高濃度ビタミンC点滴とは?
ビタミンCは抗酸化作用が強く、コラーゲンの生成を助けるなど美容にもよい水溶性ビタミンです。
高濃度ビタミンC点滴とは、食事や化粧品では取り入れることのできない大量のビタミンCを点滴で入れることによって血液中の濃度を高めるというものです。
芸能人にも愛用者が多く、皮膚科や美容外科で受けられるビタミンC点滴ですが、美容や健康効果が高いと話題になっています。
ビタミンCを投与する新しいがん治療法
高濃度ビタミンC点滴は、新しいがんの治療法としても注目されています。副作用の心配がなく、体に優しい抗がん剤ともいわれておりアメリカの公的機関の論文発表から広がっていきました。
血中濃度を測定し患者さんに合った濃度のビタミンCを点滴していく治療法ですが、現在は保険適用外の自由診療となっています。美容目的のビタミンC点滴と比べると量や頻度は多く設定されています。
免疫力を上げることから美容目的で受ける人も
高濃度ビタミンC点滴には、風邪の予防や免疫力を高める効果もあり、ストレス緩和といった作用も期待されています。喫煙や紫外線によって失われやすいビタミンCを補い、生活習慣病の予防やアンチエイジングを目的として通っている人も多いようです。
防腐剤不使用で純度が高いものを
高濃度ビタミンCの品質については、防腐剤不使用で純度が高いものがよいといわれています。アメリカから広まった治療法ですので、海外製品には防腐剤不使用のビタミンC注射薬があり、品質を守るために海外から冷蔵空輸されたものがおすすめです。
がん治療とは違う美容目的のビタミンC点滴
がん治療にも使われているビタミンC点滴ですが、美容目的で利用したい場合はどのようなタイミングで受けるべきでしょうか。
おすすめのタイミングや効果について紹介していきます。
活性酸素を抑制し、乾燥肌改善やアンチエイジング効果も
ビタミンCは活性酸素を抑制し、乾燥肌を改善したりアンチエイジングの効果が期待できるといわれています。ビタミンC点滴であれば、体全体の美白や乾燥肌を改善してくれるので人によっては手軽なケアだと感じるかもしれません。
肌のくすみやニキビが気になる時、日焼け前後、疲れた時などに
美容目的のビタミンC点滴は即効性が高く人気となっていますが、紫外線を浴びやすいレジャーの前後や、疲れが取れない時に受けるのがおすすめです。肌のくすみや肌荒れが気になるときにも利用してみましょう。
腎臓や肝疾患、人工透析を受けている人には向かない
ビタミンC点滴は、心不全の人や腎不全といった健康不安のある人には向いていません。その他にも持病がある人は、一度病院で相談してみるのが良いでしょう。
また、生まれつきG6PDという酵素を持っていない人は、溶血という副作用が起きる場合があります。副作用の心配については治療前に血液検査によって調べます。
口コミつき・ビタミンC点滴の美白効果や副作用は?
化粧品や食事では摂れない大量のビタミンCを体に取り入れることができるビタミンC点滴ですが、副作用はないのでしょうか?
まずは美容において期待できる効果や副作用について紹介していきます。
メラニン生成を抑制し、コラーゲンの生成を促進
ビタミンC点滴によって血中濃度が高まれば、メラニンの生成を抑制しシミやそばかす、肝斑を防ぐことができます。ニキビで悩んでいる人は、患部が炎症を起こし色素沈着してしまいますが、ビタミンC点滴は炎症を抑える働きもあるので、色素沈着にも効果的です。
また、シワやたるみはお肌の弾力が年齢とともに不足して起こるのですが、ビタミンCは細胞を繋ぎとめているコラーゲンの生成を促進するために、ハリや弾力のあるみずみずしいお肌へと導きます。
副作用はないが、まれに血管痛やアレルギーが起こることも
持病や体質によって受けられない人もいますが、大きな副作用はないといわれています。浸透圧が高くなることから血管痛が起きるなどの症状が起きる場合もありますが、点滴の速度を遅くすると改善します。また、ごくまれに尿管結石やアレルギーが起こることもあるようです。
気になるビタミンC点滴を受ける頻度や値段は?
大きな副作用がなく、美容や健康効果が期待されているビタミンC点滴ですが、どのくらいの頻度で通えばいいのでしょうか。
おおよその相場についても紹介していきます。
1-2週に1度を1-2か月続けるだけでも効果を実感
やはり注射が苦手という人もいると思いますが、ビタミンC点滴は1〜2週間に1度、1ヶ月か2か月続けるだけでも効果があるといわれています。直接ビタミンCを体に入れるので即効性も期待でき、美容効果が実感しやすいようです。
1回1-2時間、相場は1-3万円
ビタミンC点滴は、保険が適用されない自由診療の治療ですので、病院によっても値段に違いがみられます。初診時にG6PDという酵素があるのか血液検査をすれば別途料金を支払います。
点滴のg数にもよりますが、1回1万〜3万円ほどかかります。治療に必要な時間は1時間〜2時間程度です。
ビタミンC点滴はアトピーにも利く?
ビタミンCにはアレルギーの軽減といった作用もあり、アトピーのかゆみを抑えるといった効果も期待できるようです。
アトピーにも良いといわれているビタミンC点滴ですが、アトピーの人が利用する場合には、どのような点に気をつければよいのでしょうか?
効果は期待できるが、過剰摂取にならないよう上限を2000mgに
アトピー肌の人は、お肌のバリア機能も落ちてしまいますがビタミンC点滴によりコラーゲンを生成しやすくすることで乾燥肌を防ぐこともできます。アレルギーを引き起こすヒスタミンという物質を減らすことから、かゆみ軽減の効果も期待できます。
人によっては点滴が合わないと感じる人もいるので、医師と相談しながら施術を受けてみましょう。また、日本ではビタミンCの上限摂取量が設定されていないのですが、アメリカでは1日2000mgまでとされています。
点滴だけではなく食事やサプリからも上手に取り入れて
活性酸素がアトピーを悪化させるといわれているため、抗酸化作用の強い食事を心がけるのがおすすめです。点滴だけに頼るのではなく、食事やサプリからもビタミンCを取り入れてみましょう。
ビタミンC点滴の美容効果を体感してみよう
芸能人であり医者である著名人もブログでビタミンC点滴をしている様子をアップしており、健康や美容に熱心な人の間でとても人気があるようです。
有名人の口コミも多い高濃度ビタミンC点滴を、スペシャルケアに加えてみてはいかがでしょうか。