ダイエットに効果的?ホワイトチアシードって何?
チアシードとはミントの一種で主にメキシコなど南米で栽培されている果実の種です。栄養価が非常に高く、超スーパーフードといわれています。
チアシードにはホワイトとブラックの2種類存在します。どちらも無味無臭ですが、ホワイトチアシードの方が水を含んだ時の膨張力が高く、オメガ3と食物繊維が豊富に含まれています。
低カロリーで腹持ち抜群!ホワイトチアシードの効能
チアシードは古くから食べられてきた食材で、人間が生きていくための全ての栄養素が含まれており奇跡の食材とも言われています。また、カロリーも低く10gあたり50kcalで、これはゆでたまご1個分にも満たない程度のカロリーです。
そんなチアシードを使ったダイエットが話題で、日本の芸能人を始めとしアメリカのスーパーモデルも夢中になるほどの効果を発揮するんだとか。
腹持ち抜群でダイエット効果!
チアシードはゴマよりも2回りほど小さい粒状ですが、水を含むと約14倍にも膨らみます。膨らんだホワイトチアシードはプルプルとした食感の中にプチプチした食感が合わさり、なんともクセになります。
かなり膨らむのでお腹に溜まり、食欲を減らす効果が期待できます。食事の1時間程前に胃に入れておくといいでしょう。
オメガ3で血液サラサラ!
ホワイトチアシードにはオメガ3が豊富に含まれています。体内で生成することができず、現代人に不足しがちなオメガ3ですがホワイトチアシードを大さじ1杯程度とることで1日の摂取量を満たすことができます。
オメガ3には血流を改善してコレステロール値を下げることで血液をサラサラにしたり、アレルギーを抑制する効果・効能が期待できます。
カルシウムで骨強化!
ホワイトチアシードはオメガ3以外にもカルシウムを豊富に含んでいます。カルシウムは男性に比べ骨がもろい女性の体を健康に維持するためにとても大切な栄養素です。カルシウムには歯や骨を丈夫にするだけでなく、筋肉の働きを助けたりイライラを解消する効果もあります。
便秘にも持ってこい!ホワイトチアシードは食物繊維が豊富!
ホワイトチアシードには食物繊維が豊富に含まれています。食物繊維は大腸の働きを活発化し便秘に効果的。また、デトックス効果があるので体内を綺麗に保つことができます。
食物繊維が大さじ1杯に4.1g!
ホワイトチアシード大さじ1杯の中には食物繊維が4.1g含まれています。食物繊維が多いと言われている玄米には0.5g、大豆には2.2gしか含まれていないので、倍近くの食物繊維が含まれていることになります。手軽に摂取できるのも嬉しいポイントです。
殻が邪魔してしまうゴマなどとは違い、そのまま食べても栄養素を吸収してくれると言われています。
グルコマンナンで腸内清掃!
ホワイトチアシードにはこんにゃくに豊富に含まれてると言われているグルコマンナンが含まれています。このグルコマンナンの働きで、水を含むと15.4倍にも膨らむのです。
グルコマンナンは人間の消化酵素では消化できないため、胃の中にたっぷりと溜まるのでダイエット効果があります。また、便秘の解消や血糖値、コレステロール値を減らす効果・効能にも期待できます。
水とホワイトチアシードだけで人は生きられる?その栄養とは?
ホワイトチアシードは食事を摂らなくてもホワイトチアシードと水だけを摂取すれば生きていけると言われているほど栄養素が豊富です。どのような栄養素を含むのでしょうか。
カルシウムは牛乳の6倍!
ホワイトチアシードに含まれるカルシウムの量は牛乳の6倍とも言われています。牛乳だけでなく、ヨーグルトに含まれるカルシウムの含有量も軽く超えます。
カルシウムは子供はもちろん大人にとっても大切な栄養素ですが、日本人は必要摂取量の半分ほどしか摂取できてないと言われています。カルシウムが足りなくなると骨の強度が落ちたり、情緒が不安定になる原因にもなります。
鉄はほうれん草の3倍!
ホワイトチアシードに含まれる鉄は大さじ1杯あたり約0.77mg。これは鉄分が豊富と言われているほうれん草の3倍の量です。この大さじ1杯で日本人の必要摂取量を満たすことができます。
鉄はご存知の通り血液を生成するのに必要なミネラルです。女性は月経の出血や妊娠・出産などで多くの鉄が失われるので、男性よりも多くの鉄を摂取する必要があります。
マグネシウムはブロッコリーの15倍!
マグネシウムは大さじ1杯あたり約42mgとかなりの含有量を誇ります。日本人は1日に260mgとたっぷり必要があるのですが、ホワイトチアシードたったら1杯摂取するだけで必要量の1/6を摂ることができます。
マグネシウムは体内に存在する60%が骨や歯に蓄えられており、疲労回復やイライラの解消、血流サラサラ効果などがあります。
また、カルシウムとバランスよく摂取することが必要なのですが、チアシードに含まれるカルシウムとマグネシウムの量はまさに黄金比と言われているので効果的に摂取することが出来ます。
必須アミノ酸も豊富
人間の体内で合成できないアミノ酸は食事から摂取する必要があります。ホワイトチアシードには合計9種類存在するアミノ酸のうち8種類もの量が含まれていて、奇跡の植物性たんぱく質と呼ばれます。
アミノ酸は健康な毎日を送るために必要な栄養素です。筋肉量を維持し、睡眠の質を向上させ、免疫力の向上も期待できます。二日酔いにも効果的だと言われています。
ホワイトチアシードのおススメの食べ方はヨーグルト!
ホワイトチアシードは無味無臭ですのでどんな食品と合わせてもおいしく頂けますが、中でもおすすめの食べ方はヨーグルトと合わせて食べること。
ヨーグルト100gに対してチアシード10gが摂取量の目安です。ホワイトチアシードは水に戻してから食べる必要がありますが、ヨーグルトで戻すことも可能です。
ヨーグルトに入れてよく混ぜ12時間以上おけば食べごろになります。夜のうちに混ぜておいて朝ごはんで食べたり、数食分をまとめて作っておいてもいいですね。
プルプル食感でヨーグルトに合う!
ホワイトチアシードに含まれるグルコマンナンの影響で、水を含むと膨らむだけでなくゼリー状のプルプルとした食感になります。このプルプル+プチプチとした食感がヨーグルトと合わさるとなんとも美味しくクセになります。
ヨーグルトとダブルの効果で便秘解消!
ホワイトチアシードには食物繊維が含まれており便秘解消に効果的ですが、ヨーグルトに含まれる乳酸菌と合わせると更に効果的です。
また、ホワイトチアシードに含まれる食物繊維は不溶性のものが多いので、水溶性の食物繊維を含むフルーツなどを一緒に入れて食べると更に効果を発揮しますよ。
ホワイトチアシードを効果的に摂るための注意点とは?
ホワイトチアシードはその栄養価の高さからスーパーフードといわれていますが、その成分の大半は食物繊維と必須脂肪酸です。
便秘の解消に効果的で、ダイエット効果も高い上に体にいいホワイトチアシードですが正しく摂取しないと効果が半減するだけでなく、体に悪影響を与える可能性もあります。
一度に大量摂取しない
ホワイトチアシードの1日の摂取量は大さじ1杯(約10g)です。それ以上は摂らないようにしましょう。
ホワイトチアシードに含まれる食物繊維は不溶性のものが多いです。不溶性食物繊維は多く摂取しすぎると便が硬くなり便秘を起こしたり、腸の働きを過敏にしすぎて下痢を起こす可能性があります。
水に浸して食べる
ホワイトチアシードは果実の種です。種子は生のままだと発芽毒というものを含んでいることがあり、そのまま摂取すると体調を悪くする可能性があります。
この発芽毒は水にしっかりとつけることで除去することが可能です。戻すチアシードの量に対して10倍の水を用意し、これに12時間以上浸けておくようにしましょう。こうすることで発芽毒の危険性がなくなります。
ホワイトチアシードは水に戻してから冷蔵庫で1週間から10日持ちますから、1週間で摂取する量をあらかじめ決めておいてまとめて戻しておくと手軽で良いでしょう。