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難消化性デキストリンによる血糖値への効果とは?メカニズムと適切な飲み方

血糖値を左右する難消化性デキストリンは食物繊維


最近話題の「トクホ飲料」、他の飲み物と何が違うかご存知でしょうか?



実は特定保険用食品(トクホ)には難消化性デキストリンという食物繊維が含まれており、脂肪と糖の吸収にアプローチしてくれているんですよ。


トウモロコシでんぷん由来


難消化性デキストリンはでんぷんの1種で、トウモロコシやジャガイモから抽出された、自然由来の食物繊維です。元々は食物繊維を補う目的で開発された成分で、大塚製薬の「イージーファイバー」等が有名な商品です。


特定保健用食品


元々はお通じの改善を目的に開発された難消化性デキストリンですが、服用すると血糖値が改善したり、ダイエットに有効なことが発見され、厚生労働省により特定保険用食品に認められました。


特定保健用食品(条件付き特定保健用食品を含む。)は、食品の持つ特定の保健の用途を表示して販売される食品です。特定保健用食品として販売するためには、製品ごとに食品の有効性や安全性について審査を受け、表示について国の許可を受ける必要があります。特定保健用食品及び条件付き特定保健用食品には、許可マークが付されています。

http://www.caa.go.jp/foods/pdf/syokuhin86.pdf


難消化性デキストリンで血糖値を下げ糖尿病予防


難消化性デキストリンは水分を保持する性質があり、便の量を増やすとともに、柔らかくする性質をもちます。



食事と一緒に摂取することによって、小腸を通過する時に糖質の吸収を穏やかにする働きがあるため、血糖値が上昇しにくいのです。



血糖値に効く難消化性デキストリンは中性脂肪の上昇も抑制


また難消化性デキストリンが水分を保持する際、食事に含まれる脂肪分脂肪を分解する酵素も一緒に取り込む性質があるとされています。



そのため、血中の中性脂肪値も改善されることが期待できるんです。


血糖値に効果のある難消化性デキストリンを取る


難消化性デキストリンはダイエットの天敵「糖質」「脂質」に効くことが分かりましたね。しかし、飲むタイミングを誤ると、あまり効果が表れないそうです。



難消化性デキストリンを摂取するタイミングは「食事の直前」「食事中」がベスト。摂取した糖質と脂質にアプローチするために、食事と一緒に取ると最大の効果を発揮します。食事に取り入れやすい方法をご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。


市販のトクホ飲料


市販のトクホ飲料には1本あたり5g前後の難消化性デキストリンが含まれています。1日の摂取目安量が5g~10gとされているので、食事の際に一緒に飲むようすると摂取すると効果が出やすいでしょう。


粉末で毎日の生活に取り入れる


難消化性デキストリンが主成分となった「小林製薬 イージーファイバー」「大塚製薬 賢者の食卓」は冷たい水にもすぐ溶ける粉末状の商品。他にも楽天やAmazonで難消化性デキストリンの粉末が販売されています。


スプーン1杯(5g)を目安に、食事に混ぜて摂取すると効果的です。おすすめは味噌汁やスープ等の汁物に混ぜること。食事の最初に難消化性デキストリンと汁物を摂取することで、食事の量も抑えられるので一石二鳥です!



難消化性デキストリンで血糖値を下げ過ぎない事も必要


食品由来で安心して摂取できる難消化性デキストリンでも、過剰に摂取してしまうと体調が悪くなってしまう事があるので注意が必要です。



特に糖質制限等をしていて、元々の糖質摂取量が少ない方は血糖値が下がりすぎて「めまい・ふらつき」「吐き気」等の症状が表れる場合があります。あくまで「バランスの良い食事にプラス」する程度に留めておきましょう。


また人によっては腸内バランスが崩れ、お腹が緩くなったり便秘になったりする可能性があります。体質に合わない場合は無理に摂取せず、食事でバランスを整えるようにしましょう。


食前や野菜がない時に


また、バランスの良い食事を普段から取っている方はあえて難消化性デキストリンを沢山取る必要はありません。難消化性デキストリンを摂取することは、食事を食べる際に「汁物」「野菜のおかず」から食べ始めるのと同じです。


丼もの等、1品ではバランスの悪い食事にこそ難消化性デキストリンを摂取するようにしましょう。


運動後等の栄養が必要な時は避ける


「運動後」も注意が必要です。運動によって消費される糖質は「血中の糖質」が優先的に消費されます。そのため運動後は低血糖状態となっており、糖分補給が必要。


難消化性デキストリンで糖質の吸収が抑えられると、低血糖が改善されずめまい吐き気に襲われる可能性があります。運動後はスポーツドリンク等で身体の血糖値を正常に戻してから難消化性デキストリンを摂取するようにしましょう。



難消化性デキストリンで糖の吸収スピードを遅らせる!


難消化性デキストリンは食べたもののカロリーをカットしてくれる魔法のような成分だと感じてしまいますが、そこまで大きな期待をしてはいけません。難消化性デキストリンの一番大きな特徴は脂肪や糖質の吸収を穏やかにすること。



普段の食事バランスにも気を配りつつ、たまに好きなものを食べる時は難消化性デキストリンを飲んで、ダイエットをストレス無く続けましょう!