目のかゆみが起こる原因は紫外線アレルギーかも?
「花粉の季節は終わったのに、目のかゆみだけ残っている」「突然目がかゆくなって、目を開けているのもしんどい」という症状はありませんか?
もしかするとその症状、紫外線アレルギーかもしれませんよ!
そもそも紫外線アレルギーとは?
紫外線アレルギーは「光線過敏症」や「日光アレルギー」とも呼ばれ、日光に含まれる紫外線を浴びすぎる事によって皮膚や目にアレルギー症状が出ることを指します。
紫外線がアレルギーを引き起こすメカニズムに関しては遺伝や体質、使用している化粧品等さまざまなケースが考えられますが、詳しくは解明されていないようです。
目のかゆみは紫外線アレルギーが原因!?
紫外線アレルギーの症状としては「かゆみ」「湿疹」「ほてり」「ひりつき」などの炎症が中心となります。紫外線を直接浴びた部位に発症する事が多いですが、ひどい場合は全身に症状があらわれてしまう事も。
目に発症した紫外線アレルギーの症状とは?
目にアレルギー反応が出た場合も同様に炎症が起きます。
具体的には
- 白目が頻繁に充血する
- かゆい・痛い
- 涙が止まらない
- 異物感がある(ゴロゴロする)
- 目がショボショボして開けていられない
などの症状が出たら紫外線アレルギーの可能性があります。
目の紫外線アレルギーは病院の何科でどんな検査と治療をするの?
それでは紫外線アレルギーが目にあらわれてしまった場合、どこで診察を受けたらいいのでしょうか。
具体的な治療方法を交えてご紹介します。
何科を受診すればいいのか?
目だけでなく、皮膚や全身にアレルギー反応が出ている場合は「皮膚科」「アレルギー科」を受診しましょう。紫外線に対する抗体検査や抗アレルギー薬(内服薬、外用薬)の処方をしてもらい、費用は検査、治療含めて5,000円程度が目安です。
皮膚の症状が無く目だけに症状がある場合は、他の病気の可能性もあるので「眼科」を受診するのがおすすめ。治療は主に抗アレルギー作用のある目薬の処方となり、目安は治療と目薬の処方で3,000円程度です。
検査と治療方法
前述のとおり、全身に症状がある場合はアレルギー検査をしてもらう事ができます。紫外線だけではなく、あらゆるアレルギーの可能性を探る事ができるので1度検査してみるのが良いでしょう。
もし症状が目のみだった場合、眼科で処方された目薬が効かなかったり、目薬を差さなくなったら症状がぶり返す可能性があります。そんな時にも専門機関でアレルギー検査を受けるのはおすすめです。
目の紫外線アレルギーはセルフで予防と対策が必要!
アレルギー症状が出てしまった場合、一生アレルギーの原因物質(アレルゲン)を避ける生活を送らなければならなかったり、抗アレルギー薬を飲み続けないといけない事が多いです。
紫外線アレルギーも同様に、一度アレルギー反応が出てしまうとなるべく紫外線を避け続けなければなりません。紫外線アレルギーは誰しも発症する可能性があるので、発症を食い止めるためにも予防や対策を行う事が大切です。
紫外線対策をする時期と紫外線が強い時期の対応
基本的には日中、日が出ている時間帯は紫外線対策をしたいところですが、特に気を付けたいのが5月~10月の暖かい時期。日本での紫外線のピークは6月~7月だと言われているので、油断しないようにしましょう。
外出時の紫外線対策はもちろん、室内に入る紫外線も多くなりますので、レースカーテンをUVカット仕様のものに変えたり、窓ガラスにUVカットのシートを張り付けるのもお勧めです
長時間紫外線を浴びるとダメージが強い
紫外線が強い時期でなくても長時間紫外線を浴び続けると目や皮膚への負担が大きくなります。なるべく日陰や地下街を歩いたり、長時間のスポーツではこまめに休憩を取るようにしたりして、目や皮膚を休ませる事が大切です。
目によい栄養素を含んだ食材の摂取をして予防
目の抵抗力を強める事もアレルギー予防に有効です。ポリフェノール(アントシアニンやルテイン等)は目の疲労物質を取り除いてくれます。また「ビタミンA、B群、C」は目の機能を向上させたり、ドライアイを予防してくれるので積極的に摂取しましょう。
これらの成分が総合的に含まれる食材はブロッコリーやほうれん草などの緑黄色野菜。水溶性の成分や熱に弱い成分も多いので、生で食べたり蒸して食べるのがおすすめです。
紫外線アレルギーの抗源の基「ソラレン」の摂取を控えて予防
食物に含まれる栄養素の中に紫外線を吸収しやすくしてしまう物質があります。その一つが「ソラレン」で、柑橘類やきゅうり、香味野菜に多く含まれます。ビタミンCが多い食べ物に多く含まれると覚えると良いでしょう。
絶対に避ける!というよりは、朝に食べ過ぎたり、果物そのものを顔にパックする美容法は避け、夜に食べるようにしましょう。
目薬で対策
疲れ目は紫外線アレルギーの大敵で、紫外線や空気中の物質に過剰反応を起こしやすくなってしまいます。眼精疲労に効果があるとされる目薬を差したり、目の周りのマッサージで極力疲れ目にならないようにしましょう。
メガネやサングラス・帽子で対策
防止やサングラスで紫外線を防ぐのも有効です。サングラスは紫外線から目を守ることができますが、色の濃いサングラスは瞳孔が開いてしまい、逆に紫外線ダメージを増やしてしまいます。目を覆うようなサングラスや色の薄いサングラスをチョイスして。
目の紫外線アレルギーの予防や対策・改善した口コミを紹介
目の紫外線アレルギーの診断を受けた人は、完治させるのは難しいようです。twitterでもなるべく反応が出ないように日々気を付けているツイートが見られました。
自分の目が紫外線アレルギーだったことも忘れるって記憶力おかしすぎ
乾くと思ったんだよ
外で体育したからか
サングラスして部活やれって言われたの懐かしい— ありさ (@arisa_7749) 2017年5月2日
私は紫外線アレルギーなので、顔の肌を少しでも隠していないと、目が痛くなる。
マスクは一年中手放せない。
— 鉄筋 (@ai2141) 2017年2月7日
目の紫外線アレルギーは体の免疫力をアップさせて根本治療
頻繁にアレルギー反応が起こったり、毎回症状が悪化していく、という人はアレルギー体質であるとともに身体の免疫力が低下しているかもしれません。
生活習慣を見直すことで症状が軽くなる可能性がありますよ。
食生活の改善
アレルギーの大敵は「偏った食事」です。主食、タンパク質、ビタミン・ミネラルをバランスよく摂りましょう。食品添加物の含まれたお菓子やレトルト食品、冷凍食品もなるべく避けて。
生活習慣の改善
また、日中の疲れが取れていないと抵抗力が落ちてしまいます。体力を回復させたり、新陳代謝を促進するためにも「質の良い」睡眠を心がけましょう。理想は22時~2時のゴールデンタイムを含んだ6~8時間の睡眠です。
他にも適度な有酸素運動、スマホやPC等のモニターからなるべく遠ざかる事も疲れを溜めない生活習慣だと言われています。
便秘の改善
身体の免疫に大きく関係していると言われる腸内環境。便秘や下痢でお腹の調子が悪いと、他の病気にかかりやすくなると言われています。
適度な水分補給や水溶性、不溶性2種類の食物繊維をバランス良く摂取すること、乳酸菌を多く含む発酵食品を毎日摂取することで、お腹の調子を整えることができますよ。
目の紫外線アレルギーのまとめ
症状が酷くなると日常生活に支障が出てしまう「目の紫外線アレルギー」。一度なると、目が紫外線に反応しやすくなり、頻繁に症状があらわれてしまう可能性もあるようです。
地球に降り注ぐ紫外線量は年々増えていると言われています。症状が出ていない方も、症状が軽い方も、紫外線アレルギーを予防するために日々の対策を行いましょう!