卵子の老化を防止するには?原因と老化する年齢について知っておこう |

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卵子の老化を防止するには?原因と老化する年齢について知っておこう

卵子って老化するの?!その原因とは?

女性が美しくいるための最大の敵「老化」。年齢と共に、肌や内臓は老化していきます。そしてそれは女性だけが持つ卵子も同じです。

老化してしまった卵子は若返ることはなく、様々なトラブルの元になります。そんな卵子の老化ですが生活環境によって加速するって知っていましたか?卵子の老化を促進してしまう原因を見ていきましょう。

子宮・卵巣の病気

卵子の老化を促進するなど、悪影響を与える病気を紹介します。

・子宮内膜症
本来、子宮の内側にできるはずの子宮内膜が子宮以外の部分にできてしまう病気です。子宮の外側にできるので、体外に排出できず卵子の数を減らしてしまったり、卵子の質が落ちてしまう原因になります。

・甲状腺ホルモン異常
甲状腺のホルモンに異常が出ると無排卵になるなど、排卵機能に異常をきたします。これも卵子の老化の原因となりえます。

・クラミジア感染症
自覚症状のない感染症のため、発見が遅れることが多いです。卵管が閉塞してしまったり、周囲の臓器と癒着してしまうことで排卵や卵子に異常をきたします。

・多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵胞が育っても卵巣から卵子を排出することが出来なくなることで、卵巣内に卵胞がたくさん残ってしまう症状です。これにより、ほかの卵胞も上手に発育しなくなってしまい卵子の質が低下します。

いずれも病院での検査や治療が必要です。自覚症状がなく発見が遅れることも多いので、定期的に子宮の検査を行うようにしましょう。

偏った食生活

健康的で良質な卵子を保つためには正しい食生活が必要不可欠です。忙しいからと食べ物の内容を怠っていると、卵子の老化を進める原因となります。

体の冷えや喫煙

煙草を吸っている人は卵子の質が悪く、実年齢より5歳は老化が進んでいると言われています。化学物質の塊である煙草は肺だけではなく子宮・卵子にも悪影響を与えているのです。

また、喫煙に伴い体が冷えやすくなることで血流の流れが悪くなり、卵巣や子宮に必要なホルモンや栄養素を運ぶことができなくなります。その結果卵子の老化を招くことにつながります。


自分は当てはまる?卵子が老化し始める年齢ってあるの?

女性は生まれた時から卵巣の中に卵子の元となる原子卵胞をもっています。年齢を重ねるごとに徐々に減っていくのですが、増えることはありません。そのため、年を重ねるごとに卵子も年を重ねていくのです。

30代後半~40代前半が鍵

厳密にいうと、卵子の老化は20代後半から始まっています。しかし、まだ初期段階なので自覚するということはほとんどありません。

実際には30代後半~40代になってくると妊娠率の低下などから卵子の老化を実感する人が多いです。また、一般的に38歳以上になってくると原子卵胞の数が2万5000個以下となり、卵子の老化が急激に加速するといわれています。


卵子の年齢は検査で分かる!その検査方法とは?

卵子は生まれた時から体内にあり、新しく数が増えることなく減少し続けます。

卵子の減るスピードには個人差があるのですが、それによって卵巣の老化スピードが分かるようになっています。

卵子の数が少なければ、それだけ卵巣の老化が進んでいるということになります。

卵巣年齢検査

残された卵子の数を調べるために行われる検査が卵巣年齢検査(AMH検査)です。アンチミューラリアンホルモンという発育過程にある卵胞から分泌されるホルモンの量を調べることで、卵巣内に残る卵子の数が分かります。

検査自体は血液検査です。自費診療となりますので、検査費は5,000円~10,000円程度です。

基礎体温表

基礎体温とは毎日同じ時刻に同じ状態で体温を測り管理することで客観的に自分の体調を管理できる方法です。

体温の移行の仕方で排卵時期や月経の時期が分かり、妊娠の可能性を探ることもできます。目で見て判断できない子宮の状態を自己管理しやすくなるので子宮や卵巣の発病を予防することにもつながります。


食べ物でも若返る?卵子の老化を防止する生活を送ろう!

大豆イソフラボン

卵子の老化を防ぎ、質の良い卵子を育てるためには規則正しい生活を送ることが大切です。三食しっかり食べ、睡眠をよくとり、適度に運動をして体を健康に保ちながら卵子も若く保てるようにしていきましょう!

よく寝る!

質の良い睡眠をとることで細胞の修復が活性化され、卵子が老化することを防止します。また、しっかりと睡眠をとることで自律神経を整え、卵子に良いホルモンを分泌させます。遅くても0時までには就寝するように心掛けましょう。

よく食べる!

卵子の老化を防止するために、卵子に必要な栄養素を食べ物から取り入れることが大切です。食事をしっかりとることでホルモンバランスも整い、卵子だけでなく卵巣や子宮も健康に保つことができます。

・抗酸化栄養素
細胞の老化やシミ・しわの原因ともなり生活習慣病を引き起こす原因となる活性酸素を鎮める働きがあります。

・カリウム
卵子に多く含まれるミトコンドリアの大好物がカリウムと酸素。カリウムを多く接種することで、卵子の質が向上し老化の防止につながります。

・身体を温める食べ物
卵子の老化を防止するためには卵巣の働きが必要不可欠です。卵巣の働きを活性化させるために体温を上げることが必要になってきます。

・大豆イソフラボン
女性ホルモンに似た働きをする大豆イソフラボンは女性に嬉しい栄養素の一つ。手足の冷えを改善する効果もあるので、冷えが大敵の卵巣や卵子にもとても良い働きをします。

よく動こう!

卵子の老化を防ぐために有効なのが有酸素運動です。酸素をたっぷりと体内に摂りいれながら行う運動で、代表的なものにウォーキングやヨガなどがあります。ゆったりとした運動を続けることで冷えを予防し、アンチエイジングに効果を発揮します。

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