断食中にコーヒーは大丈夫?
固形物を取らずに水分だけで過ごす「断食ダイエット」。飲んでいい水分は水、お茶などノンカロリーのものが推奨されていますが、コーヒーは飲んでも大丈夫なのでしょうか。
脂肪分解効果やデトックス効果もあると言われるコーヒーですが、どうやら断食中は控えた方が良さそうです。断食中の体のメカニズムからコーヒーに代わるおすすめドリンクをご紹介していきます。
断食中にコーヒーがおすすめできないのはなぜ?
断食ダイエット中はノンカロリーできるだけ刺激の少ない飲み物を取った方がいいと言われています。
コーヒーがおすすめできない理由を説明していきましょう。
利尿作用があるから
コーヒーに含まれるカフェインには利尿作用があります。紅茶や緑茶にも含まれますが、含有量は紅茶・緑茶の4~5倍とかなり高いです。
断食中は食事からの水分摂取量が減るため1日2リットルの水分を取る事が推奨されていますが、コーヒーばかりで水分を取ると逆に脱水症状を起こす恐れがあります。
胃への負担が大きい
同じくカフェインには胃酸の分泌を活発にする作用があります。空腹時に飲むと、食べ物が入っていない胃に大量の胃液がダメージを与え、胃の粘膜が荒れてしまう恐れがあります。
代謝が悪くなるから
南国産のコーヒー豆は「体を冷やす食べ物」に分類されます。食後に適量飲む程度であればカフェインの作用により血管が拡張し血行が良くなりますが、空腹時には刺激が強すぎて逆に血管が収縮し、体が冷えてしまいます。
せっかく断食で内臓が消化から代謝へとモードチェンジしているのに、体が冷えてしまうと代謝が上がらず、断食の効果が薄れてしまうかもしれません。
断食中のコーヒーなら…牛乳や砂糖は我慢して!
そんなにコーヒーの刺激が強いなら、牛乳や砂糖を入れたらいいのでは?と思うかもしれませんが断食中はNG!せっかく血中の糖分や脂肪分を消費したのに、また補充してしまう結果に繋がってしまうからです。
どうしてもコーヒーが飲みたくなったら、下記ドリンクは如何でしょうか。
カフェインレスコーヒー
最近はドリップコーヒーでもカフェインレスのものが発売されています。少し薄めの、あっさりしたお味のものが多いですが断食にはもってこいです。
たんぽぽコーヒー
ノンカフェインコーヒーの中でじわじわ人気が上昇しているのがたんぽぽコーヒー。たんぽぽの根を焙煎したドリンクでカフェインを控えなければいけない妊婦さんを中心に愛飲者が多いと言われています。
コーヒーにキャラメルの風味がプラスされたような独特の風味がありますが、カフェインが含まれておらず、不足しがちなミネラルも含まれているので、断食中はどんどん飲んでOK!評価の高い「ぽぽたん」の口コミをご紹介しますので、参考にしてみてください。
珈琲とは別物ではありますが、香りがこうばしく、パンや朝食にちょうど良いです。妊娠してから、コーヒーのが強すぎるように感じで、ダメになってしまいましたが、ぽぽたんは飲めます。
味は確かに癖があるかも。コーヒーではないかなーと思いつつもカフェインに対する欲求はおさまりました。私は割と好きな味でゴクゴクとすすむ味なので、これで水分の取り忘れは防げそうです。
牛乳や砂糖は×!無糖のものを
また、断食中は空腹を紛らわせるためにミルクやお砂糖を入れたくなりますが、せっかくリセットした体に糖分や油分を摂取するのはNGです。
カフェインレスコーヒーを飲むときは基本的にブラック、どうしても甘みが欲しくなったときはエリスリトール等の0kcal甘味料を使用するようにしましょう。
コーヒーがダメなら断食中は何を飲めば良い?
断食中の気分転換にはノンカロリーのミネラルウォーター、不足する栄養素を補える酵素ドリンク、ストレスを緩和するハーブティー等が推奨されていますが、何でも飲んで良いと言うわけではありません。
コーヒーのほかにも避けるべき飲み物をご紹介しますので、断食中は我慢するようにしましょう。
コーヒー同様に断食中おすすめできない飲み物
空腹時に刺激が強すぎる飲み物や断食の効果を出にくくさせてしまう飲み物は基本的にNGです。
カロリーが無くても良くない飲み物もあるので、注意しましょう。
カフェイン入り
コーヒーにも含まれるカフェインですが、幅広い飲み物に含まれています。紅茶、緑茶等のお茶類も飲みすぎは断食中に良くありません。また0kcalを謳っていてもコーラやエナジードリンクにはカフェインが含まれているので、気を付けたいところです。
アルコール
断食中は内臓、特に肝臓や腎臓が代謝モードに切り替わっている状態となります。血中や内臓中の糖分、脂肪分をエネルギーとして代謝しているところにアルコールが入ると、断食の効果が無くなってしまいます。
また空腹中にアルコールを摂取すると一気に酔いが回り、大変危険です!断食中の少しの期間だけなので、アルコールは我慢するようにしましょう。
炭酸飲料・ジュース
ジュースやお砂糖がたくさん入った炭酸飲料も控えたいところです。甘い飲み物は満足感がありますが、断食中に飲んでしまうと血糖値を上げてしまい、せっかくの断食の効果をゼロにしてしまいます。
またジュースや炭酸飲料に含まれる「白砂糖」は、カフェイン同様体を冷やす作用があります。むくみや冷えを招くのでダイエットの大敵ですね。どうしても空腹が我慢できないなら無糖の炭酸水をチョイスしましょう。