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禁煙で太るって本当?正しい理由と対策を知って禁煙を成功させよう

腸内細菌も関係している!?禁煙で太る理由とは?


あなたの周りに、「たばこ止めたら太っちゃった」という人、いませんか?禁煙すると太る!とよく言われますが、コレ、本当でしょうか?結論を先に言いますね。本当です


多くの人が実体験として語っているし、自力で禁煙した場合は平均で男性2.8kg、女性3.8kg、十数%の人では13㎏以上増える(2014年京都医療センター調べ)という調査結果も報告されています。


タバコを吸えないストレスを紛らすために何か口にしていないと気がすまなくなる、タバコを止めると食事が美味しくてつい食べ過ぎてしまう、などなど、その原因については色々な説があります。当事者が体験したことだから、どれもウソではないでしょう。


でも、近年、もっと化学的な根拠のある原因が明らかになりました。それが腸内細菌です。どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。


腸内細菌の正常化


腸内フローラという言葉を知っていますか?腸内フローラとは、腸の中に住む100種類以上もの細菌たちの生態系のことです。禁煙すると、腸内でプロデオバクテリアとバクテロイデスという菌が増加します。


これらの菌は、食べ物を分解して吸収しやすくするという役割を持っています。喫煙者の腸内フローラはバランスが乱れてこの消化分解吸収のための腸内細菌が本来の役割を果たしていないのです。


消化・吸収が良くなるのは、ダイエットの面から見るとちょっと困りものですが、腸内細菌のバランスが正常化する、と考えてください。


消化管の活性化


腸内環境が変化するということは…そう、たばこの有害物質が吸収されるのは、「肺」からだけじゃありません。口腔、気道、胃、腸管の粘膜からも確実に吸収されているのです。


胃の粘膜から吸収された有害物質「ニコチン」と「一酸化炭素」は、末梢血管を収縮させ酸素を運ぶ能力を低下させます。胃が異常に胃酸を分泌し胃壁はもろくなり、胃がん、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎など、あらゆる消化器系の疾患をひきおこす原因に。


当然、禁煙すると血行が良くなり胃の働きが元の正常な状態に戻ります。食べる量は同じなのに、禁煙後のほうが太ってしまうというのは胃と腸の働きが正常化されている、という証拠。好転反応と気楽に考えましょう。


味覚の正常化


喫煙が健康に及ぼす害のひとつが、味覚障害です。これは、舌にタールが付着して蓄積し神経が鈍くなるからです。また、高温の煙が舌にある味蕾(みらい)という食べ物の味を感じる突起にダメージを与え、味覚そのものを変化させてしまいます。


もちろん、禁煙することで狂った味覚は少しずつ回復します。禁煙すると食事が美味しくて食べ過ぎてしまう、というのも味覚が正常化したという証拠。美味しいものを美味しく感じられる幸せを喜びましょう。


禁煙しても太る期間は限られている!?どれくらい頑張ればいいの?


いろんな要素が重なって、やっぱり禁煙すると太ってしまうということがわかりました。でも、禁煙しても太りにくくする対策はあります。太らない人だっています。太ったとしても、それは一時的なもので太りやすくなる期間は限られています。


だから、少しがんばって禁煙を成功させましょう。肺がんや胃がんにかかるリスクを考えたら、2~3㎏の体重増加(それも一時的なもの!)なんて、大した問題じゃないと思いませんか?


禁煙後48時間がカギ


喫煙者が禁煙したときに、離脱症状が現れることがあります。イライラ、眠気、めまいなど、その症状も辛さの程度も様々で、これらの症状がどれくらい続くかは人それぞれ。◎時間我慢すれば大丈夫!とは、一概に言えません。


そこで、調査に基づいたデータから「最低限必要な時間」を割り出してみました。


8時間後で血中の一酸化炭素レベルが正常に戻り、運動能力が改善
48時間で、ニコチンが体から完全に抜け、臭覚と味覚が復活し始める


つまり、禁煙して48時間経てば健康上は回復するわけです。だからまずは48時間。そして、せっかく48時間がんばって身体の中がキレイになったのだから、この状態をキープしましょう。


3~4週間かけて沈静化


禁煙の離脱症状は、ずっと続くものではありません。禁煙後48時間でニコチンは完全に体から抜けますが、「吸いたい」という欲求は残ります。ニコチンが、依存性のある有害物質だからですね。


集中できない、体がだるい、眠れない、頭痛、イライラなどの離脱症状は、ニコチンが脳に与えた影響が無くなると必ず落ち着きます。離脱症状の鎮静化にかかる期間も個人差がありますが、おおむね1週間、長くても3~4週間と言われています。



禁煙したいけど太るのも嫌・・・食欲を抑える対策は?


禁煙したいのは山々だけれど、やっぱり太りたくはないですよね。太らずに禁煙を成功させる方法って、あるのでしょうか?


歯磨きしよう!


禁煙のために、歯磨き!?と驚いた人も多いでしょう。たばこが吸いたい!と思った時に歯を磨くだけなのですが、きちんと効果が実証されているのですよ。


これは歯磨きをすることで禁煙中に襲ってくる喫煙欲求から意識をそらすことが目的なので、朝や就寝前の歯磨きのように真剣なブラッシングは不要。歯ぐきを軽くこするような感覚で行ないます。この歯磨き禁煙法のメリットは、ノンカロリーで太る心配がないということ。


歯もキレイになり、気が付けばたばこのヤニも消えてしまいます。口寂しさをお菓子で紛らすのではなく、歯磨きで代用すれば一石二鳥!ですね。


水分をたくさん摂ろう!


ダイエット中は水をたくさん飲むといい、と言われますね。実は禁煙中も「水」を飲むことはとてもいいことなのです。


吸いたい!という欲求に加えて、食欲増進、集中力の低下、イライラ、便秘。こうした離脱症状の辛さに耐え切れず、なかなか禁煙できないという人も多いでしょう。でも、水を飲むことでこうした離脱症状はすべて解決するのです。


まず、水を飲めばお腹に溜まるので、満腹中枢を刺激して食欲が抑えられます。また、あまり知られていないのですが水には鎮静作用があり、集中力の低下やイライラなどの精神症状を和らげてくれます。


そして、朝一番に冷えた硬水を飲めば便意が促されるので便秘も解消できるんですよ。


運動しよう!


禁煙中に限らず、運動は「太りたくない」という人に有効なダイエット法ですよね。禁煙中におすすめする理由は、運動によりストレスが解消され、喫煙欲求が抑えられるからです。


それに、運動中は喫煙しませんよね。運動を習慣化すれば、喫煙する機会や時間は間違いなく減らせるのです。



太るかどうかは自分次第!ガムで禁煙もダイエットもしちゃおう!


もうひとつ、禁煙しながらダイエットもできるのが「ガムを噛む」という方法です。でも、一般的に言われる「禁煙ガム」のことではありません。詳しく解説しましょう。


口寂しいのはガムで解決!


禁煙中に一番多く聞かれるのは、「口寂しくて何か食べてしまう」という言葉。そんなときに有効なのがガムを噛むことです。ガムを噛んでいる時間はお菓子類よりも長いので、口寂しさは紛れます。


ただし、ここでおすすめするガムは「禁煙ガム」ではありませんので注意を。禁煙ガムはニコチンガムのこと、つまりニコチンが含まれています。たばこの代わりにガムでニコチンを摂取して、徐々にたばこを減らしていこう、という目的のものです。


口寂しくて…ということであれば、重度のニコチン中毒ではなく、たばこを吸う事が習慣になっていて止められないタイプの人。わざわざたばこの代用品でニコチンを摂る必要はありませんし、ニコチンガムは高価です。


ニコチン中毒だと診断されていない限りおすすめはしません。


食欲もガムで抑えよう!


もうひとつ、「噛む」という行為は満腹中枢を刺激するので、空腹感をやわらげてくれるという効果があります。糖分があまり含まれていないキシリトール入りなどがおすすめですね。


空腹感は痩せるサイン!乗越えて減量へ


食事はおいしいし、吸収が良くなるのだから禁煙後に太ってしまうのは「必然」のような気もしますが、本当に太りたくないのであれば、そこで食べ過ぎなければいいだけです。


強い意志とちょっとした工夫で、空腹感を乗り越えれば、禁煙は素晴らしい未来をもたらしてくれます。有害物質が体から無くなることで新陳代謝が回復し、痩せやすい体質になっているはずですから。

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