オイルおにぎりは美容やダイエットにも効果的?
「オイルおにぎり」がひそかなブームとなっているのをご存知でしょうか?おにぎりと良質な油を混ぜておにぎりにするのですが、美容やダイエットに効果大!と話題なんですよ。
10年ほど前までは油分=ダイエットの敵、というのが美容業界の常識でした。しかし、美肌や燃焼効率を上げるためには脂質は無くてはならないもので、良質なオイルであればさらに嬉しい効果が得られるようです。
便秘を改善・腹持ちを良くする・お肌や髪にツヤや潤いが出るなどの効果が
適度に脂質を摂る事によってまず効果が表れるのがお肌です。腸の滑りが良くなることによる便秘解消、お肌や頭皮の皮脂分泌量が適切になり肌トラブルが解消されます。他にも腹持ちがよくなりかえって食事量が減ったり、代謝が上がったりとダイエット効果もあります。
ダイエット効果を高めるには雑穀やもち麦ごはんがおすすめ
使用するオイルによっても美容や健康への効果が変わってくるのですが、さらに効果を高めたいならごはんにもこだわってみましょう。豊富な食物繊維とビタミン、ミネラルが豊富な雑穀米やもち麦がおすすめです。
食物繊維は便秘解消のほかに、過剰な糖質や脂質を体外に排出する働きがあります。また、ビタミンやミネラルは脂質や糖質の代謝を助ける働きがあるので、食べ続けることで痩せやすい身体になりますよ。
どんな油がいいの?オイルおにぎり
最近はオイルを使った美容法、ダイエット法が巷にあふれていますね。ココナッツオイルやオリーブオイル、えごま油などはご存知の方が多いかと思います。
中でも脂質でありながら脂質の代謝を上げたり、血液をさらさらにする不飽和脂肪酸が主成分のオイルが良質だと言われていて、具体的にはあまに油、えごま油などのオメガ3系、ごま油などのオメガ6系、オリーブオイル、米油などのオメガ9系です。
脂肪酸には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸があります。動物性脂肪のほとんどは飽和脂肪酸で、植物性脂肪の多くは不飽和脂肪酸です。不飽和脂肪酸はその構造の違いにより、オメガ3系、オメガ6系、オメガ9系に分けられます。オメガ3と6は人体で作ることができない脂肪酸で必須脂肪酸とよばれています。
http://www.hisano-clinic.com/health023.html
美容効果なら「ごま油」「こめ油」がおすすめ
ごま油、こめ油ともに高い抗酸化作用のあるビタミンEが豊富です。疲労によって生じた活性酸素を除去し、細胞の老化を予防するので若返りビタミンと呼ばれています。
こめ油は学校給食に広く使われているオイルですが、無味無臭で食材の邪魔をしないのでどんな食材でおにぎりを作っても相性が良いでしょう。
ダイエット効果なら「ココナッツオイル」「えごま油」がおすすめ
ダイエット、オイル、と聞いてココナッツオイルやえごま油を思い浮かべる人は多いでしょう。どちらもα-リノレン酸が豊富で血中のコレステロールや中性脂肪を下げる効果があります。脂質の代謝を上げる役割もあるのでダイエット効果が高いオイルです。
えごま油は熱に弱く、炒め物や揚げ物には向かないので、ドレッシングにしたりオイルおにぎりにするのが最適です。酸化しやすく、開封してから時間がたつと独特の風味が出てくるので注意しましょう。
オイルおにぎりの作り方
オイルおにぎりの作り方はいたって簡単です。ごはんにオイルを混ぜてから普段通りおにぎりを作るだけです。洗い物を少なくしたい場合はラップや海苔に塗ってから握っても良いでしょう。
オイルおにぎりを作る際に注意したいのがオイルの量。おにぎり2個分のごはん(200g)に対し、オイルは小さじ1杯程度で十分です。
オイルおにぎりは冷凍可能?ごま油が人気?
美容やダイエット効果のほかにも、オイルおにぎりには嬉しい利点が。実は、オイルおにぎりは作り置きに向いている食材なんです。
ごはんだけでも冷凍できないことはないのですが、オイルを混ぜることによって解凍後格段においしくなるんですよ。
食中毒が心配な夏は凍らせたオイルおにぎりが大活躍
夏は温かいご飯をお弁当に詰めると食中毒が心配ですよね。朝の忙しいときにご飯を冷ます時間もあまり取れません。そんな時に活躍するのが作り置きしていた冷凍オイルおにぎりです!
自然解凍でおいしく食べられるほか、保冷剤としての役割も果たしてくれます。1週間程度なら問題なく冷凍保存ができるので、週末にまとめて作り置きするのも良いですね。
香ばしい香りのごま油おにぎりが、効果も味も人気!
オイルおにぎりで一番人気なのがごま油を使ったオイルおにぎりです。比較的手ごろな価格で手に入るごま油ですが、ビタミンEが豊富でアンチエイジング効果が期待できます。香ばしい風味で相性の良い具材も多いですよ。
人気のオイルおにぎりレシピ
それでは、オイルおにぎりの人気レシピをご紹介していきます。風味が独特なオイルでも具材によっては相性抜群のレシピがありますよ。
オイルおにぎりのコツを挙げるとすれば「いつもより少しだけ固めに炊く」こと。オイルが米粒をコーティングして水分が逃げにくくなるので、いつも通りの水加減だとべちゃっと感じる方が多いようです。
七味のアクセントが大人の味「おかかのエクストラバージンオリーブオイルおにぎり」
イタリアンに欠かせないオリーブオイルですが、和風の料理には少し躊躇してしまうという方も多いかと思います。そんなオリーブオイルをオイルおにぎりにするなら「おかか」がおすすめです。
混ぜご飯の要領で
- ご飯 320g
- オリーブオイル 大さじ1
- かつお節 大さじ4
- しょうゆ 大さじ1
- 七味 適量
を混ぜるだけです。オリーブオイルと七味が意外とマッチし、様々な風味が楽しめるレシピです。
ココナッツの甘い風味がカレーにマッチ「ココナッツオイルのカレーおにぎり」
ココナッツオイルは美容にとっても良いオイルですが、なかなか合う食材が見つからないのが難点。そんなココナッツオイルを使うなら、思い切ってカレー風にしてしまいましょう!熱に強いココナッツオイルは炊き込んでしまうのがおすすめです。
- 米 2合
- カレー粉 小さじ1
- コンソメ 大さじ1
- ココナッツオイル 大さじ1
- お好みの野菜
すべてを混ぜた後、指定のメモリまで水を入れて炊くだけのお手軽レシピです。野菜はコーンやピーマン、人参や玉ねぎがおすすめです。
カルシウムたっぷり「チーズとしらすのえごま油おにぎり」
ダイエット効果の高いえごま油は、同じく栄養価の高い食材を合わせると効果がアップします。カルシウムをはじめとするミネラルやたんぱく質が豊富な「チーズ」「しらす」を合わせるレシピをご紹介します。
- ごはん 茶碗2杯
- 粉チーズ 大さじ2
- しらす 大さじ2
- えごま油 小さじ1
- 塩 適量
しらすもチーズも商品によって塩分が高いので、塩は味を見ながら足していきましょう。塩は無くても問題ありません。