高齢出産のリスクと高齢出産した人の体験談や芸能人の高齢出産事情を紹介しているので参考にしてくださいね。
40代での高齢出産にはどんなリスクが?
女性の社会進出が推進されるようになってから晩婚化になり、40代の高齢出産の出産率が増えています。新しい家族ができることはとても嬉しいことですが、高齢出産にはリスクがあります。増えつつあるといわれるのが高齢出産です。リスクはあるのでしょうか。
流産する確率が上がる
年齢が上がると流産率も上昇するとことは意外に知られていません。35歳くらいで30%、40歳で50%で統計的には43歳くらいでの妊娠ではほとんど流産となります。流産の原因は、受精卵の染色体異常といわれています。
妊娠高血圧症候群の発症率が高くなる
妊娠高血圧症候群とは、「妊娠中毒症」といわれていました。日本妊娠高血圧学会が2005年4月に「妊娠中毒症」という病名を廃止して妊娠高血圧症候群を採用しました。
尿蛋白のみ・浮腫のみの妊婦さんよりも、高血圧の妊婦さんの危険度が高いことから、より慎重な管理が求められます。
難産になりやすい
「難産」とは、帝王切開が必要だったり陣痛促進剤を使用しないとお母さんや赤ちゃんの生命に危険が及ぶような状態です。人工的な処置を必要とする正常な分娩ができない状態のことをいいます。
初産で30時間以上、経産婦で15時間以上かかる場合も「難産」であるといわれます。難産の原因は様々で、母体の原因要素としては高齢のための体力不足や肥満があげられます。妊娠中から身体を動かし、筋肉をつけておくことをおすすめします。
先天異常のリスクの上昇
染色体異常からおこるといわれている先天異常のリスクも高齢出産では上昇してしまいます。聴覚障害や視覚障害などさまざまな症状があげられますが、原因の特定されている先天異常として「ダウン症候群」があります。
「ダウン症候群」は21番目の染色体が1本多いため「21トリソミー」ともよばれていて、顔つきや身体にも特徴がでます。染色体異常は卵子や精子の老化によっておこり、父由来は20%、母由来は80%といわれています。
40代での高齢出産の出生率について
2014年のデータでは、40歳~45歳のお母さんから生まれた赤ちゃんは49606人で、実に5人に1人が高齢出産であるという結果がでています。他の年代の妊娠が減っているのに対して、40代での高齢出産は増加傾向にあります。
晩婚化にともなって、40代での高齢出産の出産率も格段に上がりました。自然妊娠が難しいこの年代でも、不妊治療の技術の進歩が妊娠を可能にしたといっても過言ではないでしょう。
生き生きと働く人が増えたことによっていつまでも若さを保っているため、自然妊娠も可能になっているようです。
40代で後悔しないための高齢出産
高齢出産で後悔しないために、リスクを知ることでそれを回避できる知識を身に着けられれば後悔せずに済みますよね。
夫婦でリスクを把握しておく
夫婦でリスクを把握してどんなことでも相談し合えることが大切です。どちらかが苦しい思いをするのはストレスの原因にもなりますし、ストレスはリスクの元になります。お互いにいたわり合える夫婦でいたいですね。
身体を冷やさないことで流産のリスクを下げる
赤ちゃんはお母さんの胎盤から栄養をもらって成長します。お母さんの身体が冷えることによって胎盤の血流が悪くなり、赤ちゃんに栄養がいかないということもあるため、妊婦さんは絶対に身体を冷やさないようにしてくださいね。
使い捨てカイロや靴下の重ね履きなど、ちょっとしたことでも役に立ちます。
無理のない適度な運動を
エレベーターではなく階段をゆっくり上がったり、天気のいい日には近所の散歩にでてみるのもいいですよ。汗を流すほどの激しい運動はダメですが、無理のない程度の適度な運動は体力と筋肉を作ります。
出産時の陣痛に耐えれる体力を保つため、なるべく身体を動かすように心がけましょう。
妊娠中はバランスの良い食事を
アレルギー予防として、妊娠8ヶ月~生後8ヶ月は特に異種タンパク質の摂り過ぎは気をつけましょう。牛乳、卵は摂りすぎない様にして、魚や鶏・赤身の肉・豆腐などをバランスよく摂りましょう。また、生ものは病原菌や含有物を持つ可能性があるので食べないようにしましょう。
40代で高齢出産した人のブログ・体験談
40代で高齢出産した人の綴ったブログや体験談を紹介します。経験した生の声が赤裸々に書かれていますのでぜひ参考にしてくださいね。
高齢出産のブログが多く掲載!マタニティーブログ村
30代後半~40代の高齢妊娠・高齢出産の人のブログ・体験談がランキング形式でまとめらています。
http://maternity.blogmura.com/kourei/
おすすめのブログや体験談
改札の前で娘を抱っこして待っていると、階段から上がってきた母が見えた。私たちを見つけると、飛び上がり手を叩いて大喜び♪会いたくて会いたくて仕方がなかった母はようやく孫を初抱っこ!
(中略)
日ごろ、電話で母と話す内容は介護の辛さばかりだった。こんなに嬉しそうに笑う母の顔を見れて、私は胸がいっぱいに。この先も「孫の顔を見たいから頑張る!」って言ってくれるといいな。
参照元:http://funintiryou123.blog.fc2.com/
ランキング1位、noco122さんのブログです。正直な心の内が綴られているので、とても共感できる内容ですね。
40代で高齢出産した芸能人
参照:https://www.instagram.com/p/BOWTgBGD3F5/?tagged=%E6%9D%BE%E5%B6%8B%E5%B0%9A%E7%BE%8E
有名な芸能人にも40代で高齢出産した人はたくさんいます。
松嶋尚美
2008年12月14日、第一子となる男の子を出産しました。松嶋さんは当時40歳です。また、2013年6月18日には第二子の女の子を出産しています。
はしのえみ
2015年10月16日、はしのさんは当時41歳で第一子となる女の子を出産しました。
永作博美
2010年5月18日に第一子となる男の子を、2013年6月19日には女の子を出産しました。第一子は39歳、第二子は42歳での高齢出産です。永作さんは2度の流産を経て高齢出産に至りました。
江角マキコ
第一子は2005年2月21日出産の女の子、第二子は2009年11月30日出産の男の子です。出産年齢はそれぞれ38歳、42歳。
ジャガー横田
2006年11月29日に男の子を出産。45歳の高齢出産でした。その後も第二子妊娠に向けて不妊治療を進めていましたが51歳を迎えての体外受精に失敗したため、不妊治療を卒業したということです。