髪のハリ・コシがなくなる原因
髪の毛のハリやコシがなくなると、年齢を余計に感じてしまいますよね。髪は人の目線に近く目立つ部分ですので、髪の健康は気になる人も多いと思います。
気になる髪のハリやコシがなくなる原因について紹介していきます。
加齢
加齢によって毛母細胞が低下することで髪にハリやコシがなくなってしまします。毛根に元気な栄養素を送る機能が弱まったり、健康的な毛の生まれ変わりが難しくなり髪の状態が変化してしまいます。
女性ホルモンの減少
女性ホルモンの減少によって髪質の変化や髪の量が減るといったトラブルもあります。不規則な生活によってホルモンバランスが乱れると、女性男性型脱毛症といった症状も引き起こすことがあります。
栄養不足
髪のタンパク質が不足することでも、髪の状態は悪くなります。ダイエット中に髪がぱさつくのはタンパク質の不足が原因です。髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンで構成されているため、タンパク質が不足すると健康な髪を維持することができません。
乾燥
間違ったヘアケアや紫外線によって、髪が乾燥しやすくなります。髪のキューティクルが剥がれたり、紫外線によって髪が酸化すると内部の栄養や水分が失われ、ハリやコシのない不健康な髪質になってしまうこともあります。
生活習慣の乱れ
睡眠不足やストレス、暴飲暴食は髪の健康状態にも影響します。睡眠不足や暴飲暴食は髪の毛の土台でもある頭皮にも悪影響を及ぼします。その他、過度の飲酒やたばこによっても髪質が変化してしまうこともあります。
髪や頭皮への負担
トリートメントやワックスといったヘアケア剤が頭皮に残っていると毛穴がつまってしまうことも。毛穴が詰まってしまうと、老廃物の排出を妨げたり、抜け毛の原因にもなってしまいます。また、ドライヤーの高い温度で、髪のタンパク質が変形してしまうこともあります。髪のタンパク質が変形すると、髪がパサついたりハリがなくなってしまうことが考えられます。
髪のハリとコシ・復活対策①食事で栄養補給
タンパク質
たんぱく質は、炭水化物、脂質と共に三大栄養素のひとつです。全ての動物および植物の細胞を構成する主要な成分であり、生体乾燥重量の約50%を占めます。筋肉・臓器・皮膚・毛髪などの体構成成分、ホルモン・酵素・抗体などの体調節機能成分、豆・卵・肉・魚などの食品成分として重要であり、生命の維持に欠くことができないものです。
参照元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-044.html
髪を構成している主な成分がタンパク質ですので、髪にとって欠かせない栄養素がタンパク質です。大豆やお肉、魚や卵といった食品からも摂取できるので良質のたんぱく質を日頃から摂取しておきましょう。
ミネラル
ミネラルは体内で合成できないため食物として摂る必要があります。不足した場合は欠乏症やさまざまな不調が発生しますが、摂りすぎた場合にも過剰症や中毒を起こすものがあります。
現在のところ人間の身体に必要とされるミネラルは16種類とされ、これを必須ミネラルと呼びます。人体に含まれる量によって、主要ミネラル7種類と微量ミネラル9種類に分けられています。
主要ミネラルはカルシウム・リン・カリウム・硫黄・塩素・ナトリウム・マグネシウムで、微量ミネラルは鉄・亜鉛・銅・マンガン・クロム・ヨウ素・セレン・モリブデン・コバルトです。これら必須ミネラルのうち、塩素・硫黄・コバルト以外の13種類については、「日本人の食事摂取基準(2005年版)」で摂取量の指標が定められています。似通った性質のミネラル同士ではお互いの吸収や働きを妨げることがあるため、バランスよく摂ることが必要です。
参照元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-035.html
亜鉛やヨウ素は特に髪に良いといわれるミネラルです。代謝に大きな影響を及ぼしているヨウ素は、健康な髪の発育を促します。また、亜鉛は、タンパク質の代謝を促し髪や皮膚の健康状態を改善します。体内で合成できないため、食品からバランス良く取り入れましょう。
ビタミン
ビタミンは、微量でも人体の機能を正常に保つために欠かせない栄養素です。体内でほとんど作ることができないため、食物として取り入れる必要があり、極端に偏った食事を続けたり病気によって十分な食事ができない場合、ビタミンが不足してさまざまな症状を引き起こします。
参照元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-028.html
ビタミンも髪の健康に欠かせない成分です。ビタミンBは、タンパク質が髪になるのを助けたり細胞の成長を促進させます。また、ビタミンEは血行促進に効果があり健康な頭皮環境を作るために必要な栄養素といえます。
髪のハリとコシ・復活対策②乾燥や紫外線から守る
髪のハリとコシを保つには、乾燥や紫外線といったトラブルから髪を守ることが大切です。
ドライヤーの前にはオイルトリートメント
ドライヤーでしっかりと髪を乾かすことで翌日のスタイリングが楽になりますが、ドライヤーの前にひと手間かけると、いっそうスタイリングしやすくなります。タオルドライした後に、髪を乾燥やドライヤーの熱から守り修復してくれる成分の配合されたオイルトリートメントを使ってみましょう。また、ドライヤーをかけるときは髪に近づけすぎたり、同じ部分に長時間あて続けないように注意してください。
髪にも紫外線対策
紫外線によっても髪がダメージを受けますので、髪にも紫外線対策が必要です。プールや海で濡れたまま髪を紫外線に当てるのは特に危険です。髪のUV対策には、スプレータイプの日焼け止めがおすすめです。
「ビベッケの全身まるごと サラサラUVスプレーブンブンガード」は、虫よけにもなり日焼け対策にもなります。
そのほかにも、顔や髪など全身に使える日焼け止めスプレーはたくさん売られていますので活用してみてください。ひとつ持っておくとレジャーでも安心です。
髪のハリとコシ・復活対策③生活習慣を整える
やはり一番大切なのは、規則正しい食生活とじゅうぶんな睡眠です。
髪は眠っているときにつくられますので、髪に必要な栄養素をしっかりと摂取して、規則正しい生活を心がけましょう。
髪のハリとコシ・復活対策④ヘアケア
髪のハリやコシが気になってきたら、自分の髪に合ったヘアケア商品選びが大切です。
ハリやコシが気になる人におすすめのヘアケアを紹介していきます。
パンテーン ハリ・コシが足りない髪用シリーズ
P&Gには、ハリ・コシが足りない髪用のパンテーンシリーズが発売されています。髪の根元のコシに注目したシリーズで、ボリュームのある健康的な髪を目指すことができます。
シャンプーをパンテーンの青から緑に変えていわゆる「14日間」経ったんだけど、ハリコシがとんでもないことになったよ\(^o^)/まだこの手のシャンプーコンディショナーには頼らなくて大丈夫ってことかなww
— ノゾミ (@nozo3i1024) September 27, 2012
パンテーンの他のラインでもハリやコシが出たという口コミがありました。
マイナチュレ シャンプー
マイナチュレは名前の通り、自然派におすすめのシャンプーです。シルク由来のアミノ酸配合で、無添加ノンシリコンといった特徴があります。天然由来の成分で髪のコシやハリを優しくケアします。
CA101 トリートメント
日々の生活で受けているダメージから髪を守るのがCA101のトリートメントです。3種類のペプチドがトリートメントに配合されており、弱った髪を補修するのでハリやコシが生まれます。
サントリー enherb
サントリーウェルネスから発売されているenharbは、たくさんのハーブが配合されたラインナップです。植物由来の爽やかな香りが特徴で、健康な地肌づくりにおすすめの商品です。
髪がふんわりとするといった声がネットにも上がっていました。
髪のハリとコシ・復活対策⑤頭皮や髪への負担を減らす
髪に一度ダメージを与えてしまえば、ケアしても髪の生え代わりを待つしか根本的な解決方法はありません。ですので、大切なのは頭皮や髪に負担を与えないことです。
正しいヘアケアや食生活を心がけ、髪にダメージを与えないように注意しましょう。
髪は乾かす
濡れたまま髪を放置すれば、キューティクルが開いた状態のままということになります。これでは、せっかくシャンプーやトリートメントで補給した栄養素が流れ出てしまいます。補った栄養を留めておくためにも、適切な温度のドライヤーでしっかり乾かしてください。
パーマやカラー(白髪染め)はほどほどに
繰り返しパーマーやカラーを行っている人も要注意。一度破壊された髪の色素は、復活することはありません。人工的に色素を入れると髪の毛を構成するバランスが崩れ、髪にも悪影響です。頻繁に髪色を変化させるといった行為は、髪にはあまりよくないのでほどほどにしておきましょう。
白髪染めは天然成分だけのトリートメントで染めれば安心
白髪染めは天然成分で染めるトリートメントのタイプも市販されています。ヘアカラーではなくヘアマニキュアを使用するなど、髪に負担のかからない白髪染めを選んでみましょう。
自宅で簡単に白髪染めができるトリートメントです。