この体調不良は梅雨バテ?その症状や原因とは?
梅雨の時期になると体がだるくて思うとおりに動けず、疲れやすくてやる気が出ないと悩む人が多いです。
梅雨時期に体調不良になる原因は梅雨バテかもしれません。
慢性的な疲労感
梅雨バテは気温の変化や湿度、気圧などの影響で自立神経が乱れることが原因で起こります。疲れがとれず、常に体がだるく感じたり朝に起きられなかったりといった症状を6月~7月に感じるようになったらそれは梅雨バテかもしれません。
食欲低下
体のだるさが強く食欲がわかなかったり吐き気を感じるのも梅雨バテの症状の1つです。水分ばかりを摂取して、しっかり食事を摂らない生活を続けているとさらに症状が悪化してしまいます。
熱がこもる
梅雨時期は雨が多いのもあり湿度が高いです。そのため、体のまわりに水分がとどまってしまうため汗が蒸発できず体温を下げられないので体内に熱がこもりやすいのです。だるさの原因になるだけではなく、温度があまり高くなくても熱中症になってしまう危険があります。
日照時間の低下
梅雨は雨が多く太陽があまり出ないため日光に当たる機会が少なくなります。日光に当たる機会が少ないとビタミンD不足を引き起こします。ビタミンDは精神状態を保つためにとても大切な役割をしているので、ビタミンDの不足が続くとうつ病を引き起こすこともあります。
梅雨バテは自律神経の乱れも原因?低気圧が関係していた!
低気圧は自律神経を乱す
雨が良く降る梅雨は気圧が低くなります。低気圧は自律神経を乱してしまいますし、血管が膨らむので頭痛を引き起こしたり、体調不良によるイライラや倦怠感もまねきます。
1日の寒暖差
梅雨の時期に体が疲れやすくなってしまう原因は寒暖差です。特に6月は春から夏への季節の変わり目で天気が不安定なため雨が多く、気温の上下が激しいです。
1日の寒暖差が激しいと体温調整がうまくいかなくなり、ストレスから自律神経が乱れてしまうため梅雨バテの症状が出やすくなります。
また、雨が多く太陽の光に当たる機会が少ないと幸せホルモンと呼ばれ、精神を安定させるセロトニンの分泌が低下します。この影響で睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌にも悪影響を与え、睡眠障害を引き起こすので精神的にも不安定になりやすいです。
梅雨バテの原因を予防するポイントとは?食事や睡眠などを見直そう!
梅雨バテにならないようにするためには日ごろの生活を見直すのが一番です。
予防に重要な生活習慣を心掛けましょう。
食事
梅雨バテを解消するために重要な栄養素はビタミンB1です。ビタミンB1には炭水化物から得るブドウ糖を効率よくエネルギーに変え、脳中枢のバランスを整えてくれるはたらきがあります。
ビタミンB1が不足するとエネルギーをうまく作り出せなくなるので疲労物質が溜まりやすくなり梅雨バテを引き起こします。ビタミンB1はうなぎ・豚肉・鯛・ぶりなどの動物性タンパク質やモロヘイヤ・ほうれん草などに多く含まれています。
自律神経を整える効能もあるので、心身共に元気になりたい人は積極的に食事にとりいれるようにしましょう。
睡眠
睡眠は体を休め、自律神経を正常に保つためにとても大切です。しかし、梅雨時期は太陽に当たる時間が少ないため体内時計が乱れてしまい睡眠障害を引き起こしやすいです。
そのため、少しでも心地よく眠れるように寝具を変えてみたり、安眠グッズを取り入れるといいでしょう。質の良い睡眠は、梅雨バテの予防や症状の改善につながります。
入浴
暖かくなってくると浴槽には入らずシャワーだけで済ませる人も多いかもしれませんが、梅雨バテや夏バテの解消には入浴が効果的です。38~40度のぬるめのお湯に20分ほど浸かると体が芯から温まるので体と神経が休まります。
入浴で疲れをとり、リラックスできると良質な睡眠にもつながるので梅雨バテの予防や改善にはもってこいです。ただし、入浴は睡眠の1~2時間前に行うようにしてくださいね。体温が下がり始めるころに眠気を感じますので、心地よく眠りにつけます。
梅雨バテの原因は免疫力の低下?日光浴でビタミンDを取り込もう!
梅雨バテは梅雨独特の特殊な気候に体がついていけず、免疫力が低下してしまうのが原因で起こります。
しっかりと日光に当たってビタミンDを作り出すと安眠を得られるだけではなく免疫力の向上にもつながります。梅雨時期は外に出るのも嫌になりますが、晴れているときは積極的に外出するのが最大の予防法です。
日光は栄養剤
梅雨の時期といえば雨ですよね。雨が降り続くということは太陽がなかなか顔を出さないということです。太陽に当たらない生活をしていると体内時計が乱れてしまいます。これによって睡眠障害や自律神経失調症、うつ病などを発症するリスクが高まります。
日光浴は心と体の健康を維持するためにとても大切です。
ビタミンDで免疫アップ!
ビタミンDは日光に当たると生成される栄養素ですが、免疫力の向上、骨の強度を上げる、うつ病の防止など様々な働きをしてくれる栄養素です。子供のころは特に外に出て遊び、太陽に当たることを勧められますがお日様に当たるのはとても大切なんです。
また、セロトニンという幸せホルモンと呼ばれる物質も日光に当たると分泌されます。セロトニンは気持ちを落ち着かせて気分を明るくしたり、質の良い睡眠をとるためにも必要な物質です。梅雨バテの解消のためにはお日様の力を借りることがとても重要なんですね。
梅雨バテの原因を解消するおススメレシピ!
梅雨バテを解消するために重要なビタミンB1を効率よく取り入れられるおいしいレシピを紹介します。
しっかり栄養を摂って、梅雨や夏を乗り切りましょう!
豚肉とナスのみそ炒め
淡泊なナスとうま味が強い豚肉に甘辛い味噌がベストマッチなレシピです。
【材料】
- なす:4個
- 豚バラスライス:100g
- 赤とうがらし:1本
- みそ:大さじ2
- 酒:大さじ2
- 砂糖:大さじ半分
- 白ごま:少々
- サラダ油:大さじ半分
【作り方】
- 豚肉は食べやすい大きさに切り、とうがらしは半分に切って種を取り除きましょう。なすはヘタを切り落として乱切りにします。
- フライパンに油を熱し、豚肉ととうがらしを入れて炒めます。豚肉の脂が出てきたらなすを加えて炒め、ふたをします。
- なすが柔らかくなってきたら酒、みそ、砂糖を投入してからめながら炒めましょう。
- 器に盛ったらゴマを振って完成です。
マグロ漬け丼
ビタミンB1をたっぷり含む魚介類は食欲をそそる漬けダレを使った丼がおすすめ!
【材料】
- 醤油:大さじ3
- みりん:大さじ2
- 酒:大さじ1
- まぐろ:お好みで
- しらす:お好みで
- 刻み海苔・大葉・白ごま・万能ねぎ:適量
【作り方】
- 酒とみりんは小鍋で弱火で沸騰させて煮切りましょう。あら熱をとたら醤油を加えれば漬けダレの完成です。
- 漬けダレにマグロを付けて15分~30分ほど冷蔵庫に入れておきましょう。
- ごはんに刻みのり、しらす、まぐろを載せてお好みで大葉や白ごま、ねぎを散らせば完成です。
イワシの大葉焼き
青魚が苦手な人でも大葉と梅干で食べやすくなります。
【材料】
- イワシ(3枚おろし):2.5尾分
- 大葉:4~5枚
- 梅干し:2個
- 大根おろし:適量
【作り方】
- 梅干しは種を取ってたたき、大葉は軸を切って縦半分に切りましょう。
- イワシの内側(身側)に梅干しを塗ったら大葉を重ねます。
- グリルかオーブンで中に火が通るまで焼きましょう。
- 大根おろしを添えたら完成です。