アルコール摂取でnk細胞の活性が落ちる?!飲酒と免疫力の関係を解説 |

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アルコール摂取でnk細胞の活性が落ちる?!飲酒と免疫力の関係を解説

アルコールの飲みすぎは免疫力を下げる?NK細胞ってなに?


女子会や忘年会、新年会など働いているとお酒の席は結構ありますよね。



1日のストレスをリセットしたり、コミュニケーションツールとしても活躍するお酒ですが、飲みすぎには注意が必要なんです!アルコールの飲みすぎは、免疫力を下げてしまうので体調を崩しやすくなるんですよ。


飲み会の次の日に風邪気味になったり、体調が悪くなってしまった事はありませんか?お酒が大好きと公言している人は、アルコールを飲む機会も飲む量も多くなりがちなので、気をつけなければいけませんね。


NK細胞とは?


NK(ナチュラルキラー)細胞とは、全身をまわりながら、癌細胞やウイルスに感染した細胞がないかパトロールしてくれているリンパ球の一種で、そういった細胞を発見すると、他の細胞の指令なしですぐに攻撃・破壊します。


もともと体に備わっている「自然免疫」で重要な役割を担っており、自分で異常な細胞を見分けて攻撃する性質から『生まれながらの殺し屋(ナチュラルキラー)』という名前がついています。


殺し屋…なんていうと物騒な感じもしますが、自分にとっては大事なボディーガードといったところです。


リンパ球の中では大きく顆粒という特徴があるため「大型顆粒リンパ球」と呼ばれるNK細胞は、血液中のリンパ球の10~30%を占めていて、働きが活発だと癌や感染症にかかりにくくなると言われていますが、加齢や強いストレスで能力が低下してしまう側面もあります。


アルコールはNK細胞の敵


海外ではアルコールと免疫がどう関係しているかの研究がされていて、1.5オンス(約45ml)のウォッカのショットを4~5杯飲んだ後、免疫機能はどうなるかの実験もされています。


1.5オンスのウォッカはビールだと360mlくらいだそうですから、ビール4~5本と考えるとわかりやすいですね。


実験の結果は、飲酒20分では免疫機能を強化するタンパク質の濃度が上がりNK細胞も増加しましたが、2時間後と5時間後の測定では免疫機能を抑制するタンパク質の濃度が上がりNK細胞も減少してしまいました。


免疫が低下していることを示すタンパク質が高レベルになったということですから、たくさんアルコールを摂った場合、体が良い状態になるのは最初だけで、外飲みだったら家路につく頃には免疫力が低下し、細菌やウイルスに抵抗できず翌日以降体調を崩す…という事になるわけです。


これが風邪くらいで済めば良いのですが、癌細胞となると話は違ってきますよね?健康な人でも毎日3000~6000個もの癌細胞が生まれていると言われていますが、NK細胞などの免疫機能のおかげで癌細胞は増殖せずに処理されています。


しかし大量の飲酒でNK細胞が減ってしまった場合、それだけでも体の守りは手薄になりますが、さらにアルコールが分解されてできた毒性の強い「アセトアルデヒド」が染色体や遺伝子を傷つけて、癌細胞がいつもより増えてしまうので、免疫は大忙しになります。


もしこれが毎日続くとしたらどうなるでしょうか?働きの落ちたNK細胞が、増えた癌細胞を処理しきれずに見逃してしまい、癌を発症してしまう…ということになりかねないのです。


アルコール依存症で肝硬変を合併している人は、お酒を飲まない人と比べてNK細胞が半分に減っていたという報告もありますので、元気に働くNK細胞を維持して健康な毎日を送りたいなら、いくらお酒が好きでも大量飲酒は厳禁です!


適量なら良いことも


大量の飲酒は体にとって良くないのですが、適量を飲むのであれば体に良い効果もあるんです。アルコールは適量であれば、体の血行を良くして、リラックス効果もあります。


血行が良くなり血管がひろがると、白血球やリンパ球は働きやすくなり、良い気持ちになればストレスが解消されて免疫力が活性化します。悪玉コレステロールが増えるのを抑えて、善玉コレステロールを増やす事で動脈硬化を防ぎ、nk細胞も活性化します。


あくまで「ほろ酔い」ですので適量に個人差はありますが、ビールなら1日350mlを1本〜2本、日本酒なら1合程度であれば適量の範囲内と考えて良いでしょう。


友人や家族とのお酒の席は楽しいものですよね。飲みすぎに注意して、その日の体調を考慮しながら楽しい飲酒習慣を心がけましょう。



アルコール摂取でNK細胞が減ると体温が下がって自然治癒力が弱くなる!


アルコールを大量に摂取して、NK細胞が減ってしまうと体温も下がってしまうんですよ。



少量のお酒なら体を温めてくれるのですが、飲みすぎは低体温を招いてしまいます。


アルコールで体温は下がる!


アルコールは少しであれば、体がぽかぽかとして体温が上がっていると感じますよね。でもそれは、適量のお酒を飲んだときだけに起こる現象なんです。


最初お酒を飲み始めた時は、アルコールの分解やエネルギーを代謝するために体温が上がります。すると体は汗をかいたりして体を冷やそうとします。


アルコールを分解してできたアセトアルデヒドは血管をひろげますので、汗をかいた皮膚で血液が効率よく冷やされて体温は下がりやすい状態になります。


適量のお酒ならば、アルコールが抜けて体温は元に戻り、アセトアルデヒドは分解されて血管も元に戻るので特に問題はありません。


しかしアルコールをたくさん摂ってしまった場合は、アセトアルデヒドがなかなか分解されないために血管がひろがった状態が長く続いてしまうので、体温が奪われやすい状態も長く続く事になります。


しかも多量のアルコールを摂ると中枢神経の働きや感覚が鈍くなるので、体温調節も上手くできなくなり、本当はもう冷やさなくても良いのに冷やされ続けることになり、体温が低下してしまうのです。


冬に深酒をした後、布団もろくに掛けずに薄着で寝てた…なんてことはありませんか?逆に、お酒を飲んでいたら急に寒くなったという人もいるでしょう。いっけん真逆なようにも見えますが、どちらも体温を下げているのです。


過剰なアルコールを一定量、毎日のように飲んでいると自律神経が乱れやすくなり、自律神経失調症になると体温調節ができない状態になってしまうんです。


低体温で免疫力低下


体温が低くなるということは、血流も悪くなるということです。血管が縮んでしまえば、白血球の動きも悪くなり、うまくリンパ球が働けなくなってしまうので免疫力が低下してしまいます。


NK細胞などのリンパ球は、自律神経の副交感神経の支配下にあるのですが、自律神経のバランスが乱れて交感神経が優位な状態が続いてしまうと、リンパ球の数も減ってしまうんです。


体温が低下してしまうと、NK細胞の活性がさらに低下してしまいます。体温が36.0℃を下回ってしまうとNK細胞の活性は低下してしまうので、毎日深酒をしてしまう人は免疫を下げてしまう悪循環を作り出していることになります。


生きるために重要な働きをしている体内の酵素は、36.5℃~37.0℃で最も活発に働くとされていて、体温が1℃下がると免疫力は30~40%も低下してしまうと言われています。


筋肉が少ない女性は男性よりも冷えやすく、常に低体温になってしまうと改善するのに時間もかかりますので、日常生活で体を冷やさないようにすることが大切です。


アルコールは睡眠も阻害


アルコールの飲みすぎは、良質な睡眠も妨げてしまうんですよ。しっかりと睡眠をとることは、体や脳を休ませて体力を回復させることに繋がります。ですのでお酒を飲みすぎて、しっかりと寝られないという状況は免疫力を低下させてしまうんですね。


眠っているときは、深い睡眠であるレム睡眠と、浅い睡眠であるノンレム睡眠を繰り返していますが、飲酒はレム睡眠を減らしてしまうんです。そのために、夜中に目が覚めてしまったりと眠りの質を悪くしてしまいます。



アルコール摂取は肝臓の解毒作用を弱くする!


たくさんお酒を飲む人は、休肝日を作りましょうとよく言われますよね。過剰なアルコール摂取は肝臓に大きな負担を掛けてしまいます。



継続してたくさんのお酒を飲んでいると肝硬変と呼ばれる病気の原因にもなりますので、やはりお酒はほどほどに楽しみましょう。


肝臓はアルコールを分解


肝臓の働きによってアルコールは分解され、体外に排出されます。アルコールは口から入ったあと、胃から20%・小腸から80%とわかれて吸収されていますが、アルコールの約90%は肝臓で代謝されているんです。


肝臓に運ばれたアルコールは、肝臓内の酵素によってまずアセトアルデヒドに分解されます。アセトアルデヒドは毒性が強く、悪酔いや頭痛・二日酔いなどの原因ともいわれていますので、そのままにはできません。


次に肝臓は、別の酵素でアセトアルデヒドを無害な酢酸に分解します。酢酸は血液に乗って全身を巡り、水と二酸化炭素に分解されます。そして尿や汗・呼気として体の外に出されていきます。


私たちがお酒を飲んだ後、時間がたてば何事も無かったかのように体が戻っているのは、肝臓が頑張ってアルコールを分解してくれているからなんですね。


解毒作用がなくなる


適量の飲酒であれば、肝臓はアルコールを分解してくれるのですが、たくさんお酒を飲んだり長時間飲酒が続いた場合は、肝臓機能が低下してアルコールの分解ができなくなってしまいます。


肝臓が1時間に分解できるアルコール量は、日本酒で約1/4合ほどと言われていますので、1合飲めば4時間・2合飲めば8時間…という具合に、飲んだ量だけ肝臓はアルコールを分解するために働き続けなければなりません。


肝臓の働きというのはアルコールを分解するだけではなく、薬や食品添加物など体にとって有害なものを解毒したり、食事から摂った栄養をエネルギーに変えたり、そのエネルギーを蓄えたりもしています。


肝臓がアルコールの分解にかかりきりになるという事は、これらの働きが滞ってしまうことにも繋がり、食事によって運ばれてきた脂肪と、アルコールによって自分が作りだした中性脂肪によって肝臓には脂肪が溜まり、アルコール性脂肪肝になってしまいます。


脂肪肝になると肝機能は低下していきますが、自覚症状がないため、気づかないままそこからアルコール性肝炎や肝硬変へと進行してしまう可能性も出てきます。


肝臓の解毒作用には、食べ物のタンパク質などから体内で作られるアンモニアを無害な尿素に変える働きもあるのですが、肝機能が低下してしまうとアンモニアが解毒できずに血液中に増えてしまい、脳が障害されて「肝性脳症」という意識障害を起こしてしまうこともあります。


アルコールの飲みすぎは、肝臓だけではなく消化器官や呼吸器官といったすべての臓器に悪影響を与えてしまうのです。


アルコール性肝炎や肝硬変は、飲酒の量が多く飲酒の期間が長いほど起こりやすいのですが、アルコール性脂肪肝は飲酒を止めれば短期間で改善されることがわかっていますので、早めの対策が大切です。



アルコールだけじゃない!タバコもNK細胞を減らす原因だった!


体を守るNK細胞の働きを弱めてしまうのは、アルコールだけではありません。



アルコールのほかにタバコといった嗜好品もNK細胞を減らしてしまうんです。


タバコは百害あって一利なし!


タバコには、ニコチンやタール・一酸化炭素などをはじめとして200種類以上もの有害物質が含まれています。発がん物質だけでも50種類以上ですから、体に良くないのは当然ですよね。


体の中の免疫細胞の一つに「マクロファージ」という、細菌やウイルスといった異物を食べて消化・殺菌してくれる細胞があるのですが、喫煙によって体の中に入ってきた有害物質もマクロファージは取り込み、大量の活性酸素を出してNK細胞の働きを悪くしてしまうのです。


しかも喫煙すると血管が収縮するので、体の血流が悪くなってしまいます。血流が悪くなると体温が下がり、さらにNK細胞の活性が低下してしまうことになります。また、喫煙は、免疫を高めるビタミンCを大量に消費してしまうために免疫力を低下させてしまう原因になります。


禁煙は免疫力回復の近道!


免疫力のピークは20歳前後で、50歳になる頃にはピーク時の半分ほどに低下してしまうという話もあります。風邪を引きやすかったり、疲れがとれにくいという人は、免疫力が下がっているのかもしれません。


もし喫煙しているならば、免疫力を回復させたり向上させたい場合には、禁煙が必要不可欠になってきます。NK細胞は、不規則な生活やストレスによっても働きが低下してしまいます。お酒やたばこはほどほどにして、自然治癒力を高め、健康的な生活を心がけたいですね。

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