青汁で血糖値が下がる?飲み方食べ方次第でダイエットも可能! |

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青汁で血糖値が下がる?飲み方食べ方次第でダイエットも可能!

青汁が血糖値とコレステロールを改善

健康診断で血糖値やコレステロール値が高いと指摘を受けたことはありますか?そうでなくても日頃から炭水化物や甘い物が好きで、ついたくさん摂り過ぎてしまうと血糖値やコレステロール値の上昇につながる場合があります。

上記のほかにも、脂肪の多い食品を好んで食べる・食事の時間が日常的に不規則・満腹になるまで食べる、など心当たりはありませんか?血糖値が高くなりその状態が続くと、自覚症状がないまま糖尿病になる場合があり注意が必要です。

またコレステロールが高くなると肥満をはじめ生活習慣病になってしまうおそれもあるので、食生活や生活習慣の改善が必要になります。そこで近年、血糖値やコレステロール値を下げ、ダイエットに良いといわれている青汁をご紹介します。

食後の血糖値緩和のカギは食物繊維にあり

血糖値は健康な人でも変動します。特に食後に上昇しますが、2時間ぐらいで食前の値まで戻っていきます。これはインシュリンのはたらきで糖分をエネルギーに変換してくれる作用なのですが、インシュリンの分泌やはたらきが悪いと血糖値が下がりません。

そこで食後の血糖値が急激に上がらないようにするのが大切です。食事の前に食物繊維を摂ると急激な血糖値の上昇が抑えられます。食物繊維は野菜に多く含まれる栄養素で、食事の糖分や脂肪の消化・吸収を緩やかにする作用があります。

また食物繊維は腸内で糖やコレステロール・脂肪をからめ取った状態で体外に排出されるので、悪玉コレステロールが高くなるのを防ぎます。

第2のカギはビタミンC

ビタミンCはコレステロールを体外へ排出するはたらきをする胆汁酸を増やします。ほかにも善玉コレステロールを増やして悪玉コレステロールや中性脂肪を減らします。

また、ビタミンCは動脈硬化や血栓ができるのを防ぐ効果もあるので、強くてしなやかな血管を作るのに役立ちます。


大麦若葉を含む青汁の血糖値への効果

青汁の種類は、ケールの青汁・大麦若葉の青汁・明日葉の青汁・桑の葉の青汁・よもぎの青汁・緑茶の青汁・ゴーヤの青汁などさまざまなものがあります。原料の違いから含まれている栄養素や効果に特徴があります。

特に大麦若葉の青汁は食物繊維のほかに抗酸化物質やミネラル、各種ビタミンも含まれているので新陳代謝を高めたり、女性にありがちな貧血も予防します。

大麦若葉は飲みやすい

青汁といえば「苦い」ものだと思い込んでいませんか?確かにケールの青汁は苦みを感じますが、最近では飲みやすく改善されたものも多く、抹茶風味で飲みやすい商品もあります。

青汁の中でも大麦若葉を原料とした青汁は苦みや臭み・クセも少ないので、苦みが苦手な方や野菜嫌いな方でも飲める青汁です。

バランスの良さはNo.1

大麦若葉の青汁とは、イネ科の植物である大麦の若い葉の部分を原料とした青汁で、食物繊維・ビタミン(A・B群・C・E・H・K)・葉酸・カルシウム・カリウム・マグネシウム・ポリフェノール・SOD酵素を含み、高い抗酸化作用のある食品です。

ほかにタンパク質や脂質も含まれているので、美容やダイエットはもちろん栄養補給や体質改善、健康維持に効果的です。

目的で飲み分け

青汁の原料により期待できる効果にも違いがあります。目的によって飲み分けてみましょう。

  • ケール・・・血糖値を下げる・ダイエット・便秘改善
  • 大麦若葉・・・新陳代謝の向上・便秘改善・デトックス
  • 桑の葉・・・血糖値上昇の抑制・脂肪燃焼
  • 明日葉・・・血圧を下げる・血流促進サラサラ効果


ケールや桑の葉を含む青汁の血糖値緩和効果

食前に青汁を飲むことで食後の血糖値の上昇が緩やかになります。また、腸内環境の改善が、血糖値の上昇を抑制するという研究報告もあります。

青汁に含まれる食物繊維や酵素のはたらきは腸内環境の改善に効果的です。そこで、青汁で代表的なケール青汁と桑の葉青汁の効果についてご紹介します。

桑の葉青汁DNJの効果

桑の葉は糖質の吸収を穏やかにする効果があります。これは桑の葉に含まれるDNJ(1-デオキシノジリマイシン)という成分のはたらきの効果です。

DNJとは、桑の葉特有の有用成分(イミノシュガー・フラボノイド・ステロール類・食物繊維・ビタミン類・アミノ酸など)の総称のことです。このDNJは糖質が気になる方やダイエットしたい方にとって効果的なはたらきをします。

食事で摂取した糖質(炭水化物)は小腸で体に吸収され、このときに血糖値が上昇するのですが、DNJのはたらきで過剰な糖分が小腸で吸収されずそのまま大腸へ送られるので、食後の血糖値上昇を抑える効果があるというわけです。

また、この成分は健康な人が摂取しても低血糖になったりインスリンの分泌異常を引き起こすことはないのも分かっているので、ダイエットしたい方が桑の葉青汁を飲んでも問題ありません。

ケールの効果

ケールのビタミン含有量は緑黄色野菜の中でも非常に高く、ストレスの軽減・アンチエイジング・コレステロール値を下げる・がん予防などの効果があります。また豊富な食物繊維が食後の血糖値の上昇を抑える効果があると研究の発表もされています。

【研究のまとめ】
ケール粉末は血糖値が高めの方の食後血糖値の上昇を抑制することがわかり、その有効量は7 g以上であることが確認されました。また、そのメカニズムはケールに含まれる食物繊維による糖の吸収抑制作用であると考えられます。

参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000003705.html

ほかにも、ケールには褐色脂肪細胞を増やす効果もあり、脂肪燃焼の促進効果も期待できます。ケール単独の青汁は独特の苦みや香りがあるので、ケールの青汁でダイエットする場合は、飲みやすさを重視した商品であるかを確認してから購入するのをおすすめします。


効果的なのは食前・食中・食後?・血糖値を下げて桑の葉青汁ダイエット

青汁ダイエットは1日のうち好きな時に1杯の青汁を飲むのが基本です。置き換えダイエットではなく、のどが渇いたときなどに飲めばよいので、長期間続けることが大切です。

ダイエット効果の高い桑の葉の成分を期待して桑の葉青汁を飲むのなら、食事の10~20分前がいいでしょう。その後の食事で脂肪や糖の吸収を穏やかにして満腹感も持続させます。食前が難しいのであれば、食事しながら青汁を飲んでも血糖値上昇を抑える効果はあります。

但し、健康に良いからと桑の葉青汁を何杯も飲むのは、食物繊維の摂り過ぎで逆にお腹を壊したり便秘などを悪化させたりする場合があります。桑の葉青汁でダイエットするときは、1日1杯飲むのがおすすめです。

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