脇の黒ずみを解消するための方法一覧!原因から追及しよう! |

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脇の黒ずみを解消するための方法一覧!原因から追及しよう!

気になる悩み!脇の黒ずみができる原因

冬が終わり太陽が勢いを増すにつれ、店頭に並ぶ軽やかな洋服たち。透け感のあるトップスに定番のノースリーブ、1枚でも着られるフレアスリーブのカットソー。

重い服を脱ぎ捨て心まで軽くなる…そんな季節に水を差すのが「脇の黒ずみ」!!せっかく可愛い服を見つけても、脇の黒ずみが気になって着られなかったり、バスや電車で手を上げた時の「脇チラ」が気になって半そでさえも楽しめない…なんて悩みを抱えている人も多いはず。

でも脇の黒ずみって生まれた時からあるわけじゃありませんよね?なぜ脇が黒ずんでしまうのか??それにはちゃんとした理由があるんです。

メラニン色素の沈着

一番に考えられるのはメラニン色素の沈着です。「メラニン色素」はよくシミ対策でも出てくる名前なので、なんとなく悪いイメージで覚えている人もいると思いますが、本来は体を守るためになくてはならないものです。

お肌が紫外線などの刺激を受けた時、「メラノサイト」という細胞が肌を守るために作りだすのが「メラニン色素」で、これがあるお陰で皮膚深くにある細胞が傷つくのを防いでくれたり、皮膚がんなど怖い病気を防いでくれているのです。

本来このメラニンは、お肌が生まれ変わるとされる「ターンオーバー」によって排出されるものなのですが、刺激を受け続けてメラニンがたくさん作られてしまったり、ターンオーバーが正常に行われなくなってしまうと、メラニン色素が排出しきれなくなってしまいます。これがシミや黒ずみになるのです。

これだけだと、脇に紫外線なんて当たらないけど??と思ってしまうでしょうが、ここで重要なのは紫外線ではなく「刺激」です。

剃刀やピンセットでムダ毛を処理して、お風呂でゴシゴシ洗う…なんて当たり前にやっていませんか?キツイ下着や洋服で、肌が擦れることはありませんか?これら全てが黒ずみを生む「刺激」になってしまうのです。

特に摩擦は『摩擦黒皮症(まさつこくひしょう)』と呼ばれる、普通のシミや黒ずみよりも治るのに時間がかかる黒ずみの原因になります。これはメラニン色素が皮膚の深いところにまで入ってしまう厄介な状態です。

皮脂や角質などのヨゴレ

脇は汗腺が多く、体の中で一番汗をかきやすい部分で、皮脂の分泌も盛んです。ですが、顔や首筋のように汗をかいたらすぐにケアできるか…といったら、ちょっと難しいですよね。おまけに体に挟まれていて外気があたりにくいので、蒸れやすい部分でもあります。

汗をかいたままで蒸れてしまった脇は雑菌が繁殖しやすく、毛穴は皮脂や汚れで詰まってしまいます。毛穴に詰まった皮脂を放置していると、皮脂が酸化して黒っぽくなり、これが黒ずみの原因になります。

また、ワキ汗対策として使っている制汗剤や、黒ずみ隠しで使っているファンデーションも毛穴を詰まらせますので、これらを頻繁に使っていて充分なケアをしていない人はこれが黒ずみを酷くしている可能性もあります。

乾燥はダメ!保湿が必須

脇は蒸れやすい部分ですが、実は乾燥しやすい部分でもあります。汗をかいて蒸れてるのに乾燥なんて矛盾してない?と思うかもしれませんが、汗をかいてそのままにしていると、汗は蒸発していきます。

その時に皮膚の水分も一緒に蒸発してしまうので、汗→蒸発→乾燥となるわけです。乾燥した肌はバリア機能が低下してしまいますので、体はそれをなんとかしようと皮脂をたくさん出すようになります。それが皮脂の過剰分泌に繋がり、毛穴が詰まって黒ずみなります。

おまけに乾燥した肌は痒みを伴うこともあります。「カサカサかゆかゆ」というやつですね。実は人というのは痛みよりも痒みの方が我慢できないので、無意識のうちに掻いてしまう事もしばしば…。そうするとメラニンの沈着まで引き起こしてしまいます。

「たかが乾燥」とあなどってはいけません。脇の乾燥は酷くなるまでなかなか気づきにくいですが、顔と同じようにしっかり保湿をしておかないと黒ずみの原因になってしまうのです。

肌の炎症は放置しない

「炎症」と聞くとなんだか酷い状態を想像してしまうかもしれませんが、ムダ毛を処理した時にポツポツと毛穴が赤くなってしまったり、合わない化粧品で肌が痒くなる…というのも全部「肌が炎症を起こしている状態」になります。

炎症を起こしている肌は刺激に敏感になりますので、肌を守ろうとしてメラニン色素が大量に作られます。もちろん一時的な軽い炎症であれば自然に完治し、メラニンもお肌のターンオーバーで排出されるので問題はありません。

しかし、炎症が治まっていないのにまたムダ毛処理をして肌を傷つけてしまったり、傷ついた肌に雑菌が入って炎症が悪化してしまうと、炎症は慢性化してメラニン色素はどんどん蓄積されてしまいます。

脇は腕や足よりも皮膚が薄く、デリケートな上に雑菌も繁殖しやすい場所ですので、ムダ毛処理などで炎症を起こしたままケアをしないでいると炎症が慢性化してしまう可能性が高く、黒ずみの原因になるのです。

偏った食生活

脇の黒ずみと食事は一見関係なさそうにみえますが、食事は皮脂の分泌に大きな影響を与えています。ですので、皮脂が多くなるような食生活を送っていると、必然的に脇の毛穴に詰まる皮脂が増えて黒ずみの原因になる…というわけです。

どんな食べ物が脇の黒ずみにつながっているかというと、まず第一に上げられるのは脂の乗ったお肉や揚げ物などの「脂っこい食べ物」です。唐揚げや焼肉・天ぷらやコロッケと油ものは美味しいものも多いですが、これらは皮脂を増やしてしまいます。

次に上げられるのは、お菓子やスイーツなどの「甘いもの」や、白米やパンなど「糖質の多い食べもの」です。糖質は体の中で中性脂肪に変わり、皮脂の元になります。

外食やファーストフードが多い人は、どうしても脂や糖が多く野菜が少なくなりがちです。野菜には皮脂をコントロールしたり、黒ずみ改善に役立つビタミンが含まれていますので、日頃からバランスの良い食事を心がけていないと脇の黒ずみには悪影響を与えてしまうのです。

妊娠中のホルモンバランス

通常女性の体は、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2つの女性ホルモンが交互に増えたり減ったりしていますが、妊娠中はこの2つの女性ホルモンが増えたままの状態になります。

元気な赤ちゃんを育てるためになくてはならないホルモンですが、実はこの2つのホルモンはメラノサイトを刺激してメラニン色素を増やす働きがあるのです。妊娠中に脇が黒ずんだり、シミやそばかすが増えたりするのはこのためなんですね。

この場合の脇の黒ずみは、出産が終わってホルモンバランスが元に戻ると徐々に改善されてきますので、心配しなくても大丈夫!ほとんどの場合、赤ちゃんのお世話に慣れて落ち着く頃には気にならないくらいになっていますよ。


脇の黒ずみ解消方法①メラニン色素には美白化粧品

シミ・そばかすの改善に効果のある「美白化粧品」ですが、これはメラニン色素の沈着でできてしまった脇の黒ずみにも効果があります。

美白化粧水とはその名の通り美白成分が入っている化粧品で、入っている成分によって働きにに違いがありますが、主に「メラニン色素が作られるのを抑える」ものと「黒ずみを薄くする」もの「メラニンの排出を促す」ものがあります。

【代表的な美白成分】

  • ビタミンc誘導体…肌に浸透しやすく抗酸化作用が強い。メラニンの沈着を防ぐ。
  • ハイドロキノン…「肌の漂白剤」と呼ばれる強い美白作用。刺激が強い。
  • トラネキサム酸…肝斑の治療にも使用。炎症を抑える。メラニンの生成を抑制。
  • アルブチン…ハイドロキノンにブドウ糖が結合したもの。ハイドロキノンより刺激も効果も弱い。
  • ルシノール…ポーラ開発。アルブチンと似た働きだが安全性と効果が高い。
  • プラセンタエキス…ターンオーバー促進とメラニン生成の抑制。

おすすめの美白化粧品

【白潤プレミアム 薬用浸透美白化粧水 170ml・900円(楽天最低価格) 】

ビタミンC誘導体と抗炎症作用のあるホワイトトラネキサム酸を配合。

ポイントはなんといっても安いこと!2017年3月14日発売なので長期使用の口コミはありませんが、美白成分が入っていてこのお値段なら続けやすく、合わなかったとしてもお財布へのダメージは少ないですよね。

商品参照元:http://jp.rohto.com/hadalabo/promo/s-premium/

《使用者の口コミ》

使い始めて1週間になりました。美白化粧水でこの価格。惜しみなくジャブジャブつかっています。そのせいか、浸透もよく、一緒に着けていた首筋が少し白くなってきたような。この春夏はこの化粧水で決まりです。

参照元:http://www.cosme.net/product/product_id/10125537/review/506050091

【dプログラム ホワイトニングクリアエッセンス EX 50mL 4,800円(税抜)】

低刺激設計で敏感肌でも使いやすいのがポイント!にきび予防として入っている「グリチルリチン酸」に抗炎症作用があり、ヒアルロン酸など保湿成分も入っているので、脇の黒ずみの原因を幅広くカバーしてくれます。

シミ・ソバカスを防ぐ美白有効成分としてm-トラネキサム酸を配合。

商品参照元:http://www.shiseido.co.jp/dp/w_essence/

《使用者の口コミ》

dプログラムの青をライン使いしながら、この美容液も使ってます(*´▽`*)この美容液を使うようになってから、肌に透明感が出てきました。肌のキメも整い、ツヤのある肌になった気がします。最近カウンターで肌を見てもらったんですが、シミやそばかすのなさに驚かれました。私の肌は敏感肌よりで、今まで美白系の美容液を使っても刺激の強いものが多く、赤くなったり、痒くなったりして肌に合わないものが多かったんですが、この美容液は刺激がなく、肌が敏感になってる時でも安心して使えます。テクスチャは、軽い乳液みたいな感じで、すっと肌になじんでくれます。美白系の美容液にありがちなペタペタ感、乾燥も全くないです。むしろ保湿してくれて、ほんとに有難い存在です☆(∩´∀`)∩2か月くらい使えるので、結構コスパもいいと思います。

参照元:http://www.cosme.net/product/product_id/10081852/review/504800343

口コミはどちらも脇の黒ずみに使用したものではなく、顔の美白用として使ってのものですが、メラニンへの効果という点では顔も脇も変わりありません。顔に使えるものならデリケートな脇に使える可能性も高いので、おすすめ…というわけです!

美白化粧品使用時に注意すること

美白成分のなかには、ハイドロキノンのように効果は高いけれども刺激も強い…というものもあります。脇の黒ずみを改善したいからといって、肌に合わないものや刺激が強くて炎症を起こしてしまう化粧品では逆効果です。

使っている時に痒みや痛みが出てしまったり、赤みがひかないなど異常が出てしまった時はすぐに使用を中止し、皮膚科の医師に相談しましょう。

低刺激と書いてあっても全ての人が使える…というわけではありませんので、顔に使う時と同じように、使い始める前にパッチテストをしておいたほうが安心です。


脇の黒ずみ解消方法②正しいムダ毛処理と脱毛

薄着の季節は、女性にとってはムダ毛との戦いの季節でもあります。ところで、普段どうやってムダ毛処理をしていますか?

手軽にカミソリで剃ってとか、毛抜きで抜いてと答えた人は…黒ずみに悩んでいる可能性が大!!です。これは別に心理テストとかではなく、ちゃんと理由があります。

まずカミソリですが、肌の上を滑らせてカミソリの刃にあたった部分が切れる…というのが大雑把な仕組みで、これは高級品でもお安い使い捨てでも変わりません。ムダ毛は皮膚より出っ張っているので剃れるわけです。

でも皮膚って陶器のようにツルツルですか?触ってみると毛穴とかで多少ボコボコしてませんか??カミソリはムダ毛だけをより分けてくれるわけではありません。実はカミソリでムダ毛の処理をすると、目に見えない小さな傷がたくさんついてしまうのです。

傷はそれだけでも炎症になり黒ずみの原因になりますし、切れ味の悪い古いカミソリで同じ場所を何度も剃ってしまうような方法だと、肌への摩擦も加わってダメージは大変なものになってしまいます。

それなら毛抜きは?というと、カミソリは皮膚表面のダメージでしたが、毛抜きは皮膚深くと毛穴内部のダメージになります。私たちは「ムダ毛」と呼んでいますが、体は無駄だと思って生やしているわけではありません。

必要な毛を、抜ける時期でもないのに無理やり引っ張って抜くわけですから、毛の根元にある皮下組織を傷つけてしまったり、毛穴内部が傷ついて開いた毛穴から雑菌が入り、「毛嚢炎(もうのうえん)」という炎症になることもあります。

さらに体は開いた毛穴を傷と認識して修復してしまい、次に生えた毛の出口がなくなり「埋没毛」のきっかけにもなります。炎症で黒ずみ、埋没毛で黒っぽくなり、これで開いた毛穴に汚れが詰まってしまえば黒ずみのトリプルパンチです…。

脇の黒ずみを解消しようとするならば、脇のムダ毛の自己処理は避けた方が賢明ですが、時間的余裕や金銭的余裕がない時にはそんなことも言っていられない…というのが本音ですよね。やむを得ず自己処理をするときには、いくつかポイントを抑えておきましょう。

  • 入浴中は皮膚が傷つきやすく雑菌が入りやすいので避ける
  • カミソリを使う時には、清潔で切れ味の良い新しいものを使用する
  • 肌への負担を減らすため、剃る時にはワセリンなどのクリームを使用する
  • なるべく毛抜きは使わない
  • できれば女性用電気シェーバーを用意しておく

女性用電気シェーバーは、「レディースシェーバー」や「除毛器」などの名前で販売されていて、全身用は男性用髭そりと似た形をしていますが、女性のムダ毛処理専用に特化した仕様になっています。

カミソリや毛抜きと比べると肌への負担が少なく、きちんとしたものは刃の部分を洗う事も出来ますので、黒ずみを回避するための自己処理としては一番おすすめ出来る方法です。

ただ合わない人は赤くなってしまったり痒くなってしまうこともありますし、安くても2000円以上の初期投資が必要です。

仕上がりは毛抜きやカミソリよりも落ちてしまうので、綺麗に剃ろうとして同じ場所に何度も強くあててしまい、その刺激が黒ずみの原因になることもありますので、使い方には注意が必要です。

自己処理の後はケアが大切

脇のムダ毛を自分で処理したとき、おろそかになりがちなのが処理後のケアです。同じムダ毛でも、顔のうぶ毛なんかを処理したときには「これでもか!」というほど色々なケアをしていると思いますが、脇でも同じくらい気をつけていますか?

どんな方法でムダ毛の自己処理をしたとしても、処理後の肌は少しヒリヒリしていたり、軽く炎症を起こしている状態がほとんどです。それを抑えて悪化させないために、処理後はまず冷たいタオルなどで患部を冷やします

肌をアイシングすることで開いた毛穴も引き締まり、雑菌が入りやすい状態を改善させたり、開いた毛穴に汚れが詰まるのを防ぐ効果もあります。

肌の炎症が治まったら、次は保湿です。私たちの肌は、普段は水分を逃さないようにして、外からの刺激から肌を守っている「バリア機能」があります。

しかしムダ毛の自己処理をした後の肌は、肌の表面が傷つけられてバリア機能が失われている状態です。このまま放置してしまうと、肌の水分はどんどん外へ出てしまい、刺激にも弱くなっているので「カサカサかゆかゆ」になり、これもまた黒ずみの原因になってしまいます。

ムダ毛の自己処理後はしっかりと水分を補い、さらに水分が出ないような保湿剤を使用しましょう。脇も顔も同じ皮膚です。きちんとしたケアをすることで、黒ずみになるかどうかが変わってきますよ。

黒ずみ予防には脱毛がおすすめ

ムダ毛処理で黒ずみを作らないためには、やはりクリニックでの医療脱毛や、エステサロンなどでのサロン脱毛がおすすめです。

医療脱毛は1回の料金は高めですが、最終的には半永久的な脱毛効果も期待できます。サロン脱毛はそこまでの効果はありませんが、1回の料金が安く、スタッフが女性だけというお店も多いため、初めてでも受けやすくなっています。

どちらにしても脱毛前後のケアはばっちりですし、自己処理よりも次に毛が生えてくるまでの時間が長いので、処理の回数も少なくて済み、肌へのダメージが格段に減らせます

肌が弱くて心配…という人は、脱毛ができるクリニックで相談してみましょう。医療脱毛は医師による診察もありますので、専門家のカウンセリングを受けてからの方が安全です。万が一肌にトラブルが出てしまった場合でも、クリニックなら適切な処置をしてくれます。

美容皮膚科でレーザー治療

美容皮膚科とは、美肌を目指す方法に特化した皮膚科の事です。シミ・しわ・黒ずみなどを原因から追究し、保険診療に限らず最適な手段で改善させることができます。

病院によって置いてある機材が違うので、できる治療には違いがありますが、前にあげた「医療脱毛」や「黒ずみのレーザー治療」ができるところもあります。

医療脱毛を考えていて脇の黒ずみも酷い場合は、事前に両方ができる事を確認しておき、最初のカウンセリングで脱毛と黒ずみの改善両方を相談してみましょう。あちこち別の病院に通う手間が省けますし、治療にかかる費用や時間を把握しやすくなります。

ただし美容皮膚科では保険適応外の施術がほどんどですので、1回の費用が1万円以上と高額になることは覚悟しておきましょう。脱毛も黒ずみも1回で全部終わるものではありませんので、お財布とよく相談してくださいね!


脇の黒ずみ解消方法③皮膚科で薬をもらう

脇の黒ずみは気になるけど、レーザー治療は金銭的に無理…という人には、皮膚科で薬を処方してもらう方法があります。

黒ずみの改善でよく処方される塗り薬は「ハイドロキノン」と「トレチノイン」です。ハイドロキノンは先ほど美白成分として登場していますが、皮膚科で処方してもらう場合は化粧品に入っているものより高濃度のものも処方してもらう事ができます。

ハイドロキノンの美白効果は、メラニンを作る酵素の働き邪魔することと、メラニンを作る細胞を減らすこと、それから沈着してしまったメラニンを薄くすることで発揮されています。さすが「肌の漂白剤」と言われるだけあって、予防だけでなく改善効果もバッチリです。

ただしハイドロキノンは肌への刺激が強く、高濃度になるほどダメージも大きくなるというデメリットもあります。炎症などの副作用がおこる可能性が高くなるので、高濃度なものは医師の処方じゃないと駄目なんですね。

トレチノインとは、ビタミンA誘導体の一種で、古い角質を剥がして皮膚の細胞分裂をうながし、お肌のターンオーバーを強力に促すことで黒ずみを改善します。沈着したメラニン色素をどんどん外に出す効果があるわけです。

しかし普通のターンオーバーより早くするというのは、強い赤みが出たり皮膚がボロボロ剥がれたりと、肌の見た目や状態にも大きく影響します。濃度や塗る量が合っていない場合にはそれが酷く出てしまうこともあるので、医師の診察と適切な処方が必要となるのです。

もっと穏やかな薬が欲しい…という人には「シナール」という飲み薬があります。これはビタミンcとパントテン酸が配合された複合ビタミン剤で、メラニン色素を抑えたり肌を健康に保つ効果があります。

ビタミン剤ですから副作用はほとんどありませんが、即効性もありません。ただシナールは健康保険が使える可能性がある薬ですので、うまくいけばとってもお財布に優しい黒ずみ対策になります。

脇の黒ずみで皮膚科を受診する…というのはちょっと勇気がいるかもしれませんが、自分ではどうにもならない黒ずみの場合は、正しい原因を知って悪化を防ぐためにも選択肢として入れておきましょう。


脇の黒ずみ解消方法④制汗剤使用後のケア

夏の悩みといえば、脇の黒ずみ以外にも「脇汗」や「汗染み」、「汗臭い」…なんてのもありますよね。汗の悩みを解消するために、制汗剤はかかせないという人も多いのではないでしょうか。

脇にはロールタイプとスプレータイプの制汗剤を2段使いしている人もいると思いますが、実はこの「制汗剤」って黒ずみの原因になっているって知っていました?

制汗剤にはものによって消臭成分・殺菌成分・香料…と色々な成分が入っていますが、基本は「制汗」ですので、ほどんどの製品に『汗腺を塞いで汗を出にくくする成分』が入っています。

この成分が毛穴も塞いでしまうのです。毛穴の詰まりが黒ずみの原因になる…というお話はしましたよね?1日に何度も何度も制汗剤を使っていると、そのたびに毛穴もガッチリと塞がれてしまうので、1日の終わりにはしっかりとケアする必要があります。

お風呂に入った時には、良く泡立てたボディーソープを使ってしっかりと洗い流しましょう。このとき、しっかり洗いたいからとナイロンタオルなどでゴシゴシ洗うのは厳禁です!摩擦や刺激で黒ずみが酷くなってしまいますよ。


脇の黒ずみ解消方法⑤重曹を使う

「黒ずみに効果がある」と話題になっていて、「肌が白くなった」や「コスパが良い」と口コミも多いのが重曹を使った肌ケアです。

重曹とは『炭酸水素ナトリウム』のことで、身近なところでは料理に使うベーキングパウダーの主成分として使われていたり、100均では掃除用が売られていたりします。

重曹が黒ずみ解消に効く理由

重曹が黒ずみを改善すると言われている1番の理由は、重曹に『お肌のピーリング効果』があるからです。

人間の皮膚は、水分とたんぱく質、それから脂質でできています。重曹は水に混ざると「弱アルカリ性」になり、アルカリ性はたんぱく質を分解する効果があります。加えて重曹には油を分解する効果もあるので、皮膚表面の古い角質が取れて肌が明るくなる…というわけです。

重曹が黒ずみを改善すると言われるもう一つの理由は、重曹の粒子による『スクラブ効果』です。医療用や食用の重曹は粒子が細かいため、お肌に優しく、毛穴の汚れや古い角質を取るのに使える…というわけなんですね。

重曹で脇の黒ずみケアをする方法としては「重曹石鹸」「重曹パック」があります。重曹石鹸はとても簡単で、いつも使っているボディーソープや石鹸を泡立てて、そこに重曹を1つまみ。この泡で、優しく脇を洗うだけです。

重曹パックの作り方は、重曹に少しずつぬるま湯を混ぜていき、塗った時に垂れてこないくらいの硬さにすれば完成です!後はこれを脇に塗って5~10分放置。終わったら綺麗に洗い流して完了です。

重曹使用時の注意点

重曹には掃除用がある…とお話しましたが、肌ケアとして使えるのは「医療用」と「食用」だけです。掃除用は粒子が粗く、クレンザー的な立ち位置ですのでお肌を傷つけてしまいます。

医療用や食用を使った時でも、ゴシゴシこすりつけるのは厳禁です。粒子が細かいとは言っても、粒は粒ですから、擦れば摩擦がおきて肌を傷つけます。そうなると、脇の黒ずみを改善するどころか悪化させることになってしまいます。

もう一つ気をつけて欲しいのが、重曹石鹸でも重曹パックでも「やりすぎない」ことです。早く効果を出したいと長時間置いたり、あまり頻繁にやったりすると、皮脂や角質が取れ過ぎて肌が弱くなり、炎症や乾燥の原因になります。多くても週1回までにしておきましょう。

重曹はあくまで食品や医薬品であって、肌ケア用に作られているわけではありません。全てが自己責任です。少しでも肌に異常を感じた時には使うのをやめて、皮膚科など専門医を受診してくださいね。


脇の黒ずみ解消方法⑥衣類に気を付ける

脇の黒ずみの原因になるメラニン色素は摩擦や刺激で増え、汗を放置して雑菌が繁殖することも黒ずみの原因になっていますよね?これを改善するには、下着や服の選び方も重要になってきます。

40代 ブラ

きついブラジャーや体に合わないブラジャーをつけていると、肌にあたる部分が擦れたり圧迫されたりして刺激になり、そこが黒ずんできます。脇は腕を動かした時に擦れてしまう部分ですので、脇の黒ずみを解消したいなら体に合った下着を選びましょう

洋服の場合も、脇を締め付けるようなデザインのものや擦れるものは避けてください。新しく買うときには、試着をして腕を上げたり回したりして脇が擦れないか確認してから買うと安心です。

素材は通気性が良く摩擦がおきにくいコットンなどがベスト。特に脇に直接触れる部分が化学繊維や革など通気性の悪い素材でできていると、蒸れて雑菌の繁殖につながりますので注意してくださいね。


脇の黒ずみ解消方法⑦ビタミンを摂る

美白成分にビタミンc誘導体がありましたが、ビタミンcは食べたり飲んだりしても黒ずみ改善に効果を発揮します。

ビタミンcにはメラニンを作られにくくしてシミや黒ずみを防ぐ効果と、強い抗酸化作用でメラニン色素が酸化する原因になる活性酸素を増やさないようにしてくれる働きがあります。

このビタミンcと一緒に摂って欲しいのがビタミンEです。ビタミンEにも強い抗酸化作用があるのですが、活性酸素を害のないものに変えると働けなくなってしまいます。そこでビタミンcの登場です。ビタミンcは働けなくなったビタミンEを再び働けるようにしてくれるのです。

ビタミンEには血流を良くして新陳代謝を促してくれる効果もありますので、お肌のターンオーバーを促進して黒ずみを追い出すためにも一役買ってくれます。

ビタミンcは緑黄色野菜や果物に多く含まれ、ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類や植物油に多く含まれています。ただしビタミンcは一度にたくさん摂っても体の外に出てしまうため、こまめに摂る必要があります。毎食バランス良く食べるのが重要ってことですね。

脇の黒ずみ解消方法⑧専用クリームを塗る

脇の黒ずみを、誰にも見られず、なるべく効果の高い方法で解消したい!という人は、「黒ずみ専用のクリーム」を使ってみるのはどうでしょうか?ネットでよく名前を見かける通販品のほか、ロート製薬など大手のものは近くの薬局でも購入することができます。

黒ずみ専用クリームは大きく分けて「美白成分入りの保湿系」「ピーリング系」の二つに分けられます。

摩擦が原因でできてしまった黒ずみにピーリング系のクリームを使ってしまうと、さらに悪化してしまう可能性がありますので、自分の黒ずみに合ったクリームを選びましょう。

通販品は5000円前後、薬局などの市販品は1000円前後で販売されています。通販品の方がお高い分有効成分が多く入っていますが、黒ずみの性質上、成分が多ければ即効果がある…というわけではありません

クリームでの黒ずみ改善には最低でも3カ月は続けていくことが必要になりますので、化粧品と同じく自分の肌に合っていて、なおかつ続けられるお値段であることが重要です。そのへんは自分のお肌とお財布とでよく相談して決めてくださいね!


脇の黒ずみ予防には皮膚の保湿!ニベアクリームが◎

ニベアクリームといえば、どこでも見かける印象的な青缶で、昔からある超ロングセラーのあれですよね!お手頃価格なのに、高級クリームと成分が似ているということで話題にもなりました。

クリームでほうれい線

ニベアクリームの成分は、ミネラルオイルやワセリンといった、お肌に潤いをキープするための油性成分が多くを占めています。美容目的というよりは「保湿に特化」したクリームと言っても良いでしょう。

脇は意外と乾燥しやすく、乾燥が黒ずみの原因になりますので、黒ずみを予防するためには毎日の保湿が重要になります。ニベアクリームは毎日惜しみなく使ってもお財布に響かない低価格です。

おまけに急に店頭からなくなったりしない抜群の安定性がありますので、肌に合えば脇の黒ずみ予防として長ーく使える保湿クリームになってくれます。

ただしニベアクリームには美白成分が入っているわけではありませんので、すでにできてしまった黒ずみには効果が期待できませんし、化粧水のように乾いた肌に水分を補給するものでもありません。

今ある黒ずみの解消もしたい場合には、まず美白成分の入っている化粧水を使ってからニベアクリームで蓋をする感じで使う方法がおすすめです。

顔でも脇でも『美白と美肌は1日にしてならず!』ですから、脇だからと適当にせず、日頃の生活を見直して、顔と同じように毎日きちんとケアすることが脇の黒ずみ解消の一番の近道です。

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