食欲不振の原因はストレス!?症状を知って解消するポイントをご紹介! |

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食欲不振の原因はストレス!?症状を知って解消するポイントをご紹介!

ストレスが食欲不振・不眠などの症状を引き起こす

ストレスによって食欲不振を引き起こすこともあります。ストレスからくる食欲不振では、身体にどのような変化が起きているのでしょうか。

対処法や栄養補給の方法について紹介していきます。

自律神経とストレスの関係

自律神経は副交感神経と交感神経に分かれていますが、バランスを崩すとうつ・めまい・肩こり・食欲不振といった数々の症状を引き起こすことが知られています。

現代人はストレスを抱えやすく、気づかないうちにストレスを感じていることもあります。自律神経とストレスの関係を考えてみましょう。

ストレス状態が続くと

長期的なストレスにさらされると、交感神経が優位な状態が続くことになります。すると、不安な状態になりやすく免疫機能も低下してしまう恐れがあります。適度なストレスは体にとっては必要ですが、緊張状態が続くことで、身体が不調に陥ることがあるのです。

交感神経が優位になると、身体を活発に動かそうとするため胃や腸の機能は低下し、食欲不振の原因となる場合があります。

また、脳の視床下部には摂食中枢と満腹中枢が二つ存在しており、摂食中枢が食べたいという気持ちを引き起こし、満腹中枢には満腹感を感じるという役割を担っています。

ストレス状態が続くと血糖値を上げるホルモンが分泌され、満腹でなくても満腹中枢が刺激され食欲不振を引き起こすこともあるのです。ストレスを長期間にわたって感じていると、食欲不振以外にも自律神経失調症と診断される場合もあります。

自律神経失調症は、自律神経がストレスによって正常に機能しないことによって起こるさまざまな症状の総称です。神経は「中枢神経」(脳と脊髄)と体中に張り巡らされている「末梢神経」に分けられます。

末梢神経は意思によって身体の各部を動かす「体性神経」と意思に関係なく刺激に反応して身体の機能を調整する「自律神経」に分けられます。暑いときに手で仰ぐのは体性神経、汗が出るのは自律神経の働きです。

この自律神経は、交感神経と副交感神経という逆の働きをする2つに分かれています。交感神経は身体を活発に動かすときに働き、副交感神経は身体を休めるときに働きます。

これらが互いにバランスを取りながら身体の状態を調節していますが、このバランスが崩れることがあり、その原因として、不規則な生活によって自律神経が興奮し続けたり、ストレスによる刺激、更年期におけるホルモンの乱れ(更年期障害)、先天的要因などが挙げられます。

全身的症状としてだるい、眠れない、疲れがとれないなど、器官的症状として頭痛、動機や息切れ、めまい、のぼせ、立ちくらみ、下痢や便秘、冷えなど多岐にわたります。精神的症状として、情緒不安定、イライラや不安感、うつなどの症状が現れることもあります。

食欲不振以外の症状にも目を向けて、自分の身体の状態をチェックすることが大切です。

参照元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/heart/yk-082.html


セルフチェックでストレスと食欲不振を予防

自分がストレスを感じているのか分からない場合には、セルフチェックがおすすめです。

セルフチェックを実施して当てはまる症状が多い人は、生活を見直すといった予防も大切です。

  • 布団から出るのが辛い
  • 眠気が残っている
  • 頭痛がする

といった項目に当てはまる人は注意しましょう。ストレス状態かどうか自分で確かめておくと、日頃の生活で無理をしない目安にもなります。チェックサイトを利用して、現状を確認してみましょう。

参照元:http://www.stressfree-method.com/check_asa.html


食欲不振とストレス・他に考えられる原因は

最近、身の回りに大きな変化はありませんでしたか?人間関係や、仕事・身内の不幸といった出来事をきっかけに、食欲不振に陥ることも多いようです。

ストレス以外にも食欲不振を引き起こすこともありますので、考えられる原因について紹介していきます。

胃腸が弱っている

病気によって消化器官が炎症を起こしているときは、食欲不振につながることがあります。また、アルコールの飲みすぎでは、肝臓の働きが低下し吐き気や全身の倦怠感、食欲不振を感じることもあるのです。

夏は冷たいものを食べ過ぎたり、夏バテによって胃腸が弱り、食欲不振を招くことも考えられます

運動で食欲が減退する事も

激しい運動を行うと短期的には食欲が減退することが知られています。食欲を刺激するホルモンや血糖値が上昇するので、激しい運動の後はお腹が空かないといった現象も起こるようです。運動と食欲については関係が深いようですが、すべては明らかになっていません。

とはいえ、規則正しい生活や十分な睡眠、適度な運動は食欲不振には効果的です。身体に無理のない程度の運動を行えば、気分転換にもなりますので取り入れてみましょう。

心と体は繋がっている

食欲不振の原因には消化器官の疾患やアルコールの飲みすぎといった場合もあるようですが、一番身近で誰にでも起こりうるのがストレスに起因する食欲不振です。心と身体は繋がっていますので、心の健康を意識することが大切です。


栄養補給してストレスと食欲不振を解消

ストレスによって胃腸の機能が低下している場合は、無理に食事を摂るのではなく消化に良いものを摂取するようにしてください。

食事面から食欲不振を解消する方法について紹介していきます。

クエン酸を摂取する

疲労回復や食欲増進に効果的といわれているのがクエン酸です。酸味によって唾液や胃液の分泌が活発になり食欲を感じるといわれています。

そのほかにも、古くから疲労回復に効果的な成分として知られているクエン酸ですが、食品では梅干しやかんきつ類に多く含まれています。

栄養価の高いものを選ぶ

食事がなかなかとれない時は、量よりも質を重視して食品を選ぶことが大切です。栄養補助食品といった高カロリーで栄養が豊富な食べ物を口にするようにしましょう。

消化が良いものを食べる

胃腸の機能が低下している場合も考えられますので、消化の良い食べ物を選ぶというのも大切です。おかゆや果物の缶詰など無理なく食べられるものを選んでみましょう。


ストレスで食欲不振に・・改善しないときは心療内科に

ストレス状態が長く続くと、自律神経失調症や心の病気になる可能性も考えられます。食べることが怖いと感じたり、精神的に食事を拒否してしまう場合は、心療内科を受診してみましょう。心療内科は、精神科や神経内科とは違って、主に心身症を中心に診察しています。

神経内科は勘違いされやすいのですが、脳神経系の疾患を中心に取り扱います。精神的な影響から身体の機能に不調があると考えられる場合は、心療内科の受診が適切です。

身体の症状がメインの場合は、心療内科を受診し、イライラや不安が主な症状であれば、神経科を受診するようにしてみましょう。

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