グルコサミンには、関節痛の効果があるといいます。適量を飲めば、全く副作用はないのでしょうか?
グルコサミンを飲んで湿疹!これって副作用?
グルコサミンには、重大な副作用はあまり出ません。でも、まれに便秘や胃痛などの胃腸の症状、服用している薬や疾病によって副作用の出るケースがあります。グルコサミンの副作用にはどのようなものがあるのでしょうか?
甲殻類のキチンという成分は、グルコサミンの多くに使われている成分です。甲殻類アレルギーのある人が、サプリメントに使用されている成分をよく読まずに摂取してしまうと、湿疹が出てしまうことがあります。
甲殻類アレルギー持ちの人は、動物性グルコサミンではなく、植物性グルコサミンを使用しているサプリメントや食品をとるようにしましょう。植物性であれば、アレルギー症状を引き起こすことがありません。
植物性グルコサミンというと、食べ物ならネバネバ成分のある納豆や山芋、なめこなどなのですが、サプリメントで使われているのはトウモロコシの澱粉です。動物性とは違い、植物性のほうは香りもマイルドなので飲みやすいですよ。商品情報はこちら
グルコサミンの副作用で肝障害?
■原因1:もともと肝疾患があった
もとから肝疾患がある場合、すでに肝機能の低下している状態がほとんどです。そんな状態でグルコサミンを摂取すれば、肝臓に負担がかかり、肝機能の低下が悪化してしまうことでしょう。
■原因2:マルチビタミンなどのサプリメント
マルチビタミンなどのサプリメントには、添加物が含まれています。この添加物が問題で肝臓に蓄積されやすいのです。こんな状態でグルコサミンを飲めばさらに肝臓に負担がかかってしまいます。
■原因3:他の疾患の薬との飲み合わせ
他の疾患にかかっていて薬を飲んでいる場合にグルコサミンを飲むと、その薬との相性が悪く、肝臓に障害が出るケースがあります。他の薬を服用している場合には、医師に相談してからのグルコサミン摂取がいいでしょう。
糖尿病とグルコサミンの副作用の関係
糖尿病の人でも関節痛に悩まされている人はたくさんいます。
できれば関節痛を解消してくれるグルコサミンを飲みたいけれど、飲むと危険だという噂も聞いていて不安。実際はどうなのか?そんなあなたの不安を解消しましょう。
グルコサミンは危険?
■危険性1:血糖値が上がる
糖尿病は血糖値が上がる病気です。グルコサミンを飲むとその血糖値を上げてしまうんですね。血糖値のコントロールが上手くいかない場合には、グルコサミンの摂取は避けたほうがいいでしょう。
■危険性2:インスリンのコントロール
インスリンがコントロールしているのが糖尿病の血糖値。グルコサミンを飲むことで、インスリンの働きが狂ってしまうケースがあります。そうなればグルコサミンを摂取して血糖値が上がってしまう危険性が出てきます。
糖尿病だと飲めないの?
糖尿病の人で関節痛に悩まされている場合であっても、グルコサミンは飲むことができます。ただ、インスリンという物質と血糖値の問題があるので、たとえ今がいい状態であったとしても、自己判断は危険が伴うので、かかりつけ医師に相談することをおすすめします。
グルコサミンの副作用で高血圧になる?
グルコサミンを飲んだら高血圧になったという情報があります。この情報が真実なのかどうかリサーチしました。
高血圧の原因?
コンドロイチン硫酸ナトリウムという、一般的にコンドロイチンと呼ばれている成分が、グルコサミンの中に配合されています。コンドロイチンは軟骨の水分をキープして弾力性を与える役割を果たす成分。この成分が血圧を上げるという事実はありません。
血圧が上がったのは、もとから高血圧であった、または高血圧なのにそれに気づかないままグルコサミンを摂取して血圧が上がったことが考えられます。高血圧持ちの人は、グルコサミン摂取する前に、あらかじめ医師に相談したほうがいいでしょう。
意外な効能
関節痛の救世主としてグルコサミンは知られています。グルコサミンの効能はそれだけではありません。その他に血液をサラサラにする作用もあり、高血圧の人にとっても救世主なんです。
でも高血圧の場合には、急激な血圧上昇の危険性もあるので、グルコサミンを飲む前に、医師に相談してくださいね。
コレステロールが高い人はグルコサミンの副作用に注意
コレステロールの高い人が、糖質をとるとますますコレステロール値が上がってしまいます。グルコサミン自体が糖の一種なので、摂取してしまえばコレステロール値を上げてしまう危険性があります。
これは危険ですので、グルコサミンを摂取する前にかかりつけの医師に相談するようにしましょう。
グルコサミンの効果や効能と副作用から考える
グルコサミンにある効果や効能は関節痛、血液サラサラ、そして美肌効果と大きく3つあります。グルコサミンのこのような効果をたくさん受けようと、用量を守らずに多く摂取しすぎる人が中にいます。
でも、そうしたところで倍以上の効果は望めません。必ず、用量・用法を守って飲むようにしましょう。