ハーブティーの効果とは?ダイエットや美容には効くの?飲み方・効能・注意点まとめ |

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ハーブティーの効果とは?ダイエットや美容には効くの?飲み方・効能・注意点まとめ

癒しのハーブティー・その効果とは?

ハーブは何千という種類があり、料理・香料・染料などにつかわれるものは一般的に”ハーブ、香草”と呼ばれ、医療に使われるものは、”メディカルハーブ”といいます。効果や効能も、病気予防活力アップ体内の浄化・軽い不調を和らげる鎮静作用などに役立ちます。

ハーブティーはきれいな色や味、香りなどを楽しみながら飲用できますが、中には注意が必要なものもあります。今の自分に適した効果のあるハーブティーを見つけて日常的に飲むことで、健康効果や美容効果に期待できるでしょう。

ハーブティーにカフェインは基本的には含まれていません。しかし緑茶や紅茶、ジャスミンティー、マテ茶などカフェインが含まれているものもあります。

カフェインとは過剰に摂取すると、吐き気や下痢、めまいや眠れないなどの副作用が出ることもあります。だからといってノンカフェインのハーブティーも飲みすぎると、ハーブの種類によっては刺激があるものもあります。

どちらの場合でもハーブティーの1日の飲用量は2~3杯ほどにしましょう。

リフレッシュ&リラックス効果のある香り

ハーブティーの飲用でリフレッシュやリラックス効果があることは広く知られています。代表的なものをご紹介します。

ペパーミントティーにはイライラなど高ぶった神経を鎮めます。メントールのさわやかな香りとサッパリした味で気分をリフレッシュさせる効果があります。ミントでハーブティーに利用されているものは、ペパーミントの他に、アップルミント・スペアミントがあります。

レモンバームティーはヨーロッパで古くから長寿のハーブとして知られています。精神的に弱っている時には気持ちを落ち着かせてくれて、穏やかに調整してくれます。名前の通りレモンのような香りですが、酸味はありません。スッキリとして飲みやすいです。

オレンジピールティーはビターとスイートの2種類があります。オレンジの果皮を乾燥させて入れたハーブティーです。気持ちが沈んでいる時や、不安で眠れない時、勉強や仕事疲れの気分転換にも効果があります。

カモミールティーは多種類あるのですが、ハーブティーには、一年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールが利用されています。ジャーマンカモミールはリンゴのような香りがします。

甘くてやさしい味で、ストレス・不安・眠れない夜に飲むと寝つきがよくなり不眠症に効果があります。

ジャスミンティーは甘く優雅な花の香りがしてスッキリとした後味です。鎮静作用があり、リラックス効果もあるので落ち込んだ心の回復に役立ちます。

バジルティーはイライラ、不安、不眠症の改善に効果があります。スパイシーな香りで疲れや集中力のない時の気分転換にもいいでしょう。

パッションフラワーティーは「トケイソウ」という和名で知られています。クセがなく、草のような香りと風味です。鎮静効果の高いハーブで、精神的な緊張や神経からくる不眠に効果があります。不安や緊張を感じた時に気持ちを解きほぐす効果もあります。

ホップティーはビールの原料として知られていますが、女性特有の不快の緩和に効果があるので、女性のためのハーブティーとも言われます。やや苦みがあり、ビールのような風味です。

マジョラムティーはスパイシーで甘くほろ苦い味です。口の中がスッキリとします。おだやかな眠りに誘うナイトティーとして飲用してみましょう。

ラベンダーティーはかすかな甘味と華やかな花の香りで、ストレスや神経性の不調に効果があります。リラックス効果が高く、眠れない夜には心地よい眠りに誘われます。

リンデンフラワーティーは鎮静作用が優れており、精神的なストレスを緩和する効果があります。上品な甘い香りがしますが、味はほぼありません。

抗酸化作用で体もスッキリ

抗酸化作用のあるハーブティーにはフラボノイドを含むものを選ぶと良いでしょう。肌の老化や体を酸化させる活性酸素に有効です。


ダイエットにおすすめのハーブティーにはどんな効果や効能が?

ハーブティーを飲むことで代謝や消化をハーブがサポートするのでダイエットの効果を期待できます。飲用を続けることで脂肪をためやすい体質を改善するのが狙いですので、即効性があるわけではありません。最低でも3カ月を目安に美味しく飲み続けて、痩せやすくなる

体質・改善を意識しましょう。

食欲を抑えるフェンネルティー

古来よりフェンネルはダイエット効果があるとして利用されてきました。食前に飲めば心が落ち着き、空腹感を紛らわせて、食欲を抑える効果があります。

便秘解消にはカモミールティー

カモミールティーは精神面と肉体面の両方からリラックス効果が期待できます。特にストレスで過敏になっている胃腸を落ち着かせる作用があるので、ストレス性の便秘を改善できます。

利尿作用があるダンデリオンティー

ダンデリオンとは日本では「たんぽぽ」の名前で知られています。

ダンデリオンにはカリウムも含まれいます。このカリウムによって利尿作用を得ることができるのです。また解毒作用もあるので、むくみが気になる人にも効果があります。

美容におすすめのハーブティーにはどんな効果や効能が?

ハーブティーには美容に効果的なビタミン・ミネラルなどいろいろな薬効成分が含まれています。どのようなものがあるかご紹介します。

アンチエイジングにはルイボスティー

アンチエイジングには、抗酸化作用のあるハーブティーが良いでしょう。ルイボスティーには鉄分・亜鉛・マンガン・カリウム・カルシウム・銅・マグネシウム等が含まれており、ミネラルバランスが良いのです。これらが体の細胞を活性化させてくれます。

美白を期待するならローズヒップティー

ローズヒップは、高い美肌効果女性ホルモンのバランスを整える効果が期待できることで知られています。

シミにはクランベリーティー

クランベリーは近年、美容面への働きかけが注目を集め、多くの女性に支持されています。コラーゲンの合成や美白効果があるビタミンCが豊富です。ポリフェノールと合わせると強い抗酸化作用があり、シワやたるみなどにも効果が期待出来ます。


ニキビにおすすめのハーブティーにはどんな効果や効能が?

ニキビの原因は様々です。これに効果的なハーブティーとは、ホルモンのバランスを整えたり、リンパや老廃物の滞りを改善し、老廃物をデトックスする作用があるものが良いでしょう。

ホルモンバランスを整えるセージティー

セージティーにはホルモンバランスを整えて、女性特有の症状を緩和する効果が期待できます。ホルモンのような作用があるので、更年期の様々な症状や月経痛PMSにも有効です。 またのどの痛みや鼻水などの、風邪や気管支炎の初期症状にいいと言われています。

老廃物の排出を促すならドクダミティー

ドクダミは”十薬”と言われ昔から生薬として有名です。老廃物や毒素を排出して美容と健康に効果があります。毒素を排出することが出来れば、血液もキレイになるのでニキビなどの肌荒れ改善にも役立ちますよ。

消炎効果を期待するならネトルティー

体に必要な栄養素を含んでおり、血液の汚れをきれいにしたり、肌荒れに効果があります。ニキビ予防にネトルティーを化粧水として使うのも効果があります。


ハーブティーの効果を高めるおすすめの飲み方

ハーブティーは2煎までおいしく飲むことができます。それ以上煎れても色や香りがなくなってしまいます。長く続けるためにおいしいハーブティーの入れ方を紹介します。

ハーブティーのおいしい飲み方

・花や葉などは、ポットにお湯を注ぎ3分ほど置いてから入れる
※種子が硬いもの(ローズヒップやフェンネルなど)は、5分以上おいてから入れる
 ローズヒップは丸のままの場合、ふきんにつつんで砕くかすり鉢などで砕いてから入れる
・入れる時は、ティーバッグでもポットにはフタをする

ハーブティーを選ぶコツは、新鮮なものを選ぶということです。古いものは、香りも味も劣化している場合があります。購入したハーブティーは、出来るだけおいしいうちに飲み終わるようにします。新鮮な「ドライハーブ」を買うようにしましょう。

冷たい物より温かい物を!

ハーブティーを飲むなら温かいほうが良いでしょう。しっかりとハーブに含まれる成分を抽出するのに、温度が高いお湯のほうが良いからです。温かいほうが香りも楽しめます。

しかし夏場は温かいハーブティーよりも冷たいハーブティが飲みたくなるかもしれません。もちろん、アイスティーのようにしても飲めますが、種類によっては苦みがよりきつく感じるハーブもあります。

そのようなハーブはブレンドの量を減らすか、避けることをおすすめします。

飲みにくい時は蜂蜜や牛乳と一緒に!

何も入ってないハーブティーが飲みづらい場合、いくつか方法がありますので試してみてください。

1 お好みの量で砂糖や蜂蜜で甘くしてみましょう。これだけでもかなり飲みやすくなります。

2 飲みなれた紅茶とブレントしてみるといいでしょう。カモミール・ペパーミント・レモングラス・ラベンター・ローズなどは香りがよく、紅茶とも相性がいいです。

3 柑橘系のフルーツジュースとブレンドすると、トロピカルドリンクのようになります。ローズ・カモミール・レモングラス・ローズヒップなどが相性がいいです。

4 牛乳を入れて、ハーブミルクティーもおすすめです。カモミール・フェンネル・ペパーミント・クローブなどが相性がいいです。香りの強いハーブに向いた飲み方です。

ダイエットの為なら食事の前か食事中に飲む

ダイエットはいかに食欲を抑えることができるのかが成功のカギとなります。食前にハーブティーを飲んで効果的に食欲をおさえましょう。フェンネルティーやラズベリーティーが食欲を抑えるのに効果的です。

ルイボスティーは食事の前や食事中に飲むとポリフェノールをたくさん含んでいるので消化に役立ちます。

リラックスの為ならお風呂に入る前か寝る前に飲む

リラックス効果の高いカモミールティー、パッションフラワーティー、ラベンダーティーなどは寝る前に飲むと体が温まり、安眠効果が高まります。目安として夕食後の寝る1時間くらい前に飲んでおくとリラックスでき、安眠につながるので効果的です。

便秘解消の為なら食事前に飲む

食事の前に飲むことで、便秘解消に効果的な働きをしてくれます。ローズヒップティーやハイビスカスティーなどはビタミンcが多く含まれるので、腸の善玉菌を増やしたり便をやわらかくします。


色んな効果があるハーブティー・副作用や飲み合わせに注意!

健康や美容に効果的なハーブティーですが、機能性ゆえに副作用などを引き起こしてしまう場合があるので注意が必要なものもあります。

・ローズマリー・・・覚醒作用が出る
・セージ・・・強壮作用が出る
・セントジョンズワート・・・長期多量の連用は避ける
・エキナセア・・・長期多量の連用は避ける。めまい、吐き気
・タンポポ・・・血圧を低下させるので低血圧の人は避ける
・ヤロウ・・・多量摂取すると頭痛、めまいを起こす事がある
・タイム・・・高血圧の人は避ける
・レモンバーベナ・・・胃を刺激する為、多量摂取を避ける
・オレンジピール・・・偏頭痛、関節炎の症状がある時は使用を避ける
・ジュニパーベリー・・・腎臓に炎症がある時、長期多量摂取は避ける

副作用があるハーブティー

飲むと副作用が出てしまうハーブティーがあります。必ず出るとは限らないですが危険ですので注意が必要です。

コンフリー
毒性の強いエチミジンが多く、肝機能障害を引き起こす恐れがあります。

イチョウ
イチョウはギンコール酸を多く含み、神経毒性、細胞毒性が存在し、体内に吸収すると腹痛、湿疹、下痢等の辛い症状が起こることがあります

エゾウコギ
過剰摂取や長期摂取を行うと不安や鬱、イライラなどの副作用が出ることがあります。

シナモン
過剰摂取すると肝障害を引き起こす可能性があります。

アレルギーに注意するハーブティー

アレルギー症状が出るハーブもあります。秋に花粉症の症状がある人はキク科のハーブにアレルギー症状が出ることがあります。

キク科のハーブを使った代表的なハーブティー
・エキナセア
・カレンデュラ
・カモミール

花粉症の症状を持っていてもハーブティーとしてなら問題なく飲める方もいますが、重い花粉症の方はやはり注意が必要です。

血圧を下げる薬との飲み合わせがダメなハーブティー

血圧を下げる薬(降圧剤)と併用できないハーブティーをご紹介します。この他にそもそも薬との相性がよくないハーブティーもありますので、注意が必要です。

・ミント系のハーブ(ペパーミントなど)・タイム
・セージ・ヒソップ・リコリス・ローズマリー

またセントジョーンズワートは様々な薬と相性が悪いので、血圧の薬の他にも、血液凝固防止剤、強心剤、鎮静剤、抗てんかん剤などの薬を服用している方は子のハーブティーは飲まないでください。

良い効果以外も!ノンカフェインでも妊婦や授乳中には注意が必要なハーブティー

基本的にハーブティーはノンカフェインなので、カフェインを摂取したくない人にとっては安心して飲めます。しかし、ハーブティーの中には刺激の強いもの、子宮を収縮させる作用のもの、授乳中は注意するものがあります。

セージ・タイム・バジル・フェンネル・ローズマリー・シナモン・エキナセア・クローブ・ジュニパーベリー・セントジョンズワート・ヒソップ・ヤロウ・マグワート・マルベリーなどは注意してください。

子宮の収縮作用があるハーブティー

カモミールティーはイライラを解消し、ノンカフェインで妊娠中でも飲用できそうなのですが、実は子宮収縮作用があるので妊娠中は飲まないほうがよいハーブティーです。この他にも注意したほうがいいハーブティーがありますのでご紹介します。

妊娠中に注意するハーブティー

・アーニカ・アンジェリカ・ウコン・エフェドラ
・オレゴングレープ・カバ・キャッツクロー
・グーグル・グレーターセランディン
・ゴールデンシール・コルツフット・コンフリー
・サフラン・シナモン・シャバラル・ジャマイマカンドッグウッド
・スージャ・スィートフラッグ・セージ・センナ・ダンジー
・チェストベリー・ティロフォラ・ドンクアイ
・ナツメグ・ニーム・パウダルコ
・パスクフラワー・バーベイン・バーベリー
・フィーバーフュー・フェヌグリーク・ブラダーラック
・ブラックコホシュ・ブラッドルート・ブルーム
・ポークルート・ボルド・ホワイトホアハウンド
・マグワート・マザーズワート
・ミッスルトウー・ミルラ・ヤロー
・ライフルート・ラズベリーリーフ
・リコリス・ルー・レモングラス
・ローズマリー・ロベジ
・ワイルドチェリー・ワームウッド

子宮の筋肉を緊張させてしまうハーブティー

ペパーミントティーのさわやかな香り成分に”メントン”というものがあり、これが子宮の筋肉を収縮させる作用がありますので、過剰に飲用しないことです。同様にセントジョンズワートも控えたほうがよいでしょう。

母乳の分泌が抑えられてしまうハーブティー

母乳の分泌を抑えてしまう作用をするものに、セージ・ペパーミント・タイムがあります。これらのハーブティーは母乳分泌の少ない人は控えたほうがよいです。

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