大麦若葉とケールはどう違う?効果・効能や成分で比較 |

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大麦若葉とケールはどう違う?効果・効能や成分で比較

大麦若葉とケールの主な違いとは?

大麦若葉もケールも高い栄養価があって青汁の原料になっているものです。どちらも栄養素がバランスよく豊富に含まれています。大麦若葉はビールの原料になる大麦の若葉の段階のものです。ケールは野菜の王様と言われるほど、栄養価が高くキャベツの原種に近い野菜です。

大麦は若葉の時期の方が一番栄養価が高く、食物繊維やビタミン類だけではなくてタンパク質、糖質、脂質の三大栄養素も含まれていて、食糧危機を救うとまで言われています。

ケールはキャベツに良く似た野菜ですが、栄養価の面で大きな違いがあります。キャベツは人間が食べやすくするために品種改良が繰り返された野菜。損なわれてしまった栄養素もあります。ケールは野生植物の持つ栄養価をそのまま持っていて、野生の生命力を持つ野菜なのです。

大麦若葉もケールもそれぞれ違う強みがあるので、自分の目的に合ったものを選んでくださいね。

苦味などの味の違い

大麦若葉とケールの大きな違いのひとつは「味」です。最近の青汁は飲みやすさを売りにしていることも多いのですが、飲みやすさをアピールしているものは、ほとんど大麦若葉が原料になっています。

大麦若葉は抹茶に例えられるくらいまろやかな風味で飲みやすいのですが、ケールは独特の苦みや青臭さがあります。「まずい!もういっぱい!」の頃に比べると、ケールもずいぶん飲みやすくはなりましたが、それでもクセのある味に変わりはありません。

緑黄色野菜をしっかりとりたい人はケール

ケールの強みは、野菜の王様と言われるほどの高い栄養価です。青汁の中でも冷凍青汁の原料になっているのは、ほとんどがケールです。

実は、私たちが良く知っている野菜もケールから品種改良されてつくられたものなのです。たとえば、キャベツ、白菜、大根、ブロッコリー、わさび、これらの野菜の先祖とも言えるのです。

ケールに含まれる有効成分は、ルテイン、メラトニン、ビタミン類、カルシウムなどで、人が生命活動をするためにとても大切なものがたくさん詰まっているのです。

戦後から、食文化の欧州化が進んで、野菜不足が深刻化しつつある私たち日本人の食生活ですが、ケールはこうした私たちの食生活をしっかりと補ってサポートしてくれるものなのです。

少しクセのある味ですが、野菜不足が気になる方や、緑黄色野菜をしっかり摂りたい方にはケールがオススメです。

健康維持にダイエットも兼ねたいなら大麦若葉

青汁ダイエットや、健康維持に一番大切なのは「継続する」ことですよね。でも野菜が苦手だったり、クセのある味で青汁を毎日飲むのがしんどいと感じてしまうと、継続するのが苦痛になり、その結果やめてしまって望む結果が得られないということもあります。

毎日継続しやすいかどうかは、味って結構大きなポイントですよね。

大麦若葉ならまろやかな風味で、苦みもないので、ヨーグルトや牛乳に混ぜたりして、飲み方のバリエーションも豊富にできます。少し工夫するだけでも、グンと継続のしやすさが変わるので、長い目で見て挑戦してみてくださいね。


効果や作用で比較!大麦若葉とケール

大麦若葉とケールは、どちらも栄養素がバランスよく含まれている所に変わりはありません。もちろん共通する効果もありますが、成分に違いがある分、それぞれ得意な作用にも違いがあります。あなたの悩みに寄り添ってくれるのは、大麦若葉ですか?ケールですか?

免疫力アップや抗酸化作用

大麦若葉にもケールにもビタミン類が豊富に含まれていて、ビタミンは、呼吸をしたり筋肉を動かすための生命活動をするために欠かせない栄養素です。ビタミンAは整腸作用があり、腸内環境を整えてくれます。腸内環境が整うと、体全体の免疫力アップにつながります。

ビタミンEには抗酸化作用があって、活性酸素から体を守ってくれます。現代の生活習慣病の原因のほとんどは、この活性酸素にあると報告されています。普段の食生活では不足してしまうビタミン類を、高いレベルで補ってくれるのがケールや大麦若葉なのです。

そして、もう一つ高い抗酸化作用を持っているのが「SOD酵素」という成分です。これは、ケールにも入っているのですが、大麦若葉により多く含まれているものです。SOD酵素は、活性酸素を撃退する作用があって、動脈硬化や、高血圧、糖尿病の予防にもつながります。

健康効果

大麦若葉もケールも、バランスよく栄養成分が含まれているので、健康効果としてはどちらも引けを取らないのですが、より高い健康効果が期待できるのはケールだと言えます。

ケールにはルチンやルテインといったファイトケミカルと呼ばれる成分が含まれていて、ルチンは、毛細血管が脆くなるのを防いでくれたり、血中コレステロールを抑える作用があり、抗酸化作用の他に抗菌・抗ウイルス作用を発揮してくれます。

ルテインは網膜の保護に有効な色素成分で、白内障や眼病の予防作用があります。ルテインも体内で生成されているものですが、加齢とともに分泌量も減ってしまうので、外部から摂取することで必要なホルモンを補ってくれるのです。

美肌効果

美肌のための栄養素はビタミンCですよね。ビタミンCはメラニン色素の生成を抑えたり、体内でコラーゲンを作る助けをしてくれる成分です。ビタミンCは肌のキメやハリを出してくれたり、皮脂の分泌も抑えてくれるので、吹き出物やテカリ肌を抑えてくれます。

ビタミンCが多く含まれているのはケールです。ケールのビタミンCの含有量は、大麦若葉の約10倍です。美肌のために青汁を飲むことを検討している方は、ケールが主成分のものを選ぶことをオススメします。

安眠やリラックス効果

ケールにはメラトニンという、睡眠を促してくれる成分が豊富に含まれています。メラトニンは別名「睡眠ホルモン」と言われていて、体内時計に働きかけることで、睡眠と覚醒をスムーズに切り替える作用があります。

メラトニンの含有量は、他の食品と比較してみても群を抜いてケールがダントツに多いです。例えば、オート麦やトウモロコシが、180〜140ngなのに対して、ケールには4,300ngも含まれています。

メラトニンは体内でも分泌されているものですが、加齢とともに分泌量が減ってしまいます。そのため、眠りが浅くなったり、寝つきが悪くなったりしてしまいます。そこで、メラトニンを外部から摂取することで安眠やリラックス効果が得られるようになります。

花粉症やアレルギー対策

ケールに含まれる糖脂質とフラボノール配糖体は、抗アレルギー作用があり、ケールを摂取することで花粉症の症状緩和につながったり、アトピー性皮膚炎の緩和に効果を発揮することが分かっています。

フラボノール配糖体はポリフェノールの一種で、インターロイキン4というアレルギーを発症する因子を大幅に抑制するという研究結果も出ています。春先の花粉で辛い思いしている方も、ケールを摂取することで、花粉症やアレルギー症状の緩和が期待できますよ。


大麦若葉とケールはどちらがダイエット効果あり?

青汁ダイエットは、継続することで体の中から体質改善をしていくものです。飲んだらすぐに体重に変化があわわれるということではなくて、体本来の機能を効率的に稼働させることで、脂肪を燃焼しやすいやせ体質になったりすることができるのです。

効果が現れるまでに、最低三ヶ月は継続する必要があります。そのため、ケールだと独特の苦みや青臭さがあるので、野菜が苦手な方には厳しいでしょう。大麦若葉なら、まろやかで抹茶のような風味なので、ダイエットのために毎日継続したい方にオススメです。

ダイエットの大敵である便秘の解消という面から見ても、不溶性食物繊維が多く含まれている大麦若葉の方がオススメです。不溶性食物繊維は、便の材料になったり、腸内の水分や毒素を吸収して体の外に排出してくれる効能があります。

腸内環境が整えられると、体全体の基礎代謝が上がって、脂肪が燃焼されやすい体質になります。大麦若葉は、ケールの約1.7倍の不溶性食物繊維が含まれているので、ダイエットの観点から見ると、大麦若葉が優勢です。

ストレスがたまっている人はケールを!

ストレスが溜まっているなと感じる方、なかなか寝られない方、最近疲れやすいという方は、ケールが主成分の青汁を飲むと、睡眠やリラックスに関わるメラトニンという成分が摂取できます。メラトニンは夜になると分泌されて、眠気を催す効果があります。

十分な睡眠が取れると、幸福ホルモンと呼ばれるセロトニンが分泌されて、ストレス解消や精神安定に作用します。また、セロトニンが十分に分泌されると、体内のメラトニンも分泌されるようになるので、体の中で良いスパイラルを起こすことができます。

また、大麦若葉の約10倍ケールに含まれているビタミンCは、抗ストレスにも欠かせない成分なのです。副腎という臓器はストレスを打ち消すホルモンを分泌していて、他よりもビタミンCを必要とする器官です。

ビタミンCが不足すると、副腎疲労症になり最悪の場合うつ病になる可能性もあります。私たちが普段思っている以上に、体に必要な成分なのです。

総合的にダイエットするなら大麦若葉!

大麦若葉に含まれるクロロフィル(葉緑素)は、植物でいうと光合成を行うものですが、人にとっても色々な働きかけをしてくれます。簡単にいうと「デトックスの効能」があるということです。

クロロフィルは、LDLコレステロール値を下げたり、腸内環境を整える効果があります。クロロフィルは、毒素や不要な老廃物を吸着して体の外に排出する作用があり、ダイエットの手助けをしてくれます。


大麦若葉とケールの違いを知っておすすめな飲み方!

ケールは味に特有の苦味があるので、飲み方に工夫が必要です。オススメの飲み方は、フルーツスムージーに混ぜて飲む方法です。りんご、バナナ、牛乳、オレンジと一緒にケール青汁の粉末を混ぜるだけです。それでも味が気になる方は、ハチミツで甘みをつけでも良いです。

大麦若葉は、まろやかで抹茶のような風味なので、そのままお湯や水に溶かして飲んでいる方も多くいます。オススメの飲み方は、ヨーグルトに混ぜて食べる方法です。デザート感覚で摂ることができるので、ダイエット中のスイーツとして食べるのにオススメです。


大麦若葉とケールの違いとまとめ

大麦若葉は、ケールに比べると総合的な栄養素の数値では少し劣るものの、便秘の改善や鉄分不足の解消ができたり、大麦特有成分といって過言ではないSOD酵素が摂取できるという利点があります。

一方ケールは、野菜の王様と言われるだけあって、野生の植物の栄養素や生命力をそのまま摂取することができます。野菜不足の解消や健康目的に青汁を飲むことを考えている方には、ケールがオススメです。

ただ、ケールには味に少しクセがあったりもするので、両方を試してみて、より自分にあったものを選ぶことをオススメします。ダイエットも健康も、目的は違っても継続することの大切さに変わりはありません。続けやすさを考慮しながら選んでみてくださいね。

大麦若葉とケールの青汁を飲んでる人の口コミ!

おはようございます✨🌸
よく寝たー✨✨
お弁当などで朝が一番動き回ってる気がする✨😳🌸

朝→ケール青汁ソイプロテイン豆乳割り

お昼は600kcalくらい食べてみる予定☺️✨

参照元:https://twitter.com/nami2017touhu/status/838886551434092544

朝は、豆乳、バナナ、ケール(青汁)のスムージー飲んでる!

参照元:https://twitter.com/kazumingfl/status/838075468439941121

きな粉とお団子の粉があったので、ゆるーく作って、モグモグ…❤️

春らしいこの緑色はヨモギとかじゃなくて、青汁の粉だけど(笑)、大麦若葉だから苦くないのよ。(o^^o)

参照元:https://twitter.com/Love_of_Sea/status/838990145458155520

【ダイエット】
今日の朝は牛乳、バナナ、大麦若葉、はちみつ少し。と昨日作ったパン1切れ。
はちみつ入れたからか、青汁全然苦くないΣ(*゚Д゚*)これなら飲める!
゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚

参照元:https://twitter.com/chanoka2015/status/838211803939102720

口コミを見てみると、青汁の粉末を使ってスムージーにしたりと、皆さん工夫しながら毎日継続しています。ケールも大麦若葉も、現代の私たちの偏った食生活のバランスを取り戻してくれる食品です。加齢で出てくる悩みも、含まれる成分の効能で軽減できることもあります。

味に癖があったり、毎日継続しなければいけなかったりしますが、理想的な体型が手に入ったり、健康的に毎日を過ごせるようになることを考えれば、日常的に取り入れて見るのも良いですよね。

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