肩こりからくるめまいや吐き気の原因は?治療法や注意したい症状など徹底解説! |

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肩こりからくるめまいや吐き気の原因は?治療法や注意したい症状など徹底解説!

肩こりからのめまい・・ストレスからくる自律神経の乱れが原因!?

スマホやPCで作業する事が多くなった現代、慢性的に肩こりがある方は少なくないでしょう。

しかし、たかが肩こり、と放置していませんか?同時にめまいを併発している場合、体が悲鳴を上げているかもしれませんよ!まずは肩こりとめまいの関係について確認していきましょう。

筋肉の緊張

肩こりが酷くなると頭痛や吐き気を感じる事はありませんか?これは肩から首にかけての筋肉が緊張してしまい、脳への血行不良から起こると考えられます。

めまいが起こる場合も同様に、筋肉が緊張する事によって平衡感覚をつかさどる神経や血管が圧迫されて、めまいが起こっている可能性があります。

交感神経の緊張

肩甲骨、首、背骨付近には交感神経が多く分布しています。肩こりで首回りの筋肉が硬くなると、交感神経が刺激されて自律神経のバランスが崩れてしまいます。

身体が休まりにくくなったり、酷い場合は立ちくらみやめまい、睡眠のコントロールができなくなってしまう自律神経失調症になってしまうこともあります。

血流障害

肩こりによる血行不良が酷くなってしまうと、全身の血流が悪くなってしまいます。老廃物がうまく排出できなかったり、内臓の働きが低下してしまうことによって、めまいや吐き気といった症状が現れる場合があります。

動揺性めまい

肩こりが原因で発症するめまいのひとつに、「動揺性めまい」があります。その特徴は、頭や体がグラグラと揺れているような感覚や、歩いていてもフワフワと雲の上を歩いているような感覚、椅子に座っても吸い込まれるように感じることもあります。

http://www.skincare-univ.com/article/036323/

動揺性めまいの原因は上記の血流障害、神経圧迫によると言われています。肩こりからくるめまいと言えばこれ、症状が当てはまれば肩こりが原因の可能性が高いでしょう。


肩こりからのめまいはツボ刺激で解消!

そんな怖い症状を引き起こす可能性のある肩こり。気付いた時にこまめに解消する事がめまいを予防するカギとなります。

まずはいつでも手軽にできるツボ押しから紹介します。

肩井(けんせん)

肩こりからくる頭痛、神経症状に効くとされる肩井(けんせん)は首の付け根と肩の端を結んだ線の中間にあるツボです。このツボの下には大きな動脈があるので、無意識に刺激している方も多いのではないでしょうか。

人差し指や中指でゆっくり垂直に押し込んで刺激します。3秒押して3秒かけて離すくらいの時間を目安にじんわり刺激してあげましょう。

風池(ふうち)

耳たぶの後方にあるツボ。めまいのも効果のあるツボであることを書いてください。ツボは親指または中指の腹で1ヶ所3~5秒を目安にじんわり押し、ある程度のところでキープしゆっくり離すといいことを書いてください。

めまいの症状が酷い場合は、耳たぶから指2~3本分後ろにある風池(ふうち)というツボが効果的でしょう。頭蓋骨がくぼんだ所にあり、頭痛の時に刺激する人も多いのではないでしょうか。

親指、または中指で押し込むように刺激します。このツボも3秒押して、3秒離すスピードが最適です。自律神経を整える働きもあるので、日ごろから刺激してあげると効果的です。

肩中癒(けんちゅうゆ)

前述の肩井(けんせん)と首の付け根の出っ張った骨との中間にあるのが肩中癒(けんちゅうゆ)というツボです。慢性的な肩こりで、血行不良となり、頭痛やしびれがある場合に効果を発揮します。

人差し指から薬指の3本を揃えて垂直に押し込むように刺激しましょう。時間は3秒から5秒押して、同じ時間かけて開放すると良いでしょう。


肩こりからのめまいは漢方薬で解消しよう!おすすめはこれ!

めまいや血行不良は漢方で体質を改善できる場合があります。

普段の体質別に体にある漢方が変わってきますので、不安な場合は漢方外来や医師に相談してみてくださいね。

桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)

下半身が冷えやすく、冷えのぼせのような症状が良く現れるタイプの方は桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)で血行改善するのが効果的です。下半身が冷えやすいので、生理に関する悩みを抱える方が多いのもこのタイプの特徴。

血行を改善する事で、上半身に溜まった熱を開放し、全身の巡りを整える役割があります。体力が無く、全身が冷えているタイプの方には効果が薄いと言われているので、体力に自信のある方におすすめです。

釣藤散(ちょうとうさん)

肩こりやめまいの他にイライラや頭痛、高血圧の症状があるかたにおすすめなのが釣藤散(ちょうとうさん)です。冷えが無く、体力がほどほどにある方、ストレスを抱えやすい方向けの漢方です。

ストレス性の高血圧には、自律神経のバランスを整え、脳血管のけいれんを緩和する「釣藤散(ちょうとうさん)」が用いられます。また、漢方薬は体全体に作用するので、頭痛や肩こりなど高血圧のさまざまな随伴症状を改善することができるのが特徴です。

http://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/prescription/tyotosan.html

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

女性の不調によく処方される当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)も肩こり、めまいに効果的だと言われています。冷え症で体力がなく、汗をかきにくいタイプにぴったりの漢方でで、血行を促進し、肩こりを改善してくれる効果があります。

「当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)」は、全身に栄養を与え、血行を促進させるのと同時に利尿作用で余分な水分をとり除いて、冷え症や生理不順を改善します。

http://www.kracie.co.jp/ph/k-therapy/prescription/tokishakuyakusan.html

ぐるぐる回る症状の原因は肩こりじゃない!?何科に行けばいいの?

「最近急にめまいが酷くなった」「めまいが酷すぎて立てない」といった症状が重い場合は肩こりが原因ではなく、他の病気である可能性があります。

考えられる病気をご紹介しますので、心当たりがあれば病院で相談しましょう。

メニエール病

ぐるぐる回るようなめまいが何度も起こり、耳鳴り聞こえづらいといった症状も併発している場合、メニエール病が疑われます。女性に多い病気で、耳内部の三半規管やリンパ管が水膨れになってしまう病気です。

治療は耳鼻科で行われます。投薬や点滴が行われますが、根本的な原因(ストレスや生活習慣)も改善する必要があると言われています。

良性頭位変換性めまい

ぐるぐる回るめまいが酷く、吐き気もあるけれど、耳鳴りや難聴の症状が無い場合は良性頭位変換性めまいが疑われます。耳内部の耳石が剥がれ落ち、三半規管に詰まってしまう事で起こる病気で、日常生活を送るうちに排出される場合がほどんどです。

あまりにも症状が続く場合や、日常生活が送れないほど症状が酷い場合は耳鼻科へ相談しましょう。何度も繰り返す場合は、枕や生活習慣の改善方法を教えてもらえることもあります。

脳血管障害

脳の病気でもめまいが現れる場合があります。特に脳出血や脳梗塞では言語障害や片方の手足のしびれ、ひどい場合は激しい頭痛や意識障害が同時に起こります。命に係わる症状なので、すぐに救急車を呼んでください!

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