トランス脂肪酸の摂取でアレルギー症状が重くなる?食べ物によるアトピーへの影響も |

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トランス脂肪酸の摂取でアレルギー症状が重くなる?食べ物によるアトピーへの影響も

トランス脂肪酸がアトピー性皮膚炎やアレルギーを重くする?

脂肪酸は、人間の体を維持していくのに絶対に必要なものです。

脂肪酸にはシス型トランス型があり、シス型は自然に存在する脂肪酸で良性のもの、トランス型は食品を加熱するときなどに生まれる脂肪酸です。このトランス型が、体に有害なものとされているんです。

アトピーを抑制する働きを阻害する

私たちの体の細胞から分泌されるプロスタグランジンE1E3という、ホルモンのような働きをする生理活性物質が、アトピーを抑制させる力があるのですが、トランス脂肪酸によってつくられなくなってしまいます。それが、アトピーの原因の一つになっているんです。

喘息(ぜんそく)やアトピー性皮膚炎の原因のひとつに

トランス脂肪酸は、体内でほとんど分解できないため、ほとんどが蓄積されていきます。もしトランス脂肪酸が気管支の粘膜細胞に入れば喘息(ぜんそく)を、皮膚細胞に入ればアトピー性皮膚炎を起こす可能性もあるんです!


トランス脂肪酸で免疫機能が低下してアレルギーに?

腸壁や皮膚の細胞膜にシス型とトランス型が混ざると、きちんと整った細胞膜が作られず隙間ができてしまうので、隙間に有害なウィルスや細菌が入って体の免疫力を低下させてしまいます。

その結果、アレルギーに対する抵抗力が下がり、アレルギー疾患を引き起こしてしまうのです。

アレルギー患者は多くのトランス脂肪酸が皮下脂肪に含まれる

統計的には日本人の平均で、皮下脂肪に含まれるトランス脂肪酸の占める割合は4%と言われています。しかし、アレルギー疾患のある方は、もっとたくさんのトランス脂肪酸が皮下脂肪に含まれていると考えられているんです。

トランス脂肪酸の排出には大量のビタミンやミネラルが必要

トランス脂肪酸を体外に排出するためには、たくさんのビタミンミネラルが必要になってきます。しかし、乳幼児の場合はうまく食事から摂取できない場合も多いので、アレルギー症状を更に悪化させることもあるといわれています。


トランス脂肪酸を含む食品に注意!加工食品でアレルギーが悪化?

マーガリンはヘキサンという化学溶剤で抽出し、トランス脂肪酸が大量に含まれる油です。

また、水素を添加して固体化させて、さらに消化に悪い食べ物にしたもっとも悪い油んです!

オランダ、ベルギー、ドイツなどではトランス脂肪酸を含有するマーガリンの販売・製造が禁止

欧米諸国では、マーガリンだけでなく、市販の油や生産工程の油にもトランス脂肪酸含有量の表示義務や、含有量上限が定められているんです。デンマークでは独自の規制も行われているんですよ!

それほどまでに危険なトランス脂肪酸。日本では規制はされていないものの、一部のメーカーは公表しています。

フライドポテトやスナック菓子にもトランス脂肪酸が!

マーガリンよりもトランス脂肪酸を多くふくむ油がショートニングです。ショートニングはおもに、販売用食品の生産や調理に使われています。

コレステロールが高い!トランス脂肪酸でアレルギー

トランス脂肪酸には、アレルギーを悪化させるだけでなく、血中の悪玉コレステロールを増やし善玉コレステロールを減らす働きがあります。

そのため、大量に摂取すると、動脈硬化など身体に悪影響をおよぼす危険性があるんです!

おすすめの健康油とは?トランス脂肪酸でアレルギーに

油(脂肪)にも種類があり、身体に「必要な油」と「不必要な油」にわかれます。

現代にこれほどアトピーなどが増えたのも、リノール酸トランス脂肪酸の摂取量が増えた為だといわれています。

身体に良い良質の油「オメガ3」

では、どんな油なら身体にいいのでしょうか?

亜麻仁油・しそ油などの植物油に多いαーリノレン酸
さば・いわしなどの青背魚に多いDHAEPA

加熱に強いため酸化しにくい「オメガ9」

オリーブ油(オリーブオイル)キャノーラ油などに多いオメガ9は、加熱に強いため酸化しにくいといわれています。体に悪影響なトランス脂肪酸はできるだけ摂取を避け、良質な油を多く摂るように心がけましょう☆

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