話題の米ぬか美容!その効果とは?
米ぬかが美容に良いということを聞いたことはありますか?米ぬかと聞いて「漬け物」を想像することが多いと思いますが、実は美容に良い成分をたっぷり含んでいる優秀なアイテムなのです!
そもそも米ぬかって?
米ぬかとは、玄米から精白米にする過程で取り除かれる胚や外皮のことです。
米ぬかは、古くから米ぬか油や漬けのぬか床として使用されてきました。
豊富なアミノ酸
米ぬかは、玄米から白米をつくる過程で取り除かれてしまうのですがアミノ酸をたっぷり含んでいます。アミノ酸の働きには、疲労回復効果、睡眠の改善、肝機能向上、お肌のコラーゲン生成促進などがあげられます。なんだか捨ててしまうのは、もったいない気がしますよね。
美容に大切なビタミンB群
米ぬかは、ビタミンB1やB2も含んでいます。ビタミンB群は、疲労回復、糖や脂肪の分解促進、皮膚を健康に保つ働きがあります。美肌やダイエットには欠かせない栄養素を米ぬかでとれちゃうのです。
保湿効果抜群!セラミド
米ぬかは、私たちの皮膚に存在するお肌を守ってくれる成分と同様の効果をもつ「米ぬかセラミド」を含んでいます。
話題のγ-オリザノール
米ぬかの油分を抽出すると、γ-オリザノールが含まれています。γ-オリザノールは、お肌の大敵の紫外線を防ぎメラニンの発生や乾燥を防ぎ美肌に導いてくれます。また、血行促進作用もあり、肌の代謝を促しターンオーバーを正常にすることでも美肌へ近づけてくれますよ。
米ぬかで美容!洗顔の効果と方法
美肌成分がたっぷりの米ぬかを使って洗顔をしてみませんか?
米ぬかで洗顔するとこんな効果が!
米ぬか洗顔によって、「肌が白くなった!」「くすみが消えた!」という口コミを多く見かけます。ぬかに含まれるビタミンB群やγ-オリザノール、セラミドなどにより、洗浄だけでなく美白や保湿など美肌効果があるからです。
米ぬかを使った洗顔法
米ぬかを使った洗顔には、顔に直接米ぬかをつける方法と、布袋を使用する方法があります。
(1)直接米ぬかを肌につける方法
・化粧はあらかじめ落としておく
・顔を濡らす
・スプーン1~2杯の米ぬかを手に取り水かぬるま湯を加え、よく混ぜる
・混ぜたものを顔に伸ばして優しく洗う
少しスクラブっぽいので、敏感肌の人は刺激が強い場合があるので気を付けてください。
オイリー肌の人で週2回、普通・乾燥肌では週1回くらいの洗顔で充分なのだそうです。
古い角質が取れて、とてもつるつるになります。
(2)ぬかを袋に入れて使う方法
・木綿の布、もしくはハンカチなどの布に米ぬかを包む
・米ぬかがこぼれないように口を紐などで縛るか縫い合わせる
・顔を濡らす
・ぬか袋をぬるま湯に浸す
・袋から染み出るぬかの白い液を、袋ごと肌に押し当てながら洗う
洗った後の肌は、意外にもサッパリしているけれど、すべすべした感触になります。
※使用した中身のぬかは捨てましょう。
米ぬかで美容!パックの効果と方法
米ぬかを使って、洗顔だけでなくパックもできちゃいます!
米ぬかでパックするとこんな効果が!
米ぬかに含まれるビタミンや整肌成分によりお肌のコンディションを整えてくれる嬉しい効果があります。
米ぬかパックの方法
材料
米ぬか 大さじ2杯
小麦粉 大さじ1杯
ぬるま湯 適量(大さじ1~2杯)
作り方
・小さいボールなどの容器に、米ぬかと小麦粉を測って入れる
・容器の中で米ぬかと小麦粉をよく混ぜ合わせる
・ぬるま湯を少しずつ入れてダマにならないようかき混ぜたら完成
パックの方法
・パックの前に、洗顔料やメイク落としで顔の汚れをきちんと落と
・顔全体に広げる
・湯船につかりながら10分くらい放置する
・時間が経ったらぬるま湯で洗い流して完了
パック回数の目安は、週1~2回です。数日おきに根気よく続けると確実に肌が変わりますよ。
米ぬかで美容!化粧水として使ったときの効果と作り方
米ぬか化粧水を使うとこんな効果が!
米ぬかは化粧水としても活用できます。
γ-オリザノールにより肌のターンオーバーを促進してくれる上に、セラミドによりしっとりもちもちの肌をキープしてくれる嬉しい効果があります。
米ぬか化粧水の作り方
★準備するもの
・米ぬか 15g
・日本酒 大さじ1
・水 180cc
・グリセリン 5cc
・保存用ボトル
・
★作り方
・鍋に米ぬか、日本酒、水を入れて火にかる
・沸騰させないように、弱火で2分位かき混ぜる
・冷ましたら、保存容器に移してからグリセリンを加える
米ぬかでシャンプーも!?使い方次第で髪まで美容効果が
なんと、米ぬかを使ってヘアケアをする方法まであります!実際に「米ぬかシャンプー」として売られている商品もあります。
米ぬかでシャンプーするとこんな効果が!
米ぬかに含まれるγ-オリザノールや、オイル成分により、頭皮の血行を促進し美しい髪を育成する効果や、髪のうるおいを保つ効果があると言われています。
米ぬかシャンプーの作り方
米ぬかをそのまま髪に振りかけてシャンプーするというわけにはいきませんが、トリートメント剤としてなら最適です。
特に、パサつきやすい髪の人におすすめします。
・普通のシャンプーをしてからよくすすぐ
・500gの米ぬかを2リットルの水で煮出した液を少しずつ髪になじませる
※直接、地肌にすり込んでもOK
・2~3分おいてから、さっと洗い流す
※蒸しタオルで髪を包めば、より効果的
米ぬかの油分で髪の毛がコーティングされ、髪にしっとりしたうるおいが出てきます。
今話題の米ぬか酵素風呂!美容はもちろんたくさんの効果が
米ぬか酵素風呂に入れるという施設やサロンも増えてきました。
テレビなどのメディアでもよく取り上げられていますよね。
米ぬか酵素風呂とは
酵素風呂とは、米ぬかで満たされたお風呂に身体をうずめる温熱美容健康法です。
発酵させることで米ぬかが50℃から60℃にまで温まります。(体感温度は43℃前後)
美容・美肌効果
大量の植物性酵素が皮膚から吸収されるので、からだ全体の新陳代謝が活発になります。血流が改善され、皮膚が乳化されて古い角質がとれ易くなり、つるつる美肌効果も期待出来ます。
また皮膚の状態がよくなると、正常な細胞が強化・保護され、免疫物質の生産を活発化します。
冷え性の改善
酵素風呂は岩盤浴の3倍の発汗量に値する効果が得られると言われています。
体の芯から温めることにより、血流やリンパの流れを活発にして冷え性の改善にも役立ちます。
肩こりや腰痛の改善
肩こりや腰痛は、体の冷えによる血行不良からくるものも多いとされています。
酵素風呂は、体の芯から温まることができるので、血行が良い状態となり肩こりや腰痛の改善にも効果があると言われています。
デトックス効果
酵素風呂に20~30分入ることで、マラソンを2時間走ったのと同様の汗をかくと言われています。時間や体力をたくさん消費することなく大量の汗をかくので、デトックスにはもってこいの方法ですね。
米ぬか美容を実践する時の注意点
米ぬかは安価で簡単に手に入るため、コストパフォーマンスの良い美容法といえますよね。しかし、いくつか注意点はあります。しっかりと注意点をおさえつつ活用をしていきましょう!
米ぬかの保存は冷蔵庫か冷凍室で
米ぬかはなまものです。常温や気温の高いところに保存をすると酸化が早く発酵しやすいため、冷蔵か冷凍で保存しましょう。
手作りした場合は容器を消毒すること
容器にも雑菌やかびが付着していることがあります。容器の汚れのせいでダメになってしまうのはもったいないですよね。容器に入れて保管をする場合は、必ず容器を煮沸消毒してから使用するようにしましょう。
手作りしたものは夏場は2~3日で使い切る
手作りをした米ぬか化粧水などは、保存料が入っていないため傷みやすいという注意点があります。なるべく早めに、冬場でも2~3日で使いきることを目安にしましょう。