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高齢者が食欲不振になる原因と対策!食欲がない高齢者が喜ぶ食事や栄養とは?

高齢者の食欲不振の原因は?


高齢者になるとエネルギー消費量も食事量も減ることがあるのですが、ある日突然食欲不振になったり、徐々に食事が摂れなくなってしまうことも。



高齢者の食欲不振について紹介していきます。


精神的な落ち込みによる食欲不振


歩くのが困難になってきたり、聴力の低下がみられたり高齢者になると身体の老化現象を感じる機会も多くなります。家族や知り合いを亡くしたといった出来事も、精神的に落ち込む一つの原因です。


身体の不調や、周りの環境の変化による精神的な落ち込みが食欲不振に繋がることもあります


病気が原因での食欲不振


高齢者や子どもにも増えている胃潰瘍や食道炎によって食欲が低下するということもあります。高齢になると、口の中の食べ物を胃に送る筋力も低下したり身体が麻痺することもあり、食事を楽しめないといった状況も考えられます。


認知症が原因の食欲不振


認知症は少しずつ脳細胞にダメージを負い、正常な反応や行動が難しくなる病気です。栄養が必要であっても、認知症で食欲を司る視床下部にダメージがあると身体の要求にうまく反応できず、食欲を感じにくくなるといった症状も見られます。


小食が自然な老衰へ


高齢者になると、若年者に比べ内臓の働きが活発でなくなってしまいます。そのため、若いころのように多くの食事を摂ることが難しくなってしまいます。食事が多く摂れない場合、消化の良いビタミンやミネラルの多い飲み物を多く摂るようにしましょう。


高齢者の食欲不振対策


体重の変化が見られない場合は、エネルギー消費量と摂取量がほぼ同じと考えられます。高齢者に良くみられる食欲不振ですが、身体の状態をよく見て食事量について医師に相談してみましょう。



意外と忘れがちなのが水分補給です。夏でなくてもしっかりと水分を摂るように促しましょう。高齢者になるとのどの渇きを感じにくいので、こまめな水分補給が大切です。


【低栄養】健康的に生きるために必要な量の栄養素が摂れていない状態を指します。その中でも特に、たんぱく質とエネルギーが充分に摂れていない状態のことを「PEM(Protein energy malnutriton):たんぱく質・エネルギー欠乏(症)」といいます。

一般に高齢になると、食事の量が少なくなり、あっさりしたものを好むようになるため、食事に偏りが生じやすくなります。このような食生活を長く続けると、たんぱく質やエネルギーが不足し、PEMとなるリスクが高まります。

また果物や生野菜・肉類をあまり食べず、野菜類もよく煮たものしか口にしなくなると、ビタミンやミネラル類も不足しがちとなります。固いものや繊維質の多いものを食べるのが難しくなるため、食物繊維が足りなくなることもあります。

参照元:https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-021.html


好きな食べ物を食べ、食事を楽しくすることも大切ですが、食欲不振を放置していると食事に偏りが出てきます。食欲不振を改善するレシピについて紹介します。


酸味の強い食材で唾液量をアップ!


梅干しや柑橘類といった酸味の強い食べ物は、唾液と胃液の量を増やすので食欲が出やすい食材です。高齢者は腸の働きも鈍くなるので便秘も引き起こしやすいといえます。食物繊維が含まれた酸味のある果物なども取り入れてみましょう。


少量で高カロリーな食材を選ぶ


少量で高カロリーな食べ物を食べると、小食でもエネルギーが補給できます。ゴマは消化しにくいので、練りゴマを取り入れると良いでしょう。黒砂糖の中にはミネラルが含まれていますので、高齢者に必要なカルシウムといった栄養素も補給することができます。



食欲不振を克服!高齢者の方が好むレシピ


なかなか量を食べることができないという高齢者には、少量でも栄養価の高い食べやすい食品を選ぶ工夫が必要です。



身体に良い油をうまく利用し、摂取カロリーを上げるのも良いでしょう。


香辛料の香りで食欲アップ「トマトと豆のカレー」


香辛料には食欲を上げる効果があります。オリーブオイルでニンニク・しょうがのみじん切り・カレーパウダーを炒めた後、玉ねぎやトマトミックスビーンズを入れて塩で調理した「トマトと豆のカレー」がおすすめです。


食べにくい場合は、食材を細かくしたり良く煮込む、ペースト状にするなど工夫してみましょう。


とろみあんで飲み込みやすい「卵とカニのあんかけ」


とろみのある食べ物は、食べ物を飲み込む筋力が衰えている高齢者にも食べやすい食事です。


フライパンに油を熱しほぐしたカニ缶と卵を半熟に炒めて皿に取り出し、鍋に鶏がらだし、コショウ、水、酢、砂糖、塩少々、しょうがのすりおろしを入れて煮立たせ片栗粉でとろみをつけ卵にかけると「卵とカニのあんかけ」の完成です。



高齢者の食欲不振には玄米クリームがおすすめ


ビタミンやミネラルが含まれている玄米は高齢者におすすめの食べ物です。



焚くのに時間と手間がかかるという欠点がありますが、玄米クリームなら作るのも簡単で高齢者にも食べやすいので試してみてはいかがでしょうか。


海苔や醤油で味付けすると美味しい「玄米クリーム」の作り方


無農薬の玄米40グラムをミルにかけて砕き、水1カップ弱と塩適量と共に鍋に入れて沸騰するまで混ぜ弱火にしてしばらく加熱し、クリーム状になれば玄米クリームの完成です。栄養価も高く、健康状態を問わず食べられるので幅広い年齢におすすめの健康食です。


玄米クリームは市販もされている


手作りが難しい人は、パック入りの玄米クリームも市販されています。常温保存できるパック入りの商品は、保存も簡単です。


老衰が心配・・・高齢者の食欲不振と点滴


高齢者が一度脱水症状や栄養不足に陥ると回復するのに時間がかかってしまいます。



水分をしっかりと摂取するのは基本ですが、体重の減少がみられる場合は早めに病院に相談し点滴といった治療を受けることも可能です。必要な栄養が点滴で補えれば、身体が健康になり食事に積極的になることもあります。


通常、体内の水分量の不足により血清浸透圧レベルが上昇すると、口渇感を自覚し、その結果水分を摂取し、不足を補うのですが、高齢者では口渇感を自覚する浸透圧レベルが上昇していて、口渇感を自覚しにくくなるため、体内の水分不足が水分摂取に結びつきにくくなります。高齢になると一度にたくさんの水分を摂りにくくなるため、定期的に少しずつ水分を摂ることを心がけると良いでしょう。

参照元:https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/koureisha-shokuji/koureisha-sesshu-kijun.html


一度にたくさんの水分は摂れないのでこまめな水分補給と、食事量の変化には日頃から気を配りましょう。

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