ひどい肩こりの原因はストレスかも!その解消法は? |

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ひどい肩こりの原因はストレスかも!その解消法は?

ストレスで肩こりになる!? 肩こりがおこる原因とは

肩こりに悩まされている人は多く、日本人口の3人に1人は肩こりを感じているといったデータもあるほどです。

背中 肩こり 痛い

多くの人が抱えている肩こりが起こってしまうメカニズムについて詳しく紹介していきます。

解剖学的要因(骨格、筋肉のバランスなど体の構造面)

骨格や筋肉のバランスといった体の構造が歪んでいると肩こりや腰痛を引き起こすことがあります。女性はホルモンバランスの変化によって、骨が変形しやすくなっています。体のゆがみを防止するために、足を組んだり、同じ肩でバックを持つのは控えましょう。

頸椎や骨は歪んでしまうと元には戻らないので、ゆがみのケアやカルシウム不足を補うといった予防をしましょう。

神経学的要因(自律神経、運動神経など神経面)

自律神経が乱れていると、肩こりが起こることもありますし、肩こりによって自律神経が乱れることもあります。自律神経は血流の流れをコントロールしているので、肩こりと自律神経の関係はとても深いのです。

また、同じ姿勢を長時間保っていると運動神経が興奮している状態が長く続き、筋肉が固まって血流が悪くなります。血流が滞ると肩こりの原因となります。

スマホを長時間みたり、同じ姿勢を維持すると偏った筋肉の使い方をしてしまうので、できるだけ避けるようにしましょう。

メンタル要因(ストレスなど精神面)

ストレスといった精神的要因によって、肩こりを引き起こすこともあります。仕事でのプレッシャーや精神面での不安から、自律神経に不調をきたし肩こりを引き起こすこともあるのです。


ストレスからくる肩こりの症状とは

ストレスが原因で起こる体の辛い症状は肩こりだけではありません。

ストレスが溜まっていると感じる人は、これらの症状がないかチェックしてみましょう。

頭痛や吐き気をともなう

ストレスによって自律神経が乱れると頭痛を引き起こすことがあります。自律神経の乱れによって首や肩の筋肉が緊張すると、血流が悪くなり脳に必要な栄養が運ばれなくなってしまいます。

ストレスによって頭痛をコントロールすることも難しくなり、ヘルメットをかぶったような緊張性頭痛と呼ばれる頭痛を起こしやすくなります。また、ストレスによって胃酸をコントロールできなくなると、胃酸が過剰に分泌され吐き気を伴うこともあります。

背中が痛む

ストレスや緊張状態が続くと、肩甲骨に痛みを感じることがあります。ストレスによる血行不良や肩甲骨に緊張状態が続くため、背中が痛むといった症状を感じます。

眼精疲労やめまいがおこる

ストレスによって自律神経のバランスを崩すと、血行不良や眼精疲労も引き起こしてしまいます。良く寝たのに朝、目がすっきりとしないというときは、心因性から眼精疲労を感じているのかもしれません。

下痢や便秘をともなう

自律神経が乱れると、下痢や便秘といった身体的症状が現れることもあります。副交感神経や交感神経のバランスが崩れると腸の機能も乱れます。腸のバランスが活発になりすぎたり、鈍くなりすぎたりとコントロールが難しくなり、便秘や下痢を引き起こすのです。

ストレスによって下痢や便秘を繰り返す人も多く、こちらも自律神経が密接にかかわっています。

手足が冷える

人はストレスを感じると交感神経が優位に働きます。交感神経は末梢の血管を収縮させ血流量を低下させるため、身体の末端部分に血流が滞ってしまうのです。血液が滞ってしまうと、手足まで血が届きにくくなり冷えを感じるといった症状が現れます。

このようにストレスはさまざまな症状を誘発してしまいます。


ストレスから肩こりがおこるメカニズムとは

ストレスが起きると肩にどのような影響があるのでしょうか?

ストレスと肩こりのメカニズムについて説明していきます。

1 ストレスで自律神経のバランスが乱れる

ストレスにより、自律神経のバランスが乱れると体に様々な症状を引き起こしてしまいます。肩こりもその一つで、ストレスを長期間感じていると、自律神経のバランスが崩れ血流が悪くなってしまうことがあるのです。

2 交感神経が優位になり筋肉や血管が収縮する

ストレスを抱えた状態では交感神経が優位に働き、安静にしているときに優位になる副交感神経がうまく働かなくなってしまいます。ストレスを感じ交感神経が優位になると血管や筋肉が収縮します。

その結果、血流が悪くなったり体中の筋肉がこわばりを感じるなど、リラックスすることができなくなってしまうのです。

3 血行が悪くなり肩がこる

交感神経が優位に働くと、血管が細くなり血流が悪くなってしまいます。そのせいで肩に血行不良が起き、疲労物質が溜まって痛みや肩がこるといった症状が現れます。


ストレスからくる肩こりの解消法とは

ストレスからくる肩こりを治すにはストレスのない生活が一番ですが、そのような生活を送ることはなかなか難しいですよね。

まずは簡単にできる肩こり解消法を紹介ますので、ぜひ挑戦してみてください。

お風呂で首・肩まわりを温める

お風呂で肩こりを感じているところや肩甲骨を温めると、筋肉の血流量が上がり血行促進といった効果が期待できます。急性期の肩こりは炎症を起こしているため冷やす方が良いのですが、ストレスによって慢性的に血行不良を感じているのなら、温める方が効果的です。

姿勢を正す

間違った姿勢や無理な姿勢も肩こりの原因となってしまいます。同じ姿勢でスマホを見続けたり、高いヒールを履くのは避けて、体に負担をかけない正しい姿勢を心がけましょう。

軽い運動をする

軽い運動はストレスの解消にも役立ちます。体を動かすと血行も良くなるため生活に簡単な運動を取り入れてみましょう。ストレッチをして筋肉をほぐすのも効果的です。


ストレスからくる肩こりを解消 自宅で簡単にできるストレッチ

道具を使わずにすぐできる簡単なストレッチを紹介します。

肩こりを感じる人は、肩甲骨を意識して、胸を開いて行うと効果的です。

両手を腰にあて、肩を上下させる

まずは、両足を肩幅くらいに開いてつま先を外に向けておきます。次に両手を腰に当て、息を吸いながら肩を上げ、吐きながら下げます。意識的に大きくこの動作を繰り返しましょう。

右手を右肩、左手を左肩にあて、肘を大きく回す

右手を右肩に置き、左手を左肩に当てて肘を大きく回してみましょう。肩甲骨が動くことを意識して、胸を開いたり、肩甲骨を狭めたりしてください。

両手をそれぞれ体側の胸の位置で曲げたまま、上体を左右にひねる

椅子に座り、両手をそれぞれの身体側の胸の位置で曲げ、抱えるようにします。肩甲骨を片方ずつ伸ばすように上体をひねりましょう。

両手を後ろで握手し、肘を伸ばしたまま上へ上げる

両手を後ろに回して、両方の手を掴み、握手をしてから肘を伸ばして上へ上げましょう。肩甲骨を狭め、上へ移動させるような感じで上げ下げします。肩甲骨はあまり動かさない部分なので、意識的にストレッチして、体をほぐすようにしましょう。


ストレスからくる肩こりに効果的な漢方薬

ストレスからくる肩こりを解消させるために、東洋医学の力も借りてみましょう。

漢方薬で更年期障害対策

おすすめの漢方薬を紹介します。

柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)

風邪のような症状がある人や胃腸虚弱体質な人に用いられるのが柴胡桂枝湯です。ストレスや過労、緊張からくる肩こりにもおすすめです。

加味逍遥散(かみしょうようさん)

更年期障害や、ストレスといった症状を持っている人に用いられるのが加味逍遥散です。女性ホルモンの変動による月経困難や精神神経症状にも処方されることがあります。

ストレスによる肩こりには 軽い運動やストレッチがおすすめ

ストレスからくる肩こりを感じる人は、軽い運動やストレッチをして血行を促し、気分転換をしてみましょう。

肩こり以外にも眼精疲労や腹痛といったトラブルは、体が悲鳴を上げているサインかもしれません。ストレスを感じると自律神経のバランスが乱れやすくなるので、規則正しい生活を送る、しっかりと睡眠をとるなど工夫してみましょう。

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