脱毛したら赤いブツブツができた!これって毛嚢炎?
脱毛の際に起きやすいトラブルが毛嚢炎(もうのえん)という症状です。
レーザー脱毛をした人にもできやすい毛嚢炎について詳しく紹介していきます。
毛嚢炎ってどんな病気?見てわかる?
毛穴が赤く、熱を持っているような症状を経験したことはありませんか?毛嚢炎とは、毛穴の奥の毛包に細菌が入り込んで起こる病気で、細菌感染症のひとつです。ニキビと似たような見た目ですが、ニキビとは違って角栓がなくても症状が出るため、ニキビとは区別されます。
ムダ毛の処理などで毛根部が傷つき、ブドウ球菌に感染することで皮膚が赤くなったり、化膿したりしてしまいます。
毛嚢炎ができやす状況は?
毛嚢炎ができやすいのは、髭剃りや、シェービング、レーザー脱毛といった毛の処理を行った後です。そのほかにも、ステロイド剤を使っている人や、免疫不全の病気を持っている人にもできやすくなります。
毛嚢炎の症状は?
軽度の場合はかゆみもなく、1週間くらいで跡が残ることもなく治る場合が多いです。強く腫れ、毛穴に膿があるような場合は、炎症跡が残ってしまうこともあります。
皮膚の深いところで炎症を起こし、膿んだ箇所が広範囲にある場合は、早めに医師に相談する方が良いでしょう。
脱毛のリスクを知っておこう!レーザー脱毛すると毛嚢炎になりやすい!?
レーザー脱毛のリスクとして、毛嚢炎が起こりやすいといわれています。
毛嚢炎が起こる原因とできやすい体の部分について紹介していきます。
レーザー脱毛で毛嚢炎ができる原因は?
レーザー脱毛の多くは肌のメラニン色素に反応し毛母細胞を破壊するものですが、ムダ毛周辺の毛包までダメージが残ってしまう場合があります。
健康的な皮膚では、ブドウ球菌が繁殖することは少ないのですが、レーザーを当てたお肌はいつもよりも敏感になっているので、毛嚢炎の症状が出ることもあります。
毛嚢炎ができやすい部位ってあるの?
毛嚢炎は主に、胸元や腕、脚やお尻、VIOといったデリケートラインや、首の後ろやワキといった部分にできることがあります。毛嚢炎の症状が出やすいのは、脱毛をする場所と考えておいてください。特にムダ毛が多いところは蒸れやすく、感染が起きやすいところです。
毛嚢炎になりやすいVIO脱毛!脱毛した後のVラインの対策
VIOはとてもデリケートな場所で蒸れやすく、毛嚢炎にもなりやすいのです。
脱毛後にしたい対策やおすすめの市販薬について紹介していきます。
脱毛後のVラインのお手入れはハサミか電気シェーバーがおすすめ!
毛嚢炎は毛を無理に抜いたり、剃刀を使用するとできやすいためVラインにはハサミか電気シェーバーを使いましょう。ハサミであれば、肌を傷つける必要もありませんし、電気シェーバーは直接肌に触れにくいといった特徴があるので、毛嚢炎の予防をすることができます。
デリケートゾーンを清潔に!
細菌が繁殖しやすいデリケートゾーンは常に清潔に保つようにしましょう。生理用品をこまめに取り換えたり、優しく洗浄したりと脱毛後は特に気をつかってください。
汗をかいたら下着の交換
汗をたくさんかくと、蒸れやすく細菌が繁殖しやすくなってしまいます。夏や、スポーツをした後はこまめに下着を交換するなど、配慮してみましょう。
毛嚢炎になったら皮膚科かデリケートゾーンに使える市販薬でもOK!
毛嚢炎になってしまった場合は、皮膚をできるだけ清潔に保ち、患部を触らないようにしましょう。また、皮膚科へ受診するか、デリケートゾーンに使える市販薬を試してみましょう。
脱毛して毛嚢炎ができた時の治療は?ステロイドで大丈夫?
炎症がひどい場合は、炎症性色素沈着を起こすこともあるので、皮膚科への受診がおすすめです。
皮膚科を受診して薬を処方してもらう
毛穴の奥で炎症を起こしている場合や、膿を持っている場所が広範囲なら皮膚科を受診するのが安心です。病院にかかると、ステロイドや抗生物質の入った塗り薬が処方されることが多いのですが、医師の指示に従って薬を使いましょう。
ステロイドの使い方に注意
ステロイド剤は、炎症を抑える作用があり2週間ほどの使用では副作用もあまり心配ありません。しかしステロイドは長く使い続けると、免疫が低く抑えられてしまい毛嚢炎の原因にもなります。皮膚科医の指示に従って、適切に使ってください。
病院へ行けないときは市販薬を使う!
比較的症状が軽度の場合や、病院に行けないといったときには市販薬を試してみましょう。
毛嚢炎に悩んでたけど、いい薬見つけた
一度出来て完治せずそのままにしちゃってたやつが、この間かなり腫れて痛みで泣くレベルに…
出来た場所がまんまん…小さい頃から何故か出来やすい体質だったけど、今流石に放置してたら仕事にならないしな
塗ったら膿もすぐ小さくなる
酷いにきびにもいける pic.twitter.com/UFc6mfcbUA— まりすけの仕事は (@poppippoon) May 13, 2017
毛嚢炎の薬→ドルマイシン軟膏
— とむ (@69dnds19) April 12, 2013
脱毛したら毛嚢炎を予防しよう!
脱毛する前に、毛嚢炎にならないための予防法を知っておきましょう。
脱毛前のちょっとしたひと手間で、毛嚢炎は予防できるのです。
脱毛部位を冷やして保湿
脱毛したときは、肌が炎症を起こしている可能性がありますので、肌を保冷剤や濡れたタオルで冷やした後、刺激の少ない保湿剤で保湿しましょう。お肌を保湿することで、乾燥やカサつきから守ることができます。
施術後に処方されたクリームや軟膏で肌を保護する
レーザー脱毛の施術後に処方されたクリームや軟膏で肌をしっかりと保護しましょう。毛嚢炎がひどい場合は、レーザー脱毛の出力を下げてもらうといった処置をお願いしましょう。
施術部位の洗い方を気をつける
施術後は肌がとてもデリケートになっています。こすったりせずに優しく洗うように心がけて、刺激の少ないボディーソープなどを選ぶようにしましょう。
脱毛中は紫外線に注意
脱毛中は紫外線にできるだけ当たらないように注意しましょう。脱毛中のお肌は敏感になっていますので、日焼けすると施術が難しくなることもあります。シミにもなりやすいので、紫外線には当たらないように注意してください。
生活習慣と食生活を正す
ストレスや生活習慣が乱れると、免疫力が下がり毛嚢炎にもなりやすくなります。規則正しい生活とバランスのとれた食事を心がけてお肌の健康を保ってください。
脱毛すると毛嚢炎になりやすいのまとめ
脱毛後は、皮膚の状態が不安定ですので、細菌が繁殖しやすく毛嚢炎の症状にもなりやすいことが分かりました。
脱毛を検討している人は、脱毛中や脱毛後はとくにお肌に優しい生活を心がけてトラブルを予防しましょう。