メイク映えしない目の周り(目元)のクマと黒ずみ
ファンデーションやコンシーラーでカバーしきれない目元の黒ずみ。疲れているように見えて、とっても憂鬱になってしまいますよね。
黒ずみの原因や対処法まで、一気にご紹介していきます。もしかすると、体が不調を訴えている可能性もあるので要注意ですよ!
クマと黒ずみって違うの?
ちょっと仕事がハードだったり、寝不足が続いたりすると一時的に青っぽく現れるのが「クマ」です。血行不良が主な原因で、目の下の皮膚が薄い人ほど現れやすいと言われています。
一方「黒ずみ」は顔色が全体的に悪く、特に目の周りが黄土色や青黒くなった状態を指します。血液が正常に浄化されていないのが原因で、内臓の機能低下により現れるとされます。
黒ずみの種類・簡単な見分け方
目の周りの皮膚は薄くてデリケート。黒ずみの色味で原因がはっきり分かる部位となります。「黄土色」になっている場合は内臓の機能低下、「青黒い」場合は血行不良が原因です。
また、ワントーン「茶色」く変色している場合はメイクや摩擦での色素沈着が原因となり、お肌の色味は変わらず「影になっている」場合は目の周りのたるみが原因となります。
目の周りの黒ずみ・黒クマは病気が隠れてる!?
さて、前述のとおり目の周り全体が黒っぽく変色している場合、内臓の機能が低下している可能性があります。
「目の周りが黒ずむ」ことが代表的な症状として現れる病気をご紹介しますので、心当たりがあればお医者様に診てもらうようにしましょう。
鉄欠乏性貧血
「貧血」のうち80%~90%を占めていると言われる鉄欠乏性貧血。血中のヘモグロビンが減る事で、酸欠による顔色不良を引き起こしたり、血液の色自体が悪くなって目の周りが黒ずんで見えてしまいます。
原因は鉄分の摂取量が少ないことや、生理時の出血過多、消化器官からの出血等が挙げられます。目の周りの黒ずみのほかに「めまい」「動機・息切れ」「爪が反る」等の症状が見られたら鉄欠乏性貧血を疑いましょう。
バセドウ病
バセドウ病の症状で特徴的なものは「眼球突出」と呼ばれる、目が出てくる症状です。眼球、及び目の周りの脂肪が盛り上がってくることによって、目の周りが影となって黒ずみに見える場合があります。
眼球突出はバセドウ病の方全員が発症するわけではありませんが、発症してしまうと自然には治りません。黒ずみのほかに「疲れやすい」「食べても食べても痩せていく」等の症状があれば、病院へ行きましょう。
肝臓や腎臓疾患
肝臓や腎臓は体内で解毒を行う臓器です。肝臓や腎臓に疾患があると、処理し切れなかった毒素が血液に乗って体内をめぐるようになり、全体的に顔色、特に血液の色が透けて見えやすい目の周りが黒ずみます。
肝臓の機能低下の場合は目の周りが黄土色に、腎臓が弱っている場合はどす黒くなります。日々メイクをしていると分かりにくくなりがちですが、少しでも皮膚の色に異常を感じたらすぐにお医者様に診て貰いましょう。
鬱病など
鬱病の原因のひとつ、自律神経失調症は血圧が低下したり、血行不良を引き起こしてしまいます。目の周りだけでなく、口唇や口唇まわりが青黒くくすんだようになります。
黒ずみが目の周りに・・血行不良が原因なら
特定の病気でなかったとしても、血行不良が原因で目の周りが黒ずむことがあります。
他に目立った症状が無い場合は、まず血流を改善する方法を試してみましょう。
血行不良で目の周りに黒ずみが・・?
血行不良で身体が冷えている場合、顔の毛細血管に行き渡る血液量が減少してしまいます。特に、目の周りの皮膚は薄いのでくすみがひどく表れるのです。
そのため、手足が冷えやすかったり血圧が低い方は、目の周りの黒ずみが出やすいと言えます。日々身体を温めることを意識して、黒ずみを予防するようにしましょう。
血行を改善する方法
血流を改善する方法としては、「入浴」「緩やかな運動(ヨガやストレッチ)」「身体を温めるものを食べる」「睡眠をしっかり取る」等が挙げられます。どれもリラックス効果が高く身体を温める方法なので、顔色が良くなりますよ。
目の周りメイクの落とし残しなど・・黒ずみの原因考えられること
身体の調子も良いし、冷えや血行不良でもない。でもなんだか目の周りがワントーン暗い・・・というあなたは、目の周りが色素沈着を起こしている可能性があります。
原因を探って、根気よく改善していきましょう。
メイク・悪習慣が茶グマの原因に
色素沈着はメイクの落とし忘れや誤ったスキンケアが主な原因となります。アイメイクの色素がお肌に移ってしまったり、メイクを落とす際の摩擦でお肌の色味自体がくすんでしまうのです。
色素沈着して茶クマが黒ずみに
目の周りが色素沈着でくすんだ状態を「茶クマ」と言いますが、酷くなるとお肌の質もゴワゴワになり黒っぽく変色してきます。特に色素沈着しやすい生活習慣に加え、紫外線を浴びすぎていたり、乾燥を放置したりすると悪化の一途を辿ってしまいますよ。
目の周り、ピーリングで黒ずみ対策はNG
色素沈着やシミ、くすみに有効なケアとして「ピーリング」が人気です。でも、目の周りに使用するのはちょっと待って!
デリケートな目元にピーリングを行うと、逆に黒ずみが悪化してしまう可能性もあるんですよ。
目元のピーリングは危ない?
ピーリングは専用の薬液でお肌の表面を溶かす方法です。古い角質や皮脂汚れがすっきり落ち、ターンオーバーを正常にできるので、日常的に使用している方も多いのではないでしょうか。
しかし目元に関しては皮膚の層が薄いので、少しの刺激でトラブルになる可能性があります。皮膚が自身を守ろうとメラニン色素を分泌し、更なる色素沈着を招いたり、薬液が目に入って視力に影響が及ぶ例も少なくありません。
痛みが出る可能性も・・
また、ピーリング剤が皮膚の薄い部分に付着すると、ピリピリとした刺激を感じたり赤み、腫れが生じる可能性があります。そうなった場合はすぐに洗い流して皮膚科を受診してください。
自分で対処して症状が治まったとしても、シミが目元に残ったままになってしまう可能性があります。
黒ずみ解消!目の周り(目元)の化粧品
目の周りの黒ずみには「ピーリングで剥がす」よりも保湿でターンオーバーを整える方が改善する近道となります。
黒ずみにも効果が高いアイクリームをご紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
エイジングケアも出来る目元コスメ
「アイクリーム」で検索をかけると沢山の商品がヒットしてしまい、どれを選んでいいか分からなくなってしまいますよね。
塗布するだけで筋肉にアプローチできる「DMAE(ジメチルエタノールアミン)」配合のドクターソワ モイストリフトプリュスセラム(10,800円/30ml)は、血行を改善し明るい肌色に導いてくれるほか、私たち世代に嬉しいリフトアップ効果が抜群なんです。
肌に塗布すると低分子のDMAEは肌の奥で筋肉の収縮を増強し、ハリのある状態を目指します。血行を促進させることで、くすみやむくみのない肌年齢に働きかけます。DMAEには、細胞膜の衰弱を防ぎ、ストレスに負けない肌を作り、肌の抵抗力をUPさせます。
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プチプラだけど高評価!口コミも
とはいえ、あまり目元にばかりお金をかける事は難しいですよね。そんな方には「北の快適工房 アイキララ」がおすすめです。2,980円/10g と気軽に日常使いできそうな価格が嬉しいところ。
最大の特徴はビタミンC誘導体の1種、MGAが配合されているところ。ビタミンC誘導体はメラニン色素を還元したり、新陳代謝やコラーゲンの生成を促進する成分ですが、中でもMGAはお肌に刺激が強い界面活性剤無しで配合できるので、目元にも安心して使うことができます。
使用を初めて約3週間経った昨日、出掛けた美容室で自分の顔を鏡で見たところ、目の下のクマがほぼ消えていました。
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老けて見えることを気にしておりこちらの商品を購入。つけた翌日から少し皺が薄くなった感じがします。
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皮膚が薄い目の周り・黒ずみケアは慎重に
様々ご紹介してきましたが、気にしすぎて目元を触りすぎるのはNGです。
ケアを誤ると黒ずみが悪化したり皮膚がたるんでしまう可能性があります。目元をケアする際は慎重に行いましょう。
NGな目元ケアの例
前述のとおり目元の皮膚は薄くてとってもデリケートで、薄さは顔のほかの部分の3分の1程度だと言われています。そんな目元の皮膚は摩擦に弱く、刺激が強すぎると「たるみ」「シミ」等のトラブルが発生してしまいます。
一番やってはいけない事は「目元を擦る」ケア。メイクオフ時は専用のリムーバーで優しく拭い、保湿クリームを塗る際は指を滑らさずに押さえるように塗布しましょう。布やティッシュのみでゴシゴシ擦ったり、気になるからと何度もクリームを塗り込んだりしないで下さいね。
異常を感じたらすぐ病院へ
また、万が一かぶれやひりつきを感じたら、すぐに皮膚科を受診してください。自己判断で薬を塗ったり、放置したりすると、お肌が荒れて色素沈着を起こす可能性があります。
目の周りの黒ずみ・・根本的に治す
目の周りの黒ずみを改善するには、身体の調子を整えることも大切です。
血流を改善したり内臓の機能を向上させることによって、目の周りはもちろん、顔全体が若々しくなりますよ。
体の中から目の周りの黒ずみを改善
貧血や冷え性で血の巡りが悪かったり、疲れが溜まって肝臓や腎臓の機能が低下していると、顔色が悪くなる一方です。
サプリメントや栄養ドリンク等でも何となく元気にはなりますが、一番効果的なのはゆっくり休むこと。栄養バランスの良い食事と質の良い睡眠だけで体内環境が大幅に整い、顔色がワントーン明るくなります。
血行を改善する料理を紹介
血流が悪くなる原因はいくつかありますが、「血液をサラサラにする」大豆製品や青魚、「血管を若返らせる」ナッツ類やアボカド、「身体を温める」根菜等をバランスよく摂取する事がおすすめです。
また調味料にも注意が必要です。白砂糖や食塩は身体を冷やし、身体の巡りを悪くする代表格。代謝を促進する「はちみつ」「ショウガ」「ハーブ類」を積極的に使うことで体質改善が見込めます。
気をつけて・・目の周りに黒ずみができたら・まとめ
たかがくすみ、と侮っていたら目元はあっという間に歳をとってしまいます。
デリケートな部分ですが、それだけ目元は健康のバロメーターになるということ。少しでも目元に元気がなくなってきたら、身体を労わってあげましょう。
目元のくすみ見逃さないで
特に「普段からずっとファンデーションを塗っている方」や「自然光の下で自分の顔を見ない方」は目元の変化に気づきにくいと言われています。ゆっくり目元のケアをする時間を持ち、身体からのサインを見逃さないようにしたいですね。