敏感肌の特徴に適した美白スキンケアとは?
敏感肌と一言でいっても、タイプはさまざま。それぞれのタイプに合ったスキンケア方法が大切です。
一般的に、「普通肌」「脂性肌」「乾燥肌」はお肌の皮脂の量でチェックすることができます。夜にスキンケアをせず寝た場合、朝の肌のコンディションはどうなっているでしょうか?
特に問題なく、お肌の状態が良ければ普通肌。肌のべたつきが気になった人は脂性肌。カサつきが気になった人は乾燥肌です。それぞれの肌質に合う美白スキンケアについて詳しく紹介していきます。
普通肌の敏感肌は「低刺激のスキンケア」と「睡眠時間の確保」
皮脂のバランスが良いもののお肌が敏感な人は、低刺激のスキンケアと睡眠の確保が大切です。季節の変わりめや花粉に注意して、低刺激のスキンケアを選びましょう。
また、肌荒れを感じる時は、睡眠をしっかりとりましょう。寝ている間にお肌のターンオーバーが促され、キレイな皮膚へと生まれ変わることができます。
脂性肌の敏感肌は「抗炎症作用のスキンケア」と「食生活の改善」
皮脂の量が多いとニキビが心配ですよね。お肌が敏感な人は、ニキビ対策として殺菌作用のあるものよりも抗炎症作用のあるスキンケアを選ぶのがおすすめ。抗炎症作用のある製品の方が、刺激が少なく敏感肌には使いやすいためです。
また、皮脂が多いのは、油分の多い食事のせいかもしれません。揚げ物やお肉中心の生活から、バランスの摂れた食生活に替えてみましょう。
乾燥肌の敏感肌は「保湿重視のスキンケア」と「室内の湿度を調整」
お肌のバリア機能は乾燥によっても失われてしまいます。やはり保湿を重視したスキンケアを心がけるようにしてください。またスキンケアだけではなく、室内の温度にも気を配ってみましょう。
部屋が乾燥している場合は、加湿器や濡れたタオルを吊り下げるといった方法で湿度を調節してください。
敏感肌の美白スキンケアは高保湿成分も大切
敏感肌の美白は、高保湿成分がしっかり含まれているのがおすすめです。
美白化粧水に含まれている保湿成分について紹介していきます。
セラミド
セラミドは、人の肌の一番上の皮膚である表皮にも含まれています。水分をしっかりと保持したり、外部からの刺激から肌を守る役割をしています。
セラミドは1〜3に分類され、セラミド1は、バリア機能を助ける役割があり、セラミド2は保湿機能、セラミド3は保湿やシワの軽減に役立ちます。
ヒアルロン酸
ヒアルロン酸は、人の皮膚の真皮という部分にあります。表皮よりも厚い真皮にはたくさんのヒアルロン酸を含んでおり、網目状のコラーゲンやエラスチンの隙間に入り、水分を保ちます。
化粧品からお肌には届きにくいのですが、浸透しやすいナノ粒子といった細かい成分のものも最近は多くあります。
コラーゲン
コラーゲンとはタンパク質の一種で、細胞同士を結び付けたり、肌の張りや弾力を作っています。真皮で網目状になりお肌を支えています。
エラスチン
エラスチンは柔軟に伸び縮みする性質を持っており、真皮でコラーゲンを繋ぎとめています。化粧水として含まれているエラスチンはお肌の真皮まで届くことはありませんが保湿に効果があります。
敏感肌でもシミやくすみに効果のある美白スキンケア成分の選び方
敏感肌でもやっぱり美白成分を取り入れたいですよね。
低刺激の美白成分の選び方と成分の働きについて紹介していきます。
ビタミンC誘導体
お肌の皮脂量が気になる人はビタミンC誘導体を含む美白成分がおすすめです。皮脂分泌のコントロールや抗酸化作用があり、色素沈着を防ぎ、新陳代謝も高めます。ビタミンCを改良した成分で、皮膚に浸透しやすくなっています。
ハイドロキノン
ハイドロキノンは美白の効果が高い成分でシミを漂白する作用があります。酸化しやすい成分で少し扱いにくく、濃度が高くなるとお肌の刺激も強くなるので医師の診察が必要になるほどです。美白の効果は高いのですが、敏感肌やお肌の弱い人にはあまりおすすめできません。
トラネキサム酸
アミノ酸の一種で抗炎症作用があり、薬にも使われているのがトラネキサム酸です。メラニンを抑制するトラネキサム酸ですが、肝斑を薄くする効果があります。ニキビが気になる脂性肌の人にもおすすめです。
アルブチン
アルブチンもメラニンの発生を抑えることで美白効果があります。アルブチンは大きく2種類あり、αアルブチンはハイドロキノンにブドウ糖を結合させたもので、βアルブチンよりも美白効果が高くなっています。
4MSK
メラニンの発生を抑えるだけでなく、溜まったメラニンの排出も行ってくれるのが4MSK(4‐メトキシサリチル酸カリウム塩)という成分です。角質を軟化させる「サリチル酸」の誘導体ですので、お肌を柔らかくする効果もあり、殺菌作用もあります。
敏感肌でも使える美白スキンケア化粧品を選ぶコツ
美白の有効成分といわれていても、使い続けないと効果は実感できません。
3か月程度使い続けてから少し変化が現われると考えておきましょう。
刺激成分が無配合なものを選ぶ
敏感肌の人が使い続けるためには、やはり刺激成分が少ないものでなくてはいけません。低刺激と書かれたものやパッチテスト・アレルギーテスト済みのものを選びましょう。
低刺激&高保湿を選ぶ
お肌が乾燥すると、外部からの刺激に敏感になってしまいます。お肌の機能を正常に保つためにも、潤いをしっかりと与えましょう。高保湿のものを選んで、乾燥肌の人は特に保湿に気を配るようにしてください。
敏感肌専用スキンケアが◎
やはり安心なのは、敏感肌専用のスキンケアですよね。最近では敏感肌の化粧品ラインにも美白を期待できる商品が売られています。成分をチェックし、お肌の状態を見ながら取り入れてみましょう。
同じメーカーでライン使いがおすすめ
自分に合った化粧品があるのなら、同じメーカーのラインを使ってみるのがおすすめです。推奨する使用方法やラインを揃えることで、メーカーの考えたバランスの良い成分量をお肌に取り入れることができます。
おすすめの美白化粧水ランキング
敏感肌でも使いやすいおすすめの美白化粧水について紹介していきます。
1位 サエル ホワイトニング ローション クリアリスト
敏感肌の人はセラミドが不足しやすく、美白成分も届きにくいといわれています。サエル ホワイトニング ローション クリアリストには、セラミドが配合されており、お肌のきめを整えます。POLAと開発したオリジナル成分のエスクレシドがメラニンの生成を抑えます。
公式HP:http://www.decencia.co.jp/c/c50/
2位 アスタリフト ホワイトローション(富士フイルム)
美白有効成分、アルフブチン配合。グリチルリチン酸ジカリウムで肌荒れを改善しながら、お肌をケアします。抗酸化作用の強いアスタキサンチンも配合されているため、エイジングケアにもおすすめです。
公式HP:http://shop-healthcare.fujifilm.jp/astalift/
3位 資生堂 エリクシールホワイト
保湿成分にはコラーゲンが含まれており、美白有効成4MSK配合でみずみずしいお肌に導きながら、メラニンの生成を抑えます。アレルギーテスト済みで高保湿の美白化粧品です。
公式HP:http://www.shiseido.co.jp/elixir/index.html
4位 ラグジュアリーホワイト ローションAO II(アンプルール)
美白に高い効果を発揮するハイドロキノンを安定化させ、皮膚への刺激を低減させた成分の新安定型ハイドロキノン配合。3種のセラミドを配合し、美白効果がより感じられる素肌づくりをしてくれます。
公式HP:http://www.ampleur.jp/skincare/1123.do
美白スキンケアのまとめ
低刺激用のスキンケアを選ぶ場合は、しっかりと成分を確認することが大切です。
刺激が少なくても有効成分が入っていなければ効果が期待できません。化粧品メーカーが独自開発した美白成分も多くあるため、しっかりと新しい成分を取り入れたい人は、3000円以上のスキンケア用品を選ぶようにするのがおすすめです。
お肌に合うか心配な人は、まずはお試しセットから始めて、様子を見てみましょう。