紫外線が髪や頭皮に与える危険な影響とは?毛髪へのダメージ対策のすすめ |

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紫外線が髪や頭皮に与える危険な影響とは?毛髪へのダメージ対策のすすめ

髪が受ける紫外線量は顔より多いって知ってましたか?

暖かくなるにつれて紫外線が気になる人も多いと思いますが、肌だけでなく髪も紫外線によるダメージを多く受けています。特に5月~6月にかけて紫外線の量は一気に増えます。

髪は太陽に一番当たるところなので、紫外線によるダメージが顔よりも多いのは、当然といえますが、その量はなんと顔の5倍と言われています!


紫外線が髪に与えるダメージとは?

紫外線が髪に与える主な影響としては、どのようなものがあるのでしょうか?

紫外線が髪のアミノ酸を酸化させることで、毛髪を構成しているケラチンタンパクを壊します。それによってキューティクルが剥がれてしまうのです。

キューティクルとは髪の表面を覆う膜であり、髪を汚れから守り、栄養素をキープする役割を果たしていますが、はがれたことにより髪にダメージがかかりやすくなります。

キューティクルが剝がれた髪

  • 髪の内部の乾燥による「髪のパサつき」「枝毛・切れ毛・抜け毛」
  • 毛髪内部の成分の流出、メラニン色素の変化による「髪色の変色・白髪」

つまり、美しい髪を保つためには、紫外線は大敵と言えるのです。


紫外線は髪だけでなく頭皮にもダメージを与えている

特に40代に入ると白髪が気になりますが、女性でも抜け毛や薄毛が心配になる人も多くいます。

白髪 生え際

紫外線は髪だけでなく頭皮にもダメージを与えるので、髪の健康な育成も阻んでしまうので、注意しないといけません。

コラーゲン繊維のダメージによる原因

身体に紫外線を浴びると、細胞を老化させる働きをもつ活性酸素が生まれてしまいます。頭は一番上なので、日光を浴びやすく、紫外線は、頭皮にあるコラーゲン繊維にダメージを与えます(光老化)。

すると頭皮の潤いが減少し、頭皮の新陳代謝が悪くなり、ボロボロになり、頭皮や毛根が弱り、髪が生えにくい状態になってしまう可能性があります。

メラニンの分解による原因

紫外線に含まれる光の中で、最も悪い影響を及ぼすのがUV-B波というもので、これがメラニン色素を分解します。その結果髪の色が抜けて赤茶色になったり、白っぽく弱弱しい髪の原因になります。

また、長期的にみると、この変色が白髪につながりやすくなるので、たかが変色と侮らないほうがいいのです。


紫外線から髪や頭皮を守るための対策

日々のケアや努力で、紫外線から髪や頭皮を守ることができます。

スキンケアと同じで、私たちは、髪や頭皮にも気遣いをすることで、エイジングヘアケアができるのです。

帽子や日傘で紫外線予防

紫外線が出ていると感じたら、帽子をかぶりましょう。つばの部分が7cm以上あると約65%の紫外線をカットできるといわれているので、つばが広いものを選ぶとよいでしょう。

かつ薄めの色で、内側には汗を吸収しやすい素材を使うと、さらに効果的です。麻でできた麦わら帽子なら、通気性もよく柔らかいので折りたたんでバッグに入れることもできます。

日傘は、濃い色の厚手の布のものを選ぶと安心です。雨用と兼用の日傘もあるので小型で手軽な折りたたみ傘を選ぶと便利ですね。

ヘアケアで対策

ヘアケアに効果的な製品をあげてみました。

日常的に使える頭皮ケア製品

  • UVカット効果のあるトリートメントやスプレー、髪用の日焼け止め
  • 頭皮のエイジングケアをしてくれる育毛剤
  • 保湿・代謝促進効果のある頭皮の乾燥を防ぐシャンプー

髪に直接影響を与えてくれる保湿剤が、効果的ですが、育毛剤も上手に使えば、「頭皮のお化粧水」と呼ばれるくらいヘアケアに必要な潤いを与えてくれます。

毎日シャンプー後ドライヤーで髪を乾かした後に、育毛剤を頭皮にもみこんで軽くマッサージすることで、乾燥しやすい頭皮に潤いを与え代謝もアップできます。

紫外線の多い時間帯の外出を控える

日中、特に10~14時が紫外線量が多くなりますので日除けをせずに外出するのは避けましょう。また曇りの時でも要注意、特に明るい曇り空の場合や、雨がやんだあとも、空気中のホコリやゴミなどが雨で流されて直に紫外線を受けるため、要注意です。


紫外線(日焼け)を浴びてしまった髪のケアは?

「紫外線対策をし忘れた」「紫外線対策をしていたのに長時間外にいて焼けてしまった」というような時はアフターケアが大切です!

シャンプー後は必ず保湿をしましょう。ドライヤーで乾かしっぱなしにすると頭皮のダメージは進んでしまうので、刺激の少ない育毛剤を使うのがおすすめです。

傷んだ髪や頭皮を冷やす

明らかに頭皮が日焼けして、赤らみ、頭皮がヒリヒリするときは、冷たいシャワーで水をかけたり、濡れタオルやアイスノンなどを頭に乗せるようにして、火照った頭皮の熱をとるようにしましょう。

保湿

日頃使用している顔用の化粧水でも構いません。コットンに染ませて、頭皮によく浸透するように押さえつけてください。また、頭皮の保湿には育毛剤が効果的ですので、ダメージのある人は1本準備しておくとよいですね。

刺激のある成分が多いと日焼けの度合によって、しみてしまう場合もあるので少しずつ様子を見ながらつけていくと良いでしょう。

洗髪に気を付ける

シャワーの温度を上げすぎないのは当然です。冬でも、シャンプーのときは37℃くらいが目安の温度ですので、高温では使用しないこと。また、ゴシゴシ洗わない、タオルドライは優しく、ドライヤーの使い過ぎなどに注意しましょう。

肌だけでなく髪も日焼け対策をし、健康で美しい髪の毛を育んでいきましょう。

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