保湿入浴剤と正しい入浴で乾燥肌改善
アトピーといったお肌が敏感な人や、乾燥肌に悩まされている人は入浴後に肌がかゆくなってしまうことがよくありますよね。
乾燥肌を改善する正しい入浴方法や人気の保湿入浴剤について紹介していきます。
熱過ぎる入浴は過乾燥を引き起こす
お風呂上りにアトピーが特にかゆく感じるのは、入浴によってお肌が乾燥してしまうことがひとつの原因なんです。おふろ上がりの保湿クリームに気を使うことも大切ですが、まずはお湯の温度に注目してみましょう。
42度以上の熱いお湯では、お肌の水分が多く出ていってしまうのです。38度程度のお湯にして、お肌の過乾燥を予防しましょう。
保湿剤入りの入浴剤ならその後流さずあがる
せっかく保湿剤入りの入浴剤を選んでも、その後にさら湯で流してしまったらもったいないです!保湿剤を流してしまわず、お肌にとどめておくにはそのまま上がる方が効果的です。
保湿入浴剤を選ぶ際のポイントは成分表
お肌が弱い人や、乾燥が気になる人はどのような保湿入浴剤を選ぶのが良いのでしょうか。
選ぶ際のポイントについて紹介していきます。
保湿効果が高く、無香料・無着色・低刺激のもの
乾燥対策として入浴剤を選ぶのであれば、やはり保湿効果が高いものがおすすめです。成分表をしっかりとチェックして、どのような保湿剤が含まれているのか見てみましょう。お肌が弱い人は、無香料無着色といった低刺激のものを選んでみてください。
成分表の『水』の順番で保湿力を確認
ラベルの成分表は内容量の多い順番に表記されています。水が一番前や前の方にあるという事は保湿成分より水が多いという事になり、保湿力が少ないという事になります。それを成分表を見るだけで買う前に確認できます。
保湿入浴剤に書かれている成分表ですが、実は内容量の多い順番に表記をされています。水が一番前に書いてあるものは保湿成分よりも水が多く含まれているということになりますので、保湿力が少ないと考えられますよね。
保湿力は購入前でもある程度確認できるので、しっかりとチェックしてみましょう。
アトピー肌用の保湿入浴剤の選び方
アトピー肌の人は、できるだけ刺激を避けるというのがポイントです。
アトピーを悪化させないための入浴剤の選び方について紹介します。
相性の悪い硫黄、炭酸ガス、合成成分は避ける
温泉の独特のにおいがする硫黄ですが、アトピーの人は避けた方が良いようです。皮脂をとってしまう硫黄は乾燥が足りないアトピーの人には向きません。刺激を感じる人もいるので、避けた方が無難です。
また、炭酸ガスは血行を良くし体が温まるのですが、体が温まるとアトピーの人はかゆみを強く感じることもあるので避けた方がよいでしょう。
ただし、炭酸ガスの成分は疲労回復の効果がありますので、疲労感を感じている人やかゆみがあまりひどくない場合は取り入れても良いでしょう。合成成分についても、肌の刺激となりやすいので無香料や無着色、低刺激の商品を選ぶ方が失敗が少ないでしょう。
症状がひどいときは活性炭を入れただけの入浴方法に
症状がひどいときは、石鹸を使用するのを辞めて活性炭を入れたお風呂に入ってみるのがおすすめです。活性炭は汚れを吸着するといわれていますので、刺激のある石鹸を辞め、お風呂にさっと入ると体の汚れは取れます。
症状がひどいときは、血行が良くなりすぎるとかゆくなるためお風呂の時間は短くしてみましょう。
アトピー肌でも使えるおすすめ保湿入浴剤人気ランキング
アトピー肌で悩んでいる人にも試せる保湿入浴剤について紹介していきます。
1.入浴後の過乾燥を防ぎ、アトピー肌用に開発された「みんなの肌潤風呂」
アトピー肌の人のために開発されたというのが、みんなの肌潤風呂です。合成香料不使用、無着色、エタノールパラベン不使用となっています。入浴による過乾燥に注目し、ミネラルが豊富な別府明礬(みょうばん)温泉の湯の花を使用しています。
肌に刺激を与える水道に含まれる塩素を除去する働きもあります。天然の微炭酸の入浴剤です。
公式HP:https://www.kaitekikobo.jp/sp/hb/
2.オーガニックカミツレエキス100%の消炎作用を実感「華密恋」
30年以上愛されてきたロングセラー商品でもある華密恋は、オーガニックのカミツレエキスにこだわった商品です。合成の香料・着色料・保存料・鉱物油などは使用せず、子どもからお年寄りまで使えるように考えられています。
保湿力や消炎作用があるハーブの力を取り入れてみてはどうでしょうか。
公式HP:http://www.kamitsure.co.jp/kamitsuren/
3.アトピー肌にも対応、継続使用で肌を健康に「コラージュDXメディパワー保湿入浴剤」
アトピー肌の人や、年齢を重ね肌が乾燥してしまう人のために作られたのが、コラージュDXメディパワー保湿入浴剤です。
低刺激性、無色素防腐剤(パラベンなど)で無添加、パッチテスト済みですので、安心して使用することができます。セラミドやスクワランといった成分がお肌に潤いを与えます。
公式HP:https://www.collage.ne.jp/products/dmp/
4.天然エッセンシャルオイル配合、医師と共同開発「薬用入浴剤DRアロマバス」
医師と共同開発した天然エッセンシャルオイルが配合されている入浴剤が、薬用入浴剤DRアロマバスです。乾燥や安眠といった効果別に分かれたラインナップで選ぶ楽しみもあります。
ホームページの商品説明欄には、共同開発した医師の名前が記載されているため安心して使用することができます。
公式HP:http://www.saiseisha.co.jp/shop/02hp/DrAromaBath.html
5.守って補うセラミドケア「花王 キュレル」
セラミドにこだわったスキンケアブランド花王 キュレルですが、入浴剤も発売されています。弱酸性で無香料、無着色、アルコールフリーのアレルギーパッチ済みですので試しやすい商品です。
セラミドの他にはユーカリエキスや、コメ胚芽油が配合されており赤ちゃんも使える入浴剤です。
公式HP:http://www.kao.com/jp/curel/crl_bath_00.html
保湿入浴剤で乾燥肌を楽しくケア
肌が弱い人はまず刺激を避けるということが大切です。
入浴の際にはお湯の温度に注意し、タオルで強くこすらないように心がけましょう。入浴後は肌が乾燥しやすいので、保湿効果の高い入浴剤やクリームを使って肌を保護してください。お風呂の時間をより楽しめるように、自分に合った入浴剤を見つけてみてはどうでしょうか?