ビタミンC欠乏症の症状は?初期症状を知って予防する方法 |

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ビタミンC欠乏症の症状は?初期症状を知って予防する方法

ビタミンCの欠乏とコラーゲンの関係

「美肌ビタミン」と呼ばれるビタミンC。コラーゲンの生成に欠かせない成分で、お肌のハリを保つのに役立っていたり、細胞を老化させてしまう活性酸素を除去する働きがあることからそう呼ばれています。

疲れやすい

実はビタミンCは他にも私たちの体内で様々な活躍をしてくれています。逆にビタミンCが不足してしまうと体調を崩してしまう原因に。ビタミンCのもつパワーと効率的な摂取方法についてご紹介していきます。

コラーゲンの生成に影響

ビタミンCの主な作用に、特定の酵素を助ける「補酵素」としてのはたらきがあります。特に、コラーゲンを合成する酵素のはたらきを助けます。コラーゲンは腱、骨、皮膚、血管壁ほか、さまざまな内臓諸器官の支持組織を構成する結合組織の主要な成分です。ビタミンCが豊富にあり、コラーゲンの生成が促進されれば、肌のはり、しわ、たるみの改善やお肌の老化予防に効果的です。

http://be-happy-clinic.com/vitamin.html

美容のためにコラーゲンのサプリメントやドリンクを飲んでいる方も多いかと思いますが、コラーゲンだけを飲んでいても、お肌のハリは生まれません。コラーゲンをお肌や軟骨に再生させるにはビタミンCが欠かせないのです。

美容と健康にかかせない

他にもビタミンCはメラニンの生成を予防しシミを改善してくれたり、皮脂の分泌をコントロールしてニキビを予防してくれたりと美容に嬉しい効果がたくさんあります。

また、ウイルスと戦う白血球の働きを強化してくれたり、ストレスを緩和してくれたり、余分な血中コレステロールを排出する働きがあったりと、健康にも欠かせない栄養分なんです。風邪の時にはビタミンCを摂るということは理に適っているんですね。


ビタミンC欠乏で起こる病気・症状(出血・貧血)

そんなビタミンCが不足してしまうことが原因で、私たちの体には様々な症状が現れてしまいます。

中には入院が必要なほどの重症なものもあるので注意が必要です。

代表的な病・壊血病

ビタミンCが欠乏することによって起こる症状のうち代表的なものが壊血病です。ビタミンCが欠乏することによって、体内のコラーゲン生成が行われなくなり「倦怠感」「貧血」「歯が脆くなる」などの症状が現れます。

壊血病が悪化すると

さらに壊血病の症状が進行すると「(歯茎や腸壁からの)出血」「出血が止まりにくくなる」「全身の内出血・斑点」「骨折しやすくなる」などの症状が出てきます。体内でトラブルが起こっても治癒し辛いので重症化しやすいのが特徴です。

そんな怖い壊血病ですが、ビタミンCを摂取すると嘘のように回復すると言われています。重症患者の場合は、ビタミンCを点滴で投与することで症状を改善させます。


ビタミンCを欠乏させる原因

ビタミンCは体内に長く留まる事ができず、また日常生活でどんどん消費されていってしまう栄養素です。

ビタミンCを消費しやすい生活習慣がありますので、なるべく避けるようにしたいところです。

喫煙

タバコを吸うことで、ニコチンなどの多量の有害物質が体内に送り込まれ、それを攻撃するために多量の活性酸素が発生します。その活性酸素と戦うために消費されるのがビタミンC等なのです。

https://www.nipro.co.jp/sukoyakanet/12/04.html

喫煙習慣のある人は、ビタミンCが不足しがちでお肌の老化も早いと言われています。一般的に喫煙者は非喫煙者の2倍のビタミンCが必要だそうで、ビタミンC欠乏により風邪をひきやすくなったりシミが増えてしまったりするので気を付ける必要があるでしょう。

ストレスが多い生活環境

現代人の多くが感じているストレスもビタミンCを消費する生活習慣です。ビタミンCやE、ポリフェノールなどは抗酸化成分と呼ばれ、ストレスや疲労によって生じた活性酸素を除去してくれる働きがあります。

ところがストレスを溜めがちだったり、ゆっくりできない日々が続くと、体内の活性酸素が増えすぎてしまいビタミンCもその分消費されてしまいます。増えすぎた活性酸素は体内の細胞を攻撃し、老化させてしまいます。


ビタミンCを毎日摂って欠乏を予防

前述のとおり、ビタミンCは体内に長く留まることができません。

毎日、できれば毎食ビタミンCを補うことが理想だとされています。難しそうに感じるかもしれませんが、野菜や果物を中心に幅広い食品にビタミンCは含まれているので、食べ方のコツを押さえれば大丈夫です!

毎日の摂り方

ビタミンCは水溶性ビタミンと呼ばれ、調理することによって水に流れ出てしまいます。果物や野菜は生のまま食べるのが一番でしょう。茹でるとビタミンCが流出してしまうので、スープにするか茹でてから切り分けるのがオススメ。

ビタミンCを多く含む食品はイチゴやレモン・アセロラなどの果物やブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜、ジャガイモやさつまいもなどの穀物類です。

1日の推奨量・許容量

ビタミンCの1日の摂取目安量は最低100㎎です。美容効果や疲労回復効果を得たいなら1,000~2,000㎎摂取するのが望ましいでしょう。しかし、それ以上の量を1度に摂取してしまうと過剰摂取の恐れがあり、下痢や胃痛などの症状が現れる可能性があります。

毎食ビタミンCをこまめに摂取するのが難しい人は、サプリメントやビタミンC配合のドリンクなどで補っても良いかもしれませんね。


ビタミンC欠乏を解消して・ストレスや口内炎を改善

美容と健康に欠かせないビタミンC。ストレスや疲労回復効果が高いので、忙しい現代人の必須ビタミンと言えるでしょう。

疲れが抜けなかったり肌荒れや口内炎に悩んでいる人は体内のビタミンCがどんどん消費されてしまっている可能性があります。疲れ知らずのイキイキとした毎日を送るために、どんどんビタミンCを摂取しましょう!

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