【これって大丈夫?】40代で物忘れが激しい原因・チェック方法と対処法 |

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【これって大丈夫?】40代で物忘れが激しい原因・チェック方法と対処法

40代で物忘れが増えた方必見!これって更年期障害??

最近、物忘れがひどくなったと感じていませんか?人の名前が出てこなくなったり、買い物から帰ってきてから、肝心な物を買い忘れていたことに気付いたり、予定が入っているのをうっかり忘れて違う予定を入れてしまったりなど、40代ならこのような経験があると思います。

うっかりミスは誰にでもありますし、更年期になると物忘れが増えてくるものです。更年期障害は、身体や心に多くの不調が現れます。ほてり、イライラ、めまい、倦怠感、不眠、うつ状態など、色々なつらい症状に加えて、物忘れもしやすくなるのです。

ストレスがたまっていたり、睡眠不足によって物忘れも起こりますし、病気の症状で現れる場合もあります。

40代の更年期障害で物忘れ

更年期に入り閉経を迎えると、女性の美や健康を保つエストロゲンの分泌が急激に少なくなります

エストロゲンは、物事を記憶する際に重要な神経伝達物質のはたらきを活発にする作用があるので、更年期障害でエストロゲンが少なくなってしまうと、神経伝達物質を程よく刺激することができなくなり、物忘れの回数も多くなってきます。

認知症の初期症状って?

認知症は、老化や病気など、様々な原因によって脳細胞が死んでしまったり、機能が低下してしまったために起こります。認知症と聞くと、まず最初に物忘れを想像すると思いますが、物忘れは、更年期障害の症状の1つでもあります。

ただ、更年期障害と認知症の物忘れは全くの別物で、認知症の物忘れは、記憶を保管する海馬自体に異常が発生するので、新しい記憶ができなくなったり、物事を順序立てて考えられなくなってしまいます

食事をした、顔を洗った、トイレに行った、など、自分がしたことを覚えていないという特徴があります。

忘れるだけではなく、判断する力や理解する力も低下してくるので、日常生活を普通に送ることが難しくなってくるのです。今まで無意識にできていたことができなくなるのは、認知症の初期症状の1つです。

脳のシナプス伝達がうまくいかないと記憶できない

シナプスとは、脳の学習能力や記憶力に深く関わる、私たちの脳の中の伝達能力です。体力が加齢とともに衰えるうように、シナプスのはたらきも、歳をとるとともに少しずつ衰えるため、物忘れがひどくなっていき、記憶力の低下にもつながってしまいます。

ですが、脳を使えば使うほど、神経細胞間の情報伝達が盛んになり、シナプスは増えます。40代であっても、脳を積極的に使うことによってシナプスは作られるので、脳の老化を食い止めることができるのです。


    

40代この物忘れは普通?病気?簡単チェック項目

普通の物忘れは、例えば自転車の鍵をどこに置いたかうっかり忘れて探したり、学校の保護者会が何時からだったかを忘れたり、自分が忘れていることをわかっている状態です。

更年期 めまい

認知症の場合は、鍵を置いたこと、保護者会があること、それ自体を忘れてしまいます。認知症予備軍は400万人といわれています。感じたら、チェックしてみてください。

若年性認知症を疑う

若い世代でも認知症になることがあり、64歳以下で認知症と診断されたら、若年性認知症と呼ばれるようになります。若年性認知症の場合、次の項目に当てはまる数が多くなります。

・同じことを何度も聞くようになった。
・電車やバスの乗り降りする駅がわかならくなった。
・通い慣れた道で迷子になった。
・家電製品の使い方がわからなくなった。
・お風呂に入りたくなくなった。
・ガスの火を消し忘れて鍋を焦がしてしまった。
・水を出しっぱなしにしてしまう。
・外に出るのが億劫になった。

どうですか?当てはまる項目はありますか?

うつ病の可能性は?

うつ病が起きる原因はまだはっきりとわかってはいませんが、脳の中の神経伝達物質のはたらきが悪くなることに加えて、病気やストレス、環境の変化など色々な要因が関係していえると考えられています。

もしかしたらうつ病なの?と疑問に思ったら、簡単にできるチェックがありますので、目を通してみてください。

・自分の好きなことをやりたいと思わなくなって2週間はたっている。
・化粧や洋服選びなどお洒落をするのが億劫に感じる。
・化粧に気合いが入らない。
・特に原因はないのに体重が急激に減った。または急激に増えた。
・最近、眠れない。または寝ても寝ても寝足りない感じが続いている。
・最近、食欲がない。またはご飯をおいしいと感じなくなった。
・落ち着きがない感じがしたり、無意味に焦っていたりする。
・ここ2週間ぐらい心の底から笑っていないし楽しく感じない。
・忘れっぽくなったり、集中力がなくなったりしているような気がする。
・疲労感を常に感じる。
・最近、生理が遅れ気味だ。
・基礎体温が低い(起床時に36度以下)
・「私の人生っていったい何なんだろう」と思うことが多い。
・「死んじゃいたいな」と思うことが多い。

いかがでしたか?チェックの項目が3~5個の場合は、体と脳が疲労していると思われますので、休養と病院での検査をおすすめします。6個以上の場合は、なるべく早めに病院での検査をおすすめします。それ以下の場合は問題ないでしょう。


物忘れが気になってくる40代、原因は?

40代の物忘れの原因はいったい何でしょう。まず1つは脳の老化が考えられます。歳をとるとともにシナプスのはたらきが衰えるため、物忘れや記憶力の低下が進むと考えられています。

自律神経失調症

また、シナプスの衰えだけではなく、更年期障害で女性ホルモンのエストロゲンが急激に少なくなってしまうことも、脳の機能低下に大きく影響しています。

また、40代では30%の人が隠れ脳梗塞だといわれていて、ただの物忘れだと思っていたら、脳梗塞の前兆だったということもあるようです。

女性ホルモンの減少

女性ホルモンであるエストロゲンは、主に脳機能に関係している「神経細胞」と「神経伝達物質(神経細胞と隣の神経細胞を伝達する物質)」に、良い影響を与えることがわかっています。

更年期に入り卵巣の機能が低下すると、卵巣でつくられるエストロゲンが急激に少なくなり、脳のはたらきが低下するので、物忘れや記憶力の低下が激しくなるのです。

エストロゲンがアセチルコリンという神経伝達物質の分泌を刺激することで、物事を記憶する際に大切な海馬をはじめ、脳の働き全体を活性化させます。そのためエストロゲンが少なくなってしまう更年期は、神経伝達物質のはたらきが低下し、物忘れが多くなってしまうのです。

生活の乱れ・ストレス

食生活や睡眠が乱れると集中力が低下します。集中力が低下すると物忘れも多くなり、40代の物忘れは、こうした生活習慣のダメージによることも考えられます。また、ストレスがたまっているときは、忘れっぽくなりがちだといわれています。

ストレスがある状態は集中力が落ちやすく、物事に対する理解力や記憶力も落ちるので、物忘れが起こりやすいのです

脳梗塞が原因の可能性も

脳梗塞は、脳の血流が悪くなったり、脳の血管が詰まってしまうことによって、脳の細胞に十分な酸素と栄養素が行き渡らなくなってしまうために起こります。

この酸素と栄養素が行き渡らなくなる状態が長く続くと、脳組織はどんどん死んでしまうのです。急激に物忘れが進んだと思っていたら、脳梗塞の前兆ということもあるようです。/p>

特に、物忘れに加えて次のような症状が出ている場合は注意が必要です。

・言葉がすらすら出てこなくなった。
・めまいやふらふらすることが増えた。
・文字が書けない。
・頭痛や吐き気がある。
・手足がうまく動かせない。

物忘れと同時に、このような症状がある場合は、早めに病院を受診するようにしましょう。


40代から始める脳の老化対策!物忘れが気になったら

更年期の物忘れは、早い段階から予防したりケアすることで、脳の機能低下を遅くすることができます。更年期の物忘れが認知症につながるわけではないので、最近よく物忘れをするなと気になり始めたら、今のうちからしっかり対策をとりましょう。

音楽を聴いたり、好きな映画を観たり、自分の好きなことをして脳を活性化させましょう。食事や睡眠など日常生活の見直しも必要です。

少なくなったエストロゲンを補うために、大豆製品、魚介類、緑黄色野菜などを積極的に摂るようにしましょう。睡眠不足は脳の機能低下につながるので、最低でも6時間は眠るようにしましょう。

DHA・EPAの効果

青魚に含まれていることで知られているDHA(ドコサヘキサエン酸)と、EPA(エイコサペンタエン酸)は、脳の記憶に大切なシナプスを活性化させるといわれていて、生活習慣病にとても良い栄養素です。

若い世代の脳には多くあるのですが、高齢者の脳には少ないことがわかっています。物忘れを防ぐために、青魚を積極的に摂ってみたり、これらの栄養素が入ったサプリを摂取してみましょう。DHA・EPAサプリメントに「きなり」があります。

きなりは物忘れの改善にも期待ができるおすすめのサプリメントです。カプセル1粒に含まれるDHAやEPAの量が業界トップクラスで、お手頃価格で販売されています。

筋トレや運動で脳の血流アップ

更年期に突入すると、筋力や新陳代謝の低下が進み、冷えや血行不良を起こしやすくなります。まるで関係がないように思える物忘れと血行不良ですが、血行不良は脳のはたらきも低下させてしまいます

脳が正常なはたらきをするためには、人の体の中にある酸素の15~20%が必要になります。酸素を全身に送り込む血流の流れが悪くなると、脳は酸素不足になり、そのはたらきが衰えると物忘れにつながるのです。体を動かすと酸素の供給も増え、物忘れにも効果があります。

更年期障害による物忘れに効果的な運動はウォーキングですが、ウォーキングなどの有酸素運動と一緒に、スクワットなど筋トレの、無酸素運動をセットですると効果的です。


物忘れをストップする脳を若返らせる生活習慣

脳が衰えないためには、過度なストレスは避けて、バランスのとれた食事をするようにしましょう。

朝のごはんを抜いたり、スムージーですませたりせず、きちんと朝食をとる方が物忘れには効果的です。脳の疲労を回復する成長ホルモンが出る時間(0~3時)には寝ているようにしたいものです。足を動かす運動や細かい家事をこなすことも脳力のアップにつながります。

物忘れを少しでも防ぐために、脳のトレーニングがおすすめです。就寝前に、その日一日にあったことを振り返るのです。どこで誰と会ったとか、誰とこんな話をしたとか、夕飯に何を作ったら美味しかったとか、細かく思い出してみるのです。

何か特別な道具を使うわけでもないので、毎日続けられそうですよね。思い出しながら、日記をつけるのでもいいですね。人は書くことで記憶力が高まるといわれていますので、日々の習慣にすることで、脳を鍛え、物忘れを少しでも減らす努力をしていきましょう。

時には、何も考えずボーっとして脳を休めてあげることも大切です。ぼんやりする時間をつくることで、脳が整理整頓され、記憶を引き出す力が上がるのです。