糖質制限で痩せる根拠
糖質制限とは、ご飯や麺類などの炭水化物の食べる量を制限することです。体の中の消費カロリーが多くなり、燃費の悪い代謝に切り替り体内の脂肪がグルコースになります。
糖質制限をしている人は、してない人の倍程度まで消費カロリーが増え、同じ運動量でもはるかに体脂肪の消費量が大きくなって痩せます。
インスリンの働き
糖質制限は、インスリンが節約できます。糖質で太る原因は、体に糖質が入ってきた時に分泌されるホルモンのインスリンが、エネルギーとして使いきれなかった栄養分を体脂肪としてためてしまうからです。
死亡事故って本当?糖質制限ダイエットは危険?
2016年2月6日に糖質制限ダイエットの第一人者である桐山秀樹さんが心不全で亡くなったというニュースが流れました。このニュースで、糖質制限によるダイエットは危険だと感じてしまう人は多いかもしれません。
死因は糖質制限ではないと言われていますが、糖質制限は脳が動かなくなる危険性があるとか、病気になるといった話もあります。
やり方を守れば安全
糖質制限は、日々の食事の中で糖質の摂取量をコントロール<して週に2回以上の運動を取り入れることが定義です。
安全に糖質制限をするのに大切なことは、糖質を完全にカットしないことです。完全にカットをしてしまうと、血液内に糖が運ばれなくなり、脳も体も動かなくなります。1日の糖質摂取量を知ることが大事です。
1日で摂取しても良い糖質量の目安=体重(kg)×1g
個人差はありますが、目安以上に糖質を摂りすぎると脂肪が蓄積されていくと考えてください。
一生やり続けるわけではない
制限といっても、一生糖質を制限するということではありません。糖質制限をして理想の体にまで絞りこむことができたら、糖質制限をしなくて良いのです。
ダイエット中に脂肪が増える?糖質制限の嘘、ホント
糖質制限ダイエットをすると中性脂肪は減ります。中性脂肪とは、過剰な糖質が肝臓で中性脂肪として蓄えられてしまうものです。蓄えられた中性脂肪は血液中に入り、血中脂質を高めて高脂血症の原因になります。
糖質制限をすることは、中性脂肪のもとを絶つことです。糖質制限ダイエット中は中性脂肪が減り、高脂血症の治療や予防に効果的です。
脳が動かなくなる?
糖質制限大丈夫ですが、糖質を完全にカットしてしまうと脳は動かなくなります。脳は糖で働き、全身に信号を送ります。
糖が血液中に回らなくなっると、脳が働かなくなり「糖を摂れ」と脳が命令を出して、必要量以上のに糖質を摂ってしまうので、糖質を完全にカットしてしまうのは、ダイエットには良くありません。
筋肉が衰える?
糖が足りていないと、血液中に糖が回らないので運動をしなくなってしまい、体を動かさないので当然筋肉は衰えてしまいます。
便秘になる?
糖質が多く含まれているのは、炭水化物です。炭水化物には糖質以外に、水分や食物繊維が含まれています。糖質(=炭水化物)を制限すると、水分や食物繊維が不足して便秘になりやすいです。食事バランスも崩れるので、食事量が減るというのも便秘の原因になります。
解消法は、雑穀米などの食物繊維をとったり、お腹が空いたらヨーグルトを食べるのもいいですよ。
リバウンドする?
糖質制限ダイエット後にリバウンドしてしまう原因は、糖質制限で少量の栄養でも動ける体になった後に、どか食いをしてしまうからです。
どか食いをすると、栄養吸収が激しい状態になり少量の糖質を摂っただけで血糖値が上がってしまい、溢れた糖が脂肪に変わってしまいます。
糖尿病の人は糖質制限に注意が必要な理由
糖尿病とは、血糖値が高い状態が続く病気のことです。糖尿病の治療に不可欠な食事療法の最大のポイントは、血糖のコントロールです。糖質を摂ると血糖値が上がるため、糖質制限をすることで血糖をコントロールすることができます。
糖質制限が終わった糖尿病患者が、糖質を制限せずに食べると血糖値が急に上がってしまい危険です。糖尿病の人が糖質制限する際のメリット・デメリットとはどんなことがあるでしょうか。
メリット
糖尿病における糖質制限のメリットは、糖質(炭水化物)の摂取制限を行うことで、血糖のコントロールに効果が表れやすいことです。血糖のコントロールに有効な糖質制限ですが、デメリットもあります。
デメリット
糖質制限による食事療法を行うことで、1日に摂取するエネルギー量のうちタンパク質や脂質などの他の栄養素でエネルギーを補うことになるので、タンパク質や脂質の摂取量が上昇します。つまり糖質制限でエネルギー摂取の偏りがでてしいます。
安全に続けるポイント
の人が糖質制限をすると、血糖のコントロールができるメリットがある一方、糖質の制限のみに偏ってしまうので、タンパク質や脂質の摂取量が増えるというデメリットがあります。
安全に続けていくポイントは、3大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)のバランスを考え、偏りのないように糖質を制限していくこと、また食事の順番・食べ方を工夫して血糖値の急激な上昇を抑えることです。