色素沈着が目の下のクマの原因?種類別に説明!
朝起きたとき、体はすっきりしているのに「疲れてる?」と聞かれることが増えていませんか?実はそれ、目の下のクマが原因かもしれません。
いきいきとした目元を保つために、クマの原因と対処法を探っていきましょう。
茶クマができる原因
目の下だけでなく、まぶたのキワ全体がワントーン暗い、というクマは「茶クマ」と言われ、色素沈着が主な原因となるクマです。
デリケートな目のまわりの皮膚。「ひんぱんにこする」「化粧品等でかぶれる」「化粧品を落としきっていない」状態は色素沈着を招き、目の周りがどんよりくすんだ状態になります。
青クマができる原因
下まぶた、特に目頭側が青黒くくすんでいるのは「青クマ」で、目の周りの血行不良が原因のクマです。寝不足や冷えが原因で目の周りの血液が滞っている状態で、本当に疲れているときのクマです。
黒クマができる原因
涙袋が大きくて影になっている人、年齢により目が窪んでいる人は「黒クマ」です。皮膚の色素沈着や血行不良で色が変わっているのではなく、皮膚のたるみや凹凸により影になっている状態のクマです。
お出かけ前に目の下のクマ発見!色素沈着を隠す化粧品はコンシーラーがおすすめ
洗顔が終わって顔全体をチェックすると・・・クマができている!そんなときは手軽に使えるコンシーラーをさっと塗りましょう。
色味や塗り方で、きれいに隠せるコツをご紹介していきます。
クマ隠しのコンシーラーは選ぶ色が大切
コンシーラーを使ってもなんだか不自然・・・というあなた、もしかすると選ぶ色を間違っているかもしれません。
茶クマは肌なじみの良いイエロー系、青クマは顔色を明るく見せてくれるオレンジ系、黒クマの方はコンシーラーを使わずに、パール系のパウダーを下まぶたに仕込んで影を薄くしてあげましょう。
クマを上手く隠せるコンシーラーの使い方
コンシーラーを使うとメイクがよれてしまう、といった経験はありませんか?コンシーラーは使うタイミングによって持ちやカバー力が大きく変わってきます。
使っているファンデーションがパウダーなら、下地とファンデーションの間に。リキッドならファンデーションとフェイスパウダーの間にコンシーラーを仕込みましょう。厚塗りは逆に不自然になりますので、隠れきっていないかな?という薄づきの状態で止めておきましょう。
目の下のクマが茶クマの時の治し方・色素沈着には美容皮膚科がおすすめ
血行不良が原因の「青クマ」、皮膚のたるみが原因の「黒クマ」に対し、色素沈着が原因の「茶クマ」は自分でクマを薄くすることができません。
あまりにもクマが濃い場合には、美容皮膚科で治療することをオススメします。
美容皮膚科のレーザー治療でクマを治す
美容皮膚科でシミやクマ等の色素沈着にまず勧められるのがレーザー治療です。1回の照射が5,000円~20,000円ですが、1回で消えることはまずなく、複数回照射して除々に薄くしていきます。
美容皮膚科の美白に効く注射でクマを治す
レーザーは怖い、高いという方にオススメなのが「美容注射」です。茶クマに良く効くのは高濃度ビタミンC注射で、メラニンの働きを抑えて美白効果が高いとされています。
費用は点滴、注射共に1回5,000円前後のクリニックが多いです。効果は一時的なもので、月に2回を目安に通うことで美肌を維持できるようです。
目の下のクマが色素沈着のない青クマの治し方
皮膚の色自体が変わってしまっている「茶クマ」に対して、青クマは皮膚の色が変わっている訳ではなく血行不良が原因です。
生活習慣の見直しで改善できる場合があります。
目の周りをマッサージ
手軽に出来る方法としてはマッサージが挙げられます。まず顔全体のマッサージで顔の血流を回復させてから、目の下の骨をなぞるように刺激してあげましょう。
マッサージの際は皮膚をこすりすぎないようにし、必ずクリームや乳液で摩擦を軽減しましょう。皮膚に刺激が強すぎると、逆に茶クマの原因となる色素沈着を起こしてしまいますよ。
目の周りを温める
寝る前やメイク前に目の周りを温めてあげるのも大変効果的です。手軽なものだと蒸しタオル、時間をかけて温めたい場合はホットアイマスクを使用すると良いでしょう。眼精疲労も取れて、一石二鳥です。
血行を良くする漢方
青クマができている人は東洋医学でいう「お血(血のめぐりが悪い)」の状態となっています。漢方では目の周りだけでなく、体全体の血流を良くする桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)を服用するのがオススメ。
クマだけでなく冷えや生理痛等、女性に多い悩みにも効くようなので、何となく元気が出ないなー、と悩んでいるあなたはぜひ試してみて!
目の下のクマが色素沈着のない黒クマの治し方
皮膚の色ではなく凹凸が原因となっている「黒クマ」は、顔立ちのはっきりしている方や年齢を重ねている方に多いといわれています。
皮膚のたるみを改善する事を最優先しましょう。
たるみ改善にヒアルロン酸
一時的なたるみではなく、年齢により皮膚がたるんでいる場合は、ヒアルロン酸を補給してあげましょう。サプリで摂取したり、ヒアルロン酸配合の化粧品を使用するとお肌がもっちりしてきますよ。
ヒアルロン酸はお肌の中で水分を保持する役割があります。こまめに補給してあげることにより、お肌の乾燥を防ぎ、新たなシワ、たるみを防ぐことができます。
しっかり睡眠をとる
睡眠不足が続くと新陳代謝が低下するほか、お肌の真皮にある「コラーゲン」を攻撃する活性酸素が除去されず、どんどんお肌の弾力が低下していってしまいます。
なるべく6時間~7時間の睡眠を確保し、日中の疲れやストレスを取り除きましょう。良いサプリを取っていても、きちんと眠れていなければ新陳代謝が活発に行われず、お肌に到達しないまま排出されてしまいますよ!
たるみに効果のある美容液を塗る
更なるたるみを防ぐためにも「保湿」はとっても大切。目元用の美容液やアイクリームはヒアルロン酸をはじめとする保湿成分が配合されており、目元の小じわ、たるみに効果抜群です。特にロールオンタイプのものはマッサージしながら塗ることができておすすめ。
目元のケアをする際には、ぜひマッサージやホットアイマスクでの温めもプラスしてみてください。血流が改善されることで美容成分がより行きわたり、効果がアップしますよ。