紫外線でシミができる原因はメラニン色素の生成が過剰になるからです。メラニン色素は通常肌のターンオーバーで排出するのですが、メラニン色素の生成と排出のバランスが崩れることでシミができます。
女性ホルモンの影響
女性ホルモンのバランスが変わることがシミの原因になります。月経、妊娠、出産のタイミングでシミが増えるのは、その時期女性ホルモンのバランスが大きく変化しているためです。
加齢
加齢と共にシミは少しずつ増えて目立ち始めます。それは歳を取ると共に肌のターンオーバーが遅くなることと、紫外線による影響で肌の再生能力が衰えてしまうからです。
色素沈着のシミに効く漢方の成分と皮膚への効果は?
漢方の成分は色素沈着に効きます。
どの漢方がどのようにシミに効く成分かを理解して、シミ予防に役立てましょう。
イチョウ葉エキス
植物エキスのイチョウ葉エキスにはメラニン生成抑制効果に加え、血行促進、抗酸化作用があります。高血圧の治療にも使われる成分なので血行促進にはとても効果的であり、血行促進によって体内の毒素を排出してくれます。
ナツメ
血をサラサラにしてくすみを解消してくれます。さらに安眠効果もあるので、不眠によって引き起こされるくすみにも効果的です。アンチエイジング効果もあり、ハリのある肌に導いてくれます。
ハトムギ
皮膚の粘膜の血流やリンパ液の流れを良くする働きがあり、シミや老化の原因となる老廃物を外へ排出してくれます。その結果お肌につやができシワも改善されます。
カンゾウ
万能の生薬と言われる一種の漢方で、メラニン色素を抑制してシミを作りにくくする作用があります。高い保湿性や肌を保護する効果もあります。
薬局で買える!シミに効く女性ホルモンを整えてくれるツムラの漢方
漢方薬といえば、市販、医師に処方してもらうもの、いずれもツムラのメーカーの生薬が有名ですね。薬局で販売されているツムラの漢方薬の中にも、女性ホルモンを整えてくれる漢方薬があります。
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血行障害を改善してくれます。血の流れを良くして熱のバランスを整えることによってのぼせや冷えを改善します。血流の流れを良くすると同時に体のバランスを整えシミを抑制します。24包(12日分)2500円
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血行を良くしたり貧血症状を改善します。ホルモンバランスを整えるという効果もあるので、ホルモンバランスの変化によってできるシミにも効果的です。24包(12日分)2500円
加味逍遥散(かみしょうようさん)
血液循環を良くして体を温めます。女性向けの漢方であり、ホルモンバランスも整えてくれるのでストレスの緩和してくれます。24包(12日分)3500円
清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
顔の熱や炎症を取り除きます。顔の皮膚病、ニキビの治療に適しておりニキビからできてしまうシミの治療にオススメです。24包(12日分)3000円
シミに効果のある漢方の飲み方や副作用
医薬品やサプリメントは、定められた用法・用量を守って服用することが大切。もちろん漢方も同じです。
飲み方や副作用をきちんと理解してから飲みましょう。
漢方を飲む量や頻度
漢方薬は空腹時に飲むのが基本です。食前や食間の空腹時に飲みましょう。飲む量や頻度は記載されている用法用量に従ってしっかり飲みましょう。
漢方の副作用
漢方薬は基本的には副作用がない薬ですが、まれに体に合わないと症状が出る場合があります。その場合は飲むのを中止しましょう。副作用が悪化する場合は医師に診てもらいましょう。
漢方を飲むのに注意が必要な場合
持病で病院から薬を処方してもらっていたり、数種類の漢方薬を一緒に飲む場合は医師や薬剤師に相談してから飲むようにしましょう。