光老化で肌老化になる?紫外線ケアと予防法をご紹介 |

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光老化で肌老化になる?紫外線ケアと予防法をご紹介

光老化は肌老化の原因?

年齢を重ねるとシミ・シワ・たるみなどの老化が気になってきますよね。肌老化には加齢によるものと、外的要因によるものがあり、そのうち紫外線による老化を光老化と言います

紫外線がお肌にもたらす悪影響と、紫外線ダメージによって老化してしまったお肌のケア、私たちの世代がこれから気を付けていきたいことをまとめました。


紫外線は皮膚の大敵!光老化と肌老化

紫外線がお肌に悪いと言われ始めたのはここ20年ほど。

「光老化」って言葉を、最近、当たり前のように耳にすると思います。私達が老化と思っている様々な症状、例えば、シミやシワ、皮膚癌、免疫力の低下、白内障等の原因の約8割が、紫外線照射による「光老化」です。つまり、年齢によるどうしようもない老化の部分って、2割程度なんですよ、実は。

http://bihadahime.com/report/biyoutuusinn200307.html

それまでは肌老化は加齢によるもので、ある程度は仕方がないと思われてきました。しかし、実は加齢によりも紫外線のほうがダメージの割合が断然多く、紫外線をあまり浴びないお腹や太ももは20代と40代でさほど状態が変わらないことも!

肌に少しずつ蓄積される光老化

「紫外線でお肌が黒くなってもすぐに戻るから大丈夫」「紫外線を浴びても、焼けない体質だから」と安心していませんか?実は、紫外線でお肌が黒くなるかどうかは光老化にあまり関係がありません。

紫外線にはお肌を表面に作用し肌の色を黒くするUV-Bと、お肌の奥まで届き、徐々に肌細胞にダメージを蓄積させていくUV-Aの2種類があります。油断して日光を浴び続けてきた人は紫外線ダメージがしっかり蓄積しているかもしれません。

A紫外線が光老化を早める

UVAには窓ガラスを通過してしまう、曇りの日でも相当量が地表に到達する性質があるため、ふつうに生活しているだけでもかなりのUVAに曝されている可能性があります。さらにUVAは真皮の深くまで到達するため、肌の「光老化」の原因になると言われています。

http://www.haru-skinclinic.com/col/0707.html

真皮に到達したUV-Aは、肌細胞の中のメラノサイト(メラニン色素を作る工場)にダメージを与えてシミの原因となったり、コラーゲンを破壊してシワ・たるみの原因となってしまうのです。


光老化すると肌はどうなる?

それでは、紫外線を浴び続けるとお肌はどうなってしまうのかを見ていきましょう。

人によってお肌のダメージの表れ方は様々ですが、確実に光老化はあなたにも迫っています。

防御反応で皮膚が厚くなる

光老化で一番多いのが「お肌のごわつき」です。紫外線によるダメージからお肌を守ろうと防御反応が起こり、お肌の角質が厚くなったり浅黒くなったりします。

見た目には分からない段階でも、化粧水が馴染みにくくなった、ターンオーバーが乱れてお肌がくすんで見える、などは光老化の初期症状。なるべく紫外線を浴びないように心がけましょう。

35歳前後から目立つシワ・シミ

お肌の防御反応である「お肌のごわつき」を放置していると、30代半ばからシワ・シミなどが目立つようになってきます。シミは肌細胞の遺伝子情報がバグを起こしてメラニンが作り続けられている状態、シワは真皮細胞のコラーゲンが破壊されてしまった状態です。

大きなシミや深いシワができてしまうと、真皮細胞に紫外線ダメージが蓄積してしまっているという事。完全に元のお肌に戻すことは難しくなります。


日焼け止めで光老化と肌老化を防ぐ

紫外線をなるべく浴びないようにするには「日焼け止め」を塗るのが一番手っ取り早い方法です。

日常的に紫外線を防ぐために、室内にいる時や曇りの日でも日焼け止めを塗るようにしましょう。

日焼け止めは数値が高いほど肌に負担が

とはいえ、朝起きてから寝るまでずっと強い日焼け止めを塗る必要はありません。数値が大きな日焼け止めはその分お肌への負担となってしまいます。

日常使いには「SPF10~30・PA+~++」、真夏や屋外でのスポーツ時には「SPF30~50・PA+++」などと使い分けると良いでしょう。

また、ウォータープルーフなど落ちにくい日焼け止めもトラブルのもととなるので、ジェルタイプやミルクタイプなどお肌の負担が少ないタイプの日焼け止めを選びましょう。

食事やサプリメントでビタミンを摂取

紫外線ダメージに負けないお肌を内側から作る事も大切です。美肌ビタミンと呼ばれるビタミンCは、シミの原因となる活性酸素を除去したり、コラーゲンの生成を助けたりする重要なビタミン。生野菜や果物での補給が難しいときはサプリメントなどで補給しましょう。

また、新しい肌細胞をどんどん作るために、肌細胞のもととなるたんぱく質も忘れずに摂取しましょう。植物性たんぱく質である大豆製品や、単体でも栄養バランスの良いたまごなどがおすすめです。


活性酸素で肌にダメージ!光老化と肌老化

外回りの仕事をしている人や屋外でのスポーツをよくする人、ベースメイクや日焼け止めを普段塗らないという人は要注意。25年間トラック運転手をしていたアメリカ人の男性が、顔の左側だけ光老化してしまった事例があるほど蓄積ダメージは侮れません。

光老化など見た目だけの問題ならまだしも、紫外線に気を配らないままだと皮膚がんなどになってしまう可能性もあります。年々強くなる紫外線、健康へ悪影響を及ぼす可能性もゼロではありません。

皮膚がんの可能性も

紫外線は肌細胞の中のDNAを変質させてしまうことがあります。その代表例がメラニンを作り続けてしまう現象であるシミ。異常に悪性の細胞を増殖させてしまう皮膚がんへと変質してしまう事もあるので注意が必要です。

日焼けサロンに通った人は注意

キレイに日焼けするために日焼けサロンに通った事のある人は、よりシミや皮膚がんのリスクが高まります。肌表面の赤身やひりつきを抑えるために、真皮細胞に届くUV-Aのみ照射する光線を大量に浴びてしまっているので、紫外線ダメージの蓄積は相当なもの。

今色白だと言われている人でも、いつシミ・シワが出てくるかわかりません。さらなる紫外線ダメージを蓄積させないために、できるだけ紫外線対策を怠らないようにしましょう。