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うつ病かも?物忘れが激しい原因と対処法は?

最近物忘れが激しくなった・・うつの初期症状かも


人の名前が出てこない、物を収納した場所を忘れる、買い物するときに冷蔵庫の中身をすっかり忘れている・・・それ、物忘れかもしれません。「天然」「うっかり」で片づけてしまうのは危険!


更年期 めまい

もしかするとうつ病などの病気の初期症状かもしれません。

物忘れで考えられる病気


物忘れが初期症状として表れる病気はいくつかありますが、代表的なのは認知症。加齢や脳梗塞による神経細胞減少が原因で、脳が委縮し、物事が記憶できなくなる病気です。


その他、ADHD(注意欠陥・多動性障害)てんかん等の先天的に脳に疾患がある場合や、うつ病のように脳の神経伝達物質が不足している場合には物忘れが症状として現れることがあります。


心がけ次第?他に症状はありませんか?


軽い物忘れ程度だと、まさか自分が病気だとは思わないでしょう。しかし、他に症状がある場合は医師の診断を仰ぎましょう。物忘れのほかに「片づけられない」「通り慣れた道で迷う」等、日常生活に支障が出る場合は認知症の可能性があります。


また「疲れやすい」「不眠」「訳もなく落ち込む」といった症状がある場合はうつ病の可能性があります。認知症と併発する場合もあるので、早めに治療することが大切となります。


うつ症状、放っておくと・・


特にうつ症状(ひどく落ち込む、無気力等)がある場合は早急に心療内科を受診しましょう。うつ病は治療を受けなければ心身ともにどんどん症状が悪化し、日常生活を送るのさえ困難な状態まで進行してしまいます。


うつ病はきちんと診察を受け、適切な治療を受ければ治すことができる病気です。症状が軽いうちであれば、ふだん通りの生活を続けながら治療できることもあります。

https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/depression/basicinformation04.html


うつと物忘れの関係・・原因は?


「うつ病」も「物忘れ」も本人の意思次第で改善できるんじゃない?と軽く考えているあなた。大変危険です!



近年うつ病は心の病気ではなく脳の病気であることが明らかになってきており、きちんとした治療が必要といわれています。


うつは脳の異常を・・


うつ病は「精神的、身体的に疲れている状態」が続き、脳内環境(血流や神経細胞、神経伝達物質)に変化が起こる事によって発症します。


原因の多くが環境の変化によるストレスだといわれていますが、更年期障害や他の病気によるホルモンバランスの変化でも発症する可能性があります。


うつ病のときは、神経伝達物質のうちの、気分や思考、意欲などを担当する「セロトニン」「ノルアドレナリン」の量が減っていることが分かっています。また、言語、運動、精神活動を担っている脳の前頭葉という部分を中心に脳の血流や代謝が低下していることも分かってきました。

https://www.astellas.com/jp/health/healthcare/depression/basicinformation02.html

安定剤や睡眠薬・お薬の副作用


安定剤や抗うつ薬には「脳内環境を整える」成分が配合されていますが、うつ症状の原因となる「セロトニン」「ノルアドレナリン」以外の神経伝達物質にも影響を及ぼしてしまう場合があります。副作用としては吐き気やめまい、倦怠感等が多いようです。


また自律神経にも影響があるため、不眠や過眠等、睡眠がコントロールできなくなる方もいるそうです。そういった方は治療がしんどく感じられ、勝手に服薬を止めてしまうケースも多いようです。


勝手な断薬の危険性


しかし「副作用がしんどい」「もう治った気がする」といった理由で勝手に断薬をしては絶対にいけません!医師の診断なくして勝手に服薬を中止してしまうと、脳内環境がさらに変化し、うつ症状の悪化痙攣や過呼吸等の重篤な身体症状を引き起こす可能性があります。


特にネット上には医師への不信感からか「抗うつ薬は効かない」といった情報が氾濫しています。しかし、服薬を中止したいと思ったとしても自己判断は危険です。必ず主治医や他の医師のセカンドオピニオンを受けるようにしましょう。



うつ病からの物忘れ・・うつは治る病気ですが・・


身近にうつ病の方がいなければピンと来ない方が多いかもしれません。



特に「物忘れ」が初期症状である場合、見逃してしまうケースも多いとの事。大したことない、と放置せずに早めの受診をおすすめします。


専門の医師に


認知症であれば「脳神経外科、神経内科、神経科」が一般的ですが、うつ病が疑われる場合は心療内科を受診するのがベスト。もし、うつ症状の自覚がなく心療内科に行きづらいという場合は物忘れ外来総合病院に行くと良いでしょう。


長期戦を覚悟


もしうつ病と診断された場合は、最低数年~数十年の長期治療を覚悟してください。一度崩れた脳内環境を整えるには、根気よく治療を続けることが大切となります。


病院に行くのが遅かったり、自己判断で断薬をしたりするケースではさらに症状が悪化し、一生お薬に頼って生きていくケースも少なくありません。しかし、初期症状で治療を始めた方は半年程で日常生活が送れるようになるそうです。


家族の理解が必要です


本来家庭は「もっとも安らげる場所」ですが、うつ病が家族に理解されていないと常に安らげない状態で過ごす事となります。この状態は治療を妨げ、適切な投薬治療が行われていても一向に症状が改善しません。


もしもうつ病だと診断されたら、家族と一緒に主治医の説明を受けるのが良いでしょう。決して一人で抱え込まないでくださいね。


ぶり返す事もあります


うつ病は再発率の高い病気で、基本的に完治という言葉は使わず寛解(治ったと”思われる”状態)という表現が使われます。定期的に心療内科を受診し、服薬を続けながら問題なく日常生活を送る方が多いようです。


もし症状がぶり返したとしても、自分を責めずに「そういうのもだ」とポジティブに捉えるように心がけてくださいね。