運動には若返り効果が!おすすめの運動方法ランキング! |

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運動には若返り効果が!おすすめの運動方法ランキング!

運動で若返りができるのか?

中年になってから久しぶりに同窓会などに参加して元クラスメイトに会ったりすると、服装やアクセサリーで特に若作りをしているようには見えないのに、周りがびっくりするほど若いままの人っていますよね。

ピンと伸びた姿勢にチャーミングで豊かな表情、ハリのある肌に年相応に上品で薄めのベースメイク、そして艶のある髪・・・憧れちゃいますよね。

日常的に暇をみて歩いたりストレッチしたり、適度な運動をして食事にもちょっぴり気をつけて過ごすことが、毎日の健康や今以上老けない体づくりに役立つことはもはや常識です。

2014年カナダのある研究チームによって、適度な運動に老化防止だけでなく若返りの効果の可能性もあることがわかりました。

2014年カナダのマックマスター大学の研究チームは、20~84歳の男女29人を対象に3ヵ月にわたる実験を行いました。参加者の半数に決められた運動を行ってもらい、特に運動をしなかった残りの半数の参加者と効果の違いを比べるという実験でした。

結果は歴然で、運動をしなかった参加者の肌の状態は変化がなかったのに対して、よく運動していた40歳以上の参加者の肌は明らかに年齢より若く見え、20~30代の皮膚に近かったのです。

さらに65才歳以上の参加者であっても20~40代の皮膚のようだった、というほどの若返り効果がありました。

運動して脂肪を燃やすとドロドロ血の原因である血糖値が正常に保たれ、運動のストレス発散効果でコルチゾール(抗ストレスホルモン)の増えすぎを防ぎ、血流の流れを良くして代謝をあげ、若々しい体づくりに不可欠な「成長ホルモン」の分泌を邪魔しなくなったからです。

この「成長ホルモン」は、単純に成長するためのホルモンではなく、身長を伸ばしたり、体を作って成長するうえで欠かせないホルモンです。

大人になってからもとても大切なホルモンで、成長ホルモンがたくさん分泌されていると、肌や髪にうるおいをあたえたり、代謝をアップさせて常に若々しい体をつくることができます。

そんなすごい効果の「成長ホルモン」は、残念ながら20代半ばを過ぎると年齢とともに急激に減っていきます。高い美容・健康効果はいろいろな方面で評価されているため、成長ホルモンを増やす方法がたくさん研究されています。

きちんと寝て成長ホルモンの効果を得る事や、食べ物や食事法でも成長ホルモンを増やす方法がありますが、適度な運動をすることでも成長ホルモンを増やすことができます。

若返り実験を行った研究チームも、今回の研究が小規模なものであり、これからもより多くの研究が必要ですが、運動には頭のはたらきが冴え健康な体づくりにもつながるなど、他にもたくさんメリットがあります。

運動をすることで若返り効果も期待できるなら、是非これからのアンチエイジングに取り入れたいですね。成長ホルモンの主な働きと、成長ホルモンを効果的に増やして若返りを目指す運動にはどんなものがあるのでしょうか。


効果的に若返りできる運動!成長ホルモンが分泌する効果

成長ホルモンは脳の直下にある脳下垂体で作られ、血液にのって全身の細胞に運ばれます。運ばれた成長ホルモンは、体のそれぞれの部分に働きかけます。

筋肉を作る

筋肉を動かすと、筋肉の組織は目に見えないレベルでブチブチと切れて壊れます。また筋肉に乳酸がたまり、それをサインにして脳下垂体から成長ホルモンが分泌されます。

分泌された成長ホルモンは、筋肉を動かした後の休息時間中に、切れて壊れてしまった筋肉の組織に働きかけ、筋肉の修復を助けてより強い筋肉を作る働きをしています。

身長を伸ばす

身長を伸ばすのに成長ホルモンは欠かせないホルモンですが、脳下垂体から分泌されている成長ホルモンが、直接骨を伸ばすわけではありません。

脳下垂体から分泌された成長ホルモンは、血液によって肝臓まで運ばれ、肝臓に新たに骨を伸ばす成長ホルモンを作るよう命令をだし、骨を作る活動が活性化します。

脂肪の代謝アップ

基礎代謝量は筋肉の量と比例します。成長ホルモンが減ると傷ついた筋肉の修復がうまくいかず、筋肉の量が減ってしまうので基礎代謝量が減ります。成長ホルモンが多くなると筋肉を修復できるようになり、基礎代謝量が高まります。

成長ホルモンには強力な脂肪分解作用(体脂肪、特に内臓脂肪を減少させる)があります。成長ホルモンを増やせば増やすほど、脂肪を燃やすスピードアップ効果があります。

お肌のハリアップ

肌は常に紫外線などの肌ストレスや加齢によりダメージを受けています。成長ホルモンは代謝を促進させ、ダメージを受けた肌を修復して肌の内側の組織にうるおいを与え、新しくきれいな肌に入れ替わるサポートをしてくれます。


若返りできる運動ランキング

年齢よりずっと若く見られることも多い女優&タレント36人に、体調管理や美容のために実践していることをアンケートしてランキングしたデータがあります。1位はジム・自宅で筋トレ2位はストレッチ&半身浴・お風呂です。

若く見える女性は普段どんな運動をしているのでしょうか。

1位・スクワット

アンチエイジングはもちろん、ダイエットを目指す女性にも圧倒的人気なのはやっぱりスクワットです。体全体の筋肉のうち7割は下半身にあり、下半身の筋肉全般を使えるスクワットは、最も運動効果の高い運動といえます。

筋肉を動かすことで脳下垂体から分泌される成長ホルモンとともに、下半身の筋肉からしか分泌されない「マイオカイン」という新しいホルモンも話題になっています。「マイオカイン」は、成長ホルモンと似た働きでダブルのホルモン効果があります。

筋肉を効率的に動かすことができるスクワットのコツは、足を肩幅に開いたらかかとに重心を置き、ヒザではなくお尻からゆっくり下ろすことです。腰を前かがみにすると腰に負担をかけるので、頭から一本糸を引かれているように姿勢を保つようにしてください。

2位・筋トレ

体幹筋を鍛える筋トレ全般も人気です。体幹筋は、胸・背中・おなか・脚の筋肉です。体幹筋も大きな筋肉なので、体幹筋を鍛える事で消費するエネルギーも大きくなります。

姿勢や体のラインを作っている重要な筋肉でもあるので、体幹筋を鍛えると美しく痩せやすい体を作ることができます。

3位・軽い有酸素運動

有酸素運動は無理なく続けられると人気で、少し息があがるくらいの軽い運動を20分程度継続して行う運動です。酸素を体に取り込み、体内の糖質や脂肪をエネルギーとして消費します。

軽い運動を続ける事で汗をかき、血の流れを良くするのでダイエットや美容に人気があります。全身の持久力を高め、免疫力をあげたりスタミナがつく効果もあります。

具体的にはウォーキングエアロビエアロバイクゆっくりした水泳などです。自分にあった、続けやすい有酸素運動を選びましょう。

4位・ストレッチ

ストレッチは筋肉をほぐし、関節の動ける範囲(可動域)を広げる運動です。筋肉や関節がしなやかに動くと、生活の中の1つ1つの動きが大きくなって運動効果が高まるます。

血管の筋肉やリンパの柔軟性も上がり流れが良くなるので、美肌や髪の美容にもつながります。ゆっくりと呼吸しながら「気もちいい」と感じられる程度のストレッチがいいですよ。


若返り効果をアップさせる運動の方法

若返り効果をさらに高めるには、ストレッチ・筋トレ・有酸素運動も組みあわせる必要があります。

まずストレッチで体をほぐした後、スクワット・体幹筋トレで成長ホルモンを分泌させて脂肪が燃えやすい体をととのえます。その後、有酸素運動で脂肪を燃やして代謝を高めるといった流れで最大限の効果があります。

運動で若返り効果アップを目指すためのコツは他にもいろいろあります。同じ運動をするのに普通の効果と高い効果があるなら、高い効果を感じられる方がいいですよね。

1日10分毎日続ける

たった10分間の運動であっても毎日積み重ねれば、フィットネスクラブでの数時間の運動と同じくらいの健康効果があります。第一に運動は継続して行うことがもっとも大切です。

毎日決まったメニューをこなすのは大変でも、ちょっとしたすき間時間にできる事をさがして、少なくても2~3ヵ月は継続して1日10分はかならず体を動かすようにしましょう。

スローリスト

若返り効果に不可欠な成長ホルモンをより多く分泌さできるのが、加圧トレーニングやスロートレーニングです。

スロートレーニングは、ベルトで血流を制限させるため専門家の指導・サポートが必要となる加圧トレーニングとちがい、ただゆっくり動くだけなので、自分でできるし道具も必要ありません。

やり方はそれぞれの運動の正しいフォームを意識して、動作をゆっくり丁寧に止まらずに行うだけです。たったこれだけの事で、いつもの運動に比べて筋肉への負荷を多くすることができます。

成長ホルモンは筋肉を動かせば動かすほど、回復に必要な量が分泌されます。スロートレーニングで筋肉が「すごく運動した!」と勘違いすれば、より多くの成長ホルモンが分泌されます。

軽い負荷でもスロートレーニングなら、いつもの数百倍の成長ホルモンを分泌させることができます。

無理はしない

負荷の多い運動を毎日長い時間やり続けると、成長ホルモンで筋肉を回復する時間が足りなくなります。筋肉が増えるどころか筋肉をさらに破壊して、逆効果になってしまいます。

運動をした後はきちんとマッサージで筋肉をほぐし、ゆっくりお風呂に入ってしっかり寝るなど、必ず休息時間をとりましょう。

運動しなければ・・・とプレッシャーを感じすぎてしまうと、ストレスの原因になります。ストレスが増えると運動も楽しくできないし、成長ホルモンの分泌も止まってしまいます。

あまりにもつらいと思う時には、ゆっくり休んだり運動メニューを軽くしてくれぐれも無理をしないようにしましょう。