サートフードダイエットはサーチュイン遺伝子がカギ!
ファスティングダイエットや食べる順番ダイエットなどいろいろなダイエット方法がある中、イギリス生まれのサートフードダイエットが今、とてもアツいって知っていますか?
ダイエットには欠かせない食欲減退や脂肪燃焼だけでなく、健康増進にまで効果のある食材が「サートフード(sirtfoods)」なんです。
サートフードを食べれば、長寿遺伝子と呼ばれる長生きやアンチエイジングに関係の深いサーチュイン遺伝子のはたらきで食欲が抑えられ、脂肪が燃焼し、これといった運動をしなくても筋肉が作られます。そんなミラクルな食材・サートフードは「ブルーゾーン」と呼ばれる地域の人が昔から食べているものが多いのです。
100歳を超える長寿者の多い地域をブルーゾーンと呼ぶが、その現地調査記録である。訪ねたのはイタリアのサルデーニャ島、沖縄、アメリカ南西部のロマリンダ、コスタリカのニコジャの4カ所。長寿者や住民との対話によって長寿の秘密を探ろうという狙いのもと、長寿者の日々の生活、食事、ライフスタイル、ものの考え方、家族関係、住民同士のつながりなどを調べている。
参照元:http://toyokeizai.net/articles/-/5918
こちらはブルーゾーンに暮らす人々を取材しまとめたダン・ビュイトナー氏の書籍『ブルーゾーン』についての説明です。長寿の島、沖縄もブルーゾーンなんです。サートフードとはどんなものかとても気になりますね。
サートフードダイエットの効果
サートフードの「サート」は英語の「サーチュイン(sirtuin)」の略で酵素の一種です。
サートフードには長寿遺伝子や抗老化遺伝子ともいわれる「サーチュイン遺伝子」を活性化するための「サーチュイン活性化物質」が多く含まれていて、細胞の老化を抑えるアンチエイジング効果があります。
また、サートフードを食べるとヒストン脱アセチル化酵素という酵素が体内に吸収されるので、代謝が促されて脂肪燃焼が活発になります。
さらに運動をしなくても筋肉が増えるという実験結果も報告されていて、筋肉維持のためますます代謝が上がり、ダイエットにはうってつけの食材といえます。
意外に身近なサートフード
玉ねぎ・りんご・ケール・オリーブ・エクストラヴァージンオリーブオイル・パセリ・ケッパー・ウコン・豆腐・納豆などの大豆食品・味噌汁・ココア・緑茶などには、たくさんのサーチュイン活性化物質が含まれています。
トマト・レタス・ニンジン・キュウリ・アボカド・バナナ・キウイなど一般的な野菜や果物にはとても少量ですが、サーチュイン活性化物資が含まれています。サートフード以外は含まれていないのかと思いがちですが、そうでもないんですね。
サートフードは意外と身近な食材が多いので比較的手に入れやすいものばかり。普段から食べている野菜や果物がほとんどです。
食べるだけで痩せられるダイエット?
サートフードはとても栄養価の高い食材が多く、ほとんどが野菜や果物なので酵素もたくさん摂ることができます。栄養価が高いと逆に太りそうなイメージですが、サートフードはカロリーが低い食材なので、食べるだけで痩せるられるのです。
また、サートフードはダイエット中に起こりやすいトラブルもフォローすることができます。
たとえば、肌荒れ。サートフードにはコラーゲンの元になるアミノ酸や美肌の元のビタミンCなどをたくさん含む果物や野菜が多いのでダイエット中によく言われる肌荒れは起こりにくいのです。
また、酵素のはたらきで代謝がアップしますので、脂肪燃焼だけでなく、ターンオーバーが正常に近づき、アンチエイジング効果もみられます。
さらに、ダイエット中はカロリーを抑えるための食事制限などで便秘になりやすいのですが、サートフードダイエットは1000キロカロリーから1500キロカロリーまでは食事OKな上に食物繊維をたっぷり含む食材が多いので便秘の心配も少ないダイエット方法といえます。
サートフードダイエットの方法
サートフードダイエットのスパンは1週間です。
最初の3日間はサートフードたっぷりのグリーンジュース3杯とサートフード中心の食事を1食摂って1日の摂取合計を1000キロカロリーに抑えます。残りの4日間は2杯のグリーンジュースと2食のサートフード中心の食事で1日1500キロカロリーにします。
ここまでが一般的なサートフードダイエットの方法です。が、この後もサートフード中心の食事を続けてリバウンド知らずのスリムな身体を手に入れたいものです。常にサートフード中心のバランスの良い食事を心がけたいですね。
ポイントは空腹感
残念ながら、実はサートフードをたくさん食べたからといってサーチュイン遺伝子がたちまち活性化するわけではないんです。サーチュイン遺伝子は、空腹の状態が保たれると活性化することが報告されています。
NAD(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)はわたしたち人間の体にも存在します。摂取カロリーが制限されると、細胞内のNAD濃度が高くなることがわかっています。つまり、人間もカロリーを制限することでNADが増えると、サーチュイン遺伝子が活性化し、機能しはじめるのです。ただし、カロリーを減らしすぎると、免疫機能が低下したり、骨密度が減少したりといった副作用も考えられます。食べ過ぎず、栄養バランスのよい食事でカロリーを控えめにすることが、サーチュイン遺伝子のスイッチをオンにして老化を抑制する秘訣です。
参照元:http://info.fujifilm.co.jp/healthcare/resveratrol/2-2.html
痩せるためだけでなく、サーチュイン遺伝子の活性をうながすためにも粗食が良いのですが、カロリーを減らしすぎないように注意も必要ですね。
難しいひとは普段の食事にサートフードを
会社勤めの人などは、サートフードのグリーンジュースを1日に何杯も飲むなんてかなり難しいですよね。手間のかかるサートフード中心の食事を作るのも、仕事の後では、疲れて無理なのでは?
そんなときはちょっとしたサートフードを少しずつでも摂るように意識してみてください。味噌汁や冷奴(豆腐)をおかずに加えるのもいいですし、エクストラヴァージンオリーブオイルと玉ねぎ、にんにく、酢、塩、コショウでドレッシングを作っちゃうのもアリです。
また、食後に飲むコーヒーを緑茶に替えてみてもいいですよね。日常生活の中でも簡単に摂ることができるのがサートフードのいいところです。
ケールの青汁でサートフードダイエット
サートフードの中には、青汁の原料としてもおなじみの『ケール』も含まれています。ケールの栄養成分は他の野菜よりもはるかに多く、サーチュイン活性化物質もたくさん含まれているのです。
その栄養価の高さから“野菜の王様”と称されるケール。人の顔の数倍もの大きな葉が特徴的な緑黄色野菜です。野菜不足が深刻化する今、最も注目されている野菜でもあります。【中略】ケールにはビタミンやミネラル、食物繊維といった様々な栄養素がバランスよく豊富に含まれているため、栄養素を補うための添加物や他の素材を混ぜる必要がないのです。
参照元:http://www.fancl.co.jp/aojiru/kodawari/nutrition.html
添加物のない純粋なケールだけを使った青汁をサートフードダイエットに取り入れれば、「会社でグリーンジュース」の問題も解決しそうですね。
水分補給にケールの青汁を
美肌を保つために人間が1日に摂らなければいけない水分量は約2リットルです。この2リットル、なかなか難しくて摂ることができない人はたくさんいますよね。
この水分補給にケールの入った青汁を活用すれば、脂肪の蓄積を抑制し代謝を促すビタミンB群も含まれていますので美肌のための水分補給でダイエットもできるという、まさに一石二鳥です。
青汁置き換えダイエット
ケールの青汁にはたくさんの食物繊維が含まれています。この豊富な食物繊維のおかげで、青汁を飲んだあとあまり空腹感を感じなくなり、さらに、便秘も解消されます。
サートフードを摂りながらその成分のおかげで便秘が解消され、美肌にもつながり空腹感もかなりまぎれるという、夢のような青汁です。そこで提案。いっそのことケールの青汁で置き換えダイエットしてみてはいかがでしょうか。1日1食を青汁に置き換えてのダイエットです。
また、サートフードであるケールの青汁なので、グリーンジュースの替わりに飲んでもいいですよね。
脂肪燃焼!サートフードダイエットおすすめ食材
サートフードの中でもとくに脂肪燃焼におすすめな食材は玉ねぎ・ケール・りんごなどの野菜や果物と、大豆から作られた豆腐・納豆・味噌などです。また、飲みものなら緑茶やココアがサーチュイン遺伝子を活性化させる成分も豊富で、ダイエットの強い味方になってくれます。
豆腐の味噌汁にオニオンスライスのサラダと納豆つきの朝食なんて、サートフードダイエットにもってこいのメニューなんです。ただし、腹七分目くらいで抑えておかないとダイエットになりませんよ。
サーチュイン活性化ジュース
ダイエットの手始めに、まずは朝食や昼食の替わりにサーチュイン遺伝子を活性化させるジュースを作って飲んで、さらに脂肪燃焼の効果を上げましょう。以下は簡単に作れるレシピです。
材料:
ケール 1握り、ルッコラ 1握り、クロスグリ 2握り、クレソン 1/2握り、パセリ 3-4枝、レモンまたはライム 1/2個、水 175ml、抹茶 ティースプーン半分、リンゴジュース 適量作り方:
抹茶、リンゴジュースを除く、材料全てをフードプロセッサーでジュースになるまでかき混ぜる。抹茶を加え、リンゴジュースで味を整える。
参照元:http://karapaia.com/archives/52191688.html
※「クロスグリ」は手に入りにくいので無くても大丈夫です。
油はオリーブオイルがおすすめ
オリーブやオリーブオイルといえば、地中海ですよね。地中海料理でオリーブやオリーブオイルを摂る習慣のある地域もまたブルーゾーンなのです。
オリーブオイルにはいくつかの種類があって、一番ピュアでサーチュイン活性化物質がより多く含まれるのは『エクストラヴァージンオリーブオイル』です。
元々の原材料であるオリーブにはたくさんのポリフェノール類が含まれていて、その一番搾りともいえるエクストラヴァージンオリーブオイルだけに存在する特有のポリフェノールもあります。このポリフェノール類こそがサーチュイン活性化物質です。
ですから、サートフードダイエットにはエクストラヴァージンオリーブオイルがおすすめなのです。