日本人ならみんなやっていた?昔ながらの米ぬか美容
米ぬかを使った美容法があることは知っていますか?米ぬかと聞くと、漬け物・・・というイメージが強いかもしれませんが、美容にも使えちゃうスグレモノなのです。
あの有名な「源氏物語」にも、米ぬかを使った美容法は日本女性の古くからのお手入れ方法として登場しています。
米ぬかってこんなにすごい!内から外から美肌効果
米ぬかといえば「美肌効果がスゴイ!」と話題になっています。食べてよし、塗ってよしの米ぬかで、内側からも外側からもキレイになっちゃいましょう。
美人の秘訣はお米?
糖質が多いから太りそう・・・と避けられがちな「お米」ですが、近年では「健康」や「美容」に良いと注目をされています。
秋田美人など、「米どころに美人が多い」と言われていますよね。米ぬかもこの「お米」が原料であり、美容マニアの間では注目をされはじめています。
米ぬかってどんなもの?
そもそも米ぬかとは、玄米から白米にするときに取り捨てられる外皮の胚芽部分のことです。ぬか漬けを作るためのぬか床の材料としてよく使われますよね。また、油分をたっぷり含むため「米ぬか油」の原料としても使われています。
美肌成分が豊富
米ぬかには、美肌に良い成分やビタミンがたっぷりと含まれています。
白いごはんにするために捨ててしまっている部分にこそ、こんなに美肌に良い成分が入っています。使わないのはなんだかもったいない気がしますよね。
体内改善でさらに美肌になれる
体調が悪いとお肌の調子が悪い、ニキビが出やすい・・・ということはありませんか?体内の環境(特に腸内環境)とお肌の調子には深いつながりがあると言われています。肌の細胞は血液から栄養を取り込んでいます。
腸内の環境が悪いと悪玉菌による有毒なガスが血液を介して全身にまわり、結果的に肌トラブルを引き起こしてしまうのです。
米ぬかには食物繊維がたっぷり含まれています。食物繊維は、便秘の解消と善玉菌を増やす作用があり、腸内の環境を整える効果があります。よって、米ぬかを食事に取り入れることでも体の中から美肌になれるのです。
米ぬか化粧水で美白になる理由
米ぬかを使った美容アイテムの代表として「米ぬか化粧水」があります。米ぬか化粧水を使って、くすみがなくなった!肌が白くなった!という喜びの口コミもたくさんありますよ。
天然成分で汚れも取れる
米ぬかには、石鹸を作る時に使われる「脂肪酸ナトリウム」が含まれています。脂肪酸ナトリウムには洗浄作用があり、毛穴の汚れを優しく落として肌をキレイにしてくれる嬉しい働きがあります。
人の皮脂成分と同じ働きをする保湿成分が入っている
米ぬかには「米ぬかセラミド」という成分が含まれています。私たちの皮膚の角質の中のセラミドと同様の作用を持っています。
外部の刺激から肌を守るだけでなく、肌荒れの修復効果や保湿効果もあります。
メラニンの生成を抑制し、肌の酸化を防いでくれる
米ぬかに含まれるγ-オリザノールはシミを生成する酵素の働きを抑制し、メラニンを作りにくくしてくれます。よって、肌のくすみやシミを防ぐ効果があります。
また、γ-オリザノールは血行促進作用もあり、肌の代謝を促しターンオーバーを正常にすることで、くすみのない肌へと近づけてくれますよ。
限りなく無添加に近いため肌への刺激が少ない
米ぬか化粧水は、天然の保湿成分(米ぬかセラミド)とオイル成分(γ-オリザノール)が豊富です。米ぬか自体は天然の成分であり、米ぬか化粧水も無添加の製法で作られるものも多いため、肌に優しいものが多いのも特徴です。
どんな肌でも使える?おすすめの米ぬか化粧水と作り方
米ぬかは天然の成分であり、低刺激で保湿力もあるので敏感肌や乾燥肌の人も安心して使うことができると言われています。肌に良いことがたっぷりの米ぬかを使った化粧水を試してみませんか?
あなたに合った米ぬか化粧水を見つけよう
米ぬか化粧水といっても、様々なメーカーから様々な商品が発売されています。商品の特徴や口コミを参考にしつつ、あなたにぴったりの米ぬか化粧水を探してみるのも楽しいですね。
自宅で簡単!米ぬか化粧水の作り方
市販のものだけでなく、自分でオリジナルの米ぬか化粧水を作ることもできるのです!
自分で作ったものであり、無添加なので安心して使えますね。
・米ぬか15gに大さじ1の日本酒と水(精製水)180㏄を合わせる
・鍋で沸騰させないように加熱する
・弱火で2分ほどかき混ぜながら温めたら、火からおろして自然に冷ます
・冷めたら保存用の容器に移し、グリセリン5㏄を加えて混ぜたら完成
作った分はなるべく早く(2、3日以内)に使いきるようにしましょう。
保存期間は?手作り米ぬか化粧水の注意点
自宅で気軽に作れる米ぬか化粧水ですが、良いことばかりではなく、注意点もあります。注意点をおさえつつ、米ぬかで美肌を目指していきましょう!
肌との相性
一般的には米ぬかは肌に優しい成分ですが、個人差はあります。もし肌が荒れたり、刺激が強いと感じる場合は、すぐに使用をやめて医師へ相談しましょう。
保存期間
保存期間は短めに、できるかぎり早く使い切るようにしましょう。作り方は簡単なので、こまめに数日分ずつ作ることをおすすめします。
おすすめ!お風呂に入れて全身つるつる
化粧水として使える米ぬかですが、お風呂に入れるという入浴法も話題になっています。化粧水を作って、余った米ぬかを活用するのも良いですね!
米ぬか風呂の作り方
・米ぬかを使い捨てのお茶のパックに入れる
※ぬかの袋を使用したり、ガーゼのハンカチなどで包んで輪ゴムで縛るのもOK
・お風呂に入れる量は、40Lのお湯に対してカップ1杯
・浴槽に米ぬかを入れたら、米ぬかの袋から白い成分が出なくなるまで手で優しく揉む