パイナップルに多く含まれる酵素とは?
酵素とは人間の身体に不可欠なもの。肌の新陳代謝にも酵素が働いているし、食べたものを消化し排泄する流れの中にも酵素が働いています。
そんな人間の身体に必要な酵素を多く含んでいるのがパイナップルですが、パイナップルに含まれる酵素ブロメラインはお肉を柔らかくすることで有名ですが、パイナップルの酵素にはその他にもさまざまな効果を持っています。
特に女性にとって嬉しい効果がたくさんあります。ではパイナップルに含まれる酵素がどのような効果を持っているのでしょうか?
パイナップルの酵素は便秘改善に◎!
パイナップルにはたくさんの消化酵素と食物繊維が含まれているため、便秘を改善してくれます。便通が悪いというときに、1口大に切ったパイナップルを5つ~6つ食べると良いですよ。また他の果物と一緒にヨーグルトに混ぜて食べても効果があります。
パイナップルの消化酵素は強い性質を持っているので、食べ過ぎてしまうと口の中や食道が荒れてしまうので効果を得ようとひたすら食べる行為は避けましょう。
パイナップルで疲労回復?すごい酵素パワー
パイナップルの味は甘みと酸味が程よく合わさっていますよね。パイナップルの酸味の正体はクエン酸です。クエン酸は消化吸収を助けてくれるだけでなく、疲れの元「乳酸」を分解してくれる役割をもっています。
パイナップルにはたくさんのクエン酸が含まれているので、パイナップルを食べることにより疲労を回復することができます。パイナップルの消化酵素は腸内の腐敗物をも分解してくれるので、クエン酸の効果も合わさり体内からデトックスすることができます。
デトックス効果により身体から余分なモノが抜け、疲労回復に繋がります。
パイナップルの酵素によるダイエット効果
パイナップルは消化酵素がとても強いので消化を促進してくれますし、パイナップルの酵素は体内脂肪も消化してくれるのでダイエットに欠かせません。
パイナップルを食べると体内で水分を含んで膨らむので腹持ちが良くなります。またパイナップルに含まれるビタミンB1が糖質を分解し代謝をあげる役割を持っているのでダイエットに適している果物です。
パイナップル酵素ジュースの作り方
パイナップルの酵素を効果的に取り込むにはパイナップルをそのまま食べても良いですが、そのままのパイナップルって結構渋みが気になったりしますよね。
でもジュースにすることで飲みやすくなりますし、渋みが気になったりそのままのパイナップルが苦手という人にもおすすめできます。
完成には2週間ほどかかりますが、ジュースの作り方も簡単ですのでお家で試してみてはどうでしょうか?
用意する材料
用意する材料はパイナップル1株、砂糖1kg、大きめの容器(瓶タイプ)が必要です。
農薬が気になる場合は汚れを水洗いした後に重曹を溶かした水(250mlの水に重曹を大さじ1溶かしたもの)につけておくと農薬を取ることができます。
市販のカットフルーツを使っても良いですが、多めに作りたいのであればカットフルーツよりもパイナップル1株の方が値段的にも安いと思います。缶詰のモノは使わないようにし、必ず生のパイナップルを使うようにしましょう。
パイナップル酵素ジュースの作り方
パイナップルの酵素ジュースの作り方ですが、
①ケガに気を付けながらパイナップルの皮を剥き、容器に収まる大きさにカットします。
パイナップルが無農薬であれば皮を剥く必要はありませんが、ジュースを作ったあとに実をジャムなどに使いたい場合は剥いておくことをお勧めします。(実をジャムにする場合は細かくカットするといいです)
②パイナップルと砂糖を交互に容器に入れます。
③1日1回手洗いをきちんとした手でよくかき混ぜます。発酵が始まると泡が出てくるようになります。
④10日~14日経ったら密封容器の液をガーゼなどでこします。これで完成です。余った実はジャムにしてもいいですし、捨てても良いです。
保管は直射日光の当たらないところで保管しましょう。2回目以降も作るのであれば、前の酵素ジュースを少し足して作ると発酵を手助けしてくれるので、初めての時よりも早く仕上がります。
パイナップル酵素ジュースの飲み方
原液のままだと味が濃いので、炭酸水や水で5~6倍に薄めて飲みます。濃いめが好きであれば濃いめに薄めても良いと思います。
使う砂糖によって味が変わるので、てん菜糖や上白糖など使い分けてみても良いと思います。またミルクで薄めるとパイナップルオレみたいにまろやかな味になるのでおすすめです。
生のパイナップルじゃなくても酵素を含む?
パイナップルに酵素が含まれているのは分かりましたが、今やパイナップルはいろんなものに加工されていますよね。
缶詰やドライパイナップルなどお店ではよく見かけると思います。では、生のパイナップル以外でも酵素が含まれているのでしょうか?季節によっては店頭に生のパイナップルが並ばないことがあるので、できれば缶詰などでも使用したいものですが…。
加熱で失われるパイナップルの酵素
実はパイナップルの酵素は60℃以上の熱を加えると死んでしまいます。なので缶詰のパイナップルは加熱処理してあるため酵素パワーを期待できません。
またビタミン類も失われてしまうのでパイナップルが本来持っている魅力が低下しています。パイナップルの缶詰はお手軽ですし、価格も安く年中店頭で見かけるのですが、酵素パワーを期待するのであれば生のパイナップルを使いましょう。
缶詰のパイナップルはデザートなどで楽しむ分にはいいですが、ダイエット目的や美容目的で食べるのには向いていないでしょう。
ドライパイナップルなら酵素が生きてる?
ドライパイナップルも今ではスーパーやコンビニなどでも売られていて、比較的手に入りやすいパイナップルの形ですね。
さて、ドライタイプのパイナップルには酵素が生きているのか?という疑問ですが、これは入っていることは入っているのですが生のパイナップルに比べると酵素パワーはあまり期待できません。
自然乾燥させたものがドライフルーツではあるのですが、加熱殺菌処理をしていると高温にさらされていることになるので酵素が無くなっていることがあります。
加熱処理されているかは包装に書かれていない場合もあるので、確実に酵素パワーを得たいのであればやはり生のパイナップルを食す方が良いでしょう。
パイナップルが持つ酵素の効果まとめ
パイナップルって魅力がたくさんあるんですけど食べた時の舌がピリピリとした感じが苦手な人も多いんですよね。
ですが酵素ジュースにしたりヨーグルトに混ぜて食べるといったアレンジ一つでその魅力を身体に取り込むことが出来るので、是非パイナップルを食べてその酵素パワーを活かして欲しいと思います。