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中性脂肪と内臓脂肪の違いはなに?皮下脂肪との関係は?減らすためには?

中性脂肪と内臓脂肪の基準は?


身体についている脂肪はついている場所によって呼び方が変わります。例えば、皮膚の下につく脂肪は皮下脂肪、内蔵の周りにつく脂肪は内臓脂肪と呼ばれています。


これらの脂肪は総称して中性脂肪と呼ばれますが、体内に存在する脂肪のうち約9割が中性脂肪といわれています。



ダイエットをするときに脂肪を減らしたい!とよく聞きますが、このダイエットで減らさなければいけない脂肪は中性脂肪です。ダイエットをする前にこの中性脂肪がどんな特徴を持っているか知っておくと、どんなダイエットが効果的なのかが分かります。


ダイエットをやみくもに行うよりも、脂肪の特徴を知り、より効果的なダイエット法を利用してみましょう。


中性脂肪値を見るとき「150」はカギとなる数字


中性脂肪は体内に少なからずあるものです。しかしこの中性脂肪が体内に多すぎてしまうと血液中に流れ出てしまい動脈硬化などの病気を引き起こす恐れがあるため、数値が高い人ほど早急な改善が必要です。


中性脂肪の基準値は149㎎以下・30㎎以上とされていますが、これよりも高いと脂質異常症といわれています。またこの数値が250以上だと要精密検査かつ治療が必要だといわれているため、普段健康診断をしても気にしていなかった人はよく数値をみてみましょう。


中性脂肪が溜まっても、ただ太るだけでしょ?と侮ってはいけません。動脈硬化性疾患を引き起こす恐れがあるため楽観視するのは大変危険です。健康のためにも、長生きをするためにもこの数値には注意するようにしましょう。


また低すぎる場合ですが、これも高すぎる場合同様に病気を引き起こしやすくなってしまうので改善が必要です。また極端なダイエットをしている場合にも低くなることがあるので、低すぎれば良いというわけではないので勘違いしないようにしましょう。


加齢も中性脂肪値を上げる


中性脂肪値は加齢によっても上がっていくため、普段から食事内容や運動に気をつける必要があります。食べる量が変化していなくても、加齢によって代謝が低下してしまい脂肪の分解能力も衰えてしまうため太ってしまうのです。


年齢を重ねても変わらず運動を続けていれば良いですが、普段から運動をしていないのであれば加齢によって中性脂肪値も上昇してしまいます。



中性脂肪が高いと内臓脂肪が増える?


中性脂肪は少なからず体内に必要なものです。しかし必要以上に増えすぎるとその過剰分が皮下脂肪や肝臓、血液にどんどん流れて蓄積されていきます。蓄積される量が多いと肥満や脂肪肝、動脈硬化などの病気につながっていってしまいます。



また他にも糖尿病や高血圧、心疾患などの病気のリスクも上がってしまうので、中性脂肪値が高い人はすぐに改善するようにしましょう。


男性に多い内臓脂肪型の肥満の特徴


男性に多い肥満の特徴として内臓に多く脂肪がついてしまう「内臓脂肪型」の肥満です。皮下脂肪型の肥満とは違って内臓脂肪型の肥満は心疾患や糖尿病などの成人病へのリスクを高めてしまうため大変危険です。


主に内臓に脂肪がついてしまう原因として過度な飲酒や暴飲暴食、運動不足などが考えられています。内臓周りについてしまう脂肪で、つきやすい脂肪として有名ですが、食事内容や運動量を増やすことにより減らせる脂肪です。


成人病は働き盛りの40代~60代に多く発症するといわれているため、これからの生活を健康に過ごすためにも中性脂肪や内臓脂肪に気を配った食事や運動をするようにしましょう。


女性に多い皮下脂肪型の肥満の特徴


男性に比べて女性に多いとされる脂肪は皮膚のすぐ下に余計についてしまう「皮下脂肪型」の肥満です。皮膚の下にできる皮下脂肪はぷよぷよとしているので手で掴めることができるため、太ったと実感する人も多いでしょう。


皮下脂肪は内臓脂肪に比べると、ついてしまった脂肪は落としにくいといわれています。それは皮下脂肪が内臓脂肪に比べると時間をかけて蓄積されてしまった脂肪だからです。皮下脂肪がついてしまう原因は消費カロリーを上回るカロリー摂取です。


そのため皮下脂肪を落とすには消費カロリーを超えない食事内容に変更することと、合わせて皮下脂肪を減らすための運動をしなければいけません。女性にとって皮下脂肪がついてしまうと見た目にも影響してしまうので、皮下脂肪がつく前に対策した方が良いでしょう。



中性脂肪が増えるとコレステロールと内臓脂肪も増える?


中性脂肪の他によく気をつけなければいけないといわれているのがコレステロールですが、この2つが違う働きをしていることはご存じでしょうか?



  1. 中性脂肪とは
  2. 中性脂肪とは人が体を動かす際に必要となるエネルギー源のことです。健康診断書などには「GT」と表示されることが殆どです。中性脂肪は摂取した糖分が消費できずに余ってしまい、体内で使われずに残ってしまったエネルギーのことです。


  3. コレステロールとは
  4. 中性脂肪同様に脂肪の一種ですが、役割が違います。膜細胞の材料になったりホルモンの材料になるのがコレステロールです。コレステロールには善玉と悪玉があり、それぞれに血液内で運搬(悪玉)、回収(善玉)の役割を持っています。


中性脂肪は体の中に蓄えられたエネルギーなので体を動かすと燃焼されますが、コレステロールは膜細胞やホルモンの材料となるので燃焼はされません。


ある程度の中性脂肪は体にとって必要


ダイエットや健康を考えると中性脂肪は「要らないもの」と判断されますが、全くない・少ないのも体には毒となります。それは中性脂肪が体を動かすためのエネルギー源だからです。


通常は血糖をエネルギー源として体は使って活動していますが、この血糖が足りなくなったときに使われるのが中性脂肪です。また冬に体温を一定に保つための断熱材としての働きも持っているため、中性脂肪は体にとって大切な働きを持っている脂肪の一つです。


そのため過度なダイエットや食事制限などで中性脂肪を削り過ぎてしまうと体が悲鳴を上げてしまうため止めた方が良いといえます。


コレステロールは善玉と悪玉の2種類がある


コレステロールは善玉と悪玉の2種類がありますが、それぞれにきちんと役割があります。善玉は血液中の回収役として血液中に余ってしまったコレステロールを回収して肝臓に運んでくれます。これとは逆に悪玉はコレステロールを血液中に運ぶ運搬としての役割があります。


そのため悪玉コレステロールも体にとっては最低限必要なものです。しかし増えすぎてしまうと血管の小さな傷などにくっついてしまい血管を細くします。血管が細くなると動脈硬化などの病気のリスクを上げてしまうため良くありません。


悪玉コレステロールは必要なものではあるけれど、増えすぎないような生活を心掛けなくてはなりません。



食事で中性脂肪を下げる!内臓脂肪も減らす!


中性脂肪を落としたいのであれば食事内容から取り組みましょう。いきなり中性脂肪対策をしても長続きしなかったり、途中で嫌になってしまいます。そのため適切な食事量を心掛け、それを日常化しましょう。



特に中高年になると基礎代謝量も若い頃に比べるとだいぶ衰えてしまいます。若い頃と同じような量を食べていると太る一方です。食欲が高くても意識的に食事の量を調節して健康な体を目指すことが大切です。


中性脂肪を下げる食品を積極的に食べよう


食事の量を制限すれば何を食べても良いというわけではなく、中性脂肪を下げるような食品を積極的に食べるようにしましょう。食事量、食事内容共に改めないと中性脂肪値の改善にはつながりません。


中性脂肪を下げてくれる食品は、食物繊維を多く含むものです(野菜、穀物類、海藻類など)。食物繊維はお腹の中で水分と混じり膨らむ性質を持っているので、満腹感を得たいときにも役立ってくれます。


また脂質・糖質共に少ない鶏肉のささ身や魚、玄米、大豆、キノコ類、納豆なども中性脂肪値の改善に役立ってくれます。これらの食品をバランス良く摂るようにしましょう。


青魚は中性脂肪を下げる食品として非常に優秀


中性脂肪を下げる食品の中でも青魚は非常に優秀な食品です。青魚の油から抽出されるEPAやDHAには血小板凝集を抑えてくれる血液をサラサラにする成分が含まれています。そのため中性脂肪に気を使っていない人も毎日食べたい食品のひとつです。


しかし焼き魚などにして食べる場合、油分がたくさん落ちてしまうと効果も薄れてしまうため、できるだけ油を落とさない方法で食べるようにしましょう。生で食べるのが良いとされていますが、食中毒の季節は特に注意しましょう。



運動とサプリで中性脂肪と内臓脂肪を減らす


適切な食事療法を続けていれば中性脂肪も改善へと向かいますが、これだけでは劇的な変化はあまり望めません。そのため短期間で中性脂肪や内臓脂肪を減らしたいのであれば食事療法に加えてきついと感じるくらいの運動を組み合わせることが大切です。



またサプリメントを加えるのも良いでしょう。しかしサプリメントも運動と組み合わせることで効果を発揮しやすいので、飲むだけよりも、他のことと組み合わせるようにしましょう。


一駅分歩くなど運動を習慣づけることから始めよう


運動といっても、スクワットや腕立て伏せなどはいきなり初めても長続きしない可能性があります。できるだけ日常化させたいのであれば一駅分歩くなどの運動に切り替えるようにしましょう。


もちろんスクワットなどを続けられるなら家でできる運動の方が楽です。運動が習慣になったら中性脂肪を燃焼しやすいウォーキングなどの有酸素運動も取り入れて、効率よく脂肪を減らしていきましょう。


食事・運動療法のサポートとしてサプリを利用する


食事・運動療法のサポートとしてサプリを利用しましょう。しかし、サプリメントをメインとしてしまうと効果的に中性脂肪や内臓脂肪を減らすことはできません。あくまでも補助的な役割として使用するようにしましょう。


さまざまな成分のものが販売されていますが、飲むだけで痩せるという謳い文句に騙されずに、食事・運動療法と合わせて使用しましょう。

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